「この槍を抜きな…小僧!」
プロフィール
- 体長 - 4メートル余り
- 体重 - 0~250kg
- 出身地 - インド
- 苦手なもの - オーデコロン・香水の匂い
- 趣味・嗜好 - やりたい放題
- 思考 - わるだくみのカタマリ
- 人気投票 - 一位独占
- 嫁 - 井上真由子(中学生)
藤田和日郎氏の漫画『うしおととら』に登場するキャラクター。もう一人(?)の主人公。
OVA版の声優は
大塚周夫
氏。TVアニメ版の声優は
小山力也
氏。ちなみに小山氏は同作者の『からくりサーカス』でも主人公の一人・加藤鳴海を演じている。
そして鳴海としばらく行動を共にするギィの声がOVA版潮の佐々木望氏になったためある意味コンビ再結成に
500年間、「獣の槍」に封じられていた炎と雷の化生。
設定上
一個体しか存在しない種族であり(似たような存在は後半多数出てきたが)、分類名は無い。
封印される前は「長飛丸(ながとびまる)」「雷獣」「
わいら」などの名で広く知られていた。
封印されていた期間が長い為、年若い妖怪には知られてないものの、一定以上の年齢の妖怪にはかなり名の知れた大妖怪であり、
年齢は2500歳を超え、妖怪や術に関する意外な深い知識を披露する事も少なくない。
それだけに妖怪の間ではかなり顔が広く、過去の
白面の者との戦いでの活躍から、古参の妖怪達から一目置かれている。
ちなみに、年若い妖怪達から
ジジイ呼ばわりされた事がある…哀れ。
最初は槍の封印を解いた主人公・
蒼月潮を喰らうために取り憑いたのだが、自ら厄介事に首を突っ込んでいく潮と共に、結果的に他の妖と戦っていく事になる。
始めはいがみ合っていたものの、段々と潮と友情にも似た感情を深めていく。
また、元々一匹狼な生き方をしており、その気性と強さから他の妖からも恐れられていたが、潮との出会い以降は悪態を吐く程度に軟化した。
かつての彼を知る妖怪達曰く「あの長飛丸が信じられん…」との事。
実年齢の割に精神年齢は低いようで、心理や行動パターンは、そこらの
不良少年とさほど変わらない。
非常に好奇心旺盛で、久々の世の中は全てが物珍しく、何にでも興味を持って触っては騒動を引き起こす。
特にTVと
ハンバーガー(特に
照り焼きバーガー)は気に入っていた様子であった。
どうもこれ以降人食い種族が人間を食わない代わりに食うものがハンバーガーってのが定番になったように思うが、気のせいか
また非常に気まぐれな性分であっさり力を貸す事もあれば、渋りまくってようやく動き出したりする事もある。
基本的に気が長い方ではなく、特に敵に罵倒された場合は大抵激怒し、率先して敵を撃破する。
ただし、年相応の観察眼や経験を活かす事も多く、ただ単純なばかりではない戦闘を見せてくれる事も多い。
作中では「
フツー(普通)の人には姿が見えない」事が強調されたり、潮を食おうとして獣の槍に阻止されるのが序盤の決まりのパターンであった。
他者に対しては「妖どもは敵。人間どもは食いモン」としか思っていなかったが、封印が解けてすぐに久しぶりに人間を食おうとした時には、
現代人の身につけている金属製のアクセサリーや香水が苦手なため、結局誰もまともに食べる事ができなかった。
また、意外だが人間・妖怪問わず複数の女性から好意を持たれている。
嫁がいるくせに。
また、
土中や木など自然物を透過して移動する事も出来るが、人工物(ガラスやコンクリートなど)は突き抜ける事は出来ない。
単純に物理的にも異様に頑丈で、青函トンネルが大崩落するような大爆発と土砂を浴びた後にも「気持ち良かったぜ~」で済ませるほど。
+
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字伏の鎧 |
獣の槍を使っていた者達の成れの果てである妖怪「字伏」が石化して鎧になったもの。
見た目は4体の字伏の頭部がとらの頭、胴体、両腕にそれぞれ引っ付いているような状態。
石化してほぼ頭部だけになっているが生きており、口から攻撃したり、普通にうしおととらと会話している。
なお、字伏とは獣の槍によって魂を食われ獣になった者達の更に成れの果てであり、とらと紅煉以外は白面の者への強い憎しみを抱いている。
そして、字伏になっても白面への憎しみが消えない彼らは、最終的に白面の者となってしまう。
最期は白面の者と同じ姿になり、白面の奥の手である嵐と雷の尾を破り散っていった。
「白面よ、ならば我々はその地獄で──お前の滅ぶ様を見せてもらうぞ!高笑いしながらな!!」
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ちなみに、雷獣というのは人文社編集部 『日本の謎と不思議大全 西日本編』という本において、
鵺の正体では?とも言われている妖怪である。
MUGENにおけるとら
cabocha氏による手描きのとらが存在。
2016年4月のフリーティケットシアター終了に伴うリンク切れにより入手不可となっていたが、
転載・改変自体は自由との事で、現在は「MUGEN初心者用簡易AI講座」にて代理公開されている。
大きな体格から繰り出される素早いコンビネーションと攻撃力が目を引く、実に豪快なキャラクターとして仕上がっている。
その仕草や迫力、時折見せるちょっとした可愛らしさは、原作を知っている人ももちろん、初めて触れる人にとっても、
かなり見応え、やり応えのあるキャラになっている。
そして標準で
AI、そして
12Pカラーも搭載。12Pカラーにおいては、妖怪としての力を余す所無く見せ付け、
精度の高い
ブロッキングで攻撃を捌き、
超必殺技で相手を豪快にねじ伏せていくのが痛快である。
また、演出面も凝っており、
掛け合い対応するキャラクターもかなりいたりする(
腐れ外道、
イングリッド等)。
また、同キャラ対戦時でも専用掛け合いを設けていたり、
デミトリの
ブリスにも対応と、cabocha氏の作り込み具合がよく分かる。
2010年11月23日には、同氏により
うしおも製作された。
彼女の謎ジャムにも対応している(6:34~)*1
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獣の槍を持っている彼女とのタッグも実現
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VSみしおととら(プレイヤー操作)
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「もう……食ったさ。腹ぁ……いっぱいだ」
出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
|
出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
原作でのとらは味には割とうるさいが、一方で暇潰しに生の
サメを丸齧り(2、3口で捨てているが)したり、
普通に敵妖怪に噛み付いて肉を削ぐ攻撃をするなど、胃腸は人間のそれよりずっと頑丈。
ただし人間を中々食えない理由の一つに、プロフィールにあるようにオーデコロン等の臭いでくしゃみが出るからというのがある。
重度の花粉症のように酷い反応が出ていたので、ガラスのすり抜けが出来ないように、
過去には無かった物質が苦手というだけではなく、特に化学物質の一部に弱いのかも知れない
(尤もハンバーガーは好きで、無添加食品などにも拘る様子はないが)。
最終更新:2022年12月23日 23:21