ニケ


「オレたちはオレたちっていう部族なんだヨ」

エニックスの漫画雑誌・月刊少年ガンガン連載の衛藤ヒロユキの漫画『魔法陣グルグル』、
及びWeb雑誌・ガンガンONLINE連載の正式な続編『魔法陣グルグル2』の主人公。
アニメでの声優は、第1作では 瀧本富士子 氏、第2作では 南央美 氏、第3作では 石上静香 氏。

グルグル暦1298年10月21日生まれのO型。冒険開始当時13歳。
ジェムジャム大陸にある小さな村、ジミナ村で「勇者マニア」の両親に無理やり勇者として育てられ、
ある日村に「勇者募集!!」と書かれた立て札を父親バドが見付け
(父さんも勇者になろうと修行した、でも肝心の魔王がいなかった。今の世は魔王がいる幸せだー!!!byバド)、
勇者として旅立たされる事となる。別に今からでも親父が行ってもいいのではないだろうか
そしてジミナ村の決まりに則って立ち寄った「魔法オババ」のもとで、
ミグミグ族という種族だけが使える「グルグル」という魔法を使う魔法使い・ククリと出会い、一緒に旅立つ事になる。
性格は女の子に弱く、調子に乗りやすい。その軟派な性格から何度もククリをやきもきさせるが、
「ククリを守る」という旨の台詞をピンチの時に発し、毎回ククリを勇気付けている(そこで風の精霊ギップルが現れ、クサい台詞に悶えるのはお約束)。
また、ククリに対する本心やその内面は、年相応な少年らしい所がある。
……ククリのありのままを受け入れる包容力はむしろそれ以上とも言えるが。

ククリから「勇者様」と呼ばれ、他の人からも「勇者」の肩書きで呼ばれる事が多く、
メッセージウィンドウ/ナレーション*1も勇者と呼び、本名の「ニケ」で呼んでくれる人は作中でもごく一部しかいない。
勇者と呼ばれてはいるものの、それは世界を救う者の称号的な意味合いで、勇者でありながら職業は
序盤は父親の虐待のような特訓によって身体能力こそ優れていたものの、何の能力も持っていないただの少年であったため、
一言でいえば「弱かった」のだが、後述する光魔法「キラキラ」と、
「勇者の拳」と呼ばれる専用装備(おかしい物事に「それはおかしい」と正しくツッコミを入れられる勇気を持つ者だけが装備出来るデカイ拳)
を身に付けてからは、ムラはあるものの驚異的な強さを発揮する。

光魔法の最高峰である「キラキラ」(自然界のあらゆるエネルギーを剣の形に変えて取り出す魔法)を使う。
普通の長剣の扱いは得意ではなく、剣の道場主ゴチンコからは「全く才能が無い」と断言される。
これは職業が盗賊であると共に、光魔法の剣を使う勇者であるからとされる(肉体的にも重い長剣や重装備は苦手で、ニケは原因を後者に求めた)。
最初は自分自身の未熟さを反映したキラキラを上手く扱えずにいたが、レベルアップや自然界の王達(いずれも濃いおっさん達)に認められる事により、
「自分の剣」を始めとした火、地、水、風の剣を段々と使いこなし、上手く応用して困難を切り抜けていく。
また、中盤から光魔法「カッコいいポーズ」を覚える。
学ぶ期間が短かったために最初は不完全な技だったが、実戦を重ねる内に技に磨きがかかり、
次第にただ失態を誤魔化したい時や目立ちたいだけの時にも気軽にこの技を使用するようになった。
この「カッコいいポーズ」を使用している際の外見は普段に比べ著しく大人らしく見える。
また、それ以外でも特に第1期アニメ版で「シリアス顔」「美化」と称して大人らしい外見となる事がしばしば見られた。

終盤では勇者の活躍を後世に残す役割を持つ天使に名前を「勇者ああああ」、勇者の拳を「恥ずかしの拳」、
挙句の果てに「魔王ギリ、キタキタ踊りに封印される」として登録されてしまう。
そのため、続編では「魔王ギリを倒したのはキタキタ(という謎の存在)」と語り継がれていた
(名前は流石に「勇者ニケ」として語り継がれている模様)。
勇者様の雄姿(※ククリ視点)

+ その後、グルグル2では
「オレは行かないよ
 じつはすごい力を秘めてるけど面倒はゴメンだし
 一市民としてひっそりやりすごしたいんだ」
バド「あいかわらずライトノベルのようなことを!!」

魔王ギリ封印から僅か二週間後
新たなる魔王が出現し、更にその新魔王がグルグル使いであるという噂の真相を確かめるべく、
ククリと共に再び旅に出る事になる。
因みに光魔法キラキラや「勇者の拳」はあくまで「魔王ギリを倒すための力」であるとして取り上げられたようで、
「今までのグルグル」が使えなくなったククリと共にほぼ初期状態での旅立ちとなった。

ちなみに名前は、作者が美術大学時代にデッサンした石膏像「サモトラのニーケー(ギリシャ神話に登場する勝利の女神)」が由来。
女の名前なのに…なんだ男か

+ 旅の仲間達
+ ククリ
「勇者様ぁ~」

この作品のヒロインおよびもう一人の主人公。アニメでの声優は第1作・第2作では吉田古奈美氏、第3作では小原好美氏。
茶色い髪に長いみつあみが特徴。冒険開始当時12歳。
ミグミグ族の末裔で、この世にただ1人残ったグルグル使い。
ジミナ村の魔法オババのもとで「極秘の魔法兵器」として同じ村の者にさえ知られぬよう秘匿され、
友人の1人も作れないまま魔法オババと2人きりで12歳まで育てられた。
その性格は天真爛漫そのものであり、過激な言動をしたと思えば些細な事で泣き出したりするが、
世間知らずな点を除けば基本的にごく普通の少女に過ぎない。
魔法オババの家で読んでいた「勇者物語」という本の影響もあって、「勇者」という存在に対して過剰なまでに憧れを抱いている。
ニケに対しては冒険開始当初こそ「勇者だから」という理由で好意を抱いているに過ぎなかったが、
次第に「勇者として」ではなく、「一人の男の子として」、ニケに真剣に愛情を抱くようになる。
旅の序盤はグルグルを上手く使いこなせずに失敗を繰り返すが、ニケへの想いを膨らませていくにつれ魔法陣の種類、魔力共に増えていく。
だが、「成功」と「失敗作」との境界が疑われるような、役立たずの魔法も幾つか編み出していた。
+ グルグルの秘密
実はグルグルは「術者の心を魔法陣の中に召喚する」魔法であり、厳密にいえば闇魔法でも光魔法でもない第三の「ハートの魔法」である。
一応、闇魔法に分類されているのは「心の力を呼び出す」ために不安定であるため
(グルグル世界では「不安定なもの」を利用するのが闇魔法、逆に「安定したもの」を利用するのが光魔法と定義されている)。
その性質上、「何かを召喚している」時点で(厳密には)失敗とは言えない(役に立つかどうかは別問題だが)。
ハートの揺らぎが大きければ大きい程強力であるために、
ハートの揺らぎが最も大きい子供時代(あるいは子供のような心を持つ者)にしか使用出来ない。
本来であれば魔法陣を描く必要はないのだが、グルグルの真実が隠匿されていた上にククリが未熟だったため、
序盤は魔法陣を「覚えて」描く必要があった。終盤からはククリ自身のその時の精神状態をダイレクトに反映した魔法が増えていく。
また、心を呼び出す魔法であるために傷心時や悪しき心のまま使用するととんでもない事になったりする。
劇中では「勇者を取られたくない」という想いから、ククリは一度悪魔化してしまっている。

グルグル最強の魔法「恋するハート」はハートが最も揺れ動く「恋心」を利用したものであり、
本来は円の内側に召喚される術者の心を、円の外側に召喚する。
つまりは術者(ククリ)とその隣居る者(ニケ)以外の世界全てを魔法陣の中に包み込み、世界を平和にするという大変スケールの大きな魔法である。

特技は踊りと料理。アニメや原作の外伝では料理は苦手だとされているが、
物語序盤で「サバイバル生活をする内に料理も上手くなった」という旨の発言もあるため、
今までやった事が無いから出来なかっただけらしい。
チョコレートが好きで、辛いものが苦手。
特に辛いものに関しては、
魔境アラハビカにて「青とうがらし」(あまりの辛さに人間が食べると凶暴な別人になってしまう、別名バーサーカーペッパー)を食して以降、
トラウマになったのか、度々ウニョラー化(「ウニョラー!」「トッピロキー!」などと叫んで野生化、凶暴化して暴れ回る状態異常)してしまう事も。

また、2ちゃんねるにて2005年9月20日から12月4日に行われた第一回漫画最萌トーナメントにおいて、初代漫画最萌に輝いている。

+ キタキタおやじ
「♪キタキタキタキタ福がキタ!
 踊らにゃソンソン キタキタ踊りですぞ!」

キタの町に伝わるキタキタ踊りの最後の伝承者。アニメでの声優は第1作・第2作では緒方賢一氏、第3作では小西克幸氏。麗雄博士からボルフォッグに!
本名、アドバーグ・エルドル。グルグル暦1260年1月1日生まれのB型。通称「オヤジ」「おやじさん」「キタキタ」など。
一人称は「わし」「わたし」、誰に対しても「~ですぞ・ますぞ」というような丁寧語を使い、
「ククリ殿」「勇者殿」と「~殿」を付けて名前を呼ぶ(ただし、同じくキタの町出身のトマらは例外)。
白髭で頭は禿げているが、まだ52歳(ドラマCDでは42歳を自称)。職業は踊り子
基本的に頭に顔が付いた冠を着用し、それ以外は腰みのだけという変態的な格好をしている。

元・キタの町の町長で、町に代々伝わる神聖な若い女性限定の舞踊「キタキタ踊り」を一般公開する事で町を繁栄させた。
だが、神聖な踊りを見世物にした祟りなのか、町に女の子が生まれなくなり、踊り手が絶えるという憂き目に遭う。
考えた末に出した結論は「自分が踊る」という奇策。
この大失策により町は急激にさびれ、追放こそされなかったものの町長を失脚し、
町の宿屋の経営者・兼・キタキタ踊りの最後の伝承者という立場に落ち着いた。
ちなみにキタキタ踊りが神聖視されていたのは、キタキタ踊りの尻の動きに魔神を召喚するための魔法陣が隠されていたため。
つまり、魔神を召喚するためにはキタキタ踊り(の尻)を凝視する必要がある。
根は善良であるが、「キタキタ踊りを世に広める」という非常に場違いな使命感に満ち溢れているせいか自己顕示欲が異常に強く、
どのような場所でもその状況に合わない言動を取り、どんな時もキタキタ踊りを広めるための売名行為と宣伝は欠かさない。
更に、魔王ギリとの決戦の際も平気で魔王ギリにキタキタ踊りを勧めようとしていた。
また、「お前が勇者か?」という旨の問いかけに「わしが勇者ですぞ」などと答えて事態をややこしくしたり
(一度目はニケらを逃がすための囮としてであったが、
 その後勇者しか挑戦出来ない(という触れ込みで誘い込み、クリア失敗した者を誰かれ構わずクソゲーに閉じ込める)「ゲソックの森」に挑んで失敗、
 ククリから「勇者だと思ってゲッソクの森に入ったのはなぜ?」と言われて「つうこんのいちげき!」を受けた)、
あるキャラクター(精霊)から離れるためとはいえ、自分の事を「剣と魔法、踊りまでもこなすスーパー賢者」と称したり、
「おにぎりなら素早く作れる」と言って腋の下でおにぎりを量産したりと話題に事欠かない。
何かとストーリーに参加したがるが、所構わず踊り、敵味方双方から顰蹙を買うのが常。

ニケは序盤からオヤジを鬱陶しく思っており、
何かにつけパーティから追い出そうとしていたが、その都度あっさり復活を遂げるため終盤は諦めていた。
だが、しつこく踊りすぎた結果戦士並みに体が鍛えられており、並の敵ならキタキタ踊りの腕と腰の動きだけで蹴散らす事も出来る。
また、いかなる目に遭っても気絶すらしない。そのため登場人物中最強のキャラクターとされている。
HPは登場キャラクター中、明記された中では最大の1650
(アニメ第3作で1000単位のダメージを連続で受けた時は、さすがになかまになりたそうにこちらをみていた)。
参考までに、次点は中盤ボスキャラのサタナチアが190。人間に絞るとアッチ村の村長が150。
他の登場人物から推測するに、最終決戦時点でもニケのHPは100に届かない。
アッチ村村長のHPが高いのは、「体を動かし続けなければならない呪い」によって鍛えられてしまったからであり、
劇中でも数少ないキタキタおやじといい勝負が出来る人物である。ニケ曰く「呪われてやっとオヤジと同じレベル」。
また、見た目は奇抜(というか変態仕様)だが非常に強力な装備とは何かと縁があり、
「草の装備」一式を装備した時は前述のサタナチアの攻撃「あくまのいかずち」(ニケ達が一撃で戦闘不能になる威力)を完全無効化し、
股間に顔が付いた「勇者のパンツ」装備時は魔王ギリの魔法攻撃をも無効化した(流石に勇者のパンツは粉砕されたが、オヤジは無傷)。

その特異なキャラクターと踊りから一部のファンにカルト的な人気を持ち、
遂には主役のスピンオフ作品『舞勇伝キタキタ』が連載開始されるに至った。
ちなみに『キタキタ』の最終回にて『グルグル2』の連載予告がされ、実際に一ヶ月後に『グルグル2』が連載された。
後世ではジュジュの不注意とオヤジの便乗によって「魔王ギリはキタキタ踊りに封印された」事になっている。

なお、『グルグル2』の作中にて『キタキタ』はそちらと同じ時系列であることが明かされている。

+ ジュジュ
「わーはっはっは もっと祈れ!もっと!」

本名「ジュジュ・クー・シュナムル」。シュギ村に総本山を構えるプラトー教の巫女・ルナーを務める少女。
グルグル暦1300年11月9日生まれのB型。11歳。
アニメでの声優は第1作では天野由梨氏、第2作では荒木香恵氏、第3作は大地葉氏。
性格はクールで現実的な面と、マイペースで周囲を戸惑わせる面を併せ持つ。序盤ではよく寝ており、
時折起きては謎の助言や予言をして再び眠りに就くなどしていたが、後半になるにつれてボケ役よりツッコミ役の方が増えていった。
戦闘用祭壇で祈るなどすると一種のトランス状態となり、過激な行動を取るようになる(上記のセリフはトランス時のもの)。
聖書の詠唱や、聖水を剣状にした「聖水剣」など自身の魔力とプラトー教のアイテムを駆使して戦うが、
素手でも雑魚モンスター(主にタテジワネズミとかタテジワとかタテジワ)を蹴散らせる程度には強い。
プラトー教の伝承の一つ、「鳥」の伝説に執着しており、ククリ(とニケ)を「自由な鳥」だと思っている。
アニメや漫画序盤ではニケに好意を持っているような描写もあったが、「ククリちゃんが好き」とニケにライバル宣言した事も。
終盤では「物語のお姫様のように救われたい」と、(恐らくは自力で逃げ出せるにも拘らず)誘拐・幽閉されている。
パーティ内では一時離脱と再加入を繰り返しているのだが、ククリとはお互いに数少ない年が近い同性の親友同士である。
また、このページに記載されているキャラクターの中では唯一ニケを名前で呼ぶ。

+ ギップル
「ハアーックサ!! 机をふいたら逆にクサくなるクサふきんよりクサッー!!」

ニケとククリに同行する、謎多き風の精霊兼道案内役。アニメでの声優は第1作・第2作では高乃麗氏、第3作では櫻井孝宏氏。
魔力を感知・探知する能力を持ち、魔物や動植物の知識、旅先での町村や世界地理などの知識が豊富であり、それらを解説してくれる。
一見すると愛らしい(?)見た目をしているが、実はてるてる坊主状のマントの下は褌一丁
マントを伸ばしてテントにする事が可能で野宿に便利だが、上を見上げると褌と尻が丸見えになってしまうのが欠点
(慣れるまでは気になって寝付けない)。
さらにマントの中の空間を圧縮する事で、テントの容量までならアイテムを収納出来る。
…のだが、取り出す時は気張る必要があるため、なんか別の物をひり出してるようにしか見えない。
便利な存在だが、戦闘能力はほとんど無く、モンスターとの戦闘に入って形勢不利と見るや否や、すぐに逃げる。
戦闘時以外でも、何らかの理由を付けて(大抵はどうでもいい理由)故郷に帰ってゆくため、ニケからは役立たず扱いされる事も。
空気の浄化能力を持っており、石化ガスを防ぐ活躍をした事もあるが、その様子は「屁」にしか見えなかった。
風の精霊であるためかクサい台詞を極度に嫌い、かっこいいセリフや決め台詞の背景で物凄い形相をしており、雰囲気を台無しにしてしまう。
そのため、クサい台詞を連発する魔界の王子レイドの事が嫌い。曰く、彼の放つポエム波は凄まじく前に進めない程らしい。
掛け声は読者から寄せられた「ギップリャ!」

なお、グルグル世界の「風」は風の精霊であるギップル達によって精製されているのだが、その光景は……お察し下さい。

(以上、wikipediaより一部抜粋、改稿)

+ SFC版『魔法陣グルグル』について

SFCにて発売されたRPG。ストーリーは完全オリジナルだが、街の人々は原作のキャラクターとなっている。
シンボルエンカウント制であり、戦闘はドラクエのパロ漫画なのにサイドビュー形式。大き目のドット絵で描かれたニケ達がぬるぬる動く。
独特な戦闘システムを採用しており、ニケが前衛として自動で敵と戦闘し(プレイヤー側から指示を出す事は出来る)、
プレイヤーはククリを操作してボタンと十字キーで魔法陣を描いてニケを援護する。
しかし、ククリのMPは原作同様大変低く、序盤の内は魔法二、三発でMP切れという形でククリの未熟さが再現されている。
敵は基本的にニケしか攻撃しないが、中にはククリを直接攻撃してくる者、全体攻撃で二人にダメージを与える者などがおり、
どの敵から倒すか、(攻撃魔法で敵が怯むため)どのタイミングで魔法を撃つか、を上手く考えながら戦闘しなければならない。
……のだが、戦闘中に敵の攻撃モーションをストップさせてアイテムメニューを開いてからの回復アイテムの使用が可能なため、
よほど無茶な事をしない限りはまず戦闘不能でゲームオーバーにはならない。一応、回復アイテムの入手が困難なダンジョンもあるため、
攻略順によっては厳しい戦いを強いられるが。
また、使える魔法陣のバランスがとても悪く、火力燃費共に良好なものもあれば、燃費が悪い上に「何の役にも立たない」魔法があったりする。
開発・発売時期の都合か、1作目では使用出来る原作で登場した魔法陣は「トカゲのしっぽ」と「ながいこえのネコ」くらいしかなく、他はオリジナルである。
ただし、原作では一発ギャグだった「ザムディン」*2が、ある事をすると高威力の魔法になるのはファンには嬉しい所。
防御の値が全くの無意味(防具以外でも防御を上げる魔法も意味が無い)というバグが存在するものの、
総じてキャラゲーとしては優秀であると評されている。
なお、2作目の『魔法陣グルグル2』は大体原作のストーリー(きりなしの塔まで)を踏襲した流れになっている。


MUGENにおけるニケ

あっちょ氏による、SFC版のドットを使用した「ニケ&ククリ」が存在。
原作ゲームではククリが操作キャラでニケがオート操作のNPCだった(『2』では特定の場所でのみ操作可能)が、MUGENではククリがサポートに付いている。
前述の仲間達も登場し、ギップルが回復出来る薬草をくれたり、キタキタおやじが強制的に出てきたりと賑やかなキャラクターである。
閑丸などのショタAIに定評のあるran氏により、AIパッチが公開されている。
ran氏AI


ラジニ「ただし……1ヶ月の場合、魔法は尻から出る!」*3
ククリ「みっちり半年でおねがいします」

出場大会

更新停止中


*1
「勇者は毒をうけた!」「魔物を倒した!」といった状況説明を黒地に白文字で表示するRPG風のウィンドウ
説明以外にも「だがそんなことはどうでもよかった」等のツッコミも行う。
アニメ1作目・2作目では横尾まり氏によるナレーションという形で再現されており、説明を間違えるというボケをかました事も。

*2
カセギゴールド「な……なんだ?ザムディンとは…」
ザザ「知らんのか、フッ……
           俺のじーさんの名前だー!!」

ニケ「そんなもん何も効ねーよ!!」

最序盤のダンジョン、ノコギリ山のボス・カセギゴールド戦にてキタの町の子供ザザが放った攻撃魔法……
と見せかけて、ザザの爺さんの名前『ドラクエ』の雷を放つライデイン・ギガデインなどの「デイン」系呪文のパロ。
アニメ第1作では「ザムデン」と発音されている。
このザムディン爺さん、一発ネタかと思いきや、闇魔法結社の一員や別大陸の町の住人として度々ひっそりと描かれており、ファンからは親しまれている。

*3
シュギ村に住む闇魔法使いラジニが、修了に半年かかる(ニケと半年も離れないといけない)修行に消極的なククリに対して、
「1ヶ月コースもある」とした上での発言。
ちなみに『2』では実際に尻から魔法を放つ人物が現れた。
ニコニコでもこの名言(迷言?)があらゆる動画でコメントされる事が多い。MUGENでは主にの登場する動画で。


最終更新:2023年07月23日 23:49
添付ファイル