スラッシュ



「フッ…よく喋る奴だ」

 性別:男
 年齢:23歳
 身長・体重:187cm・62kg
 コピー:放浪の剣士
 出身:魔界
 好きなもの:放浪の旅・天丼
 嫌いなもの:古きもの・呪われしもの・その他妖怪全般

サンソフトの対戦格闘ゲーム『わくわく7』に登場する青年。
エターナルチャンピオンズ』の原始人でもマッドギアケンシロウ似の雑魚敵でもないし、亀忍者レプリフォースとも無関係。
「呪われし者を解放する」という願いを叶えるために参戦する。
自分の意思で出し入れ出来る「次元刀」を使って戦う。

魔界出身ロン毛美形エルフ宿命、上記のような気障なセリフなど、全体的にポップな雰囲気の『わくわく7』らしからぬ、
正直出るゲームを間違えたとしか思えないキャラ。
上記の設定の他に出し入れ自由な刀剣の演出や着ている服のデザインなども含めてによく似ており、
MUGEN大会では実際にそのネタで「魔界剣士」「アスラッシュ」などのタッグ名で参戦している事も。
そんな感じで一見するとシリアスなのだが、サイドストーリーでは天ぷらの事しか考えてなかったり、
以前退治した妖怪の切れ端が再生して自分にくっついていた事に一週間も気付かなかったり、
それを消し飛ばすのにわざわざハラハラアタックを使って前方の地面を50mも捲り上げたり……。
おまけに嬉野秋彦氏の小説版では、他人の金で飯を食って金を返さないという始末。
彼自身は真剣なのだが、周囲の環境がそれを許さないというか何というか、そういう意味でも出るゲームを間違えているような気がしなくもない。
女子中学生にはホームレス扱いされたりするし。
EDでも「呪われし者を解放するのが私の宿命だから願いはいらない」と言ったら、「呪われし者を解放するのが望み」と解釈され、
倒したばかりの魔界大帝フェルナンデスを含む12体の魔物(恐らく親戚一同)を連れてこられ、逃げ回るハメになった。
+ その様子

呪われし魔物達を倒してもらえれば、封印の妖精達も解放されるのだろう。せめて一体ずつにしてくれませんかね?

色彩感覚も独特で、紫を基本とした大変目に優しくないカラーリング(刀含む)になっている(まぁこれは『わくわく7』全体に言える事なのだが)。
見た目に似合わず好物が天丼であり、彼のステージの背景にも大きく天丼の看板が掲げられている
(当初「天心」と描かれるはずだった物が何故か「天丼」になってしまったためだとか)。
ちなみに天ぷら鍋は手荷物に入れて持ち歩いているらしい。
家庭用版のカレンダーでは、花見でも天丼を食ってたり海パンでスイカ割りしたり、神輿を担がされて涙目だったりとお茶目な所見られる。

見た目で言えば『わくわく7』で最も格ゲーしているキャラだが、性能面ではリーチと強判定を兼ね備えた優秀なP系通常技をメインに、
癖のある必殺技を絡めていくトリッキータイプ。しかもジャンプも出来る。
空中コンボ乱舞技も持っており、(『わくわく7』のキャラ全体に言えるが)時代を先取りしていた感もある。

+ 各種技解説

必殺技

  • スラッシュショット
前方に多段Hitするエネルギー球を発生させる。
その場に少しの間停滞するが硬直の長さも同程度なので同時攻撃は出来ない。
ES版だと目の前に刀を突き立て、「マグネティックショックウェーブ」の様に噴出する光の柱で攻撃する。
近くで当てた方がダメージは大きいが、発生保証が無いので近距離ではいまいち使いづらい。
実は運が良ければデス様をスラッシュショットだけで完封出来たりする。
デス様の体が大きすぎるためにスラッシュショットがほぼ確実にHITしてしまうのだ。
  • スラッシュダイナミック
剣を振り上げて上昇する、見た目通りの多段対空技でフルヒットすれば威力は高いがダウンを奪えないと乙る。
ただ無敵が無いどころか発生まで時間がかかるのでコンボにすら使えない。
ES版だとHit数と威力が上昇する。
  • スラッシュバリアー
その場で剣を振り回す、強はノーゲージとしては高めの威力を誇るがガードされると乙る。
ES版だと威力は強より若干大きい程度だが出始めの時間停止のお陰でコンボに入れやすい。
しかしガードで乙なのは変わらず。
  • スラッシュテレポート
ボタンに応じた位置にワープする。空中でも使用可能。
A・B・Cの場合高度を変えつつ後方・その場・前方へと移動し、Dだと高度はそのままで前方へ移動する。
高度を変えつつ、という表現なのは地上で出せば上昇しつつ、空中で出せば降下しつつ、
とY軸の動きが逆転するため、空中版を上手く使えば相手の対空をスカして硬直を取る事も可能。
しかし世紀末の病人尖兵と違い、出現後にはきちんと硬直が存在する有情な性能なので、
相手は敢えて対空せずに硬直を狙うのも選択肢になる。
そうするとこちらも硬直狙いを着地投げで頂いたり…と、空中戦に面白い駆け引きを生んでくれる燻し銀な技。
なお、出現先が空中である場合そのまま自由落下するしかないので、地上でのA・B・Cと空中でのDはほぼ死に技、というより自殺技。
  • スラッシュコレダー
わくわく投げ(=『わくわく7』キャラが標準装備しているコマンド投げ)。
相手に剣を突き刺し、感電させた後に放り投げる。

超必殺技

  • ダークネスラッシュ
ドキドキアタック。
突進して剣を振り回し、スラッシュダイナミックで締める。
ロック技ではない為相手が空中だと乱舞に移行しない、突進の速度が遅いと使いにくい。
  • ダークネスウインド
ハラハラアタック。
剣を振って地面に衝撃波を走らせる。かなり遠くまで届くが、空中の相手にはほとんど効果が無い。
剣にも攻撃判定があるが、実は剣風よりも攻撃力が高くなっている。


MUGENにおけるスラッシュ

Inverse氏が製作したものが存在していたが、MugenBR廃業によるサイト消滅で入手不可。
勝利演出では勝ったのにED同様魔界大帝フェルナンデスらに追い回されてしまう。扱いが酷いキャラ性はやっぱり変わらない。
おまけの人氏やわくわく氏によるAIパッチが製作されており、後者は導入すると原作風に性能が調整されるのが特徴。
わくわく氏AI

+ しゃがみキャンセルについて
『わくわく7』には当時の他格ゲーには無かった色々なシステムがあったのだが、その内の一つがしゃがみキャンセル
特定の通常技の後にレバーを2に入れる事で即座にしゃがめるというもの。
文字通りただしゃがむだけなので、硬直など一切存在しない究極の隙消しとして機能する。
スラッシュの技の中で対応しているのは立ち弱Pのみだが、
この技が「速い・長い・判定強い」と三拍子揃っていた為、このテクニックを駆使して剣を振り続けるスラッシュは正に剣の結界状態であった。
なお、Inverse氏のMUGENスラッシュにおいても再現されているが、Win版では記述の関係上人操作時に使えなくなっている。
わくわく氏のAIパッチを導入するとWin版でも使用可能になる。

+ 大会ネタバレ
某大会に出場した際は、
『わくわく7』独特の目に優しくないエフェクトと彼自身の服の色も相まって、ランセレで選ばれる度に、
「スラッシュじゃなくてフラッシュ」「ポケモンスラッシュ等と散々な言われようだった。


「月光に導かれし、数多の神、今一つに我に力を」

出場大会

+ 一覧
シングル
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チーム
その他
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削除済み
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出演ストーリー



最終更新:2023年11月21日 20:23