ソー










 "Behold, I am Thor -- the God of Thunder,

  son of Odin and defender of Asgard!"

 (刮目せよ、余は雷神ソー!

  主神オーディンの息子にして、アスガードの守護者也!)

+ 日本語吹替声優
檜山修之
『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』
川原慶久
『ネクスト・アベンジャーズ: 未来のヒーローたち』(DVD版)
松田健一郎
『ネクスト・アベンジャーズ: 未来のヒーローたち』(ディズニーXD版)
小谷津央典
『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』
小野塚貴志
『勇者ソー~アスガルドの伝説~』(ディズニーXD版)
高橋広樹
『勇者ソー~アスガルドの伝説~』(キングレコード版)
藤真秀
『アルティメット・スパイダーマン』『アベンジャーズ・アッセンブル』『ハルク:スマッシュ・ヒーローズ』
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』『LEGO マーベル/アベンジャーズ コード・レッド』
三宅健太
『マーベル・シネマティック・ユニバース』
加瀬康之
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』
高瀬右光
『Marvel's Avengers』

アメリカのマーベルコミックに登場するスーパーヒーロー。初出は1962年の『Journey Into Mystery #83』。
身長198.12cm。体重154.22kg。
名前は「Thor(ソール)」の英語読みであり、日本ではローマ字読みの「トール」の方が一般的だろう。
即ち、北欧神話における戦争と雷の神である。
+ 名前についてあれこれ
フルネームはソー・オーディンソンだとされる。と言ってもオーディンソンは姓ではなく「オーディンの息子」と言う意味。
昔は姓の概念がなく、男の場合「○○(本人名)・××(父親名)の息子」と呼ぶ風習が各地にあり、北欧でもノルウェー王オーラヴ1世を例にとると、
本人:「オーラヴ・トリグヴァソン(Olav Tryggvason)」
父親:「トリグヴァ・オーラヴソン(Tryggve Olavsson)」
祖父:「オーラヴ・ハラルドソン(Olav Haraldsson)」
という方式で、姓と違って世代交代のたびに後の名前が変わっていった。

なお、その後姓ができるようになった際にこういった部位が姓になったケースもあり、「ジャクソン=ジャックの息子(ソン)」、
アンダーソン(英語)や、アンデルセン(デンマーク語)=アンドレの息子(ソン・セン)」などがよい例。
(他にスコットランド語では「○○の息子」を意味するMacが先に来るので「マクドナルド=ドナルドの息子」となるようなケースも)。

ちなみにトール(Thor)という名前も北欧では現在でも人名によく使われる(例:ノルウェーの人類学者のトール・ヘイエルダール)ので、
ソーには人間としての名前も別にあるが(後述)、この名前で名乗っても不自然というわけではない。

「マイティ・ソー」とも呼ばれるが、これは肩書きみたいなもので
彼を敬って「力強い」「強大な」といった意味の形容詞「マイティ」を付けて呼んだもの。
「ソー」単独表記のものも出ているが、基本的には彼のコミックのタイトルも「マイティ・ソー」である。
これに限らずアメコミのタイトルには「アメイジング・スパイダーマン」「アンキャニィ・X-メン」「インクレディブル・ハルク」などなど、
「形容詞+名詞」というものが多いのだ。ソーなのかー
まぁ日本だって「~戦隊」を筆頭に「超人」(日本語版ハルクも同じ)や「変身忍者」、
機動戦士」や「新世紀」とさらに両方合わせて「機動新世紀」とか沢山あるし、
戦え!超ロボット生命体」に至っては原作アメリカ版には存在しない日本独自の肩書きである。

ちなみに『鉄腕アトム』の日本国内での英語表記も『マイティ・アトム』である
(「鉄腕」は力強さを表す形容詞。ただしアメリカで放送された時の題名は『アストロボーイ』。
 平成リメイク版は両方を取って『アストロボーイ鉄腕アトム』となっている)。
また、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のアメリカローカライズ版である『パワーレンジャー』も、
正式な題名は『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(強力に変身~)である。

ストーリー上でも、オーディンの息子として生を受けた彼はアスガルド最強の戦士として成長するが、
優れた能力ゆえに他者を見下す傲慢な性格に育ってしまい、謙虚さを学ばせるベく右足に障害を持つ人間ドナルド・ブレイクに転生させられた。
成長して医者になった彼は、ノルウェー旅行に行った際に土星人の襲撃を受け、ピンチに陥る。
このときに拾った木ぎれが魔法のハンマー「ムジョルニア」*1になり、
ソーとしての記憶と姿を取り戻し、土星人を撃退することに成功する。*2
それ以来、ドナルドはムジョルニアの力でソーに変身(戻ると言うべきか)して戦うヒーローとなった。

能力は、人類を遥かに超えるアスガルド神である上、その中で最強の戦士なだけあって非常に高いスペックを誇る。
力はさすが戦神というべきか、あのハルク互角である上に、武器の扱いにも長けている。
神として長いこと生きてきたため、知識や直感力(特に戦争関連)も豊富。
宇宙空間での生存・活動も可能で、惑星を吹っ飛ばしたこともある。
「カオスウォー」というイベントではルーチンワークの如き勢いで惑星を吹っ飛ばしまくっていた。
当然、北欧神話のトールその人のため、惑星サイズの巨大なヘビを力ずくで倒したことがあり、
また、惑星を破壊するビーム攻撃を受けても耐え切ったことがある程の防御力と
光速の数倍と作中ではっきり明言された宇宙戦艦に易々と追いつく程のスピードを持つ。
2000年代以降のインフレも受けて、なんとあのギャラクタスと正面から戦ったことも。
その後もインフレは続き、オーディンから一時的に剣と鎧を借り受けた状態での力ではあるが
宇宙を一つ作り上げるほどの力を持ったオーディンと互角の力を持ち、恐怖という概念そのものである神「サーペント」を倒している。
インフレってレベルじゃねぇぞ!

所持するハンマー「ムジョルニア」は、マーベル世界でしばしば「破壊不可能」とまで評される、
超高硬度金属ビブラニウムやアダマンチウム並の硬度を誇り、
そのビブラニウムを用いた合金製のキャプテンアメリカの盾をへこませたことすらある。
スパイダーウーマン曰く「壊せないものも壊せる魔法の兵器」だそうで、
他にも理論上突破不可能なエネルギーシールドの出力をハンマーで叩き続けることで弱めたり、
あのオンスロートをして「殺すことができない」と言わしめ、作中で何度も物理攻撃無効と言われ続けているジャガーノートをも、
一方的にボコボコにして被ってる中華鍋をベコベコにしたりと相手の特性を無視して破壊できる機能も付いているようだ。
他にも天候操作、雷撃、飛行、次元間時間軸移動時間経過を遅くしての高速移動などの様々な能力を所持者にもたらす。
ただし、ソーと同等かそれ以上の高潔な心の持ち主でなくては使うことはおろか、持ち上げることすら出来ない。*3

交流関係も、他のアスガルドの神々やオリンポスの神であるハーキュリーズヘラクレスの英語読み)、
他のスーパーヒーローなど、かなりの範囲に渡る。
日本にも草薙剣を借りに訪れたこともある。
また、ヒーローチーム「アベンジャーズ」の中では、キャプテンアメリカアイアンマンと共に「ビッグ3」の一人として中心的な役割を果たす。
そもそもアベンジャーズ結成のきっかけは義弟ロキの策謀でソーが狙われたためである。
ただし強すぎるせいで話に絡めにくいのか、たびたび死んで一時的に表舞台から姿を消すことも多い。そして後付け設定復活することも多い。
北欧神話に因んだ「ラグナロク」へ最期の戦い(まあ生きてたけど)へ旅立った後、
『シビル・ウォー』においてMr.ファンタスティックによってクローンが作られたことも。
しかも明らかに90年代の頃より強くなっている。扱いに困ってる感があるのに何故異常に強く描くんだベンティス先生以下ライター陣

さらに、2013年の一大イベント「エイジ・オブ・ウルトロン」においてがいることが発覚した。
IMAGEコミックからMARVELに版権の移った戦天使アンジェラこそがソーの妹だったのだ。何という後付
ロキははっちゃけてるし、妹の彼氏は地獄の将校だし……。兄の苦労は絶えないようだ。

+ メディアミックス
+ 『The Marvel Action Hour』での活躍
1994年アニメ版『ファンタスティック・フォー』では第19話で登場。
地球を食いに来た惑星エゴの脅威を伝えにムジョルニアをファンタスティック・フォーのビルに投げ付ける。
Mr.ファンタスティックの提案でエゴを倒すために対等に戦える存在であるギャラクタスを説得しにファンタスティックと共に行った。
エゴとの戦いでは、ムジョルニアのパワーをギャラクタスに分け与え、エゴの撃破に貢献した。
第21話でも登場し、地球を食らおうとするギャラクタス相手に戦った。
その後、ゴーストライダーの攻撃で瀕死になったギャラクタスを助けたいというリードとフランキー・レイの意思に従い、ムジョルニアで延命させた。

1996年アニメ版『インクレディブル・ハルク』では第9話で登場。
ガンマウイルスによって感染症が増えた街で医者として従事しており、事態収束を目指してブルースを捜索。
妨害に入ったアボミネーションをハルクと共に撃破した後、ブルースの血液からワクチンを作って患者を救う。

+ 『MCU』における活躍
『アイアンマン』に続き公開されている(日本では2011年7月公開)。
傲慢さ故に地球に堕とされるのは原作通りだが、ドナルド・ブレイクに転生するのではなく、
力とムジョルニアを没収されたのみで姿も人格もソーのままである。駄洒落ではない
ブレイクの名前も一応「ヒロインの元カレ」のものとして登場し、それをソーが偽名として使うことになる。
ちなみに映画のコピーは「俺様、神様、マイティ・ソー」である。駄洒落である。
いつもの調子でその俺様な性格のままに行動しようとしてに轢かれたり、テイザー銃喰らったりであっさり昏倒させられる場面がやたら多く、
ドラゴンも一捻りだったはずの彼の弱体化を端的に現わしていた。
あと、羽ヘルメットはやっぱり最初しか被ってなかった

2012年には『アベンジャーズ』に参戦した。


ゲーム出演


"Surrender is thine only wise choice!"

(降伏のみがそなたに残された唯一の賢い選択である!)

マーヴル世界で非常に重要な位置を占めるキャラクターであるにも拘らず、格ゲーでは長い間プレイヤーキャラクターとして登場しなかった。
有名どころではMVCスペシャルパートナーとして登場しただけで、後はデコの格ゲー『アベンジャーズ・イン・ギャラクティックストーム』(以下『AIG』)で、
やはりアシストキャラとして登場。格下のはずのサンダーストライクはプレイヤーキャラになっていたのに
ちなみにカプコン系にソーが参戦できなかった理由はどうやら雷を操る能力がストームと被るかららしい。*4 あんまりである。
しかし、『MVC3』にて遂に参戦。念願が叶った瞬間である。そらマーベルもフライングするわ
結局ストームも出ているが、コマンド投げなど性能面もストームとはしっかり差別化されている。
なお、同作の日本語版では「マイティ・ソー」が正式なキャラ名になっている。

+ 『MVC3』での性能
8方向空中ダッシュ、飛行を持っているものの、機動力は全キャラ中下から数えた方が早いレベル。
一応『MVC2』ストームのオーウオーウを彷彿とさせる前SJ→3方向空中ダッシュである程度フォロー可能。

通常技も全体的に隙が大きく、特に立ち弱攻撃などは
マグニートー等の通常技の早いキャラの強攻撃とほぼ同等の隙がある。
ビームがあるものの発生が他キャラの3倍ほど遅く使い物にならず(強の場合で発射まで約2.5秒)、ストームが雷で全画面攻撃しているのにソーには無い。*5
流石にあんまりなのでマイティスパークはアップデートで発生が速くなり、根本のヒット判定が拡大される等の修正はされている。
けどやっぱり使いにくいのには変わりない、立ち弱に至っては早くなったのにヒットさせて反確(通称「マイティ小パン」)という酷さ。
やはり『マヴカプ』というゲームでパワーキャラというのは無理があったのか……。
そもそもパワーキャラなのにスーパーアーマーもなければ言うほど火力も高くない。というかパワーキャラっぽいだけなのかもしれない。
あまりの性能の厳しさに「ンーさん」などと呼ばれる始末である。

更に彼のネタキャラ扱いに拍車をかけている技に「マイティスピーチ」というものがある。
所謂ゲージ溜め専用技なのだが、モーションが相手への説教というおよそ対戦中の行動とは思えない奇行を取る。
説教の内容も神だけあって超偉そう。こんなに弱いのに

一方で、
  • 体力が全キャラ中最大(初期はセンチネルの方が高かった)
  • エリアル発動攻撃が全キャラ中最大の横リーチ持ち
  • 貴重なレベル1の投げハイパーコンボ所持
  • 通常のコマンド投げもエリアル等で追撃可、空中版もこっそり受身狩りに使える
  • マイティサンダーがクリーンヒットすれば他キャラのLv3HC並のダメージを与えられる
等、他キャラに比べて秀でた部分が無いわけでもない。

また、研究の結果?某A氏によって弱くないことは証明されている。
ンーさん単独ではそこまで強くないが、チームの2番手としての能力はかなり高い。
その強さの秘訣は超投げであるマイティパニッシュ、ロマキャン的な意味で。
単品でもLv1投げHCと結構使える技だが、ディレイドで使うことにより、相手の状況に左右されずにンーさんへタッチすることが可能、
しかも生交代より隙は断然少ない。
しかも『MVC3』特有の「ディレイドを空振りすると何故か補正が切れる」という謎現象を一番簡単に引き起こせるのもポイントが高い。
立ち回り能力にはあまり優れないンーさんだが、相手が喰らい途中であればそんな不利も関係無く、存分にパワーに任せたコンボを叩き込める。
先鋒トロン次鋒ンーさん大将シーハルクのチームでは、ゲージ1本始動から2本使って即死なあげくゲージ1.5本回収という、
全くもって「お前は何を言っているんだ」というレベルのコンボが開発されている。
他にも掴んだ瞬間ディレイドで交代することにより、崩しが弱い次番手高火力キャラの崩しを担当させることも可能。
他にもアシストマイティスパークを根本でヒットさせると拘束時間がかなり長く、安定したコンボを決めつつロマキャンから即死も射程圏内。
後は後発にシーハルクを置いて、相手の着地に合わせ
「マイティパニッシュ(地上投げ)→ディレイドクリミナルランドリー(対空投げ)」の組み合わせが地味に効果的。
…ちなみにロマキャンはコンボ時だけでなく、
相手の暗転見てから暗転返しハイパー→ディレイド→ロマキャンでンーさんを犠牲にするという荒技も可能。体力の多いキャラの宿命とか言うなそこ

+ 『UMVC3』での性能
『UMVC3』では無印があんまりにもあんまりだったのか、13個の変更点がすべて強化という上方補正を受ける。
…が、相変わらず癖の強い性能なのには変わりない、あとっぷり。
壁らしく全キャラで一番高いHPを持つため「アシスト無しでソーを倒せるコンボ」といった研究も…要はサンドバッグ
無印であったディレイド空振りによる補正切り現象はなくなったものの、
技の最低保証ダメージの増加や、マイティスパークを根元でヒットさせれば何故か補正が無視される現象もあり、火力自体は依然高い部類である。
最高を誇る体力により1コンボで倒し切れなかったり、相手の攻撃をもらってもゲージを多く回収できたりするので、案外チャンスも回ってきやすい。
ただしXファクターの強化倍率が攻撃力に特化されており、
最大で200%という驚異の攻撃力を得られる代わりに全く素早さが上がらない弱点もあるため、
一人残されてしまうと逆転のチャンスを作り辛い。
上述通り、自慢の火力を生かすには仲間との連携が不可欠である。

ちなみに、『MSH』のサノスステージで石になってたり、キャプテンアメリカのEDに登場しているのはソーはソーでも純粋なソー本人ではなく、
一時期ソーの代理を務めていたエリック・マスターソンという人物。
ある時エリックはソーの戦闘に巻き込まれ致命傷を負ってしまい、ソーは自分の命を与えることで彼を生かすべく彼と一体化
命だけでなくソーの能力をも得たエリックが新たなソーとなった。MSHの原作「インフィニティ・ガントレット」は丁度その頃の出来事である。
後に本物のソーが復帰したが、コードネームを「サンダーストライク」に変更してエリックもヒーロー活動を継続。
…そう、彼こそが前述の『AIG』で本家のはずのソーをアシストに追いやってプレイヤーキャラの座を得たサンダーストライクその人である。


MUGENにおけるソー

サンドマンワンダーウーマンで有名な海外のLoganir氏が製作したマイティ・ソーが存在する。
『MVC3』が発売されるよりも前に作られたMUGENオリジナルの性能なのでンーではない。
YouTubeでは同じ怪力キャラ繋がりか、よくハルクジャガーノートと組んだり殴り合ったりしている模様。

『MVC』シリーズを意識した仕様らしく、屈強な身体を目一杯使っての肉弾攻撃やムジョルニアでの打撃や投擲、
さらに『MVC』のスペシャルパートナー時とほぼ同じモーションでの雷撃などで戦うが、
実はキャラグラフィックは『MVC』からそのままというものは無い。
どうやらアレックスDr.ドゥームなどのグラフィックを大幅に改変して製作されたようである。

アーケードモード用にイントロとエンディングもあるなど凝った作りで、そのイントロの最後に近い部分で、
各技のコマンドを表示してくれる。その中に一見すると昇龍コマンドっぽいものがあるのだが、
これは「→↓↘ + ボタン」ではなく「→↓→ + ボタン」と入力しないと出ないので気をつけよう
(まあCOMMANDS.txtに書いてくれてもいるのだが)。

3ゲージ技の「ウォーリアー・オブ・アスガルド」は、竜巻と雷撃で拘束した後、
彼の盟友であるアスガルドの神々*6を召喚して一斉攻撃するという派手、かつ強力なもの。
初段は突進で避けづらい上にガード不可の上、非常に長い間相手を拘束することが可能である。
ただ、演出中にコンボが途切れているらしく、ライフバーを見ると最後の蹴りとその直前の攻撃のダメージしか受けていないように見えてしまう。
そのため演出が長い割にやたら安いと思われがちだが、実際は5割弱と、まぁ3ゲージ技としてはそこそこである。
+ 細かい話
この技は、「突進→掴んで電撃→地面に叩きつけ→仲間の皆様集合→蹴り飛ばす」というのが大まかな流れで、最終的なダメージは465
ライフバーを常時表示させると分かるのだが、この内の300ダメージは「掴んで電撃」によるもので、
その後の「叩きつけ~蹴り飛ばす」を全て合わせたのが残りの165ダメージ。
また、コンボが途切れるのは地面に叩きつけた直後で、この時相手側のmovetypeが「I(待機)」になっているのが原因。
ちなみにトレーニングモードだとここでライフが全回復する。
ただし、これを単純に「H(食らい)」にしてしまうと、ヒット数は途切れないがダメージとヒット数がバグってしまう。

……まぁ、見栄えの方は少々よろしくないが、このままでも実害は無いので下手に弄るのはやめておいた方が良いだろう。

だがこのキャラのハイパーコンボで最も強力なのは、おそらく1ゲージ技「ミスティック・レインフォール」だろう。
この技は発動と同時にステージ全体が雷雨に見舞われ、しばらくの間下段判定雷をランダムに降らせるというものだが、
コマンド完成後無敵が発生まで続く上、効果持続中はソー本人もスーパーアーマー化する
追い詰められた時には天候の力で試合をひっくり返してやろう。

他にもMVC仕様だけあってタッグ戦時に強力な武器となるような技を多数持つ。
ただし、デフォだとタッグモードがoffになっている(タッグ戦時に、相方がやられるまで引っ込む)ので、
普通にタッグで使いたい場合はdefファイルを開いてタッグモードをonにする必要がある。

全体的に非常に完成度が高いキャラで、強いAIも標準で搭載されているほか、
2013年にはnaclken氏によるAIが氏のOneDriveおよび語るスレ用小物ロダにて公開された。
こちらのAIは的確なアドガで距離を離しつつ雷を落とし、迂闊に飛び込めばコンボを叩き込んでくる強力なAIとなっている。
naclken氏のサイトではよりバージョンが新しくなったAIが公開されている場合があるが、
たまに小物ロダの方が新しい場合もあるので小物ロダと氏のサイトの両方をチェックすると良いだろう。

また、同じくLoganir氏により上記のソーをベースにコンプゲー『Avengers vs. X-Men』仕様のソーも公開された。
こちらは新MUGEN専用となっている他、ボイスが『MVC3』のものに変更されている。マジパネェし!
デフォルトAIも搭載されているが、「ウォーリアー・オブ・アスガルド」や一部システムなどは削除されている模様。
ホルン氏によりAIパッチが作製されている。
また、Loganir氏はソー専用ステージとして「Asgard Bifrost」も公開している。
下の動画のものは旧バージョンのもの(現行版のステージはロキの項目に動画あり)。
参考動画

この他、Rel氏により『UMVC3』仕様のソー…を再現したキャラの「マイティ・ミョン」が公開されている。


"Odin will be pleased."

(この勝利を、主神オーディンに捧げよう!)

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー



*1
ソーのハンマーは一般的には「ミョルニル」と表記されることが多く、
「ムジョルニア」は「ミョルニル」の英語読みと紹介されていることがあるが実は間違いである。
英語(アルファベット表記)では「ミョルニール」(もしくは「ミョルニア」)に近い発音であり、
映画版や『MVC3』でも「ミョルニール」とソーはソーそう発音している。
1:30や1:53など。字幕では「ムジョルニア」であるが、
発音は「ミョルニール」の方が近い

恐らくアメコミの翻訳の際、綴りが「Mjolnir」であるためそのまま「jo」を「ジョ」としてしまったと思われる
(同様の例として、ベセスダより発売されたRPG『スカイリム』に登場する同胞団の拠点「Jorrvaskr」が、
 原音では「ヨルバスクル」なのに邦訳だと「ジョルバスクル」と表記されている)。
ただし、古代~中世で北欧などで使われた「古ノルド語」では「ムジョルニア」に近い発音であるらしい。
ちなみに映画版では「ミョルニール」が言いづらいので「ミャウミャウ」と言われるシーンがあるのだが、
吹き替え版や字幕では「ムジョルニア」なので「ムニョムニョ」としている。

本記事ではマーベルコミック公式の日本語訳(小学館集英社プロダクション版)が「ムジョルニア」となっているためその表記に準じている。
「ヴィレッジブックス」の翻訳ではより英語の発音への近さを重視した結果、ソーのハンマーは「ミヨネア」と表記されている。
なお、これら以前に発売された光文社版の翻訳本では、小学館版と同じ「ムジョルニア」表記であった。

*2
なお、この時にぶっとばされた土星人当人が後々変なところで再登場するのだが、それはまた別の話。

*3
たまに奪われて悪用されることもある。何故だ。元々ソーも傲慢な性格だったからk
具体的にソーと、ムジョルニアの製作者であるオーディン以外でムジョルニアを持ち上げたキャラクターとして、
キャプテンアメリカスーパースクラルベータ・レイ・ビル
異世界のキャラクターではスーパーマンワンダーウーマンなどがいる。
特にスーパーマンは同時にキャプテンアメリカの盾も装備し、攻守共に最強状態になったことも。

使用できない理由が「重すぎて持ち上げられなくなる」なので、重力の無い宇宙空間で戦うという手段でレッドハルクに奪われた事がある。
また並行世界のそのまたアニメ版の話ではあるがハルクが無理矢理腕力で持ち上げたりもしている。
他には、やはり並行世界のエピソードでデッドプールピム粒子を使って空間ごと持ち上げるといった変則的な使い方をした事もある。
映画ではヴィジョンも持ち上げることができ、それによってアベンジャーズの面々に高潔さを認められた。

*4
X-MENとアヴェンジャーズを対比させる際にソーの対比キャラとしてストームが選ばれることも多い。
天候操作能力やチームの切り札的ポジション、神と女神など実際かなり被っている。
ソーがアヴェンジャーズを脱退した時、代わりのメンバーとして選ばれたのがストームであったりする。

*5
ストームが出演していない『アベンジャーズ・イン・ギャラクティックストーム』での攻撃方法は、
ライトニングストーム同様の「雷による全方向攻撃」となっている。

*6
最初に登場する三人の戦士はソーの配下のアスガルドの神々、ウォリアーズ・スリー。
一番手の青い服の男は、メイスの名手で孤独と沈黙を愛する無慈悲なるホーガン
二番手の緑の服の男は、陽気でユーモアを愛する剣の達人疾風のファンドラル
三番手の赤い服の男は、口が達者な大食漢大いなるボルスタッグ。敵の上から落下して下敷きにするのはお約束。
最後に登場するなにやら馬面な異形のお方はアスガルドの神ではなく、ベータ・レイ・ビルという名の異星のサイボーグ戦士。
ソーに勝るとも劣らぬ力量と気高い人格から、オーディンに勇者と認められ、ムジョルニアと同等の魔法のハンマー「ストームブレイカー」を贈られた。
初登場時にはソーと互角以上の強さを誇ったのだが、2000年代からのインフレ傾向についていけず、
「シークレットインベイジョン」というイベントであっさりスーパースクラルに破れてストームブレイカーを奪われちゃったこともある。
対してソーの方は大量のスーパースクラル相手に無双していた。インフレってホント非情
……いやでも個人誌じゃ惑星何個も吹っ飛ばす戦闘しまくって「ゴッドイーター」なんて異名まで付けられてんのよ?

ついでに他の演出に登場する神々も紹介。
勝利ポーズで背景に出てくる巨大な顔は全能神オーディン。遠隔会話の魔法で連絡を取る時、あのようにして顕現する。本体はちゃんとした人間型である。
別の勝利ポーズで、空飛ぶ騎馬戦車に乗ってくる女性はソーの恋人楯の女神シフ。前述のベータ・レイ・ビルに惚れ込んだことも。
専用ステージは、光り輝く神々の国アスガードと人間の世界ミッドガードを繋いでいる虹の橋ビフロスト。
その背景で見守っているのは、橋の守護神忠実なるヘイムダール。MVC3のエンディングでは、ソーから「もうひとつのミッドガード」の守護を頼まれた。
アスガードの主要メンバーがキャラとステージで勢揃いしている、豪華なキャラである。

……光の神バルドルとして有名な勇敢なるボールダーを除いて。何故彼だけどこにもいないのだろうか。ボルスタッグと大食い大会とか?


最終更新:2024年01月13日 02:04