シューティングセクロス!!
1984年から稼動された日本物産(ニチブツ)開発のアーケードゲーム、
『セクターゾーン』のファミリーコンピュータ移植版(1986年発売)及び北米版における名称。
横スクロールシューティングゲームに分類され、高速スクロール面と低速スクロール面が交互に展開される。
前者は敵機とのデッドヒートを初めとしたレースゲーム的要素が強いが、
後者はシューティングゲーム的な要素が強く、ステージによってゲーム性が大きく異なる。
敵・敵弾・地形に当たるか、バイクのエネルギーが切れるとミスとなる。
ストーリーは地上に取り残された「ペトラ人」(
どこぞの二丁拳銃使いのお嬢様ではない)を、
救助用ホバーリングバイク「ギルギットペトラ」で救出するというもの。
救出した人数に応じて
ステージクリア時にボーナス点が入る。一度に救出できる人数に上限は無い。
が、人数が多くなるとバイクのエネルギーの減りが早くなり、アーケード版では更に動きも遅くなる。
そのためハイスコアクリアを目指すのでなければ、救出せずに無視する事も可能。
ちなみにファミコン版がアーケード版劣化移植としてリリースされてきたケースが非常に多かった当時、
『セクロス』は「『セクターゾーン』強化型」とも言えるほどゲーム性が強化されており、かなり稀有な存在だったりする。
原作ゲームでは自分の倒した敵の残骸も「障害物」として残り、
下手に敵を倒せばそれだけ進行に障害が生まれるというテクニカルでシビアなゲームだった。
ファミコン版ではその様なギミックを施すとスプライトがまず足りなくなるので、
一部のキャラや固定障害物を除き敵は倒したら消滅させるというシューティングの基本に戻り、
ゲームテンポもアーケードに比べてかなりアップしている。
そのスピード感と爽快感が、原作を超える絶妙なゲームバランスとなり、
今なお横スクロールアクションシューティングの傑作としてこのゲームを挙げる人は多い。
また「ニチブツサウンド」と称される
BGMも、このゲームでも遺憾なく発揮されており、BGM共々名作と言われている。
…今ではインターネットスラングの意味の方が有名になってしまっているため、中々口に出しにくいゲームでもある。
セクロスしようぜ!!
まあ、ニチブツは末期にエロビデオ垂れ流しゲー出しまくってたから違和感無いが。
MUGENにおけるセクロス
翡翠の夫氏(現・芹香の夫氏)が製作。
ジャンプやしゃがみがなく、方向キーで画面内を自由に動ける。攻撃方法は前方に飛ぶショットのみ。
所謂
かみキャラであり、殴られたり撃たれたりすると一撃で死ぬ。
しかし
AIが搭載されており(速度を自重した射撃を連発しつつ、一定の距離を保ちながら高さを合わせるだけのAIだが)、
元の機動性も相まって、かみキャラ軍団の中ではシングル戦でもかなりの強さを持つ。
特にタッグ戦で出てくると鬼畜であり、無敵・
飛び道具・突進技の三拍子が揃ったキャラじゃないと
詰む可能性高し。
一発でも当てれば倒せるのが唯一の救いか…。まぁAIスイッチが入っても相手に突っ込み、攻撃されて死んだりするが。
何気に特殊カラーまで搭載されており、11Pがブラックカラー(移動速度&攻撃力1.5倍・弾がダブル)、
12Pがゴールドカラー(移動速度&攻撃力2倍・弾がトリプル・爆死しない)となっている。
後者は
即死耐性があり、ほぼ
論外キャラであるが、2R目以降開始時に
フライング攻撃をすれば撃破可能だったりする。
また、この
カラーリング2種は通常CPU戦では出ないように設定されている。
出場大会
出演ストーリー
最終更新:2021年01月06日 02:06