霊烏路空


「地上に降り注ぐ太陽の光。それは新しい原子を創る核融合の熱。
 究極の核融合で身も心も幽霊も妖精も、フュージョンし尽くすがいい!」

『東方Project』の登場キャラ。初出は『東方地霊殿』のラスボス
核融合*1を操る程度の能力」を持つ地獄鴉の少女。
名前の読みは「れいうじ うつほ」。霊烏路の烏は「鳥(とり)」ではなくて「(カラス)」なので注意。

劇中での通称は「おくう」、『ダブルスポイラー』では射命丸文が「お空さん」と呼んでおり、
ファンの愛称は「お空」や、バカっぽくて特に可愛らしいという意味合いで下記の「うにゅ」+「うつほ」から「うにゅほ」など。
二つ名は「熱かい悩む神の火」。専用BGMは「霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion」。

「そこんとこ、どうなんだ?」
「うにゅ?」

+ 詳細な説明
左足(分解の足)と右足(融合の足)、そして右手の「第三の足」(制御棒と燃料棒)で究極のエネルギーである核融合を操れる。
究極のエネルギーとされるのは、しばしば神と同一視される太陽のエネルギーが核融合によるものだから。
二つ名「熱かい悩む神の火」の熱かいは扱ふ(扱う)の元になった言葉。即ち核が扱いにくいエネルギーであるから。
彼女の右手が第三の足なのは、太陽の使いである八咫烏が三本足の烏とされているからである。
宇宙を思わせるマントを羽織い、左足を中心として回る電子(あるいは惑星)、
右足に纏わり付く金属(一説によれば核反応の最終生成物である鉄、またはチェルノブイリで見つかったという「象の足」)、
胸部の眼、そして右手の制御棒*2は制御っていうか何かぶっぱなしそうなバスターサイコガンみたいな形と、
まぁとんでもない格好で能力・弾幕と併せてプレイヤーの度肝を抜いたのは言うまでも無い。

同作4面のボス古明地さとりのペットで、お燐とは親友。
ちなみにさとりは空らの主であり、ラスボスでもおかしくない力を持ちながら4面ボス扱いという、『東方project』でも珍しいキャラ。
能力「第三の目」が戦闘向きではないのと、別の黒幕が存在するストーリーや製作の都合によるもので、空とは別の意味で恐ろしいのだが。

種族は「地獄鴉with八咫烏」だが、空自体はただの地獄鴉で、一時的に八咫烏の力を与えられているだけ。
彼女の仕事は灼熱地獄跡の管理であり、少しでも火が強くなったら中庭の天窓を開け、火力が衰えたらお燐が運んで来た死体を投げ込み、火力を調整する。
毎日同じ事の繰り返しではあったが、それなりに平和で満足のいく生活を送っていた。
しかし、ある日突然訪問して来た山の上の神により八咫烏の力を与えられ、急激に力を付け外見も大きく変わった。
空が選ばれた理由は、山の上の神の「ここで一番強い鴉は誰か」という質問に「自分だ」と即答したため。
なお上記の「うにゅ?」は、黒幕について霧雨魔理沙に尋ねられた際、神社の茶の間で温泉卵を頬張りながら発した言葉で、
続く会話は「(博麗霊夢)誰が何の得をするの?」「(空)私が得したわ。」であり、基本的にあまり物を深く考えてはいない模様。

彼女は原作者公認のカリスマなど最初から無いバカキャラ。
その力で世界征服したり温泉作ったりするつもりだったらしいが、温泉を求めて地下まで潜って来た霊夢と魔理沙に阻止された。
なお、力を貰った理由は聞かされた筈なのに綺麗さっぱり忘れていた
さとりの第三の目でも読めなかったため、心の底から忘れ去っていたらしい。
本来鴉は賢い鳥なのだが…。
幻想郷の鳥は本当に困った連中ばっかりで感心しませんな

まぁ、力を与えた方も「知能が低い方が余計なたくらみを企てないから」と言っているのでその辺りは織り込み済み。
融通が効かなかったり、嘘をあっさり信じてしまう点を「愚直な妖怪」と評したりもしている。
地上に出たら出たでフルボッコにするつもりだったようだし。

それでも力を授かる前には上述の単調な仕事にも充実感を抱き、事件解決後も核融合炉の管理を真面目にこなしていたり、
主のさとりや友達のお燐の事等、本当に大事な事は決して忘れなかったり、
「炉心の温度低下に注意」といった仕事に関する用語は扱えるし、物理・天文知識も並以上、
相手によってはそつなく丁重な態度も取れるので、それなりの教育と躾があった上での鳥頭なのだと思われる。
…しかし『非想天則』ではチルノが「巫女二人を区別する気が無い」のに対し、
空は「区別出来ない」という、バカというより記憶障害疑惑もある。三歩歩けば…のレベル。

なお、冒頭画像は八咫烏と合体し変貌した後のものであり、本来の姿とは大分異なるとの事。
胸にある赤い目のような物は衣装ではなく、融合した八咫烏そのものらしい。
それ以外の制御棒等のパーツはちゃんと取り外し可能なのでご安心を。
…しかし、眼も取り外し可能との情報も。どっちなんだ!
恐らくはパーツを外す事により八咫烏としての能力が無くなり、元の地獄烏に戻るのだろう。
――――――――――――――――――――――――――――
          CAUTION!!     CAUTION!!     CAUTION!!
――――――――――――――――――――――――――――

     ☢   ☢   ☢   ☢

――――――――――――――――――――――――――――
          CAUTION!!     CAUTION!!     CAUTION!!
――――――――――――――――――――――――――――

スペルカード宣言時に放射能標識(☢)と共に画面中央に「CAUTION!!」、加えて警告音のサイレンが鳴り響く、今迄に無い演出でプレイヤーを驚かせた。
東方には珍しい「一般的なラスボス(魔王とかそういう感じ)っぽい」音楽とシンクロすると割と焦りが生まれる。
『非想天則』でのアレンジ版はまんまRPG風になっており、ゲーム内で使われているBGMの中でも人気が高い。
また、スペルカード使用中の背景も(☢)となっている。
本来はそれぞれ原子からα線・β線・γ線が出ている事を表すマークなのだが、
背景では銀河やら何かの施設やら挙句の果てに何故か猫が描かれている。
銀河はそのままの意味、施設は核施設、または制御棒で、猫は量子力学の「シュレーディンガーの猫」の事。
もしかしたらお燐の事を表しているのかも知れない。
大玉を遥かに超える大きさの超大玉をガンガン繰り出すその豪快さは、正に「弾幕は火力」

前述の通り、シリーズ屈指の難度を誇る地霊殿の最終ボスだが、会話終了と共に始まる第一通常攻撃の弾道がド素直な被弾要素絶無の固定弾。
ぶっちゃけ1~2ボス並の癒し弾幕だったため、文字通りの地獄を切り抜けて来た猛者達を「この子ひょっとしてバカなんじゃあ…」と和ませた。
しかし第一通常が終わると共に、専用核弾と偶数通常の狂った機動力を解禁。
ボム直撃にも平然としている耐久力もあって難度ノーマル時の総合力は歴代最凶の一角だった。難儀な子だよ。

所謂『東方Project』独特の「お約束」を破壊しまくった『地霊殿』の構図は、前作の『風神録』で原点回帰したのを踏まえ、
何処かパターン化した過去作品群の伝統という名のマンネリを破ろうとしているためと思われる。

『ダブルスポイラー』では主であるさとりよりレベルは一つ下、お燐と同じという謙虚さだが、
どう見ても北東の拳ですありがとうございました。な感じで、
星符「巨星墜つ」や、七星「セプテントリオン」といったスペカがある。
セプテントリオンは北斗七星の意であり、
弾幕としても「七つの核弾のすぐ横に小さな弾があり、しかもそれが大量に弾をばらまくので出たらすぐに消さないとまずい」というもの。
要は見えていると死ぬ。
撮影していた射命丸のコメントでも突っ込まれているので故意犯であろう。

なお、『三月精』において正式に焼き鳥候補となった(鶏肉なら確保するのに困らないだろうって)。
空の場合は焼く鳥な気もするが(そんな火力じゃ鳥も焼けないよ!)。
今後一層そっち方面での活躍も期待される。

+ 二次創作での扱い
上述した「お空」という愛称を踏まえ、その派生で公式バカ設定から「お⑨」や、スペル「メガフレア」から「バハムー子」なんてのも。
二次創作ではバカっぽさをより強調されてさとりやお燐を困らせたり、
地上の人達にいいように扱われたりする事が多い。まぁお燐を困らせるのは原作同様なのだが。

おバカで幼稚な性格ではあるが、二次創作での戦闘力は高いものが多い。
理由は「頭以外に栄養がいった」、「あんな眼が飛び出て来るぐらいだから相当でかい」等。
逆に眼が出て来るのに胸は邪魔だから貧乳、スペル「ペタフレア」の語感からつるぺたではないかとの意見もチラホラ。
ちなみに「ペタ」とは一千兆を表す接頭辞で「テラ」の千倍「ギガ」の100万倍である。念のため。
また、非想天則での立ち絵・ドットはロリどころか寧ろかなりの長身の印象を受け、
その外見と二次創作より酷かったと言われる超絶なまでの鳥頭の内面を揶揄して「残念な美人」と形容される事も。

そして非想天則での活躍もあってか、第7回人気投票では中々派手な躍進を遂げた。
これもかっこよさげだけどヌけてて可愛くてばか正直な働き者で、
男心をくすぐる超パワーやパーツ、燃えたぎるBGMと演出など、彼女も大物だという評価が広まったからだろう。
BGMも元々地霊殿BGMでは少女さとりに次ぐ人気だったが、ネクロファンタジアに迫るまでになった。


格闘ゲームでの霊烏路空

東方緋想天』のアぺンドディスク『非想天則』にて追加キャラとして登場。
驚きなのはマントの裏地で、宇宙や電子が動く凝った描写である。*3
自身のストーリーこそないが他のキャラのストーリーに出た際や勝利台詞等で鳥頭っぷりを遺憾なく発揮。
「メガフレア」をはじめ、原作のスペカが数多く搭載されている。

+ 『東方非想天則』での性能詳細
最大の長所は火力。圧倒的なまでの火力。
基本コンボのA連だけで2500、スキカを一枚宣言すればスペカを使わなくとも地上ならどこでもノーゲージ3000~3500のコンボが可能
(並火力のキャラが大体3ゲージを使ってようやく出せるレベルの威力)。
カウンターヒット始動だと4000を超える事も。
更に通常技も、早い強い下段無敵と三拍子揃った4Aに、本作最強の対空打撃技3A、
同時攻撃こそ出来ないものの大半の射撃を問答無用でぶち抜く上にデカい5Cと、打撃射撃共にかなりのものが揃っている。
スキル・スペル共に十分で、立ち回りの補助から更なる火力増強までどれも粒揃い。
防御面では先述の4Aと最強クラスのバックステップ、発生早めの無敵スペル「八咫烏ダイブ」のおかげでこのテのキャラにしては手札はある方。
Ver1.03→1.10での変更も概ね強化といって差し支えないもので、特に今までイマイチだったスペルの救済は大きくプラスに働いた。

…と、ここまで見ると非常に恵まれたパワーキャラなのだが。
無念、お空はあまりにも致命的すぎる弱点を抱えているのだった。
それは、移動手段のほぼ全てに欠陥を抱えているという事。
まず地上の基本である歩きは速度が全キャラ中最遅タイで、地上ダッシュは硬直が非常に長い。
どれほどかというと、近めの間合いでダッシュすると相手の打撃が確定するぐらい。
ジャンプは格ゲー史上でも最上位に入るであろうティッシュジャンプしてから着地までに1秒以上かかる。
これだけでも大きな欠点なのだが、恐るべき事に空中制動はこれが可愛く見えるレベルの劣悪さである。
その理由はただ1つ、空中ダッシュ・飛翔の前に長い溜め動作が入る事。溜め動作中はグレイズが付いている以外は全くの無防備である。
具体的なフレーム数でいうと、大半の他キャラの飛翔を開始するまでの時間が7Fなのに対し、空は18Fである。
これはつまり、理論上では空が飛翔を始めるまでに他キャラの飛翔>打撃が確定する事すらあるという事。
そしてこのゲームは、画面中を飛び回りつつ立ち回る事が前提にあるゲームである。そのディスアドバンテージの大きさは言葉では語り尽くせない。
一応、ハイジャンプだけはまともな性能(高度が高い、速度普通、移動距離が長い)だが、それだけで立ち回れる弾幕アクションSTGではなかった。

また、触られた後の防御面もかなり弱め。
全キャラで最も身長が高い*4ため、基本的に全てのキャラの殆どのキャラ限コンボを喰らうと言っても過言ではない。
喰らわないのは、特定キャラの足元の判定の位置などを利用したごく一部のループコンボくらいである。
特に対霧雨魔理沙戦ではこれが顕著であり、魔理沙の高火力コンボの必須パーツであるB>上りJAの繋ぎが、
空相手だと初心者魔理沙のトレモ相手に推奨されるほど入りやすいため、容易に高火力コンボを完走されてしまう。
機動力が無いせいで固めを抜けても逃げられず捕まる事も多いので、なおさらその点が目立つ。
なお、前述の最強のバックステップだが、これは単純に無敵時間だけが長いのではなく、
後ろに飛ぶ距離や全体モーションなどの全てが他キャラの3倍くらいあるために無敵時間も長いだけなので、
画面中央なら一発で完全間合い外に離脱出来る優秀な防御手段となるのだが、画面端を背負っている状態では逆にまるで役に立たない。
固められている最中に暴発でもしようものなら、相手が一呼吸置いてから反確を取れるほど。

ちなみに、火力は良好なのだが爆発力はそれほど高くない。
やはり機動力が無く、技の隙も大きいのが災いし、固めや差し込みにあまりプレッシャーが無い。
というか差し込める技自体が殆ど無い
一応、最大コストスペカ「ギガフレア」が使用可能な状態なら、
「4A暴れカウンターヒットから3秒で体力5割が消し飛んで逆転勝利」というとんでもない現象も起こるが、
元がゲージ貯め能力に乏しい割に色々ゲージは使いたいお空でギガフレアが使用可能なまま待ち構えられる事が少ない。
更に『非想天則』にはA始動から7割単発10割なキャラがいるため、5割や6割を出した所でそこまで火力が高いとは言えないのである。

余談だが、人によっては洩矢諏訪子などの別ゲーレベルに特殊な挙動を持つキャラよりも他キャラとの使用感の違いを感じるらしく、
「自由飛翔タイプのキャラでもスタンダードキャラでも諏訪子でも使えるが、お空だけは使えない」と言う人も珍しくない。
その理由として、お空の基本の立ち回りは待ちながら判定の強い3Aを的確に刺して追撃を入れる、という要塞型キャラであるためなのだが、
他のキャラは型は違えど自分始動で動くため、基本相手の行動に依存するという普通とは逆の空のみが異質の立ち回りとなり、動かし辛くなるのである。
ちなみに要塞型キャラである理由は、自分から攻めようとしても振りが遅く大きい上に、
上記の飛翔を含むキャンセル行動の動作が遅く、容易に割り込まれるのでそう立ち回らざるを得ないため。
では、お空と戦う時に逆に受けに回るとお空側が立ち回り辛くなるのか?というとそうではなく、
暴れ回る相手ではなければ驚異的な削り能力や凶悪なスペル性能などを遺憾なく発揮出来るので、むしろ手に負えない強さを押し付けてくる。
結局の所、攻めれば強いのに基本スペックのせいで攻めに行けず、置いて潰してから繋げる妥協戦法が最適解になっている点が、弱キャラとされる所以である。

現在のVer1.10では上方修正は受けたものの、機動性能と防御面の弱さという根本的な欠点は変わっていないため、やはりまだまだ厳しいのが実状。
総合的には残念ながら弱い部類のキャラと見られており、理論値だけなら全キャラ不利とまでも。
しかし旧Verでは個別のキャラ相性で最悪だった、一部の技が全てを無に帰すキャラや、冗談抜きで試合時間の9割は画面端で我慢する時間になるキャラ
機動力に圧倒的な差があるのに、コンボ火力で追い付かれてしまうキャラなど、どうしようもないレベルの相手がいたのだが、
そういったキャラ達が軒並み下方修正されたため、意外と何とかなる程度に収まっており、プレイヤースキル次第で十分にチャンスはある。
また、1.10までバージョンアップを重ね、主にスペルカード面では大幅に強化されており、スペルカードだけなら非常に粒揃いである。
特に全画面で強制的に相手の動きを阻害し、出すだけで一方的に場を支配してしまう「サブタレイニアンサン」や、
コンボ・削り・確定ガークラ何にでも使える「メガフレア」など、
他キャラであれば使い手が自ら自重したり、大会で使用禁止ルールが設けられたりするほどのぶっ壊れ技になっていたのだが、
今の所「持ち主が霊烏路空である」と言うだけで許されている。
また、パワー型キャラ故にラグに強いという印象を持たれがちだが、振りがあまりにも遅いので見えた所で出せるものが無かったり、
逆にこちらの予備動作を見やすくなるせいで始動となる置きの攻撃を相手に対処されやすいといった事態が頻発するため、
全キャラクターでもトップクラスにラグの大きい環境を苦手としている。

なお、上記で1.03→1.10ではおおむね強化しかされていないと書いたが、実は致命的に弱体化された点が1つ存在する。
それは「龍魚の羽衣」(所謂ガードキャンセル)である。
この技、全てのキャラで同じ技が使えるシステムカードと呼ばれる類の技なのだが、1.03まではキャラごとに性能が異なっており、
空のガーキャンは発生3F(暗転による停止時間を差し引く)で正ガードされても1Fしか不利が付かないという、全キャラ中トップの高性能を誇る技だった。
適当な小技に使っても簡単に確定してしまう超性能だったのだが、1.10にて発生速度が全キャラ一律にされ、
慣れた人なら見てからガード、または無敵技でガーキャン狩りが出来る程度の中の下くらいの性能になってしまった。
正ガードされて1F不利のみという硬直差の優秀さは失われてはいないものの、ガードされても致命的ではないというだけで、
ガードされてしまうと相手を至近距離から離す事が出来ない時点で厳しい。特に、空は防御面がこのガーキャン頼みであるというのが更にキツい。
相対的ではあるが、大幅な弱体化と見て間違いない点だろう。

+ お空ちゃん強キャラ説?
ちなみに、対戦記録・レーティングシステムツールである『天則観』および『Tenco!』の統計では、
空は使用数・勝率共に最上位を突っ走っている
しかし、上級者達の評価は上記の有り様であり、評価と勝率が一致していないという稀有なキャラとなっている。
これの原因は、空のキャラ特性が初心者~中級者前後の実力帯において無類の強さを発揮するからに他ならない。
強烈に高い火力や強い技は初心者にも分かりやすく扱いやすい長所であり、初心者同士の殴り合いでも発揮される強みであるのに対し、
逆に致命的な短所であるはずの機動力の欠陥は、「自分はミスをせず、相手のミスは見逃さず」な中級者以上のクラスにならないと突く事は難しい。

故に、中級者以下の対戦においてはぶっちぎりの強キャラとして君臨する事になるのだ
この辺りはプレイヤー人口も最も多くなる所であるので、結果的に勝率も伸びるわ伸びるわ。
キャラごとの勝率でも、最も多用される基本行動に分かりやすく劇的に不利なvs永江衣玖以外は全てのキャラに対して有利を付けている。
評価と勝率の剥離はこうして生じているのであった…使用数?……かな?

+ 20XX年 幻想郷は核の炎に包まれた!
地獄で何を学んで来たのかは知らないが、大半のモーションがサウザーまんまである(下記画像参照)。
関係ないモーションを切り張りしたのではなく、ガードポーズ同士、バクステ同士、「地面を踏み付けて衝撃で相手を浮かせる打撃技」同士など、
同じ行動のモーションをそれぞれ比較してそっくりなのである。
スペルカード「八咫烏ダイブ」に至っては「地上で出すと蹴り上げ→暗転→オーラを纏って下降突進」「空中で突進部分だけでも出せる」
と言う技の特徴がまるきり共通しているだけに留まらず、カードの説明文にも「背中を見せぬ意地」だの書いてある。
キャラ性能こそ「低火力・高機動手数重視」に対して「低機動・ワンパン火力重視」と正反対で、
キャラごとの防御力の高低や気絶率・ガークラの有無の差などは存在しないゲームシステムだが、
切り返し技に乏しく守ると弱く一生画面端になる事もある点は共通している。

他にも浴びせ蹴りの成功モーションがシンの掴み投げだったり、
通常技も3Aがユダのグレイブ、J6Aがレイブーンだったり、
それ以外にもここですかしたりリング状の弾を発射したり舞い降りよしたりと色々はっちゃけている。
ガードモーションは仁王立ちで切り返しがガードキャンセルと羽ばたきしかなく守ると弱いとこまで同じ。
+ 分かりやすい比較図(サイズ注意)
…これはひどい。まぁ黄昏だからしょうがない
霊夢とかもテーレッテーをパロってやらかしてる事だし。

天候は「烈日」で、効果は「全てを焼き尽くす程度の天気」。
画面上部にいくほど徐々に自分の体力が減っていくが、代わりに攻撃力が上がりゲージも増加していくという天候。この減少ダメージではKOにはならない。
空中戦主体のゲームとはいえ主戦場はあくまで地上~中空程度なので、この攻撃力アップの明らかな恩恵を受ける事はあまり多くない。
しかしこの天候の真骨頂は体力減少で、地上戦で牽制してジャンプさせたり積極的に相手を打ち上げるなどして少しでも与ダメを稼ぐなんて使い方がある。
またゲージ増加も曲者で、体力ドットでワンチャンが遠い時はいっそ高飛びしてゲージ回収に務めるなど、鳥頭の天候主とは裏腹に中々戦略性が高い天候である。
お空自身は機動力が無いので、追い詰められて仕方なく飛ばされて体力を減らされ、いそいそとゲージ回収に専念する側になる事が多い。うにゅ…。
ちなみに、超高空へかっ飛んでいく演出のある技(天子の天道是非の剣など)をこの天候の時に使うとえらい事になる。

全くの余談だが、髪の毛がエロい。あんなにふさふさとした髪の毛を揺らすなんて…。
また、4AやJ8Aの蹴り上げモーションを見る限り明らかにはいてない
ちなみに古語の「空(うつほ)」には上着の下に下着を着けない、という意味があったりする。
まあ今で言う下着とは意味合いからして違っているが。


MUGENにおける霊烏路空

『非想天則』発表以前にも手描きで製作されていた他、アクションゲームの『魔理沙と6つのキノコ』の画像を使用したキャラも存在する。
当初『非想天則』ドットが使用されている空は意外と少なかったが、これは空のドッターが自分のドットをMUGENで使用される事に難色を示したため。
そういった事情もあってか、現状では『非想天則』再現の空は存在しない。

手描きドット

+ キャベツ太郎氏製作 緋想天風
  • キャベツ太郎氏製作 緋想天風
八坂神奈子・メディスン・メランコリーを製作した氏のお空。
神奈備命射命丸文・比那名居天子を基にしたドットは6ボスらしいカリスマを内包する。
翼等には喰らい判定が無く、実質天子並みの大きさ。

東方キャラでは早いがリーチの短いA打撃、中距離安全地帯が在るB射撃など乱戦は苦手。
多段ヒットする射撃と高速な飛翔、空中使用可または空中専用の技を活かした戦い方を求められる。
A打撃は書き換えではあるが「ソードオブフツノミタマ」Cでリーチの強化が可能。
射撃扱いになるのでグレイズされ易くなるが便利。
また、2P側でのデフォルトのスキルである「プロミネンスワーム」は相手に照準を当ててから放つと呆れんばかりの追尾性能を誇る。
画面外から襲いかかるミサイル弾は脅威である。

スペルカードは1コス技が無く、見た目以上に攻撃範囲の広いものが多い。
しかし〇〇フレア系を除くと横方向への判定が弱いものが大多数。
また技終了後の隙も大きめで反確を取られやすい。
5×3種の必殺技、14種類ものスペカ、気象関連以外の各種システムカードが実装されている。デッキ編集も可能。
ゲージを消費し続け必殺技性能の強化に使うレベル転換、ガード反撃は無いが霊撃がガードキャンセルの役割を担う等のアレンジ要素もある。

また、技の書き換え無しに各種必殺技を使える萃夢想風モード(別名「理論上最強モード」)も存在する。*5
5コス技「核反応制御不能」を使用すると、このモードでもスキルレベルMAXの必殺技が使えるようになる。
…のだが、時間制限がある上にカウント0になると自爆して5割ダメージを被る(自分のみ)という致命的な欠点がある。
対人戦で他の東方キャラと程良く遊べる程度の性能を目指してバランス調整がなされている。

Seacolor氏、切干氏、青梨氏によりAIが製作された。
動画登場頻度の高いSeacolor氏のAIは全てのスキルを使用する。
前述の絶望的な打撃のリーチと根元に判定が無い射撃を補うため、飛翔を使った逃げ戦術を取る。
そのため空中での攻め手が豊富だが、技終了後の落下時の無防備さが弱点となっている。
切り返しも乏しいため苦戦する場面が多いようだ。
しかし「ハイパーフルーイディティ」を使用したループコンボは見栄えが良いので筆者のお勧めである。
切干氏のAIは地上でのA打撃と昇龍技の「転生の炎」を重視しており安定しているが、
無駄にスキルの上書きを行うため、デッキ編集で各コマンドのスキルカードをそれぞれ一つにすると、十分な実力を発揮出来るだろう。
なお、切干氏のAIは現在公開停止で、使用したい場合には制限が有るので注意。

また、キャベツ太郎氏がSeacolor氏製作AI(ver.1.04)を改変したAIを公開した。
氏曰く、勝率はさて置き取り敢えず前に出て切り返し、ぶっぱ、軽いコンボをするようになり、
理論上最強モード且つ各スキルレベルMAXの状態であればそこそこのキャラとは闘える筈、との事。
更にAI公開に伴う更新でストーリーモードが搭載された*6

余談だが、射命丸譲りのミニスカートはオリジナルのアニメーションでも本家同様の鉄壁ぶりで、
空中で逆さになり開脚しながら回転しても中身が見えない。
作者としてはパンツは描きたかったとの事。
なお、キャベツ太郎氏がサークル活動を始めるに当たり、黄昏ドット改変のキャラの公開を停止。そのため現在はDL不可
(手描きのキャラ製作は続け、削除後も動画への使用やドットの改変等は変わらず自由との事)。

イグニス・スカーレットソニック・ザ・ヘッジホッグを製作してるABAB氏が下記の青梨氏用と共にボイスパッチが公開されているが…。
+ 「うにゅー」と言わせてみたかった
何故このボイスにした。

  • コンボ
コマンド 備考
近A×2→3A→2C 2Cフルヒットで2割前後。小さいキャラには安定しない。
近A×2→3A→B→(HJ)→A→J6AorJ2A→各種スキル 画面端限定。
近A×2→3A→6B→(HJ)→A→J6AorJ2AorJ8A→各種スキル ↓より僅かに威力が高いが、小さいキャラには安定しない。
近A×2→6B→(HJ)→J2A→J8A→各種スキル 6B~J8Aの繋ぎは最速で。
~J8A→地獄極楽ボトムダウンorC飛翔弾or転生の炎MAXorコメットレインMAX J8Aからはスペカも繋がるが、
(現時点では)補正がかかり過ぎて割に合わない。
近A×2→6B→(HJ)→J6A→
テラフレア(相手が端寄りにいる場合のみ)
J2B(5~8ヒット)→JCorプロミネンスワームor
CハイパーフルーイディティMAX→J6A→J2B→JCor(空中ダッシュ)→地獄極楽ボトムダウン
J2B以降は入ったり入らなかったりする。画面端から遠い方が入りやすい。
近A×2→6B→2C→(Bオビシャストライク→フェルミズパイル)or(Cオビシャストライク→J6A) スキルLvがMAXなら、Cオビシャの後にJ6Aが入る。
(Cソードオブフツノミタマ装着時)近A×3→メテオレインor牛玉宝印or地獄極楽ボトムダウン 補正の緩い熱剣攻撃からのスペカ。
遠A or 近A×2→6A→6B→(HJ)→J6A→J6C→一切方焦熱六十四寸釘 画面端限定
遠Aor近A×2→6A→6B→(HJ)→J6A→J6C→飛翔or空中ダッシュ→JA→J6A→J6C→飛翔or空中ダッシュ→JA→J2Aor(J6A→C地獄極楽ボトムダウンor牛玉宝印) 画面端でなくても狭いステージ(KFMステージ程度の幅)なら開始位置から狙えるループコンボ。J6Cから2飛翔で着地してループ回数を増やすと最大6割まで伸ばせる。
[近A×2→5Bor2Bor6B→(前HJ)→JA×2]×n 画面端&昇りJAの当たる相手限定の永久。補正で途中からダメージが0になる。どんなに頑張ってもダメージが増えないネタコンボ。一応ゲージ稼ぎ、時間稼ぎには使えなくも無い。

+ 青梨氏製作 非想天則風
  • 青梨氏製作 非想天則風
キャベツ太郎氏お空のドットを用いた非想天則風アレンジ版。
デッキ選択システムやシステムカードの追加、回避結界やボーダークラッシュ追加、
ストーリーモードのオミット、一部技の仕様変更やコンボルート見直し、特殊カラーの追加などが行われている。
デフォルトでAIが搭載されており、A射撃のヒットを確認してから悠々と飛来して来る。
7~12Pは全てのスキルが使用可能(Bの表示とイントロ付きでの登場が目印)。
この内6Pは全ての技にヒット硬直とガード硬直増加効果が付き、グレイズ中無敵となり、
12Pはゲージ・霊力・スキルレベルが常時MAX、空中ダッシュ無制限となる。

+ 愛茶氏製作 太陽神マリーナ
  • 愛茶氏製作 太陽神マリーナ
キャベツ太郎氏のお空の改変版。
下記の太陽神より早い時期に公開された神キャラだが、現在は公開停止。

+ BIYO氏製作 萃夢想風
  • BIYO氏製作 萃夢想風
「温度ゲージ」など意欲的なオリジナル要素が搭載されており、現在の完成度は95%程度との事。
東方キャラとしては弾幕は薄め、更に射撃を使うと「温度」が下がってしまうため、殴り合いの方が得意。
尤も、射撃は発生・弾速共に優れているので使いにくいわけではない。
前述の「温度ゲージ」はゲージ消費の特殊霊撃1回、またはダッシュや打撃技を使う事で珠の色が変化し、
MAXになるとカットインが挿入され、以後一定時間スペカ強化・ゲージ回復等の利点がある(効果終了時には霊力が0になる欠点もあるが)。
カットインは天子の公式イラストの改変だが、ベースと比べて戦闘力が増し増しになっている
氏のブログから公開先へ繋がらなくなっているため、現在はhamer氏によって代理公開されている。

AIはデフォルトで搭載済み。
素直な波動昇龍系のキャラではあるが、強キャラ勢とも渡り合える実力を持ち、舐めてかかると痛い目を見る。
  • コンボ
コマンド 備考
A×2~5→6A→6B→6Corプロミネンスorニュークリアフュージョン(端限定)] お手軽かつ安定、威力も高い。
A×2~3→(6AorB)→キャンセル特殊霊撃→JA→JB→JC 特殊状態への移行を組み込んだコンボ。
A(×2~5)→2A→2B→ディレイ22A→6Corギガフレアor(JA→JB→シーリングレイヴン) カッコ内は画面端限定。

+ 極楽主義者氏製作 太陽神
  • 極楽主義者氏製作 太陽神
BIYO氏製作のお空の改変。
神キャラを目指しており、日々様々な製作者に教わって更新中との事。
現在は強化された「太陽神R」と同時に公開中。こちらの12Pは親変更、邪眼キラー、強制死の宣告など神上位の性能になっている。

+ BIYO氏製作 緋想天風
  • BIYO氏製作 緋想天風
上記の萃夢想風手描き空を製作したBIYO氏によるリニューアル版。
2013年2月16日にver1.0が公開された。
キャラドット、エフェクト、そしてほぼ全ての音声が自作であり、力強い演出は見応え十分。
更に、各技のフレーム数や補正が詳細に書かれた製作メモも付属しており、非常にユーザーフレンドリー。
萃夢想風版同様、現在はhamer氏によって代理公開されている。

基本システムは緋想天準拠だが、霊力ゲージが6段階だったり、スペルカードがコマンド入力だったりと一部が異なる。
必殺技のスキルアップや霊撃に必要なサーマルゲージは時間経過で増加し、ライフが低い時やコンボ中は上昇量が多い。
サーマルゲージが100%に達するかコマンド入力で臨界モードに移行出来るが、終了時にスキルレベルが1になる。
臨界モード中は基本スペル5種類を組み合わせて13種類の合成スペルを発動するスペルフュージョンが可能。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ エトワール氏製作 アカツキ電光戦記仕様
BIYO氏のリニューアル版のドット絵を、みきた氏製アカツキキャラの記述に組み直した改変。
改変元の特徴であるエフェクトやSEによる美麗な演出が抑えられており、物足りなく感じるかもしれない。
性能面は無敵昇竜が無い代わりにレーザーが放てる程度のスタンダードな作り。
AIは搭載されていない。
プレイヤー操作

+ ホルン氏製作 改変アレンジ仕様
  • ホルン氏製作 改変アレンジ仕様
2019年11月24日公開。
キャベツ太郎氏のお空を性能強化した改変版。
+ 改変点
改変箇所は以下の通り。
  • 理論上最強モードに固定、ストーリーモード無し
  • コンボセーフティの緩和化、スぺルカードのコンボ補正を0に
  • 回避結界の無敵増加
  • ジャンプ開始モーションも射撃無敵
  • 「転生の炎」がスキルレベルに関係なく出がかり無敵。レベルアップによる威力上昇値を上方修正
  • 「スーパーノヴァ」の小光球をダッシュ、バクステ時に設置するように。B、Cは設置位置の変化に変更
  • 「フォービドゥンオライオン」終了モーションの降下時に即行動可能に
  • 「ソードオブフツノミタマ」のA打撃の熱剣を4Aで出せるように。Cの効果を威力上昇とA熱剣に射撃無敵の付与に変更
  • 「コメットレイン」終了モーションの降下時に即行動可能に
  • 始祖「フェルミズパイル」の判定強化
  • 煉獄「エターナルフォースインフェルノ」の継続時間と火柱の数を大幅増加

AIも搭載されており、恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルの設定が可能。想定ランクは強との事。
なお、デフォルトでは常時起動に設定されているため、自分で操作する場合はAIのコンボ設定を0にしておこう。

非想天則ドット

+ Kohaku氏製作 格ゲーアレンジ
  • Kohaku氏製作 格ゲーアレンジ
一般的な格ゲー風にアレンジされ、スペカ宣言や弾幕の類を使用しない空。
『非想天則』のドットが使用されているが、マントの模様は再現されていない。
機動力は原作に倣って中々重いが、格ゲー風と言う事で攻撃動作の方は大分軽くなっている。
開始時に特殊防御をジャストディフェンスMELTY BLOOD風のシールド、パリィの3つから選択可能。
ストライカーとしてお燐とチルノを呼び出す事が可能、これでちゃっかりお燐もMUGEN入りとなった。
そして体力30%以下限定で3ゲージ技「ギガフレア」を発動可能。
敵を宇宙まで吹き飛ばす派手な演出で、威力も絶大。ついでに何か色々巻き込んでしまってるがなに、気にすることはない。
勝利時には『ストIV』のリザルト画面が出る(ここまでのシステムは氏の他のキャラも共通)。
なお、氏製作の東方キャラの例に漏れず、3ゲージ技発動時にはどこかで聞いた様な声が入る。
分かる人には分かる声だが、アレンジ東方繋がりでむしろ彼女が浮かぶ人も居るかもしれない。

sekt氏とshao氏の外部AIが存在する。
ただし、sekt氏のAIは現在公開停止。
オプションでストライカーの使用の有無、ジャストディフェンスの使用に関する設定ができ、
最新版ではボイスのON/OFF切り替えが可能であった。

+ fhqwhgads7氏製作 萃夢想風
  • fhqwhgads7氏製作 萃夢想風
The Kidなどの製作者であるfhqwhgads7氏によって製作されたお空。
非想天則のドットが使用されているが、やはりマントの模様は再現されていない。
スペカが壱符と弐符でセットになっておらず、それぞれ3種類の中から選択出来る。
他にもアーケードモードでは使用不可能な技(と説明されているが、実際は2P側なら使える)が2つある。
1つ目はパワーゲージ最大で使用出来る「南斗鳳お空拳」。
最初は乱舞技が始まるので「あれ?」と思わせといて、最後に羽ばたいて一撃必殺。しかもガード不可。
例の音楽は1試合の必要ラウンド数を全て取った時のみに流れる。
2つ目はパワーゲージ最大値の50%で使用出来る「Shun Goku Rip-off」(直訳すると瞬獄盗?)。
要するに瞬獄殺で、ダメージは5割程。
ただし最大ゲージ数が9かつゲージ回収率が低い(1ラウンドで1ゲージ強程)ので使用機会は少ない。
なお、前者は最大ゲージ数にかかわらずゲージ最大なら使用出来るが、後者は4.5ゲージ必要である。
AIはこの2つの技は使わず、ゲージはスペルカードに回す。

+ 交差氏製作 格ゲーアレンジ
  • 交差氏製作 格ゲーアレンジ
Kohaku氏の空の改変キャラ。
ブリッツボールやカイザーウェイブなどヴォルフガング・クラウザーの技を搭載している。
なんと初期ライフが3000、攻撃力及び防御力が高く設定されているため、
通常のキャラと互角に戦わせるならライフ1000、ATKを20、DEFを30程度に調整することを勧める。
また、独自の防御補正(アーマー)もあり、普通のキャラのおよそ9倍程硬いというとんでも性能を持つ
(アーマーの設定に関してはconfigで強化したりアーマー無しにできたりと調整可能)。
AIはデフォルトで搭載されている。

+ humi氏製作 聖帝空
  • humi氏製作 聖帝空
サウザーボイスのお空。
AC北斗の拳のサウザーの差し替えキャラみたいな名前だが、実際は即死級の技を撃ちまくる狂キャラ。
上記のKohaku氏空の改変のため2回目の勝利イントロではリザルト画面が表示されるが、
内容は改変元のままなので全て英語表記であり、なんだかよく分からない。
humi氏自身の大会動画に登場(4:15~)

+ にんにく氏製作 鳥座U235星
  • にんにく氏製作 鳥座U235星
恒星をイメージして制作されたお空。
相手はその場にいるだけでダメージを受け、火力がとにかく高い。
攻撃を介せず無敵の相手にすらガリガリ体力を削るような技もある。だが動作はとにかく遅い。
動作中は常時アーマーだったが、最新版では「何もしなくても自分の体力がどんどん減っていく(氏曰く20秒で自滅するとの事)」というキャラになった。
KOされた時に強制的に超新星爆発に以降しダブルKOを狙って来る。
タッグ時に倒された場合一定時間経つと完全復活するおまけつき。しかも制限なんてない。
強さはシングルで1~4Pが狂下位、5~8Pが狂中位、9~12Pが狂最上位(準神)くらいとの事。
最新版では親捏造強制ターゲットを使わせるスイッチが搭載されている。

+ soruzin氏製作 マグナディウエス空
  • soruzin氏製作 マグナディウエス空
TOD2に登場するマグナディウエス風のアレンジキャラ。
仕様から使う技まで出来る限り原作に近付けており、具現結晶を除いたほぼ全ての技を搭載。
背後カウンターや回復カウンターも搭載し、後者はアクアリムスの変わりか普通に使った場合よりも威力が跳ね上がり回復も付く。
元ネタが元ネタなだけあり体力が高く(Life8000)、使う技はどれも高性能。
特に開幕と同時に発動し、阻止に失敗した場合こちらのHPを1にして来る全画面ガード不能技「ラスト・ヴァニッシャー」には注意
(一応スイッチでON/OFF可能)。
また、バルバトスと同じく、うっかり後ろに立ってしまうとカウンター攻撃からの連携で死が見えるので注意。
立たなくても時止めして突進技で裏周りしつつカウンターしたり、エンシェントノヴァで自分の方に吹き飛ばしつつカウンターするなど理不尽度も同じ
オプションではスネークバイトの毒(永続ターゲット)の可否や開幕ラスヴァニの可否、カットインの変更(マグナディウエスか空か)を選べる。
エルレインフォルトゥナなどの氏が製作した他テイルズボス再現キャラ同様狂クラスになっている。

+ ルフトゲルング氏製作 ロックマンXっぽいお空
  • ルフトゲルング氏製作 ロックマンXっぽいお空
名前通りロックマンXの様な攻撃方法を持つ(一部違うものも紛れているが)。
※動画削除済みだが公開場所へのリンクは健在

+ Deoxgigas氏製作 Stardust Utsuho
  • Deoxgigas氏製作 Stardust Utsuho
原作の動きをある程度踏襲した、星屑のエフェクトが特徴的な改変。
縮尺は0.78倍とやや小さめ。
スプライトに銀河模様を直接張り付ける事で、疑似的に原作の銀河マントを再現している。
攻撃ボタン数が増えた結果、原作の全必殺技を使い分ける事が可能。
全体的に動作が高速化されており、AI戦想定の改変との事。

11Pは数の暴力なカラーにしては珍しく、個々のカラーパレットが異なる。
12Pは虹色に光り、ゲジマユや攻撃力上昇に加えて、喰らい状態の時に空を中心に爆発が起きるようになる。

+ 17th_star氏製作 ネスツ空
  • 17th_star氏製作 ネスツ空
こちらも名前通りイグニスを中心としたネスツの要素を取り入れたお空。
ストライカーとしてクーラ風のチルノアンヘル風の美鈴が登場する。
AIがデフォルトで搭載されており、ランクは凶~狂程度。
余談だが、大ポトレが妙に愛らしい。
参考動画

その他

+ mapelao氏製作 原作STG風
  • mapelao氏製作 原作STG風
論外キャラで知られるmapelao氏によって製作されたお空。
原作ドットとスペルカードをそのまま持って来たような凶悪キャラである。
技が射撃しかないので射撃対策してあるキャラだとあっさり倒せたりもするが、普通のキャラでは間違いなく倒せないだろう。
プレイヤー操作(9:55~)

+ Murdertroyd氏製作 魔理沙と6つのキノコドット
  • Murdertroyd氏製作 魔理沙と6つのキノコドット
現在は公開停止。
『魔理沙と6つのキノコ』*7の画像を使用して製作されたアクションゲーム系の巨大キャラ。
性能や演出は多少アレンジされており、撃破するには原作と違った手順が必要。
また、このキャラの戦闘中はBGMが強制的に変更される他、専用ステージも付属している。

開幕時はジャンプからの踏み付け攻撃しか使ってこないが、ダメージを与える事で火柱や岩での攻撃も追加される。
空本体に直接攻撃してもダメージは入らないので一緒に出現するアリスに攻撃して貰う必要があるが、そのためには一定の段階を踏まなければならない。
まず、空の頭のキノコを踏むと吐き出す火球を攻撃すると「POWER UP!」という表示が出る。
その後にアリスを攻撃する事でビームを撃ってくれるのだが、このビームはお空だけでなく自分にも当たってしまうので注意。
キノコを踏むにも火柱(ガード不能)を避けるのにもジャンプが必要なので、使用キャラによっては詰んでしまう事もある。
攻撃範囲が広く、二段ジャンプが可能なキャラだと戦いやすいだろう。
こちらの動画で詳しく紹介されている(9:15~)


十得制御棒うにゅほについては当該項目を参照。

動画では核を扱うという事でゴジラと共演したり、太陽繋がりで毛利元就と組んだりしている。
ストーリーでは彼女に付いて来る形で、お燐やさとり、古明地こいしが出演しているケースも。


「時間すら歪む超高温、超高圧の世界は地上の姿を大きく変貌させるでしょう。
 その究極のエネルギーこそ核融合!貴方も私とフュージョンしましょ?」

出場大会

+ 一覧
+ 【霊烏路空】
シングル
タッグ
チーム
その他
  • グループ別総力戦トーナメント( OP
更新停止中
  • 東方夢幻天空杯( OP
凍結
削除済み
  • 自重知らずの凶狂キャラタッグトーナメント(タッグ-ゴジラ))
非表示
+ 【鳥座U235星】
【烏座U235星】
凍結
削除済み
+ 【マグナディウエス空】
【マグナディウエス空】
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

+ 一覧
A・B・C(非戦闘)
GO!GO!リンガ王国(キャベツ太郎氏製作版、カリスマ)
Lucid Dream(BIYO氏製作版)
MUGEN街の夜雀亭(赤ちゃんとして登場、名前は「空(そら)・Fローレライ」)
MUGEN街の夜雀亭 2nd(続編にして主人公)
~Restaurant Dolls~(キャベツ太郎氏製作版。地霊殿組で出演)
S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~
Transfer Avengers
暁家の悪魔(「お空」が妹)
アリスさん姉妹・R(キャベツ太郎氏・BIYO氏製作版)
ウドン13(Kohaku氏製作版)
怪獣王 王座復権への道ヒロイン
がくえんアリス
仮面ライダーMIOMEGA
霧雨魔法店
狂って踊れ
香霖堂夜想曲
こんな○○は因果地平の彼方に(山のフドウ)
サウザーの拳
ザ・ジャンボォ!
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-
てんこちゃん愛してる!(BIYO氏製作版 さとり様も出演)
とある吸血鬼の東方見聞録
特別課外活動部事件簿
七夜と痛快すぎる仲間達~ユニオン名は七夜フレンズ~(BIYO氏製作版)
ヒナナイの剣
ひやあせ荘のうにゅほさん(主人公、BIYO氏製作版)
無限の極
もこや営業中!(キャベツ太郎氏製作版/Seacolor氏AI サd…さとり様も出演
ラディッツがMUGENで幻想入り(キャベツ太郎氏製作版)
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ

プレイヤー操作

アルで昇華(part85、Murdertroyd氏製)
一般的な修行風景(二十九、BIYO氏製)
実況付きP操作 Tarie配信(461キャラ目操作キャラ、エトワール氏製)
白猫と歩く part28 、Murdertroyd氏製)
ブリジットと遊撃の旅 part213 、mapelao氏製)


関連項目



*1
「核」と聞いて思い浮かぶのは核兵器や原子力発電だろうが、これらは「核分裂」のエネルギーを利用したもので、
原子核の反応によるエネルギーを利用する点以外は「核融合」とは全く別の技術。
空の「核融合を操る程度の能力」とは、その夢の技術である核融合を行う(八咫烏の)力。
しかも霊夢や早苗が(暑いとは言っているものの)彼女の近くや炉の中で平気でいるところを見るに、
常温常圧で行っている可能性が高い。放射線も全く出てないっぽい。この辺は幻想郷だからとしか。

*2
本来の意味の「制御棒」とは、原子力発電に必要な装置である。
中性子を吸収する物質で出来ており、これを燃料の間に抜き差しして中性子の量を調整する事で核分裂の速度を変えるための部品で、
緊急時には押し込む事で反応を停止させる安全装置の働きもある。
本文のように核融合では中性子のやりとりによる連鎖反応が無いので根本的に暴走が起こらず、
本来制御棒は必要無い(炉の破損が起きると温度や圧力が下がるため、勝手に反応が止まる)。
また燃料棒は核燃料の塊だが、これも気体または液体である水素を利用する核融合には無用の筈である
(以上が「核融合」は「核分裂」とは別物であり、また危険性が無いと言われている所以の一つ)。
にも拘らず路空の腕にこれらが装備されているのは足の数合わせなのか、それとももしかして柱をぶっぱなす方の神様の趣味なのか…。
まあ「分解の足」とかも持ってるし、核分裂も使えるのかもしれないが。

*3
詳細は不明だがマントを透過させた裏に別途表示している物と思われる。
しかし、あまりに力を入れすぎたため低スペックキラー的な意味で最凶となってしまう。
後にパッチで簡易描画が可能になったが、無地マントとなるため低スペックPCは結局哀しみを背負う事になった。

*4
レミリアが前ダッシュによって立ち状態を飛び越えられない唯一のキャラ。
これのお陰で対レミリア戦では「立っている限りダッシュ攻撃でめくられる事が無い」と言う、
地味な防御面での利点になっている。

*5
通常モード・理論上最強モードのどちらでも試合開始時の必殺技の種類・レベルを設定変更出来る。
更に1P側と2P側でも個別に調整可能で、デフォルトでは1P・2Pの開始時使用可能な必殺技が異なる
動画使用の際にはデッキの編集と併せて留意しておこう
(「初期スキル選択」欄で1P2Pの必殺技を揃える・一部東方キャラと足並みを揃えるためにレベルを最大の4に設定する等)。

*6
お空以前のキャベツ太郎氏のキャラにも搭載されているが、
スペカの数が神奈子が5枚、メディが4枚なのに対し空はなんと9枚
これは、空のスペカを攻略した際に原作ゲームの様に[P]アイテムが放出され、対戦中に体力回復が可能なため。
原作風だからって、紙STGキャラで回収しに行くとピチューンされてしまうので注意。
難易度は高めだが、腕に自信のある方は挑んでみてはいかがだろうか。

*7
黄昏フロンティア製作の『スーパーマリオワールド』風アクションゲーム。正式タイトルは『魔理沙と6つのキノコ~New SuperMarisaLand~』。
空は「地獄跡」の最終ステージである「地底都市最深部」で魔理沙を待ち受ける。
ヨッシーアイランド』の「ビッグキューちゃん」を思わせるデザインとなっているため、「ビッグお⑨ちゃん」などと呼ばれる事も。


最終更新:2024年03月19日 22:58