タロン





「短冊切りと、みじん切り、

 どちらがお好みかのぅ」



     

恐竜格闘アーケードゲーム『プライマルレイジ』に登場するキャラクター。
見た目はヴェロキラプトルなどの小型恐竜に似ているが、その正体は天変地異により目覚めた7体の神々の1柱にして「生存」を司る神である。
ディアブロなど他の神々よりは小柄な方だが、それでも原始人と比べてみる限り、結構なデカブツである。
また、「生存」といってもあくまで自身の一族(PS版の説明書によれば「ラプター族」との事)が対象らしく、
エンディングでは全ての神々を倒した後に繁栄したタロンの一族が人間狩りを楽しんでいる。

ちなみに、お蔵入りになった続編『プライマルレイジ2』には化身として人間形態が登場するのだが、これがなんと女性
しかも露出度の高いビキニアーマーに鉤爪装備のセクシー姉ちゃん(ただしサイズは据え置き)である。
+ 化身のKEENAさん


原作での性能

全体的にリーチが短めで飛び道具も持たないが、小柄で動作が素早いスピードタイプのキャラ。
俊敏に動き回り、鋭い爪や牙で相手を切り刻むのが彼の戦闘スタイル。
その性質故タロンの技は原作でも一・二を争うグロさであり、
踊るような動作で相手を切り裂いたり、相手にしがみ付いて顔面を齧ったりするので、
人によっては見るに堪えないものが多い。「生存」というより「残虐」の神なんじゃなかろうか


MUGENにおけるタロン

ディアブロヴァーティゴ同様、Lord Sinistro氏によるものが存在。
氏は2021年に引退されたが、サイト自体は「Brazil Mugen Team」にて補完されているのでそちらから入手可能。

基本的な仕様は同氏のディアブロを参照。
もちろん同氏の他の『プライマルレイジ』キャラとの特殊イントロや天罰、食糧信者の召喚も搭載されている。
性能としては、原作同様火力は低いが素早い動きを駆使して攻め立てるスピードキャラ。
通常技に削り効果がある反面、必殺技超必殺技のほとんどに削りが無いという特徴がある。
必殺技は高速回転しながら爪で切り刻む「Frantic Fury」と、前述の顔面齧りこと「Face Ripper」が強力で、
前者は発生1Fな上にどう見ても上段中段にしか見えないのに下段判定というわからん殺し
後者は「発生1Fで超必殺技にキャンセル可能なコマンド投げという恐るべき仕様となっている。
ある意味「小柄で素早い投げキャラ」と言えるかもしれない。
ただし投げ間合い自体は狭く、相手によっては画面端で当てると不発に終わる不具合が発生するので過信は禁物。
これらの他にも相手を踏み付けて気絶させる「Brain basher」という技を所持しており、
ヒットさせればそこから大ダメージを狙えるが、天罰の発動条件にもなっているため、この技でトドメを刺せない点には注意。

+ 技解説(技名はリードミー原文/プレステ版)

必殺技

  • Pounce and flip/パウンス&フリップ
高速で突進し、相手の体に爪を引っかけてよじ登ってから蹴り飛ばす打撃投げ
立ち強Pから繋がるが、密着時は突進がヒットしても技が出なかったり、
ヒット時に投げに移行しなかったりする不具合があるので間合いには注意。

  • Frantic Fury/フランティックフューリー
高速で回転しながら突進し、敵を切り裂く。
発生1Fで下段判定、かつ空中ガード不能という高性能技。
主力技だがガードされると隙が大きいので乱用するのは危険。立ち強攻撃から繋がるのでコンボの〆に。
貴重な削り効果付きの必殺技だが、多段ヒットしそうな演出に反してヒット数は1回のみ。

  • Brain basher/ブレインバッシャー
大ジャンプからの踏み付けで相手を気絶させる。
相手をサーチして飛び掛かるので、飛び道具を躱しつつ奇襲を仕掛けるといった使い方が可能。
前述の通り天罰の発動条件にもなっているため、この技でトドメは刺せない点に注意。

  • Face Ripper/フェイスリッパー
相手にしがみ付いて顔面を5回齧るコマンド投げ。
投げ間合いは狭いが、発生1Fかつ超必殺技にキャンセル可能という驚異の性能で、こちらも主力技の一つ。
キャンセルするタイミングは3~4回齧ったあたりが目安。
ただし、相手によっては画面端で当てると不発に終わると言う不具合が発生するので、位置取りには注意したい。

  • Double slash/スラッシャー
突進しながら爪で2回斬り付ける。削り効果有り。
発生が早く攻撃判定も強いが、連続ヒットせずダウンも奪えないという非情の技。
リーチを活かして1撃目か2撃目を先端当て狙いで繰り出すのが主な用途か。

超必殺技

  • Slash Fury(1ゲージ消費)
高速回転して切り刻む、Frantic Furyの強化版とでも言うべき技。
Frantic Furyと違いその場で回転するが、回転中は前後に移動可能。
また、下段判定ではないので立ち・空中ガード可能、発生速度もFrantic Furyほどではないが、
出掛かりに無敵があり、ガードされても隙が少ない上に削りダメージも大きいなど、こちらもかなりの性能を誇る。
なお、当たり方次第では連続ガードにならない事があるので過信は禁物。

  • Pounce & Ripper(2ゲージ消費)
Pounce and flipと同じ動作で突進し、ヒットするとFace Ripperに移行して蹴り飛ばす。
空中の相手に突進が当たると不発に終わるので注意。

  • Sequencia\Sequence(3ゲージ消費)
相手を掴んで乱舞を叩き込み、Pounce & Ripperで〆る打撃投げ超必。
空中の相手に当てると乱舞に移行しない。

+ 天罰を与えよ

天罰

決着ラウンドにてライフ100以下の相手をBrain basherで気絶させ、その間に特定の技をヒットさせる事で発動。
ただし、Lord Sinistro氏製作の『プレイマルレイジ』キャラに対してのみ発動可能となっているので注意。
()内は対応している技。

  • Shredder/シュレッディング
    (Frantic Fury)
高速回転して敵を膾切りにする。
相手は全身をズタズタにされた上に立ったまま絶命するため、天罰の中でもトップクラスのグロさを誇る。

  • Heart Wrenching/ハートレンチング
    (Double slash)
倒れ伏した相手の腹から心臓を抉り出して喰らう。

  • Stampede
    (Face Ripper)
倒れた相手に無数の同族(見た目は小型のタロン)をけしかけて喰い殺す。

AIは3段階に調整可能なものがデフォルトで搭載済み。
起動するとゲージが自動増加するようになり、上記2つの高性能技を多用したガン攻めを仕掛けてくる。
最大レベルともなれば顔面齧りを連発し、相手をいとも簡単にハメ殺してしまう事もある。

+ 大会ネタバレ
某大会ではさっそく火星人に齧り付いていた。
相手の悲鳴も相まって、草食動物を捕食しているようにしか見えなかった。ご愁傷様。

体色と模様、体付きから「『モンスターハンター』のドスゲネポス」とか言われた事も。
ライトボウガンハンターとの戦い
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出場大会

出演ストーリー



最終更新:2024年03月30日 00:24