ヴァーティゴ






「わたくしの愛と狂気が、

 おまえを虜にするのよ」




恐竜格闘アーケードゲーム『プライマルレイジ』に登場するキャラクター。
肉食恐竜の体とコブラのような頭部を持つ。

その正体は異次元から出現した、"狂気"を司る暗黒の女神である。おまえのような女神がいるか!
宇宙の守護者によって月に封印されていた…のだが、
どうやら根性で地球に舞い戻ってきたらしい。・・・・すごい根性だ。
ただし「根性で~」というのは日本で発売されたプレイステーション及びセガサターン版の説明書に載っているものであり、
この説明書自体色々と遊んでいるので、それに基づいた脚色である可能性が高い
(上記の台詞も説明書にあるもので、他のキャラのページに記載されているのも同様)。
一応、月に封印されていてそれが解けて地球に来たというのはガチである
(専用ステージBGMでそれを示すナレーションが入る他、エンディングのテキストでも語られている)。
エンディングでは大陸全土を支配し、人類を奴隷にしている様子が描かれている。

ちなみに、前述の説明書にて明確に「女神」と表記されているのは彼女のみであり、
『プライマルレイジ』界のと思われていたが、お蔵入りになった続編『プライマルレイジ2』を見るに、実はもう一柱女神がいた模様。


原作での性能

長い首や尻尾で攻撃するのでリーチに優れている。
尻尾による引き寄せや相手を気絶させるリング状の光線、
テレポート口から毒液を吐いたりなどトリッキーな技を使う。
流石異次元から来ただけの事はある。

彼女の「天罰」は相手に光線を当てて石に変えて崩す…ものはまだしも、
縮めた敵をそのまま食ったり更にはホルスタイン種)に変えてしまったりするのはいかがなものかと思わざるを得ない。
まあ、ヴァーティゴに限った話ではないのだが……。


MUGENにおけるヴァーティゴ

Lord Sinistro氏によって製作されたものが存在。
氏は2021年に引退されたが、サイト自体は「Brazil Mugen Team」にて補完されているのでそちらから入手可能。
なお、同氏のディアブロタロンと違いMUGEN1.0以降専用となっている。

基本的な仕様は同氏のディアブロを参照。
もちろん同氏の他の『プライマルレイジ』キャラとの特殊イントロや天罰、食糧信者の召喚も完備している。
なお、他の二体と違い、超必殺技の一つと立ち通常技にしか削り効果が無いという特徴がある。
原作同様の長いリーチとトリッキーな技の数々で攻めていくキャラで、隙の少ない無敵移動技「Teleport」を駆使した撹乱戦法が強力。
……が、真に恐るべきは尻尾で相手を引き寄せて一定時間行動不能にする「Come Slither」。
これは3キャラ分ほど離れていても届く驚異のリーチを持つ下段判定技で、発生こそ遅く、ハメ防止のために連続して当てる事も出来ないのだが、
立ちPチェーンから繋がるので容易に永久が成立してしまうという恐るべき仕様となっている。
一応投げ技を持っていないという欠点もあるが、それを補ってあまりある素敵性能と言えよう。

+ 技解説(技名はリードミー原文/プレステ版)

必殺技

  • Venom Split/ベノムスピット
口から毒液を吐く飛び道具
硬直が長めなので牽制には不向きだが、立ちPチェーンの〆に使える。

  • Come Slither/カムスリザー
相手の足に尻尾を巻き付けて引き寄せる。下段判定。
発生が遅くダメージは極少だが、引き寄せた相手はしばらく行動不能になるので追撃可能。
リーチが非常に長く3キャラほど離れていても届くが、攻撃判定は尻尾の先端部分のみにしかないので注意。
永久パーツにもなる主力技。

  • Vodoo Spell/ブードゥースペル
目からリング状の怪光線を発射して相手を気絶させる。
持続は長く攻撃判定も見た目以上に大きいが、射程距離が短い上に使用中は動けないのが難点。
ちなみに天罰の発動条件にもなっているため、この技でトドメは刺せない。

  • Scorpion Sting/スコーピオンスティング
尻尾の先端から針を出して相手を一突きする。
尻尾を構える動作があるので発生は遅めだが、Come Slitherに匹敵するリーチを誇る。
コンボに組み込む事も可能。

  • Teleport/テレポート(エアーテレポート)
空中でも使用可能なワープ技。
移動方向は前方のみで、相手との距離が近いと頭上から出現。技中無敵。
終了時の隙が非常に少ない。

超必殺技

  • Hiper Venom Splits(1ゲージ消費)
Venom Splitsの強化版。
通常版とは違い放物線を描いて飛ぶ毒液を6つ吐き散らす。
立ち通常技以外ではこの技のみ削り効果がある。

  • Come and Sting(2ゲージ消費)
Come Slitherで相手を引き寄せてから多段ヒットするScorpion Stingで追撃。
ただし、Come Slitherとは違い立ちガード可能。

  • Sequencia\Sequence(3ゲージ消費)
Vodoo Spellを放ち、ヒットしたらコンボを叩き込んでCome and Stingで〆。
威力5割超と強力だが、初動がVodoo Spellというのが問題。Come Slitherから繋ぐのが安全か。

+ 天罰を与えよ

天罰

決着ラウンドにてライフ100以下の相手をVodoo Spellで気絶させ、その間に特定の技をヒットさせる事で発動。
(「Petrify」のみ気絶が解けた後で対応する技を当てる必要有り)。
ただし、Lord Sinistro氏製作の『プレイマルレイジ』キャラに対してのみ発動可能となっているので注意。
()内は対応している技。

  • La vache qui rit
    (Vodoo Spell)
Vodoo Spellで相手を縮めて牛(ホルスタイン)に変える。
牛になった相手はそのまま逃げていくので、天罰の中でも有情な部類。

  • Shrink and Eat/シュリンク&イート
    (Engolir humanos)
Vodoo Spellで相手を縮めてそのまま丸呑みにする。
発動条件になっている「Engolir humanos」とは、信者を食べる攻撃判定有りの特殊動作(プレステ版では「お食事」)の事。

  • Petrify/ペトリファイ
    (Come Slither)
Come Slitherで引き寄せた相手をVodoo Spellで石化させ、Scorpion Stingで木っ端微塵に粉砕する。
前述の通り気絶が解けてから発動条件になっている技を当てる必要があるため、他の天罰より決めるのが難しい。
なお、一度条件を満たしていればCome Slitherが当たった時点で発動する。

AIはデフォルトで搭載済み。
他の2体と同じく3段階に調整可能な旧AIと、MUGEN1.0以降専用キャラとなったのに伴い新たに搭載された新AIの2種類が存在し、
defファイルの記述を変更する事で切り替える事が可能(デフォは新AI)。
新AIは簡易的なものなのかあまり強くはないが、旧AIは起動するとゲージが自動増加するようになり、
人操作では不可能なテレポートを駆使した喰らい抜けまで使ってくるのでかなり手強い。
一応前述の永久は2セットほどで許してくれる事が多いが、それでも3割超は減らされる上、
ゲージが溜まっていると容赦無く3ゲージ消費超必に繋いでくるという凶悪さを誇る。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー

幻想銀聖者(その1)
無限戦記
名探偵ぱちぇ子(ランポス)


最終更新:2024年03月30日 00:24