ガンダムヘビーアームズ

「俺は今迄、何度となく死ぬ運命に逆らって来た……今度も逆らわせてもらう」


   「生かして帰すわけにはいかない…」

形式番号 XXXG-01H
全高 16.7m 重量 7.7t

『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS(モビルスーツ)。
地球上の連合及びOZに対する一大テロ作戦、オペレーション・メテオの中核として開発された5機のガンダムタイプMSの1機。
開発スタッフの1人ドクトルSが得意分野である火器管制分野を活かし「火砲の充実による弾幕火力の徹底追求」をコンセプトに開発し、全身に重火器を装備した機体となっている。

主な武装は左腕のビームガトリング、バルカン、マシンキャノン、胸部ガトリング砲、
ホーミングミサイル、マイクロミサイル、アーミーナイフ
全身が重火器の固まりだが、弾切れ後は前腕の長さ程度しかない短いアーミーナイフのみで戦わなければならず、大幅に戦闘力が低下してしまう。*1
当初から満足に補給できない敵地内でのゲリラ戦を予定されていた為、武装は全てOZの規格と同じものを使用している。
要するに、弾薬補給は敵からかっぱらって行うというかなり無茶な方法なのだ。
……というより、オペレーション・メテオ自体が、物凄く無茶というか無理がある作戦(というより単なるテロリズム)なので、
そんな程度のツッコミはむなしい限りなのだが。
この他の機体も「高い機動力を活かして大出力のビーム兵器で一撃離脱」(しかもこちらは弾が3発しかない)
高度なステルスと強力な白兵戦武器で闇討ち
補給の不要な白兵戦武器を充実させ正面からガンダム無双無印ガンダムじゃビームサーベル(の部品)も消耗品だけど。
現地に潜伏した武装ゲリラを指揮して集団戦闘
等々いずれ劣らぬゲテモノ揃いである。
いや最後は違うかも(ガンダムは一騎当千(一機当十二)と考えるなら、「ガンダムとしては」ゲテモノだが)。

後に「ガンダムヘビーアームズ改」として宇宙用に改修されている。
外見上は背中のブースターが大型化し、腕のビームガトリングが2門になっているのが特徴。
本編中では5機のガンダムの中では唯一自爆も大規模破損も免れた幸運な機体である。
ただし意外と出番が少なく、17話から40話まで一切登場していなかったりする。

また、この機体のコンセプトはOVA『Endless Waltz』の敵MS「サーペント」に引き継がれており、サーペントの武装も本機とかなり似通っている。
なお『Endless Waltz』ではカトキハジメ氏がデザインしたヘビーアームズ改が登場している。
こちらは両腕にダブルガトリングを装備しており、ミサイルの装弾数も増えるなど、まさに歩く武器庫といった様相を呈している。
設定上は上記のヘビーアームズ改と同じ機体であるが、ゲームなどではヘビーアームズカスタムと表記される場合もある。

 パイロットはトロワ・バートン(CV:中原茂)。
 本名ではなく、オペレーション・メテオ発動直前に
 味方と揉め事を起こし殺害された本来のパイロットの名前をもらったものであり、
 本名は不明…というか本人も知らない
 潜伏していたサーカス団における姉貴分であるキャスリン・ブルームの弟「トリトン・ブルーム」ではないかと思われる描写が
 小説版EWと公認漫画で描かれている。
 しかし何分キャスリンがトリトンと生き別れた時、トリトンはまだ赤ん坊だったので本人達も確認しようがない。
 いかなる時も冷静沈着で主人公のヒイロ以上に無口だが、仲間に対する情に厚く、面倒見の良い性格である。
 10歳の頃よりMSの操縦に親しんできた戦闘のエキスパートであり、
 へビーアームズの欠点である接近戦についても問題なくこなす事が出来る。
 というか、一部ファンに親しみを込めて「弾切れ王子」などと呼ばれるほど頻繁に弾切れを起こすため、できないと死ぬ。
 (本人曰く計算して撃っているらしいのだが、傍目に見ると考えなしに乱射しているようにも見える)
 また、弾切れを起こしてから妙に暴れることも多く「ナイフで戦った方が強いんじゃないか」と言われる事もある。
 普段は細身の優男なのだが、EW版で上半身を脱いで登場した彼は北斗の拳に出てもおかしくないほどマッシヴな体つきの持ち主であった。
 しかし後に披露した半そで半ズボンやいつもの平服では元の細身に戻っていた。着やせですませていいレベルなのだろうか。
 あまり自分を出さない彼であるが、作中の戦闘シーンではサーカスの曲芸ばりにアクロバティックな動きを見せる。
 ヘビーアームズに前方転回をさせたり、アーミーナイフ使用時に独楽のごとき回転をさせたり、伸身三回宙返り一回捻りをさせたりし、
 自身も同様の回転ひねりをみせたり、綱渡りを披露したりした。

ちなみに『スーパーロボット大戦W』に登場した際に「なぜなにナデシコ」を気に入るという意外な面を見せて、
後に「なぜなにナデシコ…久しぶりだな」と反応を見せカトルに「トロワ、嬉しそうだね」、五飛には「時々、あいつのことが理解できん…」と言われている。
更にゲーム終盤でナデシコのキャラがマジメに状況説明をしようとした時に「なぜなにナデシコはやらないのか?」と質問している。
ついでに『W』では何故か戦闘BGMで「なぜなにナデシコ」が使えるため一部のプレイヤーの間では、
ヘビーアームズのBGMをこれに固定するという珍事が発生した。
なおこれを受けてか、ニコニコ動画では「なぜなにナデシコ」関係の動画に「トロワホイホイ」「なぜなにトロワ」なるタグがついていることがある。

+ 各ゲームでの扱い


格闘ゲームでのヘビーアームズ


格闘ゲームではSFCソフト「新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL」で登場。
劇中同様に豊富な重火器で戦う遠距離パワータイプの機体。と思いきや全キャラ中唯一のコマンド投げ持ちであり、
空中攻撃なのに なぜか下段判定のJB と斜め下からほぼ真上まで判定のあるJAの強制二択などの存在から、
むしろ近接&投げ技メインで戦う機体だったりする。腕についているガトリングは撃つよりも殴ることに使うことの方が多いという、なんともあんまりな扱い。
しかし重量が重いためか機動力に劣り、ジャンプで相手を飛び越すことが出来ない。アニメでは跳んだり回ったりしてるのに。
また機体性能として、強バルカンが普通の機体よりも多く発射するため、ここからの必殺技への繋げが非常に強力である。
防御力もかなり高くラスボスのエピオンと同値(平均の1.16倍)


必殺技の性能

ホーミングミサイル
相手を追尾するミサイルを発射。追尾性能は低い。
発生は遅いが威力は高い。
強で出すと足元からもう一発発射する。一発目と違ってこちらは追尾性能が高い。
ハイパーガトリング
腕のガトリングから弱で3発、強で6発、弾をを発射する。
出は速いがスキが大きいので相手との距離を見て使いたい。
バルカンからのコンボは非常に強力。
ストライクファイヤー
非常に間合いの広い投げ技。
強で出すと追撃のバルカンを発射する。ENが回復するので終始、強で使いたい。
相手が大きく吹き飛ぶので起き攻めにも有効。
ガードダッシュとあわせて使用すると強力。
間合いの広さとEN効率の良さにより非常に使い勝手がよく、主力技として多用できるので
へビーアームズが投げキャラ化している原因の技。
フルファイヤー (超必殺技)
全弾発射。後のスパロボでいうフルオープンアタック。
画面端~端ではとどかないが中間距離から当てても十分威力が高い。
主にガードキャンセル、連続技として使うとベスト。

主なコンボ
ジャンプ弱武器⇒しゃがみ弱武器⇒フルファイヤー
強ホーミングミサイル⇒弱バルカン⇒強バルカン⇒強ハイパーガトリング
強ホーミングミサイル⇒ダッシュ⇒立ち弱攻撃×2⇒しゃがみ弱武器⇒フルファイヤー


MUGENにおけるガンダムヘビーアームズ

MUGENではGundam_mugenのサイトやゲルーシャ氏がENDLESS DUELのドットを用いて製作。
ゲルーシャ氏のものはかなりアレンジが入っており、オリジナル技が豊富。
またストライカーもたくさん呼ぶことが可能である。

出場大会

削除済み
更新停止中

出演ストーリー

いおりんやったれMUGEN譚(トロワ・バートン:マスコット


*1
南極でヒイロが乗ってトールギスと戦った時には左前腕を外し肘関節の部分にビームサーベル(のホルダー)を装備していた。
本編中では詳しい説明がなかったため関連書籍などで正規の隠し武器として記載されていることがあるが、
これは正規装備ではなくトロワが気を利かせてウイングの物(ウイングのサーベルは二本あるのでおそらく予備扱いの物)を移植したものである。
元々ヒイロが慣らしをしている際に左腕の治りきっていない傷から再度出血した為左腕の負荷を減らす必要も有り
また他に装備を増設する場所が無かった事もあるが、とはいえ前腕を丸々取っ払って爆薬ボルトで繋いだ程度でガトリングを装備しても問題無いのは凄い。
トロワの前歴はヘビーアームズの整備士だったので、ヘビーアームズの機構に熟知していたために出来た事ではあるのだろうが……
ちなみに当のヒイロはこの事は知らされておらず「(ビームガトリングが)弾切れになったらスイッチを押せ、左腕が少し軽くなる」としか
聞かされてなかったため左腕のほんの僅かな挙動の軽さに違和感を覚えておりガトリングをパージして真相に気付いた時
「トロワにも色々気を使わせているな!」と複雑な感情をこぼしている。

後にカトキハジメ氏によってOVA用にリファインされた際、とうとうナイフまで外されてしまった
くるくる回るのは相変わらずだが。
さらには全身爆装された状態で大気圏突入するという自爆必至の向こう見ずも披露。
とは言え、装甲素材である ガンダニュウム合金 が大気圏突入可能なチート素材である為、問題ないのだろうが。
(更に言うならこの時は敵パイロットを殺さない戦いをすることを決意していたため、全弾信管は外していた)
ただし、小説版でナイフがさり気なく復活してたりする。