タンデムアタック


「トドメだ!!」ガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシィン!!

ジョジョの奇妙な冒険』独特のシステムであり必殺技の一つ。通称「タンデム」、更に略すと「デム」。
1ゲージを消費して↓↙←+Sコマンドを押すと、キャラにより以下の2種類いずれかの効力を及ぼす。
  1. スタンドと本体による同時攻撃を行う、通称「プログラムタイプ」
  2. 本体がスタンドモードになり動きが超高速になる、通称オリコンタイプ」
スタンドゲージが無いキャラクターにはタンデムアタックも存在しない(影DIO若ジョセフ等)。
上の画像と効果音は「キャラクター固有の発動ボイス」+「プログラムタイプの入力音」のもの。

元々このシステムは『ストリートファイターZERO2』で搭載されたオリジナルコンボの原型であったが、
ゲームバランスや展開を考慮して変更となった。
この時のシステム概念が、後にこのタンデムアタックに受け継がれたと言われている。


1.プログラムタイプ

使用出来るのは、
以上の10名。
原作でもあったスタンドと本体の同時攻撃を再現するタイプ。
基本的にスタンドが本体と分離出来るキャラクターが使用する。
QOH'99』の柏木楓や、3部ゲームに登場しないMUGENジョジョキャラなどの本家をオマージュしたキャラに搭載されているのは大抵こちら。
MUGEN動画ではタッグモードで味方キャラクター同士が対戦相手を挟み討ちした際に「タンデム」とコメントされる。

コマンド成立後にスタンドボタンを押しっぱなしにするとカットインが入り、その間は一定時間攻撃ボタンやコマンドを任意の順番で入力していく。
時間内に入力されたコマンドはスタンドにプログラムされ、暗転後に入力した通りにスタンドが動く、と言うものである。
もしもそのプログラム入力で必殺技、もしくはスーパーコンボのコマンドが成立していた場合は必殺技(スーパーコンボ)を行動に挟む事が出来る。
ただし、スーパーコンボはゲージが無いと発動しない上、承太郎とDIOの時止めのような一部特殊なスーパーコンボに関しては発動しない仕組みになっている。
また、タンデムアタックの攻撃は全てダメージ最小となっているため、
ダメージ稼ぐという意味ではとにかく弱攻撃を連打するか、オラオラのような連続ヒットする攻撃を詰め込むのが一番いい。
スタンドが単独で動き回っている間、本体も自由に行動が可能であり、
画面端で相手をタンデムで固め、本体での中下段二択というユリアンの「エイジスリフレクター」のような使い方も出来る。
スタンドを使用する行動(ガードや必殺技、一部の通常技)が出来なくなるというデメリットもあるが、
コマンド入力時間はスタンドボタンを押し続ける事である程度引き伸ばせる。
ただし、その分発生も遅くなるため、スタンドの独立稼働時間を取るか出を取るかという2択になる。

しかし、通常技をキャンセルしてタンデム発動⇒その後小攻撃から開始⇒相手がダウンしないコンボのコマンドを先行入力⇒その後に最速で発動させると、
キャンセルした技からタンデムの小攻撃が連続技として繋がり、
更に本体が回り込みやジャンプで逆側に移動し、ノックバックした相手を押し込むように攻撃すれば、
効果時間終了までずっとスタンド(と本体)の連続攻撃が入るようになる。
連打速度やキャラにも寄るが、最高で大体50~60ヒット、1ゲージで4割5割当たり前のコンボとなる。
しかもタンデム終了後では本体は普通に行動出来る為、「タンデム⇒通常コンボ⇒もう一回タンデム」や、
「タンデム⇒スーパーコンボ」で8割以上持っていけたりも出来る。
『初代』ではタンデムからタンデムへの制限が存在しなかったために、このコンボは驚異的であった
(『未来への遺産』ではタンデムからタンデムの間には2.5秒間の「タンデム不能時間」がある)。
これは通称「デムtoデム」と呼ばれ、大会等では禁止される事が多い。
この結果スタンドボタンを長押ししてコンボを長い間入力するという事は、殆ど行われなくなってしまった。
ただし花京院の結界使用後や起き攻め(下段プログラム本体中段技でハメっぽい事が可能)では、長押しタンデムを生かす事が出来るかもしれない。

また無敵時間も長く隙も無い為、とりあえず出しておけば暗転中に相手が行動していればプログラム、
何もしてなければプログラムせずに無敵時間だけ作る(しばらくの間無敵で本体が行動可能)といった事も可能である。
更にも空振ってもスタンドボタンでキャンセル可能という万能過ぎる性能である。
唯一の欠点としてどのキャラクターも発生が遅く、スタンドが相手に近付くまでに多少時間がかかるため、
コンボに組み込みづらい(コンボが難しい)というのがある。
上級者やAIだと平然とコンボに組み込むのであまり気にならないかもしれないが。

+ マッハデム
スタンドモードの時に、空中で本体モードに切り替えた後スタンドの姿が表示される(スタンドon、スタンドを利用した技、ガードを使用)前に、
タンデムを発動すると発生するプログラムタイプのキャラ限定(デーボ以外)のバグ。
このバグが発生すると、タンデム中のスタンドに以下の現象が発生する。
  • 攻撃後の隙が無くなり、通常では繋がらないコンボが出来る
  • しゃがみ攻撃、コマンド技が出なくなり、立ち通常技に変換される(スーパーコンボは出る)
  • キャラによっては特殊な現象が発生する
    (一例:ヴァニラ・アイスの場合強攻撃の後入力したコマンドが認識されず、弱中強中と入力すると弱中強が出る)
一度タンデムを発動すると元に戻るが、また空中で本体モードに切り替える事で何度でも出来る。
仕込みをする必要があり、コンボに使用するには難しく、ダメージが増えるわけでもないので、実用性はほぼ無く、実戦で使用するプレイヤーは少ない。
しかし、スタンドが高速で攻撃を加えていく様は非常に見栄えが良く、魅せプレイに好んで使われる。
使う場合はスタンドクラッシュ後のコンボに組み込むのがセオリー。
攻撃しながら挑発も可能(1:22~)

再現が難しく、また元々バグの産物であるためか、MUGENでマッハデムを搭載しているのは悪咲3号氏のDIO、ハイDIO、承太郎、ヴァニラ・アイスのみ。
misobon_ism氏のこれらのキャラのAIがコンボに使用するが、やはり見れたらラッキー程度の頻度である。


2.オリコンタイプ

使用出来るのは、
以上の3名。
『ZERO2』のオリコンに近いタイプ。
発動するとスタンドモードのまま相手に突進し、動作が超高速になり、普段繋がらない技へキャンセルする事も出来る。
スタンドゲージが0になると自動的に解除される(ただしキャンセルを多用すれば0になってもすぐには解除されない)。

プログラムタイプは相手を挟めるか挟めないかで多少内容を変える必要があるが、
プログラムタイプと違い発生が早い為に連続技に組み込みやすく、状況によりコンボ内容を変える必要が少ない
(しかし相手の食らい姿勢やスタンドゲージの状態によって変化をつける必要があるのはどちらも同じである)。

ヒット数はキャラクターによるが、20ヒットあたりが限界。
ダメージが低く相手のラッシュを切り返す手段として使いづらいため、総じてプログラムタイプより劣る。
更にコンボに失敗すると即スタンドクラッシュという危険性もある。
プログラムタイプと同様、タンデムは使用後約2.5秒間は再度使用する事は出来ない(『初代』は同じく制限無し)が、
ジョセフのタンデムのようにループ染みた事が出来るものは「タンデム⇒コンボ(2.5秒経過)⇒タンデム⇒・・・・」と出来るため非常に強力である。
ただし、こちらの「デムtoデム」も一般の大会では禁止される事が多い(スタンドクラッシュを挟む場合はその限りではない)。


3.タンデムが無い(スタンドゲージも無い)キャラ

以上の9名が該当する。
この中には弱キャラとされるキャラクターが多く、タンデムの強さと重要性が分かる。鳥はなくても強いが


関連項目



最終更新:2023年09月23日 19:52