ロレント



      

「問う! 真の統率者とは誰かッ!

        ‥‥即答せよッ!!」
  • 出身地: アメリカ
  • 生年月日: 1949年1月22日(FF) - 11月15日(CVS2・SF)
  • 身長: 182cm(FF) - 181cm(FF2) - 180cm(SF)
  • 体重: 80kg(FF) - 70kg(FF2) - 81kg(SF)
  • スリーサイズ: B122 W86 H90
  • 血液型: A型(FF2) - O型(SF)
  • 好きなもの: 規律、統制
  • ファイティングスタイル: 白兵戦術(CVS2) - 軍隊格闘術(ウルIV)
+ その他
  • 嫌いなもの:
    • キクガシラコウモリ、オオハラブトツノガイ――ガマンすれば喰えないこともない(FF)
    • 軟弱、怠惰(SF)
  • 特技:
    • オリジナルトラップ考案・設置、アンブッシュ
    • 兵器の扱い(SF30thAC)
  • キャッチコピー:
    • 集え凱歌の朝のため(ZERO3)
    • 単身戒厳令(CVS2)
    • 目指すは究極理想国家(ストクロ)
    • 理想国家のために(ウルIV)

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
山野井仁
『ZERO2』『ZERO3』『CVS2』『ストクロ』『ウルIV』(日本語音声)
Daemon Clarke
『ストクロ』『ウルIV』(英語音声)
原沢勝広(現・はらさわ晃綺)
OVA『ZERO - THE ANIMATION -』

『ストIV』シリーズ以降は過去の声優の殆どが一新される傾向があるが、ロレントは山野井氏が『ZERO』シリーズからそのまま続投している。


ZERO3
最強の軍人国家を成すべく
突き進むコマンドー、ロレント

「究極の国防」を実現するために
必要なのは強力な同士‥‥

目をつけたのはかつての敵
コーディーであった

果たして‥‥ロレントの野望は
見事達成できるのであろうか


カプコン製ベルトスクロールアクション『ファイナルファイト』シリーズのキャラクター。
世界観を共有する『ストリートファイター』シリーズにも、
ストリートファイターZERO』シリーズ(『ZERO2』以降)や『ウルトラストリートファイターIV』に、
またクロスオーバー作品の『CAPCOM VS. SNK 2』や『ストリートファイター X 鉄拳』にも参戦している。


キャラクター設定

フルネームは「ロレント・F・シュゲルグ」。出身はアメリカだが生まれは旧西ドイツである。
犯罪組織マッドギアの元幹部。
所謂傭兵であり、階級は軍曹。特殊部隊レッドベレーに所属していた経緯を持つ。
軍隊至上主義者であり着用している軍服も然る事ながら、普段の口調、行動すら軍人然としている。
アメリカ国民全員を軍人とし、究極の国防と完璧な平和を両立する軍事国家を立国しようという、何ともとんでもない願望を持っている。
その外面・内面ともに『北斗の拳』に登場するカーネルの影響を強く受けていると思われるキャラクター。
余談だが、山野井氏は『ロックマンX4』でカーネルという同名の敵役を演じた事もある
(彼もまた理想国家のために手段を選ばない軍人気質な性格が災いしてイレギュラー認定された人物)。
性格はハートマン軍曹を髣髴とさせ、とても人道的とは言い難い面を持つ。
語尾に「ッ!」が付くのが特徴。

『ファイナルファイト』シリーズ時点で既に生年月日や血液型などのプロフィールが設定されていたが、
後の格ゲー作品などでは受け継がれず、新たな誕生日や血液型が設定されている

勝利のためにはどんな手段も問わないという信条があり、扱いに長けたロッド攻撃や爆薬・銃器を戦闘に織り交ぜる
生身の人間に手榴弾を投げ付けるなど平気でやらかすので、たまったものではない。
果ては『ファイナルファイト リベンジ』のスーパームーブ(超必殺技)でヘリによる銃撃をしだす始末である。
しかし自分が悪人であるという自覚は無く、欲望のためではなく全ては「完璧な平和」のために動いていると語る

『ZERO2』のエンディングでは自身の目標と、自分こそが指導者であり次期国家元首である事を知らしめるために、
アメリカ市内を装甲車で走り回り、部下と共に呼び込みを行うという派手なデモンストレーションをやらかしている。

『ZERO3』では嘗ての宿敵であるコーディーの実力に目を付け、
過去を水に流してまでスカウトしようとするが、既に囚人として堕落してしまっていたのを見て憤慨。
ロレントなりの叱咤激励を飛ばした後、今度は戦力増強のためにベガ率いるシャドルーの軍備兵装を狙う。
エンディングではサイコドライブによる洗脳を唾棄すべきものと語っており、立国にも彼なりの美学があるようだ。
そしてサイコドライブ破壊後は、一部始終を見て協力を誓ったソドムを同志と呼び、野心を更に強めていく。
余談であるが、ソドムは自身のエンディングと同じく、このときもトラックに乗ってやって来る。
ちなみにこのトラックは『ZERO2』のホームステージの背景にあるのと同じものなのだが、乗り回しているのだろうか……。

『EX』シリーズではロレント本人こそ登場しないものの、
かつてドクトリン・ダークが所属していた特殊部隊を襲って壊滅させており、彼から復讐心を抱かれる原因となっている。
しかし原作では残念ながら彼らがゲーム上で相見える事は無い(MUGEN上ならば彼らの直接対決も実現できるが)。

『CVS2』でも『ZERO』時代同様、同志を集めるべく大会に出場している。
特にハイデルンとの接触を望んでいたようなのだが、
生憎と彼等はキャラになっていたためか(どうかは不明だが)失敗に終わった。
勝利時での相方との掛け合いでは自らの思想を熱く語ったり、相方を部下のように扱い檄を飛ばしたりしているが、ほとんど相手にされていない。
果ては同キャラ同士で軍人ごっこまでしだす始末

「戦闘終了ッ!我が隊の被害を報告せよッ!」
「はっ!被害僅少、問題なしでありますッ!」

春麗キムからは悪人扱いされている。
かといって同じ軍人とも気が合うわけではないらしく、軽くあしらわれている。
他にも「狂信者」「狂人の寝言」「立国マニア」「イカレ軍曹」「変な薬でもキメてんじゃないの?」「攘夷的思想」
……とロクな呼ばれ方をされていない。一応仲間なのに酷い扱いである。

「敵の息の根を断つまでが、戦闘だッ!!」
「なんか、遠足の帰り道みたいなセリフだね」

『スーパーストリートファイターIV』にある、ロレントステージに非常によく似たメトロシティ超高層ビルの工事現場ステージは、
実はスタッフが「新キャラのステージ作るんですって?よし作りますよ!ロレント出ますよね!作っちゃいますからね!?」という、
本当にその場の勢いで作ってしまったものだったのだ。
小野プロデューサーも「あれは完全にロレントのために作られたんです」と認めている。
当時はまだ『スパIV』の新キャラにロレントが確定していたわけでもないのに(会議の結果、惜しまれながらもお蔵入りになった)、
開発陣の中でも圧倒的にロレントの人気が高かったため、誰も止めようとせずハイクオリティなステージが誕生したのであった。
ちなみにその時ロレントの代わりに会議で参戦が確定したのがアドン。アドン?アドン!…………アドン………。

しかし、スタッフのロレント愛は死滅してはいなかった!
2012年発売の『ストリートファイター X 鉄拳』に出場。公式タッグの相手はなんといぶき
『CVS2』からすると実に10年振りの参戦である。スタッフの苦労がついぞ報われた瞬間であろうか。
公式で見られるスーパーアーツが新規技になっている辺り、なんというか愛を感じざるを得ない
一方のクロスアーツではいぶきに呼び出された際「貴様ぁ~、上官に向かってッ!」と言いつつもちゃんと追撃。なんだかんだ言って協力的な御仁である

そして2014年稼働のアッパーバージョン『ウルトラストリートファイターIV』にも参戦、本家シリーズへの復帰を果たした。
気になる個別ストーリーは「S.I.N.が開発した能力強化装置を軍備拡張のために強奪を計画する」というものである。
アニメパートではキャラクターのイメージを重視しての事であろうが、銃弾が飛び交う本物の戦場でもロッドを用いて戦っている

+ 他人の空似
人気パチスロ『快盗天使ツインエンジェル』のアニメ版第4話でロレントそっくりなお方が登場している……が、
彼は単なる制服マニアの変態なのでロレントと何の関係も無い。
ちなみに彼の母親はアンドレそっくりである。どうしてこうなった。
なお、『ツインエンジェル』のキャラはSHELD氏によってMUGEN入りしている。
ストーリー動画を作る際は、再現がてらにロレントを出してみてはいかがだろうか?


キャラクター性能

『ファイナルファイト』ではステージ4のボスとして登場。エレベーター内で決戦を挑む。
はじめはエレベーターの正面の梯子を上りながら手榴弾で攻撃し、
頂上に着くとロレント自身もエレベーターの中に降り、後はプレイヤーキャラクターと直接の勝負となる。
体力がゼロになると自分に手榴弾を投げて自爆する(この時の爆風に攻撃判定は無い)。
SFC版ではステージ4はカットされているため、直接戦った事が無いプレイヤーも多いかと思われる
(メガCD版を始めとした他機種移植では収録されている事があるので、
 アーケード版を知らないコンシューマユーザーにとっては「知る人ぞ知る」存在だった)。
これはGBA版のリメイク『ファイナルファイトONE』では囚人時代のコーディーの対戦前の会話でネタにされている。
参考動画

上記の通り、文字通り自爆したため、ラスボスベルガーと同様に死んだと思われていたが、
『ファイナルファイト2』においては「宿敵」として颯爽と復活を果たした。
独特の歩法による捕らえ辛さとハメ辛さ、発狂時のこれでもかと言わんばかりの手榴弾連射によって、ラスボスよりも強い印象を残した。
ただ前作と違って戦うステージが広いので、
距離を大きく離してロレントの攻撃に合わせて対処を変えていけば、前作より楽に戦える。
この作品で後に『CVS2』及び『ストZERO3↑↑』で共演するマキと死闘を繰り広げる事になるのだが、
『CVS2』の勝ち台詞ではお互いその事には触れず、初対面であるかのようになっている。

プレイアブルキャラでの性能はシリーズ通してスパコンが使い辛く(精々使えるのは「テイクノープリズナー」ぐらい)、
コンボに利用出来る技が少ないという特徴を持っている。
そのためロッドを使ったリーチが長めの攻撃や、豊富な移動技や奇襲技を使ってチクチクと攻めて行くのが基本。
オリコンに関しては、独特の挙動を生かしたコンボは難度は高いがかなり強力。
特に『ZERO2』時代はハイジャンプキャンセルを利用したオリコンは8~10割近く奪う程だった。
後に海外版移植+調整版の『ZERO2 ALPHA』では調整が入って全く減らなくなってしまったが。
概してキャラランクはトップクラスに位置する事はあまり無く、中堅クラスが多いが、
独特の動きやキャラの濃さから愛好者は多い。
参考動画

『CVS2』では各種技の性能が非常に良く、ヒットアンドアウェイによる立ち回り、速いジャンプに判定が強い多段ジャンプ攻撃、
「テイクノープリズナー」がコンボに組み込める等、独特な動きは健在だが強キャラに分類される。
あのサガットを立ち回りでは圧勝(サガットの間合いの外を動き回れる)、
更に速いジャンプから繰り出される多段ジャンプ攻撃は、座高の高いサガットではよほど神経を集中していないと対空の反応が間に合わない事が多い。
この様に常にロレントペースの戦いになる事から、ロレントの強キャラっぷりが分かるだろう。
同作においてはスーパコンボの「スティールレイン」や挑発(手榴弾を放る)を利用した相打ちコンや、
ダンと同様に、ダウン時にオリコン等での投げられ判定が存在するために、
恭介と並んでコンボムービーに出る機会は多い。主にやられ役として
参考動画

「目指すは恒久平和! 理想国家の夜明けッ!」


MUGENにおけるロレント

+ 悪咲3号氏製作
  • 悪咲3号氏製作
お馴染み『CVS2』仕様。
氏の引退により長らく入手不可であったが、現在は2022年4月の活動再開に伴い再公開されている。

AIは未搭載だが、大艦氏及びホルン氏による外部AIが存在。
大艦氏のAIは蓬莱氏のサイトにて代理公開されていたが、最新版非対応かつ現在は入手不可。
ホルン氏のAIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、ブロッキング&ジャストディフェンス頻度、グルーヴの設定が可能。
想定ランクは強~凶下位との事で、高レベルにすると非常に堅実かつクレバーな立ち回りでかなりの強さを発揮するため、
強いロレントを欲している方には是非おすすめしたい。
ただし、ジャストディフェンスに(キャラ側の)バグがあり、使用するとキャラが固まってしまう不具合があるので使わせない方が無難だろう。

+ rei氏製作
  • rei氏製作
『CvS2』仕様。
対人戦向けながらよく動くAIも搭載されているため、動画では主にこちらが活躍している。
+ 成長トナメ ネタバレ
成長トーナメントでは軍人チームの先鋒として出場。
予選から決勝におけるまで一度も勝利せず、「戦闘力の変わらない唯一人のロレント」などと呼ばれていたが、
早く倒せばそれだけ体力が増えるこの大会において、
相手の攻撃にしぶとく耐え、かつ相手を倒さず体力を削り、ゲージを温存して回す事により、
元々硬い中堅を不沈艦と言わしめるほど育て上げた。
決勝戦においては、既に成長しても意味の無い事を悟ったかのように、視聴者の予想を裏切り相手の先鋒を撃破。
最終戦まで見据えた作戦をみごと完遂し、ロレントは成長トーナメントを象徴するアイドルとなった。

また、成長システムという特異なルールにおいては「先鋒はただ勝てばよいのではない」という戦法を生み出した業績から、
以後の成長トナメにおいてロレント的ポジションというものが確立された。

+ 正統派作品別トナメ ネタバレ
正統派作品別トーナメントではファイナルファイトチームの先鋒として出場。
予選において真吾兵太ダンなどの三枚目な先鋒達が勝利を収める中、
ロレントのみ一度も勝利する事ができなかった。あのKFMですら一勝しているのに、である。
出番が来るたびに視聴者に今度こそは今度こそはと期待させるものの(非常に惜しい勝負も幾つかあったのだが)、
開幕3秒でK.Oされるなど、期待と裏腹に全く振るわない成績だったため、
チームメイトの優秀さと比較してロレントは「ハンデだ」「FFチームのマスコットだ」「いやマキのイントロだ」
など散々な言われようだった。

しかし、そんな視聴者の声に負けず相手のHPを削りながらも、
毎回ゲージをマキに残して負けるなど頭脳プレーを見せ、チームを決勝トーナメントへと導いた。
…といっても過言ではないだろう。たぶん。

決勝トーナメントにおいては…この先は自分の目で確かみてみろ

+ Fido氏製作
  • Fido氏製作
現在は入手不能。
氏独自のアレンジ規格「MXシリーズ」のキャラ。
独自のゲージと派手なエフェクトが特徴。

+ Acey氏製作
  • Acey氏製作
MVCアレンジ。
部下がミサイルで援護する技とロレント自身が戦車でひき逃げする技の2つがゲージ技として追加されている。
AIも付いているものの昨今のAIインフレについていくには厳し目。
現在公開されているものは新MUGEN専用。

+ Mulambo氏製作 ROVELOCE
  • Mulambo氏製作 ROVELOCE
ピングーやコンプゲー『Street WTFighter』の作者であるMulambo氏によるロレントの皮を被った誰か。
常に灰色の背景に囲まれているが一部のカラーではそれがなくなる。
凄まじい量の手榴弾やナイフを投げつけたり、ロッドで相手を何度も叩きつけたり、
挑発モーションで激しいBGMと共に謎のダンスを踊るという凄まじくカオスなキャラである。


この他、『ZERO3』仕様のロレントも存在しているが、AIが未搭載なためあまり動画では出番が無い。

ニコMUGENでは色々な意味で活躍しているロレントだが、
彼の所属していたチームはいずれも非常に優秀な成果を収めている。
あまり名誉な話ではないかもしれないが、もはやロレント伝説が存在するといっても過言ではないだろう。




 「兵士が帰還すべき理想の国家
  完全なる平和を築いてみせる!

   この吾輩の崇高な理念でッ!」

出場大会

+ 一覧
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出演ストーリー



最終更新:2024年03月10日 21:12