ピッコロ



「オレは魔族だ!

世界を征服するために

貴様らをただ利用している

だけだという事を忘れるな!!」



鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズに登場するキャラクター。
『ドラゴンボール』無印時代におけるラスボスであり、悟空、ミスター・サタンに次ぐ作者お気に入りのキャラクターでもある。
声の出演は『北斗の拳』のシンなどを演じる古川登志夫氏。

ドラゴンボール作中ではピッコロと呼ばれるキャラが2名いるが、
現在は単に「ピッコロ」とだけ呼ぶ場合は主に彼を指す(父は「ピッコロ大魔王」と呼ばれることが多い。)
特に悟飯からは親しみを込めて「ピッコロさん」と呼ばれており、彼に倣ってそう呼ぶ原作ファンも多いのだが、
最近のニコニコ動画内においては某悪魔のせいで「ポコピー」、「ムシケラ」、「10円」、「仙豆」、「イシワタリー」呼ばわりをされるようになり、
さん付けで呼ばれなくなってきた。何てひどい呼び方するんだ!!

世界征服を企み、孫悟空に敗れた魔族「ピッコロ大魔王」の息子であり、分身であり、生まれ変わりとも言う。
ピッコロ大魔王が死の間際に口から吐き出した卵から産まれ、それから僅か数年間の間に青年ほどの大きさに成長
自身の強さへの自信から、悟空の抹殺と共に遊びを楽しむために第23回天下一武道会に参戦する。

当初は周りの人間の混乱を避けるため「マジュニア」という偽名を使っていたが、
天下一武道会に出場した際に正体がバレてからは、普通に「ピッコロ」と名乗っている。
当初は父(?)の遺志を継ぎ打倒孫悟空と世界征服を企んでいたが、天下一武道会決勝での悟空との激戦、
サイヤ人の襲来、悟空の死、孫悟飯とのふれ合いなどを経て次第に丸くなっていった。
丸くなったと言ってもベジータのように馴れ合いはせずに基本的には俗世を離れて一人修行に明け暮れている。
「全世界に恐怖をばらまき、堂々とテレビで顔を晒した魔王の化身が世間に出るのはまずい」との考えもあるのだろう。
ただし『ドラゴンボールZ』では、チチ(悟飯の母)に言われてから普通に自動車教習所に通えており、
「ピッコロ」と名乗っても驚かれることはなかったので、その頃には覚えている人も少なくなったのかもしれない。
(そもそも第25回で悟空達の技をトリックだと第24回優勝者が言い出して観客も賛同している状態で、
 第23回以前の天下一武道会を覚えている者は悟空関係者を除くと何故か殆ど居ない(ぶっちゃけ大会アナウンサーだけ)状態である。
 悟空達が宇宙に行ってた間だってナムとか居ただろうに・・・)
なお、サイヤ人たちが地球に襲来した時点で悪の心はかなり薄くなっているようである。
悟飯に対する態度や、魔族に殺されて永遠に成仏できないはずのラディッツがあの世に逝けたことからもそれが分かる。

性格は真面目でストイックだが、それ故にたびたびギャグで弄られている。いわゆるツッコミ役。
初期から中盤までは荒々しさの中にも求道者的な一面を持っており、
強くなることに固執しつつもサイヤ人ほどリスキーな戦闘狂ではなかった。

後に分かることだが、実はその正体はナメック星という惑星からやって来た異星人。
といって初期設定の魔族というのが嘘だったわけでもない。以下その詳細である。

かつて地球にやってきたとあるナメック星人が、修行の果てに悪の心を追い出し地球の神様になった。
しかしその時に追い出された側の悪の心は消滅したわけでなく、ピッコロ大魔王という存在になっていた。
つまりピッコロ大魔王はナメック星人であると共に、悪から生まれた魔族であるとも言えるのである。
そしてそのピッコロ大魔王が悟空に敗れた今際の時に、それまでに生み出していた単なる眷属たちとは別格の、
自らの後を託す存在として一個の卵を生み残した。それがピッコロである。
2つに分裂してもなお神様とピッコロ大魔王は一対の繋がった存在であり、片方が死ぬともう片方も死に、片方が生き返ればもう片方も生き返る。
ピッコロ大魔王の息子であり生まれ変わりでもあるピッコロもその特性を持っており、先代が死んだあともこのピッコロが神様と対の存在となっている。

神様が死ぬとドラゴンボールも消滅してしまうため、ストーリーにおいて非常に重要なポジションに居る。
人造人間編において純粋な戦闘能力の向上のために再び神様と融合し、ドラゴンボールの管理はデンデという別のナメック星人に任せることになる。
ちなみに「ピッコロ」とはナメック語で「違う世界」という意味。本来の彼の名前は不明。
(最長老は、「カタッツの子供」としか表現していない)

…が、ベジータとナッパに指摘されるまで本人は種族のことに全く気づかなかったようだ。
それどころか、「ちょっと他人と違うだけ」という程度にしか思っていなかったようなフシもある。
もっとも、DB界では地球で生まれ育った者ですら特殊な容姿の者が多いので、無理もないのかもしれない。
鼻が無い人間目が三つある人間が存在し、ピッコロ大魔王が征服した国の犬人間だったのだから。

なお、元ネタとしての「ピッコロ」は、フルートから派生した横笛の一種。
先代のピッコロ大魔王の配下も「ピアノ」「タンバリン」「シンバル」「ドラム」と、
全て楽器の名前で統一されている。
『にこにこぷん』のじゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりとは全く関係ない。

+ ナメック星人について

フリーザやセルと同様にエイリアン風の異形のキャラクターであり、それ故か悟空達とは趣向の異なる独自の技を多く使う。
目や口、触角から出す怪光線はその最たる例と言えるだろう。
指先から貫通力の高い光線を放つ「魔貫光殺砲」、相手を気弾で囲み一斉に襲わせる「魔空包囲弾」など必殺技も特殊なものが揃う。
魔貫光殺砲は悟空を殺すために編み出した技だが、あんなチャージ時間の長い技を実戦でどうやって当てるつもりだったのか謎である。
…まぁ、それ以前の悟空との対決時にも チャージ時間が長い技を使ったが悟空は攻撃せずに待ってくれてた ので、
悟空ならチャージ時間中に攻撃しないだろうとか思ったのかもしれないが。

Z戦士の中でもそれなりに強いためか、ベジータ同様かませ犬にされることが多いが、
「善戦する → 敵がパワーアップ → 不利になる → 本命登場」というパターンが多い分、ベジータよりも活躍していると評価されやすい。
原作ではアニメでいうZ以降、サイバイマン位しかまともな白星が無いというのは禁句。

何かしらキャラの改悪を被ることも多いアニメでも大きなキャラ変更はなく、比較的厚遇されている。

中ボスを何体も倒すなど戦果もそこそこだが、大抵の場合は大ボスに挑んで負ける。
特に『地球まるごと超決戦』では四回吹っ飛ばされている。いくらなんでも不死身すぎである。
『とびっきりの最強対最強』では、フリーザの兄クウラに敗れてしばらくフェードアウトしてしまう。
だが、その一方でクウラ機甲戦隊のドーレとネイズを一人で倒し、残った一人のサウザー(もちろん「愛などいらぬ!」とかは言わない)をも追い詰めるという活躍も見せ、
物語のラストでは、クウラを倒して満身創痍になった悟空達に襲いかかったサウザーをも魔貫光殺砲で狙い撃ちしてみせた。
結果的に、クウラ機甲戦隊はピッコロ一人に全滅させられることとなった。
クウラ機甲戦隊は、戦闘力ではギニューをも上回る超天才戦士たちで構成されていたのだが、
ネイルと融合したことでフリーザ第2形態をも上回る力を得たピッコロの敵ではなかったようである。
この他、自身と同じく魔族出身の戦士であるサンショやドロダボなども倒しており、劇場版シリーズの中では戦績が多い。

上述の通り『ドラゴンボールZ』では運転免許取得に挑戦したことがある。
時系列的には人造人間編スタートの直前頃で、日頃の生活態度に激怒したチチの命令で悟空と共に教習所に通わされるが、
悟空と違って操縦はすぐに慣れたものの、案の定無茶苦茶な運転を繰り返し、路上教習の途中で教習打ち切りを喰らって結局免許は取れずじまいだった。
その回で披露した洋服姿は伝説となっている。*1

Z戦士の中でも唐突に実力を大きく上げるキャラクターの一人である。
界王星では、かつて悟空が経験した以上に厳しい修行を積み、ネイルをも驚愕させる戦闘力を得た。ちなみにピッコロが界王星に滞在していた期間は5日程度という超短期間である。
人造人間編で神との融合を果たした後は、当時の超サイヤ人を超え、人造人間17号に匹敵するほどの力を身に付けている。
その後、さらに精神と時の部屋での修行を経て、セル第2形態以上の力を持つセルジュニアと渡り合えるまでの戦闘力を得るに至る。
セルジュニアは当時のベジータやトランクスと互角に近い力を持ち、ピッコロも17号と戦った時と比べ物にならないほど強くなったことが分かる。*2
原作ではピッコロとセルジュニアの戦闘は殆ど描写がないが、『ドラゴンボールZ』では仲間たちの援護もこなすなど、かなりの活躍を見せた。

脳筋が大半のドラゴンボール世界においてクールな性格で分析能力にも長けるため、出番は割と多い。
強さと人格がどちらも高いレベルで安定しているためか、Z戦士のまとめ役的なポジションとも言える。
魔人ブウ編では強さのインフレには流石について行けなかったものの、悟天とトランクスのフュージョンの指導をしたほか、
少しでも彼らの修行時間を長く取るために魔人ブウを話術で足止めするなどといった参謀的な役割を果たした。
逆に、魔人ブウがピッコロを吸収した後は、ピッコロの知性にゴテンクスや悟飯のパワーを兼ね備えた最凶最悪の魔人へと変貌している。
このように「頭脳派キャラ」「師匠キャラ」としての側面が強いが、実は悟飯とは4つしか年が離れていないことは意外と知られていない。
成長速度が早いピッコロや生まれた時から肉体も知性も発達しているセルは、通常そういったことをあまり意識させないキャラなのだろう。

あのベジータさえもピッコロには一目置いているらしく、フリーザ軍が地球に襲来した際に、
スカウターで探知されないよう気を抑えていたピッコロの判断力に対して、他のZ戦士たちと比較して「さすがだ」と賞賛している。
もっとも、ピッコロが自分の実力を超えてしまうと一転して焦り出す辺りはベジータらしいが。
ベジータもピッコロもあまり他者と馴れ合うことはないが、そんなところに相通ずるものがあるのか作中での2人の掛け合いは多い。
信頼の情が窺える描写もあり、劇場版でも背中合わせのカットが幾つかあることから、
「表には出さないものの、互いに互いを理解している良き友人同士」とも考えられている。

ゲームの開発者の間でも人気があるのか、
『舞空闘劇』のIFストーリーでは超サイヤ人が居ない世界でインフレに付いていこうとするピッコロさんが見られる。
原作ファン、特にピッコロや無印のファンがニヤリとさせられるような演出もあって評価は高い。

『Sparking!METEOR』では前期(サイヤ人編以降)、後期(人造人間編以降)の2タイプに分けられ細かく原作再現されている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3634243 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1942347

また、『超武闘伝2』では銀河戦士を倒してなおも修行を続ける事を悟飯に驚かれた際に
「…俺はもう、神でもピッコロでもない…名前さえも忘れた、ただのナメック人の戦士だ…。強くなる事しか、頭にないのさ…!」
という、たた純粋に高みを望む求道者としての名言を残している。
ブウ編?何の話かな?


ピッコロのテーマ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20105365
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6881399 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1786048

ファンの間では界王神とどちらが強いかという論争が起こりやすい。

+ ピッコロと悟飯

+ 『ドラゴンボールGT』では…

+ よく死ぬピッコロさん


MUGENでのピッコロ

ドラゴンボールキャラでお馴染みの超神氏によって製作されている。
魔貫光殺砲や魔空包囲弾などのお馴染みの必殺技に加え、二人に分身して左右から乱舞を食らわせるアニメオリジナルの技も搭載されている。
また、腕を伸ばしたり悟飯を呼んだりといったトリッキーな技も有る。
UJI氏によるAIが標準搭載されており、また、悟飯やDIOなどのAIでお馴染みのmisobon_ism氏によるAIパッチも存在する。また、亞氏によってもAIが作られている。

supermystery氏によって作られたピッコロも存在する。
こちらのピッコロは高性能なワープ、攻撃力の高さ、長いスーパーアーマー付きの突進蹴りと強い要素がそろっており、
こちらのピッコロも魔貫光殺砲や魔空包囲弾をつかえたりする。
AIもイージー、ミディアム、ハードと選択でき、ハードはこちらの攻撃を突進蹴りで潰して来たり
ワープで相手を翻弄することを自重せずボスハルクと張り合えるなど、凶の中でも上位の強さを持つ。
ただ外国語であるが故に、動画ではあまり見かけない。ボイスパッチの製作・公開が待たされるところ。

+ 大会ネタバレ


出場大会

+ ...

出演ストーリー



*1
帽子のネーム「GOKUU」などを見る限り、どうやら悟空の洋服を借りているようである。
ちなみに、原作にこの回の元ネタがある。
興味がある人は、22巻の扉ページ大特集を見てみよう。

*2
ただし、セルジュニアは予めセルから「痛めつけろ」と命令されており、
セルの命令があるまでは本気ではなかった可能性がある。
また、悟空が倒れている事から疲労している彼よりは力があるとも解釈できるが、
逆に言えばセルの言った悟空の体力消耗はかなり深刻である、とも取れる。
精神と時の部屋での修行を終え、「レベルそのものが上がった」とされる実力には
解釈によっては大幅に差異が出来る非常に曖昧な所がある。
極端な話、修行前には全く太刀打ち出来なかった第一形態のセルを超えるレベルでも別次元と言えるのだから。

*3
とはいえ、当の悟飯は自分の底力に期待する悟空の思惑を理解した上でセルに挑んでおり、
セルの攻撃で気が減っていないにも関わらず悟飯が殺されたと悟空に激怒したりと、
ピッコロ自身も相当悟飯を侮っている場面が見られた。