フラッシュ


アメリカのDCコミック『ザ・フラッシュ』に登場するスーパーヒーロー。マクロメディア(現アドビ)による動画製作ソフトのことではない。
また、「フ」を「ス」と見間違えた人はこちらのリンクへどうぞ
かのロックバンド「クイーン」がテーマ曲を歌ったことで有名な「フラッシュ・ゴードン」は、アメリカの漫画出身のフラッシュだが全くの別人である。
同作品の主人公であり、『ジャスティスリーグ』のメンバーの一人であるなど、アメコミではよく知られている部類に入る。
別名「地上最速の男」。アメコミでは、「速い」能力者を「スピードスター」と呼ぶが、まさにその代表格である。
グリーンランタン同様、代替わりがあり、初代から四代目まで存在している。


キャッチフレーズは「フラッシュなら一秒あれば何でもできる」

+歴代のフラッシュ

初代 ジェイソン(ジェイ)・ピーター・ガーリック

コスチュームも二代目以降とは全く異なる。
大学時代に謎の液体「ハードウォーター」を浴び、スーパーパワーを身につけた。
「ハードウォーター」由来のスピードフォースへのアクセス能力とは別に、生まれつき高速移動を可能にする遺伝子を保持しており、
スピードフォース無しでも高速移動能力を持つ。
今も現役で、二代目以降と共闘することもある。
近年のアニメ『バットマン:ブレイブ&ボールド』にもこちらのバージョンが登場しており、なんと日本語版ではCV檜山だったりする。

二代目 バーソロミュー(バリー)・ヘンリー・アレン

警察の科学班だったが、落雷に撃たれたことでスピードフォースにアクセスする力を得る。
コミックになっていた初代にあこがれ、名前を継いだ。
「ジャスティスリーグ」の創立メンバーの一人でもある。
最後は1985年に起きたクライシス・オン・インフィニット・アースにて反物質世界の生命体アンチモニターの計画を阻止して死亡。
…したと20年以上もの間思われていたが、ファイナルクライシスの際にスピードフォースに飲み込まれていたと判明、帰還を果たした。
その後彼の過去の真相や完全復活を描いたフラッシュ:リバースを経て、
歴史改変された世界を舞台とした一大クロスオーバーイベント・フラッシュポイントにてDCユニバースを再構成、New52世界を生み出した。
詳しい描写はないが、アニメ『ザ・バットマン』に登場したフラッシュはこの二代目であるとのこと。
実写化もされており『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』として日本でも放送された。

『バットマン:ブレイブ&ボールド』にも登場。
当初はスピードフォースに飲み込まれて死んだと思われていたが、
実際は同じスピードスターである宿敵プロフェッサー・ズームの策略によって未来世界で囚われていた。
SOSを発信し、それを探知した初代とキッド・フラッシュ、そしてバットマンに救出される。
そしてスピードスター対決で優位を保っていたズームを、
向こうの方がスピードスターの能力を強化していたのを逆手にとって
摩擦でガラス化させた壁と足を引っ掛けての転倒攻撃のコンボ で満身創痍にし、見事逆転勝利に成功した。
本作のバリーはセントラルシティの市民たちはおろか、一部のヴィランたちにまで好かれている、
文字通りの 誰からも愛されているヒーロー として描かれていた。

また「シルバーエイジに捧ぐ」として作られた新作アニメ『ジャスティスリーグ:ニューフロンティア』では、
新世代ヒーローの1人として、グリーンランタンともども主役級の待遇として扱われている。
「スーパーマンやバットマンに比べて、新参の自分はただ速いだけ」と、当初は自分を卑下する面もあったが、
そのスーパーマンでさえ手も足もでなかった、地球滅亡クラスの超巨大な邪神が襲来するという状況に際し、奮起。
ヒーローと米国軍の合同部隊による決死の総攻撃で生まれた、ほんの僅か一瞬の隙を突き、
瞬間的に敵の体表を縦横無尽に走り抜けて細胞破壊光線を照射するという フラッシュにしかできない行為 で世界を救った。

2010年代の海外DCドラマでは『Arrow』セカンドシーズンに敏腕科学捜査官としてゲスト出演後、単独作品『Flash』の主役に。

演者はグラント・ガスティン、日本語吹き替えは福山潤
子供の頃に家を襲った謎の閃光に母を殺され、無実の父もその犯人として捕らえられ終身刑にされた青年バリー・アレン。
刑事ジョー・ウェストに引き取られ成長し、両親を奪った事件の真相を暴くために科学捜査官となった彼は、
S.T.A.R.ラボによる粒子加速器の爆発事故の際発生した雷と飛び散った大量の化学薬品を浴びて昏睡状態になってしまう。
しかし9ヶ月もの昏睡から目覚めた時、自分が異常な治癒力を持った事、以前よりも肉体が増強された事、そして異常な速度で動ける事に気付く。
粒子加速器の爆発による影響を受けた者が超人「メタヒューマン」になった事を知ったバリーはオリバー・クイーン(=アロー)からの激励もあり、
メタヒューマンによる犯罪を止めるため、そして街の事件や事故の被害を減らすためにS.T.A.R.ラボに協力し、
普段は科学捜査官として働きつつも、街で騒ぎが起きれば一瞬で駆けつける赤い閃光「フラッシュ」となった。
こちらでは代謝も上がっており、身体能力自体が高く怪我の回復も早い(その分普通の酒を飲んでも酔えないが)。
実写なのでぐるぐる走り回って竜巻を起こしたり腕を高速回転させて真空状態を作り出し火災を止めたりと、展開は熱いがシュールという絵面が多い。
本作は近年のストーリーである『フラッシュ:リバース』を元に簡略化されており、
シーズン1にズームは登場せず、代わりに一部設定がリバース・フラッシュに統合されている。
余談だが父ヘンリー役の俳優は90年の『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』でバリーを演じたジョン・ウェズリー・シップであり、
同作の映像が過去のヴィランの記録などでしばしば使われるというファンサービスもある。
シーズン2ではシーズン1のラストに起きた事件がきっかけとなり並行世界の地球・アース2への次元の裂け目が生まれた結果、
アース2最速の悪魔「ズーム」やズームにスピードを奪われた別世界のスピードスター「ジェイ・ギャリック」が登場し、
バリーのスピードを奪わんとするズームの手先となった並行世界のドッペルゲンガーたちと戦うこととなる。

三代目 ウォーレス(ウォーリー)・ルドルフ・ウェスト

アレンの恋人・アイリスの甥である。
アレンの研究室に来た際、落雷と化学薬品のせいで彼も能力に目覚める。
当初はアレンのサイドキックとしてキッド・フラッシュを名乗っていたが、アレンの死後名前とコスチュームを継いだ。
アニメ版『ジャスティス・リーグ』に登場するのは彼であり、同アニメではヒーローとの差別化もあってか性格が軽く
見かけによらず大食漢だったり、ゴリラ(といっても知性のあるヴィランだが)に向かって、
こ、この…スッポンポン!!」とボキャブラリーの乏しい悪口を言ったり、何かとコミカルである。
ちなみに日本語版での声は『銀魂』の近藤局長役などの千葉進歩氏。なるほどどうにもゴリラとは縁があるらしい。
なおこのアニメと設定が繋がっているアニメ『スーパーマン』に登場した際にはなぜか声優が違い、日本語版は山野井が演じている。
アニメ版『ティーン・タイタンズ』にもキッド・フラッシュとして登場。こちらでも性格が軽く、ヴィランの少女・ジンクスを口説いたりしている。
暴走したスーパーマン・プライムをスピードフォースの力で吹き飛ばすべく限界突破した結果、スピードフォースに呑み込まれた。
その後、四代目が死亡したために復活。現在も活動を継続している。

New52世界では何故か黒人と白人のハーフになり、スピードフォースを持たない一般人となっていた…と思われていたが、
New52からの再リランチであるDCリバースのプロローグ『DCユニバース:リバース』でフラッシュのウォーリーが登場し、
なんと今まで出ていたウォーリーは父と思われていた人物と叔父が逆であり、同姓同名の従兄弟だったと判明。
ウォーリーはNew52誕生の際にかつてのバリー以上にスピードフォースに飲み込まれ、世界から存在そのものが消失した。
しかし世界から切り離された事で再構成前の世界、そして世界そのものを動かす“何者か”の存在に気付き、物語のキーパーソンとなる。
なお黒人のウォーリーもNew52終盤にスピードフォースに目覚め、DCリバースにて完全覚醒を果たしキッド・フラッシュになった。
これにより現在は「スピードスターのウォーリー・ウェスト」が二人同時に存在するという奇妙な状況になっている。

実写ドラマ『Flash』ではシーズン2から登場。
演者はキーナン・ロンズデール、日本語吹き替えは村瀬歩。
設定はNew52ベースであり、黒人でスピード狂の一般人となっている。ついでにアイリスの甥から弟に変わった。
シーズン2ラストに発生し彼がフラッシュとなっていた別時間軸・フラッシュポイントの影響を受け、シーズン3中盤からスピードフォースを得た。
余談だが、『Flash』が放送開始した年にNew52で初登場したり、DCリバースが始まった年に『Flash』でスピードに目覚めたりと、
何かとシンクロニシティを感じさせている。

四代目 バーソロミュー(バート)・アレン二世

二代目の孫である。
未来からやってきてサイドキックして(インパルス→二代目キッドフラッシュ)として活動するが、三代目が行方不明になった後名前を継いだ。
ヴィラン連合によって彼が殺されてしまった後、ウォーリーが帰還した。
ファイナルクライシスの際に復活してキッドフラッシュに戻ったが、フラッシュポイントにてバリーに手を貸して消滅した。
New52世界では登場したと思ったら別人だったというフェイントで、本人は登場していない。
実写ドラマ『ヤング・スーパーマン』にも登場しているほか、『Flash』でバリーが記憶喪失になった際にバートを名乗るファンサービスがある。

ヒーローとしての能力は、これまで書いてきたことで想像できるであろうが、
伊達に 地上最速の男 と呼ばれているわけではないのだ。

より厳密に定義すると、「運動エネルギーを制御(加速・減速)する能力」であり、
音速どころか亜光速にすら余裕、無茶を覚悟して器具を駆使すれば、光速も越えられる
ただし、何の対処も無しで高速移動した場合、体の方が耐えられない為、
高速移動時は「スピードフォース(後述)による影響を軽減するオーラ」を纏っている。
そのため高速で走っても周囲に与える影響は最小限に抑えられている。
速さ以外の身体能力は一切変化していない為、スタミナも常人並みであるはずなのだが、
超高速で長距離を走って息切れひとつしないのも、やはりスピードフォースの恩恵なのだろう。

また、「振動」によって、物質透過、透明化、熱、なども使いこなし、果ては次元間の移動すら可能とする
また、これらのエネルギーは自身で使用するのみならず、他人や他の物質にも伝播可能である。
どういうことかというと、つまり超高速で物を運んだり人を救助できるのである。そうでないと摩擦熱で燃えてしまう

これらを可能にするのは、異次元に存在する「スピードフォース」である。
言ってみるなら運動エネルギーの塊であり、これにアクセスすることで無尽蔵に引き出せる。
ただし、濫用すると(特に光速を越えると)スピードフォースに飲み込まれてしまう
しかし一度飲みこまれても帰ってくることができたものもおり、そうして帰還した後は能力がアップする。
さらにフラッシュのスピードは概念的なものさえも振り切るほどで、
二代目フラッシュは「インフィニットクライシス」でスピードフォースの中から一度表に出てきて以降は、
」から走って逃げ続けることで復活した。速い、速すぎる

ただし、スピードフォースに呑み込まれずともそのパワーを引き出し続ければ、似たような結果になってしまう。
『キングダム・カム』に登場したフラッシュは、もはや停止することが出来ず 赤い光 としてしか存在を保てなくなっているのだ。
彼が守る町を上空から見下ろすと、縦横無尽に通りという通りに赤いラインが走っており、ぶっちゃけかなり気持ち悪い。
+速過ぎる男
あまりにも速過ぎて会話さえまともに出来ず、意思疎通ができるのは超人的聴力を持つスーパーマンくらいという有様。
まあ、あまりにも速すぎるせいでアッサリと次元の壁をぶち抜くことも可能で、
事態を別次元からひそかに見守っていた主人公の存在に気づき、現実世界へと引きずり出したりもしている。
格闘ゲームのインジャスティスに至っては、その速さを表現するためにヒーローパワーが試合開始直後から使え、
クールダウンを待てば何回でも使えるかなり長い時間に及ぶ無の境地みたいなものだったり
超必殺技に至っては地球を一周してから殴りつけるどこかで見たようなものだったりする

そんな彼は一般市民のみならず、ヒーローやヴィランからさえも好かれており、
フラッシュと戦う時だけ本気出すヴィランチームの「ローグス」なんてのも存在している。

+そんな最速の男の弱点
しかし、あくまでも「走る」という行動で空を飛んだりはできない(海面は走れるが……)為、
空中に放り出されたり、地面にスパイクネバネバしたものを撒かれたり凍らせてツルツルにされたりすると、
文字通りお手上げ状態になってしまうのが玉に傷で、これが彼の弱点でもある。

さらに、速いには速いがあまり小回りは利かないようで、一般人でもしっかりと対策を練れば罠にはめるのもそう難しくは無い。
まあ、これはフラッシュ自身の性格が軽いせいかもしれないが。
というか、実際良くひっかかる。まあ、宿敵がただのブーメラン男な点でだいたい予想がつくかもしれないが。
また、狭い場所ではその速さを活かせなかったり、強いときは強いが、かなり周りの環境に左右されるキャラクターだったりする。

あと 足を引っ掛けると転ぶ
ちなみにそれでハデにすっ転んだ結果息しなくなって肝心のやった本人が「簡単すぎる…あっけなさすぎる…!」とビビッたそうな。


MUGENにおけるフラッシュ

フラッシュ

海外では有名なヒーローなので、Erradicator氏やEgoless氏など多くの製作者が存在する。
外見からするとおそらく三代目ではないかと思われるが、詳しくは不明。
技のモーションをオメガ・ルガールクリザリッドから流用しているものが多く、
バニシングラッシュの高速移動やデスペレイト・オーバードライブの拳の連打が分かりやすい。
非常に速い動きで攪乱しながらパンチや竜巻で攻撃していく。

Buyog氏とFlaco氏をはじめとする、「ScruffyDragon」チーム製作の三代目フラッシュ(ウォーリー・ウェスト)はWinMUGENでも動作可能。
まだベータ版なので技は少ないが動作に支障は無く、デフォルトAIも搭載されている。
自分のスピードを扱いきれてない感じやや動きが甘いものの中々強い。
飛び道具の竜巻で吹き飛んだ相手をダッシュで追い越してゲージ技で迎撃、といったスピードキャラならではの立ち回りを見せる事も。
naclken氏の外部AIも存在し、デフォAI以上にダッシュで走り回り、上記のデスペレイト・オーバ(ry打撃技と飛び道具を多用する反面、ゲージ技は殆ど使わない。
やや動きが単調ではあるが、上手く噛み合えば相手を一方的に封殺する強さを見せてくれる。


ジョーカーも製作したSic-1氏のフラッシュはコンプゲー『DC vs Marvel』仕様。こちらもWinMUGEN用。
フラッシュの中でも性能が高く、高速で接近してラッシュしてから後ろに下がるヒットアンドアウェイ技、
ボタンによって攻撃位置が変わる三角飛び蹴りや画面外に走り去った直後に逆端から殴りかかる突進技、それらを組み合わせたガード困難なゲージ技などどれも強力。
その代わりピンチになると動きが鈍って移動速度もジャンプ力もガタ落ちするという調整になっている。攻撃速度は変わらないが。
デフォルトAIも搭載しており、突然ハイジャンプしたり相手がダウン中にゲージ技をぶっぱしたりと動きこそ甘いものの、
人間にもAIにも対応しにくい高性能技を振り回すためそこそこ強い。いわゆる強~凶下位クラス
candido氏により衣装をDCユニバースの現行時空であるNEW52仕様にするパッチが公開されている。
主な違いはスピードフォースを纏うと全身に黄色いラインが浮き出る点。

しかし、残念ながら日本での知名度は低く、ニコニコMUGENではあまり出番はない。


初代フラッシュ ジェイ・ガーリック

ゴールデンエイジに活躍した初代フラッシュ。
アニメ「ブレイブ&ボールド」でフラッシュファンクラブの連中から
「なんだ、ジジイのフラッシュじゃないか」
「こいつじゃ駄目なんだよなー」
とか言われてた人である。

Mon-El and YoungSamurai5氏が製作。
内部的な名前は"JSA Flash"で、ディスプレイネームは"Jay Garrick"になっている。

最近の海外製アメコミキャラには珍しく1.0専用ではなく、WinMUGENでも動く。
当然ダッシュはとてつもなく速く、対戦相手をすり抜けて反対側の画面端まであっという間に走って行く。
走り際に相手をくるくる回して無防備状態にする突進技や、歴代フラッシュを連続で呼び出す超必殺技、
JSAのメンバーを連続で呼び出す超必殺技などを搭載。
簡易的なものではあるがAIも入っている。


出場大会

削除済み