ロールシャッハ




「セックスと人殺しに耽ったあげく、
  己の罪に腹まで浸かった売春婦と政治屋どもは
  天を見上げてこう叫ぶだろう」



「"助けてくれ!"」


「見下ろして俺はこう答える」


「"いやだね"」



アラン・ムーア原作、デイブ・ギボンズ作画によるDCコミック『ウォッチメン』に登場するヒーローの一人。
英語表記は”Rorschach”.本名はウォルター・ジョゼフ・コバックス
1940年3月21日生まれのアメリカ人で、原作本編の時点で45才(映画版では35歳)。
トレンチコートにソフト帽、白地に不規則に流動する黒い模様の全頭マスクを着用。
その独特のデザインや強烈なキャラクター性から同作に登場するヒーローたちの中でも一際人気が高い。
他のヒーローがダサかったり、メタボだったり、全裸だったりするのも理由だが。
とはいえ、彼自身も外見に加えてヒーローらしからぬ言動も多く、社会的には犯罪者だったり。

犯罪者を尋問する時は指を折り、悪党を見れば一切の容赦なく制裁を加える処刑人
極めて独善的かつ暴力的な男だが、ある事情から子供にだけは優しい(傍から見ても判らない態度ではあるが)。

日本国内における人気も高く、近年アニメ化された『進撃の巨人』の登場人物・リヴァイも
『ウォッチメン』の映画を見た原作者がロールシャッハにインスパイアされて造形したと明言されている。 だからチビのおっさんなのか。
他だと作品そのもののオマージュ的な小説『魔法少女禁止法』なども存在。

+ 『ウォッチメン』作品概要

+ キャラクター設定

+ ロールシャッハのオリジン(原作ネタバレ注意)

+ 戦闘スタイル

+ 精神的『超人』



+ 相棒のナイトオウルII世について

+ 映画版

+ ゲーム版

+ アニメ版?


MUGENにおけるロールシャッハ


"I hope you're ready, "Hero"!?(覚悟は良いか、ヒーロー!?)"
"WhEn yOU aRe.(そっちが良ければな)"


SeanAltly氏が作成。kamekaze氏によるAIが搭載されている。最新版はMUGEN1.0専用。
ドットやモーションはセスQなどを改変して使用していると思われる。
イントロから戦闘スタイルから勝利ポーズまで、ロールシャッハを知る者にとっては感涙の原作再現度である。
もしも使うのであれば、前述の原作コミック日本語版を読んでおいた方が絶対に面白いだろう。
原作通りスプレーとマッチを使った火炎放射やワイヤーガン、包丁やタックルなどで戦う。
相棒ナイトオウルII世が操る特殊飛行船アーチーからの支援攻撃もあり、様々な攻撃パターンを保有。
特にアーチーからの攻撃はかなり使い勝手が良いため、ナイトオウルに感謝したくなる事も多い。
ダニエル、お前は本当に良い友人だ。苦労をかけるなぁ……。

相手をマウントで殴りつけた挙句「Die(死ね)」と言いながら包丁を振り下ろすダーティな戦い方はどう見てもヒーローと言うより殺人鬼。
バーイオレーンス! お前のようなヒーローがいるか!
……まあ、原作からしてそういう奴なんだからしょうがない
ちなみにこの技の名前は「キレイなチョウチョ」(A Pretty Butterfly)。その真意は、原作で確認されたい。
また、突進して相手を掴み上げ、"Who Killed Edwrard Blake?(誰がエドワード・ブレイクを殺した?)"と
半ば言いがかりで 尋問してボコボコに叩きのめすという技まである。
……まあ、原作からしてそういう奴なんだからしょうがない。大事なことなので2回言いました。
2009年5月23日には映画版サイズの小さなロールシャッハも公開された。

公開当時は下段技が一切無く火力も控えめなかわりに、射程が長く出も速いガード不可のワイヤーガンを装備している、というやや変わり種のキャラだった。
強と中はしゃがめば回避できるのだが、弱はやや下方に撃つため、しゃがんでも見てからジャンプしても回避できない(当たったら引っ張りこんで追撃できる)というかなり凶悪な性能であった。
人操作だとコマンド入力したらガンを構え、もう一度攻撃ボタンを押して発射というプロセスが要るため、意外と入力に失敗しやすいので注意。
当時のバージョンには、おまけの人氏と森ノ中氏による外部AIが公開されている。森ノ中氏のAIを導入する際には、原作版と映画版で導入方法に違いがあるので注意が必要。
おまけの人氏のAI(大小2タイプの両方に対応)を導入し、ワイヤーガン使用率を最大にしたロールシャッハは、受け身や無敵移動等で対応できないキャラではちょっと太刀打ち出来ない強さであった。
基本的にワイヤーガンで浮かしたところを、オウルシップないしスプレーの火炎放射で焼くというコンボが定番。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8764641

また某人物とのタッグAIを導入すれば、トキトキタッグには余裕で勝てるほか、
サキエル&弓塚さつきをはじめとする強力なタッグとも互角に戦え、空中縫い止め+火炎放射が決まれば勝利も夢ではない。
戦闘力を抜きにしても積極的に連携を狙いにいく優秀なAIなので、見ていて面白いのは間違いないだろう。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7282431

現行版は下段攻撃を備え、ワイヤーガンが普通の飛び道具と同じようにガードできるようになっている。


この項目の充実っぷりからも分かる通りに、マイナーなアメコミ作品のキャラにも関わらず、ニコMUGENでは大人気であり、
シャッハさんと呼ばれ親しまれている。
最近では登場すると「キャーシャッハサーン!」「来た!シャッハさん来た!これで指折られる!
シャッハさーん!俺だー!指折ってくれー!」という黄色い(?)コメントが飛び交う始末である。
いいのかこれで。

+ 大会ネタバレ注意

『ウォッチメン』のキャラは他にも、Dr.マンハッタン初代ナイトオウルイカが製作・公開されている。


出場大会

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出演ストーリー



*1
なお、このエピソードは実際の事件をモデルにしており、「誰も助けなかった」というのは単純に「モラルの低下」が原因なのではない。
今でも「キティ・ジェノヴィーズ事件」(通称キティ事件)として心理学でも実際に取り上げられる。詳しくは「傍観者効果」で検索のこと。

*2
ロールシャッハは大の女性嫌いである。他の女性ヒーローも日記では売女呼ばわり。
実写映画版ではレズビアンの女性ヒーローが殺された件を「自業自得」と言い切っている。
では、ゲイなのかと言えばそうでもなく、日記にも愚痴を書いている。
レイプ魔を殺したり、ポルノを批判したり、性的な事柄全てが嫌いな所謂「セックスヘイター」の類に当たる様だ。
日本でも多数の女性に囲まれるも決して手を出さない主人公に対して、冗談交じりに「彼はゲイだから」と言われることがあり、
ロールシャッハ=コバックスの場合は彼の生い立ちによる向きも多いが、そうしたキャラ造形も踏まえた上で、
アラン・ムーアによる「恋愛や性的な行為に興味を抱かない/拒絶する、高潔なヒーローへのパロディ」と見る向きもある。

*3
この辺の要素は、『ウォッチメン』という作品自体のテーマにも深く関わっている。
ネタバレでも良いので詳しく知りたい方は、イカの項目も参照のこと。











      「笑わせるな。たとえ世界が滅んでも……」




                    「絶対に妥協はしない」