エヴァンゲリオン初号機


「ウォオオオオオオオオオオオオオオオ……ッ!!!」

95年に放送され、大ヒットを飛ばして社会現象にまでなった90年代を代表する
SFロボットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(2007年以降公開の新劇場版では『ヱヴァンゲリヲン』表記)にて、
主人公・碇シンジが乗り込む架空の人型兵器。

原作の舞台・第3新東京市に襲来する「使徒」と呼ばれる謎の生命体に対抗すべく建造された、
汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン、略称「EVA」の戦闘用テストタイプモデルにあたる。
EVAは人間が愛情を抱くときに使うとされるA10神経を介した神経接続によってコントロールし、
稼働状況は機体とパイロットの「シンクロ率」により左右される。
動力は電力。普段は背面に接続されているアンビリカルケーブルにより電力を供給されている。
内蔵電源もあるものの稼働時間は極端に短い(およそ5分)為、欠点の一つと言える。
物語後半では使徒の持つ永久機関((スーパーソレノイド)機関)を取り込んだ為、この欠点は解消された。*1

シンジの生命に危機が迫ると、例え活動限界を迎え停止状態であっても突如再起動し、
パイロットの意思に関係なく初号機は暴走し、圧倒的な戦闘能力で使徒を殲滅する。
口の部分のギザギザは飾りではなくこの部分から開き、咆哮する。
19話以前の暴走では口の中には赤い歯のようなものがあるが、設定上これは拘束具(EVAの外装)の固定ジョイントらしい。
+ その真相は……
初号機のコアには碇シンジの母親・碇ユイの魂が同化しており、前述の暴走状態はシンジを守ろうとするユイの『母性』によって発動したものである。
他のEVAも同様にパイロットの母親の魂で動くため、EVAパイロットの候補者を集めたシンジの学校のクラスメイトは全員、母親と死別している。
ただし『母親』を持たない綾波レイは例外。

この為、冒頭に記した鳴き声はユイ役である 林原めぐみ 女史の声を加工したものとなっている。
余談だが、本作では葛城ミサトの自宅で飼われているペンギンのペンペンも林原女史が声を当てており、兼役したうちの半数が人間じゃない事実には、
衝撃と共に女史の高い実力をファンに知らしめたエピソードである。

その凄惨な光景は見る者に恐怖を与え、特に最も凄まじかったのはテレビ版第19話での対ゼルエル戦での暴走(覚醒)。
口の中には人間と同じ歯が発生し、古今東西、使徒──つまり敵を捕食ってか貪り喰った主役ロボットは、
アニメでは初号機が最初で最後であろう。今後絶対現れないとは断言できないが。
この状態は「ダミープラグ」を搭載する事で擬似的に再現させる事が可能となる。
(新劇場版ではこの状態をパイロットの意思で制御可能な裏コード「ザ・ビースト」なる機能も搭載されている)

携行武器は高振動粒子の刃で敵を斬り裂く小刀「プログレッシブナイフ」と連射性の高い突撃銃型のレールガン「パレットライフル」、
ラミエル戦で使用した長距離狙撃用陽電子砲「ポジトロン・スナイパー・ライフル」が有名。
人型だけあって徒手空拳による格闘戦も得意であり、暴走状態では獣のような力任せの殴打や噛み付きだけで使徒を殲滅してしまう。
また、使徒は強力なバリアー「A.T.フィールド」を展開する能力を持ち、人類の兵器を殆ど無力化する事が可能だが、
EVAも同様にA.T.フィールドを展開・中和する事が可能なため、 作中ではEVAのみが使徒に対抗可能なほぼ唯一の兵器として存在している。
+ EVAの正体とは……
EVAシリーズは「生命の起源」とされる「光の巨人アダム」及び「リリス」を模して造られており、
対使徒用決戦兵器としてのみならず、特務機関NERV(ネルフ)、そして秘密結社ゼーレの「人類補完計画」の要として存在する。
その為、パイロットとのシンクロ率など様々な要因が重なる事により、人類よりも一段階上の次元の生物へと覚醒する事も可能。

その設定を受けてか時間軸としては劇場版の三年後(ただし弐号機が屠られる前後からIF展開)を描いた
小説『新世紀エヴァンゲリオン ANIMA』では、至近距離からγ線レーザーを受けた際に
パイロットのシンジが取り込まれ、初号機はスーパーエヴァンゲリオン(命名:葛城ミサト)に進化している。
シンジがサルベージされた後も彼の心臓がエヴァの中に残っており、シンジと初号機は乗っていない時でも常にリンクしている。


EVAシリーズは初号機の他にも、試作型の零号機(零号機・改)、正規実用型の弐号機と3号機、
ゼーレが対ネルフ用に建造した量産機(5~13号機)が存在。メディアによっては試験中に消滅したとされる新型動力試験型の4号機も登場する。
新劇場版では弐号機改め2号機が補修された改2号機と新2号機の他、TVシリーズの量産型の代わりに、拠点防衛用の仮設5号機、
月面で建造されたMark.06、骸骨頭のMark.07、サポート専門の8号機、アダムスの器たるエヴァオップファータイプ(Mark.09~12)、
人類補完計画のトリガーとなる第13号機、人型ですらないMark.04シリーズと、多数の新機体が登場。8+2号機は犠牲になったのだ…
ページ冒頭の画像はTV版で、新劇場版ではTV版で彩色ミスを誘発するという理由で没になった細かい色分けが採用されている。

よく分かるエヴァ

ちなみに、この動画の宣伝履歴を見てみると…

なお、海外でも極めて人気が高いアニメーション作品であり、『スポーン』の作者なんかは大ファンなのだそうだ。
ハリウッドで実写映画化の話も何年も前からあるが、未だ企画が動いている様子はない。
そのままポシャった方がいいと思うけど

+ 『スーパーロボット大戦』における扱い
ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズにも多数の作品に登場。
マジンガーZゲッターロボガンダムガオガイガーといったスーパーロボット達と共闘し、原作の敵勢力である使徒の他、
デビルガンダムラウ・ル・クルーゼなどといった強敵を打ち破った。
『L』『CC』『第3次Z時獄篇』では新劇場版設定で参戦。

中でも『MX』のシナリオは「バンプレまんがまつり ラーゼフォン対エヴァンゲリオン」といった風情で、
原作を尊重しつつも「補完」と「調律」という二つの世界変革の道を巡って、
二つの組織の陰謀・策謀がぶつかり合うステキワールドが展開されている。
ロボットじゃない*2、敵の目的、電力の供給元、EVAの全高が決まっていないなど、様々な問題はあったが無事参戦。
原作通りの暴走状態での無敵っぷり、「国が傾く」レベルの修理費も健在である*3
ケーブルは空を飛んでいるor宇宙に浮かぶ戦艦から伸ばす、または初号機以外もS2機関内蔵型にする等、
シナリオ面でも都合を付けて解決している。

エヴァの陰鬱なシナリオに歴代のスーパーロボットパイロット達が反抗しないはずもなく、
逆にリアルロボットパイロット達がシンジを見捨てる訳もない。
第五使徒ラミエルを倒すためエネルギーを結集し、3号機からトウジを助け、シンジを励ましてゼルエル相手に時間を稼ぎ、
量産型から弐号機を救出する。影響を受けたシンジが熱血パイロット化する事もよくある事である。
え?A.T.フィールドは心の壁だから心開いたらダメなんじゃないかって?スパロボだからしょうがない
もうこれが公式でいいよ

性能面ではEVA全機(と使徒)の共通事項としてA.T.フィールドという超性能バリアに頼れる序盤は強いが、
後半では簡単に破られるため運用するには装甲か回避力を伸ばす必要が出てくる。
A.T.フィールドは一定値のダメージまで完全に無効化するが、それを超えると全ダメージを食らうため、
破られるとそのまま撃墜される恐れがあるので尚更である。
しかし『α』以降の参戦作品では、終盤ボス格の攻撃でも十分装甲を強化して防御体勢をとれば防ぎ切れる事も多い。
武装は遠近どちらにも対応できるが、原作未登場の「マゴロク・E・ソード」を使える『α』以降では接近戦に特に強い。
但し新劇場版から初参戦となった『L』では未完結のため色々と武装を追加できないからか逆に遠距離型となった。
Lの相性のいい相方は長射程の最強武器を持つ『鉄のラインバレル』のアパレシオンや『ガンダムW』のトールギスIII、
お互いの地形適応をカバーできるレジェンドガンダムと組ませる事が多い。
ちなみに『第3次α』ではゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』オリジナルの決戦用装備であるF型装備が隠しで登場しており、
インターミッションの『換装』で素の状態とF型装備を選択できる。
初号機単体で言えば全地形適応Sや機体性能も全て上昇する上、武器も強力になっているのだが、合体攻撃が使えなくなるデメリットがある。
「ユニゾンキック」も「エヴァ一斉攻撃」も強力なためF型装備とどちらを使うかはプレイヤー次第となる。

なお、原作では通常兵器がまるで通らないA.T.フィールドの耐久度に関しては『α』以降では「必殺技レベルでやっと破れる」性能に落ち着いている。*4

…ここまででやたら「『α』以降」という単語が目に付いたと思うが、その辺については以下に纏めてみる。
+ どうしてこうなった…
最初に参戦した『F』&『F完結編』では攻撃力のインフレと防御力のデフレがかなりのレベルで進行していたため、
本体の装甲も薄く、改造しなければ回避力も高くないEVAは、A.T.フィールドに頼らないとやっていけない状態であった
(それですら後半には必殺技どころかMSのビームライフル一発で簡単に破られてしまうような有様だった)。
そのため対使徒用のはずのEVAが、特に『F完結編』からは、使徒以外の雑魚には非常に強い癖に、
A.T.フィールドを中和して殴り合う使徒相手では、逆に長所を完全に失うという哀しい状態になっていた。
+ ……というのが一般的なイメージだが
実は『F完結編』に入ってもEVAが活躍する方法はある。初号機に限るが。
シンクロ率が専用のパラメータで管理されているため、これを強化しまくり、
限界まで運動性(回避+命中用のパラメータ)を鍛えれば
初号機は(そのイメージと裏腹に)モビルスーツどもの攻撃をホイホイと避けまくるという姿を見る事が可能なのである!
……射程が足りず反撃できない、反撃できても武器の命中補正のおかげで当たらない、
当たってもダメージが足りない、などが相手によっては起こるが、些細な事であろう。
実際、プログナイフあたりを鍛えまくってやれば、ドーベン・ウルフ程度ならどうにかなるし。
ただあまりにもイメージと違う姿なのは事実なのだが。
ちなみに装甲特化の改造でも、強化パーツを併用する事で、ある程度「ATフィールドで固いEVA」を見る事も可能と言えば可能。
…ラストステージまで使いたい場合は運動性特化を勧めるが。

そこで次に参戦した『α』以降ではそれを解決するため、
「中和能力を省き接近戦武器にフィールドを突破できる火力を持たせる」という逆転の発想で攻め
(さらにA.T.フィールドに気力制限を設ける事で、綾波レイの精神コマンド「脱力」で使徒の気力を下げて、
 フィールドを封殺する手段も用意された)、
結果として対使徒戦でも主戦力級の力を取り戻す事になったのである。
それでも使徒以外を相手にする方が強いんだけどな!
ちなみに『MX』のみ火力はそのままに中和能力も復活している。
その分、シナリオ中のA.T.フィールドの扱いも上がっており、
ゼルエルに至ってはイベントで喰われるまで絶対にフィールドが破られないという、
原作通り(或いは原作以上)の無敵ぶりを見せてくれる。

但し新劇場版が初参戦した『L』ではエヴァと使徒の攻撃がA.T.フィールド無効を標準装備しており、
エヴァが使徒と戦闘する際は実質的にA.T.フィールドが中和される形になった。
結果として、機体の運動性と装甲、パイロットの防御などの問題により使徒戦は不利となる。
初参戦で使徒戦が不利になるのはエヴァの通過儀礼なのか?
なお、第3次αあたりからエヴァはレイと零号機が防御&装甲が高く、シンジと初号機が中間、
アスカと2号機が最低と言った所なのだが、シンジは底力が高レベルまで上がるため、ATフィールドをぶち抜かれると硬くなるという性質がある。
ちなみにLでは新劇場版仕様のため、初号機が今までの接近戦タイプから遠距離射撃タイプに変わっている。

番外編的なリアルタイムシミュレーションの『Scramble Commander』では完全に内蔵電源のみで動いており、
他のユニットが時間経過と共に武器用エネルギーが回復する仕様に対し、EVA全機のみ回復しない変わりに低燃費という仕様になっている。
他にも複製使徒(もどき)が登場する。シナリオ中盤でEVAが3体同時暴走して敵になる。
等、他作品よりも尖った扱いを受けている。
初号機は、α以降の旧エヴァが参戦した作品では唯一最後までマゴロクが使えないため、若干火力は低め。
その代わりではないが、弐号機がゲームバランスを崩壊させるレベルでクソ強い。
他にEVA関連で言えば「パイロットよりもミサトさんの方がよく喋る」。
むしろスパロボ関連作品全て含めても、全パート通してこれほど非戦闘員が戦闘で顔出ししている作品はないと言い切れる。
オペレーターとして他作品の固有名称も声付きで名指しにして、指示やフォローの要請をしてくれる貴重な作品である。

+ 戦闘デモまとめ
『α for DC』版
『MX』版
『第3次α』版
『L』版
『CC』版
『V』版

ちなみに、初号機に限らずエヴァシリーズは基本的に全高・重量が明確に設定されていない。
これはアニメ制作にあたって、場面ごとに見栄えするようにその都度大きさを変えているからであり、
劇中シーンから周囲のものを頼りに尺を求めようとしても、場面ごとに大きさが違ってくるという結果になる。
一応しいて言うなら、TVアニメ版時点ではオマージュもとの「ウルトラマンと同じくらい(40メートル)」とされているとのこと
(尤も、ウルトラマンの身長も厳密に再現されている事は少ないと『空想科学読本』につっこまれているが…。
 なにせ身長53mのタロウが劇中ではマン兄さんと同サイズなのだから(人間サイズに換算するとマン160cm、タロウ212cm))。
また、スパロボシリーズでは40~200メートル、新劇場版以降は富士急ハイランドとのタイアップにおいて80メートルほどとされている。

庵野氏が監督を手掛けた作品群のコラボ企画『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』においては、ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーと並び立つ。
…なのだがその中のアイテムに初号機含めた4体が合体する「シン・ユニバースロボ」という代物が存在する。
しかもこの中の面子ではシンジが一番コミュ力があるのではと言われる始末


ニコニコ動画における新世紀エヴァンゲリオン

エヴァ関連はニコニコ動画でも人気があるため、削除にもめげず多数の動画が存在する。
何かと欝になりがちだった本編を逆手にとった明るい曲とのMADが多い傾向にあり、
新世代のロボットアニメであったエヴァを「正統派ロボットアニメ」っぽくするような作品が見受けられ、
上記の『破』などの展開を考えると、むしろ「だいたいあってる」と言いたくなってくる。
「シンクロ率○○%」はニコニコではお馴染みの有名タグだろう。


MUGENにおけるエヴァンゲリオン初号機

+ hyuga氏製作
  • hyuga氏製作
『スーパーロボット大戦α』のグラフィックを使用した初号機。当然パイロットは碇シンジ
ぶひ氏のサイトにて代理公開されていたが、2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅。残念ながら正規入手不可となった。
登場時やKO時の台詞、シンジのカットイン付きでの必殺技などスパロボファンには嬉しい仕様。
ただジャンプができない代わりにA.T.フィールドで相手を吹き飛ばせるなど、
非格闘キャラらしい一風変わった動作もある。尚、例に漏れず暴走モードも搭載。
バルバトス氏による外部AIが公開されている。

+ TonyADV氏製作
  • TonyADV氏製作
現在は公開サイトが消失しており正規入手不可。
こちらはTonyADV氏によって製作されたリアル頭身の初号機。
劇中の如くパイロットの状況が中ポトレで表現されており、負けるとミサトからの通信も入るという凝った作り。
(ただ、アドオンによってはライフバーの一部が隠れてしまう事もあるが、なに、気にすることはない
こちらは立ち状態で削りダメージを受けてライフが0になると、暴走。
ライフが全回復し、攻撃力・防御力が神の領域まで上昇、攻撃方法も劇中で見せた暴力的なものに変化する。

+ さらに…
カクゲ 強キャラ祭では、劇場版の場面を再現した巨大な初号機が登場。
こちらは全く動かないが、その分攻撃力が尋常ではなく、即死攻撃「人類補完計画」も早々から使用するという性能。
…が、何故かハガー市長には効かなかった。パターン青、使徒です!
プレイヤー操作なら、ハガー市長のような無敵能力を持ったキャラクターを使えば倒せなくもない様子。
性能としてはせいぜい凶キャラなのにナイトメアブロリーに勝てるので、
ナイトメアブロリー>市長>初号機>ナイトメアブロリー…という奇妙な三すくみが成立している。
単にカクゲがナイトメアブロリーに勝てなかったので、即死攻撃を持っている初号機を使っただけじゃないかとか言わないでね。

2017年のエイプリルフールにはなんとこのカクゲ初号機を再現したキャラが公開された。製作者はolt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)。
シンジの発狂イントロから始まり、セフィロトの樹から放つ連続火柱やガード不能の即死技サードインパクトを搭載、
勝利ポーズでエヴァ量産機から無数の顔が生えてくるなど演出面がかなり忠実。専用ステージの巨大綾波も同梱。
ただしカクゲと違いライフも防御力も普通になっているので割とあっさり沈み、即死判定も持続せずに一瞬で消える。
AIの甘さ(恐らく左向きに対応していない)もあって即死無しなら並キャラにも負けるレベルのため、ランク的には凶下位クラスか。
olt-EDEN氏は他にも、ザマギや高橋名人といったカクゲ勢を公開している。
3:38~

ぜろ+しょ号機氏によるエヴァンゲリオン強化パッチも存在。
適用すれば火柱性能強化やサードインパクトのアンダーフロー+即死投げ化、AIが自重せず火柱超連射など攻撃面も上がるが、
それ以上にライフと防御力が大幅に上昇、これにより実質4000回殴らなければ死ななくなり、
更に2Pカラーだとタイムアップ回復まで付く狂最上位クラスになる。ステータスを下げれば狂中位まで対応可能。


残念ながら、ニコニコMUGENでの出番や活躍は目立っていない。
A.T.フィールドを使える巫女が脚光を浴びている位か。
むしろエヴァのストーリーをなぞったこちら の方 が有名かもしれない。
MUGENではパイロットの方が有名だし

出場大会

削除済み
更新停止中


*1
もっとも、その後すぐにEVA初号機が凍結されてしまい、
戦線復帰後もS²機関が搭載されているという設定が戦闘で大きく活かされる事は無かった。
S²機関の具体的な恩恵は、後年の『新世紀エヴァンゲリオン2』『スーパーロボット大戦』などで発揮される事となる。
電撃ホビーマガジンで連載された小説『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』ではS²機関の出力をフル活用するための改修が施された。

*2
オタク業界基準だとロボット(生物型機械)ではない(というか作中の科学者が「ロボットではない」と解説している)が、
現実のロボット工学の世界では「電極を刺されて操作される虫」もロボットの範疇に入るので実際は微妙な所。
と言うかオタク業界的に考えても所謂「生体アンドロイドバイオロイド)」と呼ばれるタイプのロボットである(アンドロイドは基本的に人間サイズだが)。
そもそも「ロボット」という言葉が初めて使われた『R.U.R.』に登場するロボットは、
生物的に人工培養された器官を組み立てて作られた、今で言うバイオロイドである。
まぁこのページでも述べているが、直接人が乗り込んでいる時点でロボットとは言えないのだが(上で「微妙」と書いたのはそういった理由)、
それを言ったらスパロボ参戦作品の9割以上がロボットではなくなるので…。
『マシンロボ クロノスの大逆襲』のマシンロボは自律型の無人機だがロボットと言うよりは宇宙人(クロノス星人)だし…
(『クロノス』以外のマシンロボは普通にロボットだが、長らく参戦出来なかった)。

*3
他のEVAで大体2万前後、初号機は4万。ちなみに他の機体の修理費の相場は量産機が1000~2500、
最高クラスの性能を持つνガンダムが大体5000程度で、ラー・カイラムなどの母艦クラスでも10000前後。
ついでに敵機撃墜による獲得資金の相場が、高額な敵で5000~6000程度である事を考えると、
この修理費がいかに法外か分かって頂けると思う。ちなみに最低額のボスボロットはたったの10
『エヴァ2』をミサトでプレイすると目の眩むような金額の並ぶ山と積まれた書類を片付けていく彼女の苦労と優秀さがよく分かるだろう。
ちなみに一部の作品では一度撃墜されると暴走状態に移行し、再度撃墜されるまでステータスアップのかわりにNPC扱いとなり、
敵味方関係なく攻撃を行う能力を持っている場合がある。
更に無印αではステータスがダウンする代わりに修理費用を10にするという効果の強化パーツ「テム=レイの回路」を
装備させた初号機を何らかの手段で撃墜、暴走状態にし、敵陣で暴走初号機に大暴れして貰うという鬼畜な戦法も可能。
また、暴走初号機を自軍が撃墜すると資金20000を獲得できるため、
精神コマンド「幸運」(撃墜したとき獲得資金二倍)を使えば「テム=レイの回路」の効果との差額39990の資金を獲得できる(PS版のみ)。

*4
とはいえ、原作においても戦略兵器やエネルギー兵器で正面からA.T.フィールドを破った描写は存在する。
特にラミエル殲滅のため、日本全土の電力を総動員したポジトロンスナイパーライフルによる超長距離狙撃を敢行した「ヤシマ作戦」は、
そのドラマチックな展開も相まって印象的である。


最終更新:2023年07月31日 18:08