陳念


      

「煩悩のままに…」

  • 年齢:34歳(初代)/35歳(『2』)/36歳(『新』)/37歳(『先祖供養』)
  • 性別:男
  • 出身地:中国 江西 西山
  • 身長:183cm
  • 体重:95kg
  • 血液型:B型
  • 攻撃特性:怪しい中国拳法+煩悩パワー

アトラス製の格闘ゲーム『豪血寺一族』シリーズのキャラクター。
『初代』から登場している。念ではない。
名前、額に書かれた点、少林寺のようなオレンジの道着で想像出来る通り坊主なのだが、
信仰心が一切無い、煩悩まみれの破戒僧。自らの欲に忠実な坊主。
煩悩のままに生きる人生はある意味王道という説もあり、本人も満更ではないと感じている。
中国拳法をペースに煩悩をパワーに変換して戦う。
その欲望は日々肥大化している。
こう書くとかなり悪どい男という感じがするが、
努力も惜しまず修業を重ねており、決して悪人というわけでも無いようだ。
リン・ベーカーとは彼女の祖父と陳念の師匠が親友の間柄で、陳念は兄弟子らしい。
リンとの対戦前後の会話では驚くほど真面目に、兄弟子らしく厳しくも温かく接している。
片方は顔に落書きされてるから締まらないんだけどね。

「まだまだ、ちゃんと練習しろリン!」

「強くなったな…リン。拙僧は嬉しいぞ!」

食欲が強く、『初代』のEDや闘婚の開始前動作では色物らしさを合わせ持つが、それ以上にアクの強い奴らが多く、比較的硬派に見える。
また、聞き取りにくいボイスのキャラ(こいつを含めて)が多い本シリーズにおいて、
割と声を聞き取る事が出来る珍しいキャラだったりする。
だが『初代』では声がイメージとはかけ離れたものだった。


「煩悩の力を高めるのも大変だぞ」

+ 実はあの曲は…

あの「レッツゴー!陰陽師」*1彼の『新 豪血寺一族』でのステージである。
ニコニコではゲーム自体よりもずっとこっちの方が有名になってしまったので、
豪血寺一族を退魔師一族と勘違いしている人や、タイトルから寺が云々と勘違いしている人もいたりする。
豪血寺一族の中では人気もあるし目立っている陳念だが、
曲の知名度と比べると(当然だが)いかんせん彼自身の知名度は非常に低い。


原作中の性能

全般的に癖が無いが、必殺技に関しては煩悩パワーが顕著。可も無く不可も無いキャラで使いやすい。

簡単な技解説(煩悩解放+先祖供養)

  • 呪縛符
    • 呪符を投げる飛び道具
    • 発生は遅いが、ヒットすると相手の動きを一瞬封じ、相手を浮かせる事が出来るので追撃可能。
  • 煉獄霊波
    • 目の前にエネルギー球を作り出して停滞させ、その後エネルギー球を頭蓋骨状に変えて飛び道具として飛ばす技。
    • ボタンの強弱により気を練る時間や弾速が変化する。
    • 空中でも出せその場合強では地上版と同じく真横に飛ぶ飛び道具だが弱では練っている状態のままで終わらす設置型タイプになっている。
  • 烈光拳
    • 高速で上中下とパンチの連打を繰り出し、最後に小P版は掌底、大P及びダッシュ版ではアッパー(屈ごっつい)でフィニッシュする技。
    • 暫烈拳に近いがヒット発動ではなく非ロック技。そのためダッシュ版を空中の相手に当てたりするとカス当たりですり抜ける事がある。
  • 閃光烈脚
    • 低い軌道からジャンプキックで相手に突っ込み、最後に斜め下に蹴りを繰り出す突進技。
    • 無理して対空に使えない事もないが信頼性はかなり低い。主に連続技に使う。
  • 練鬼降臨
    • ストレスシュート(1ゲージ消費)。煉獄霊波の強化版で、白骨状の気を飛ばす技。
    • 出が早く連続技にも安定、潰されても飛び道具は出る。
    • またコマンドが特殊な事で有名。詳しくはこちらのページで。
  • 開眼覚醒
    • 一発奥義(2ゲージ消費)。突進始動のヒット発動ロック型乱舞
    • ヒットすると適当に乱舞り、屈ごっついで締め。
    • 連続技には練鬼降臨を使った方が安定するので、出番は少なめ。
  • 煩悩頭打
    • 禁じ手(3ゲージ消費)。2ゲージ消費の乱舞技と同じだが締めが立ちごっつい3回に変わっており、受け身が出来ない。
    • コマンドが「→←→←→←→←→」とかなり変わっている。ちなみに『闘婚』の時は「←↘↗↙↖→」と、もっと変わったコマンドだった。
    • 出す条件が厳しく、ゲージが溜まった際の爆発オーラが出ている時のみ出せ、ゲージの関係上3ゲージ全て溜まった時しか出せないと言う一種のロマン技
    • 怒り爆発で相手を吹き飛ばした後、タイミングよくコマンドを入力すれば、相手を拾って当てる事が可能。
    • 攻撃を当てて3ゲージ溜まった瞬間に素早く入力すれば、怒り爆発を省略して発動も可能。


MUGENにおける陳念

八神庵黒騎士で知られるIhoo1836氏による、『豪血寺1』&『2』仕様の陳念が有名。
かつてはATKとDEFの初期値がどちらも50設定になっていたが、現在は修正されている。

デフォルトでAIが搭載されており、離れたら呪縛符や、煉獄霊波などを隙間無く飛ばし、近寄ると小足×2、大足払いの安定連続技。
また、ダッシュPが決まれば烈光拳に繋げ、隙の少ない弱閃光烈脚で固めつつ、手を出した相手にカウンターを繰り出す。
ゲージが溜まれば良いタイミングで怒り爆発で切り返し、練鬼降臨をぶっぱで放つ…と、かなり良い動きをする。

2020年5月には、NS氏が『闘婚』仕様の陳念を公開。完成度は高く、6段階のAIも搭載されている。

他にもwara氏が『闘婚』仕様の物を製作していたが、現在は入手不可。
なお、こちらの陳念にはAIが搭載されていない。


「煩悩万歳!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー



*1
+ どーまん♪せーまん♪

矢部野彦麿



「何事にも屈しない強靭な心こそが
 最強の武器なのだから!」

上記の通り、陳念のステージに琴姫、坊主ダンサーズと共に登場する男。通称「ピコ麻呂」
科学の力ではどうしようも出来ない、魑魅魍魎などの奇怪な輩に立ち向かう胡散臭い男である。
ただし、ステージ上ではずっと後ろを向いているために矢部野彦麿の顔は見えない。
『煩悩解放』において、ある一定の条件を満たす事で見られるPVに登場。
そしてそれがニコ動に投稿されブレイクし、製作スタッフの粋な計らいもあり公式動画となった。
陳念とも何かしら関係があると思われるが、(背景キャラな事もあり)詳しくは不明。
現在では、DAMやJOYSOUNDのリクエスト曲としてカラオケに入っているなど、ネットの垣根を越えて波及している。
余談だが「レッツゴー!陰陽師」中の台詞「くよくよするな!」はぷよぷよするな!」空耳される。だがコンパイルに罪は無い。

ちなみに2009年夏稼動の『豪血寺一族 先祖供養』では背景キャラにも拘らず新曲を引っさげて改めて出演。
新曲の名は「陰陽ジジジ!」
「レッツゴー!陰陽師」と、それまでの陳念のBGMである「坊主でダダダ!」をMIXしたような曲となっている。
また、ドットは同じながら踊りは新調していたりなど、(背景キャラの癖に)優遇されている。

坊主でダダダ!
坊主が危ない
陰陽ジジジ!

そもそも、『豪血寺』の新作が作れたのは「レッツゴー!陰陽師」のおかげとメーカーの人間がゲーム雑誌に書いている

MUGENではJAM氏製作の陳念ステージが存在し、そこで彼の姿を拝む事が出来る。
原作通りBGMに合わせて琴姫・坊主ダンサーズが踊る様になっており完成度は高い。
ただし曲に合わせて踊るのは、およそ1番までのショートバージョンなので、BGMを登録する際は注意しよう。

ただ彼女をこのステージで戦わせると、「悪霊退散出来てねーじゃんw」みたいに思えるが、そこはMUGENだからしょうがない


「成仏しろよ!」


最終更新:2023年07月08日 12:42