ブランディア

『ブランディア』(Blandia)とは、1992年にアルュメからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。
1986年にタイトーが出したアクションゲーム『黄金の城』の続編にあたる。

+ 前作『黄金の城』について

日本国内版と輸出版があるが、国内版でもテキストはデモから試合前・後の掛け合いまで すべて英語 である。
家庭用としてFM TOWNSやPC-9801などのwin95普及以前の独自仕様PCに移植された。
移植版ではテキストは日本語になっている。
余談だが、98版ではED絵だけおもいきり描き直され、まるで別キャラ状態になっている。
また、ゲーム機とのハード性能が根本的に違うPC98で、この様なアーケードからの移植は希であり、
対戦格闘ゲームの移植は後にも先にもこれだけである。


概要

  • ストーリー
我々の知り得ぬ遥か昔、黄金を巡っての争いが絶
えなかった時代に、 一人の「王」を自称する男が
現れた。
彼は邪悪な魔力と剣を用いて、全世界を侵略し、
黄金を我がものとしていた。
彼のおよそ人間とは思えぬ行動に、世界各地から
自らを最強と名乗る戦士たちが立ち上がろうとし
ていた。
以上は国内アーケード版のインストラクションカードから。改行位置含め原文ママ。
ゲーム内のオープニングデモではもう少し詳細な事が語られている。
+ 左はアーケード版の英語テキスト、右は移植版の日本語テキスト。

剣と魔法の正統派なファンタジー世界を舞台にした対戦格闘ゲーム。
いわゆる武器格闘ゲームの部類に入り、全員が武装をしている。
サムライスピリッツ』の様な「武器を失ない素手になる」という要素は無く「鎧を失う」という特徴があり、
これは前述の前作である『黄金の城』からの継承要素の一つ。詳しくは後述。

グラフィックは当時としてはそれなりだが、モーションパターンは少ない。
またサウンド面も良くはなく、やたらと眠くなりそうなBGMが延々と流れ続け「あれ?壊れてるのかな?」と少し心配になる。


キャラクター

『黄金の城』の登場キャラと同名のキャラ(ガリアノス=プレイヤー、ディオクレス=敵キャラ、ギルダス=ラスボス)がいるが、
同一人物なのかなど詳しい設定は不明*1
イリアナについては新声社のギャルズアイランド2で「前作のイレーネにも匹敵するスピード」と別人らしき書き方をされている。

名前の後のキャラ説明は稼動当時にインストに書いてあった公式のものである。……これでいいのか?
  • 使用可能キャラクター
ガリアノス(GURIANOS) :正義大好き。
ディオクレス(DIOKLES) :ニヒルな戦う男。
イリアナ(IREANA) :気分屋の女戦士。食べたい時食べて戦いたい時戦う。
マクギル(MCGILL) :自信家。たしかに強いが少々バカ。
レツ・ゼン(RETSU-ZEN) :完全に開き直っている。コワイモノなし。
ジュレーン(JURANE) :お上品で、その反面性格がキツイ。
  • CPU専用キャラクター
LAUNA(中ボス1)
XELDUS(中ボス2)
イマジオ(IMAGEO)(中ボス3)
ギルダス(GILDUS)(最終ボス)

ガリアノスとディオクレスはリュウケンのような頭部描き換えによるキャラ。
また頭部のみならずニュートラルポーズ全体が違うがXELDUSとギルダスも描き換えによるキャラである。
同キャラ対戦は対人戦では不可能だが、対COM戦では最後に最終ボスのギルダスが
敗北後に魔法でプレイヤーと同キャラに変身するという形で同キャラ戦が用意されている。
(ちなみに前作「黄金の城」のギルダスは敗北後骸骨剣士ガイウスとなって襲ってきた)

LAUNAは低身長で 上半身裸 のロリ(orショタ)キャラ(おそらく悪魔っ子)、
イマジオはぴったりした服にハイレグパンツっぽい格好の女性亜人(両生類から進化した種族、ジュレーンも同族)の魔法使いであり、
両者ともコアな人気がある。

システム

操作系はレバー+3ボタン。ボタンは上・中・下段攻撃に対応している(中段と言っても屈ガード不能なわけではない)。

必殺技には全キャラ共通で←タメ→+攻撃ボタンのコマンドのチャージ攻撃(突進技)がある。
この技のみ上・中・下ボタンのどれでも出るが、どのボタンで出しても見た目は全く同じである。
その他のシステムとしては攻撃の相殺や空中ガードなどがあり、どちらも格ゲー初となる。

スライディング系の技がやたらと高速で、特に中ボスのLAUNAが多用するものは
発生を見たらすでに当たっているほどのスピードである。

「鎧」

おそらく本作の最大の特徴点。
プレイヤーキャラではマクギルとジュレーン、敵専用キャラではLAUNAとイマジオ、
この4名以外の全キャラが鎧を身に着けている。

鎧が有れば斬撃に対してはノーダメージ、それ以外の盾や足での打撃や魔法などの攻撃に対してもダメージが軽減される。
しかし斬撃を同じ部位に2回食らうとその部位の鎧は剥がれてしまい、そこからは攻撃の種類を問わず再び同じ部位に食らってしまうと
大きなダメージを受けるようになる。
なお投げ技のダメージは鎧の有無に影響されない。

鎧は頭部・胴部・大腿部の三箇所に分かれていて、ちゃんと部位別に剥がれていく。
これには姿勢や位置関係の要素があり、例えば立っていれば胴部に受ける中段の攻撃でも、しゃがんでいれば頭部に受ける事になる。

ちなみにほとんどの鎧着用キャラは、それを全て剥がすと下着だけと言って良いほどの姿になる。
レツ・ゼンのみ例外でただ上半身裸になるのみだが、男性キャラなのでどうでもいい事である。
と言うかたぶん女戦士イリアナ以外はどうでもいいと言うのが大方のプレイヤーの認識である。


MUGENでは

MUGENではディオクレスジュレーンイリアナ、中ボスのLAUNAが確認されている。
また、ステージは海外の制作者がいくつか作っている。

『黄金の城』のイレーネもキャラが存在する。


*1
本作のチラシに「5年前にギルダスはガリアノスに一度倒されたが復活した」という内容の説明があり、それが『黄金の城』の出来事と考えられる。
が、オープニングデモで語られる内容を始めゲーム内にはそれを感じさせる部分がろくに無い。

添付ファイル