ケン




「いくらでもかかってこい!

 たたきつぶしてやるぜ!!」
  • 出身地: アメリカ
  • 生年月日: 1965年2月14日
  • 身長: 180.3cm(I) - 176cm(II) - 175cm(ZERO以降)
  • 体重: 77kg(I) - 76kg(II) - 72kg(ZERO・IV) - 83kg(V以降)
  • スリーサイズ: B114 W82 H86(II・IV) - B110 W82 H86(ZERO)
  • 血液型: B型
  • 好きなもの: スケートボード、スパゲティ(II)、パスタ類(ZERO3・IV・V)、家族(V以降)
  • 嫌いなもの: 梅干し、ソープオペラ、無駄な会議(6)
  • 趣味: ドライブ(CVS)
  • 特技: 料理(パスタゆで)
  • 職業/所属: マスターズ家当主/格闘家
  • ファイティングスタイル: 空手をベースとした格闘術(CVS)
                                              暗殺拳をルーツとした格闘術(IV・V・6)

+ キャッチコピー
  • キャッチコピー:
    • 帰ってきた好敵手(ライバル)(スパII)
    • いくぜ神龍拳!!(XVS)
    • 炎の昇龍(III)
    • 炎の龍牙が天を裂く(ZERO3)
    • 烈火をまとう格闘王(MVC2)
    • 緋炎の昇龍(CVS)
    • 紅蓮の格闘王(IV、スマブラSP)
    • 終生の好敵手(ストクロ)
    • 全米格闘王の名を持つ、紅蓮の男(PXZ)  
    • 纏うは、熱き紅蓮の炎(PXZ2)
    • ラッシュ&ブレイズ(V)

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
岩永哲哉
ZERO』シリーズ、『スパズル』、『VS.マーヴル』シリーズ、『EX』『EX plus』『EX3』『ポケファイ』『ナムカプ
とべこーじ(現・戸部公爾)
『III』『III 2nd』
山根剛
『EX2』『EX2 PLUS』
岸祐二
『III 3rd』、『CVS』シリーズ、『IV』以降(日本語音声)、『PXZ』『PXZ2』
モンスター前塚(現・前塚あつし)
SVC
Reuben Langdon(ルーベン・ラングダン)
『IV』『ストリートファイター X 鉄拳』『V』『スマブラSP』(英語音声)
David Matranga
『6』(英語音声)
関俊彦
ドラマCD『II 復讐の戦士』
羽賀研二
アニメ映画『II MOVIE』、TVアニメ『II V』
池田優こ
TVアニメ『II V』(子供時代)
難波圭一
劇場作品『II よみがえる藤原京 時を駆けたファイターたち』
江原正士
実写映画『ストリートファイター』(日本語吹替・ソフト版)
藤原啓治
実写映画『ストリートファイター』(日本語吹替・テレビ朝日版)
二又一成
ドラマCD『ZERO 外伝 ~春麗旅立ちの章~』
一条和矢
OVA『ZERO - THE ANIMATION -』
花輪英司
OVA『ZERO: ジェネレーションズ』

『III 1st・2nd』の戸部氏はユンとの兼任。
また、ソースは不明だが、前塚氏は『スパII』でもバルログフェイロンとの兼役で演じていたとの説が流れている。
『リアルバトル オン フィルム』ではキャスト非公開だが、檜山修之氏が演じたという説が有力。
そんな中、映画やアニメで担当した羽賀氏は後に事件を起こして受刑者となっていたりするが…
(一応、2009年には『II V』のDVD-BOXが、2016年には海外で『II MOVIE』のBlu-rayが日本語音声込みで発売されている)。

ちなみに無印『IV』で以前のキャストが引き継がれているのは彼とブランカベガ(『CVS』・『SVC』からの続投)だけ。
なお、岸氏は『激走戦隊カーレンジャー』の主演で知られるが、
ラングダン氏も『ビーファイターカブト』にてビーファイターヤンマとして出演されており、奇しくも両者共に東映ヒーロー経験者である。




 「かかってきな!」


ZERO3
リュウの永遠のライバル
ケン・マスターズ‥‥

手にした「全米格闘王」の名声は
恥じることない格闘家の証‥‥

ならば何故、友の背中は
己の心をはやらせるのか‥‥?

彼は歩きはじめた、答えは
烈火をまとう、拳の先にあると‥‥
III3rd
格闘大会参加にむけて意気込むショーンを尻目に、ケンはため息をつく。久しく骨のある相手と戦っていない。
このままでは腕も鈍るばかりだ。そんな折、「謎の組織」の噂が彼の耳に届く。忘れかけていた、
身を焼く危険の匂い。ケンの瞳に熱い炎が戻ってきた。


ご存知『ストリートファイター』シリーズのキャラクター。フルネームは「ケン・マスターズ」
初代『ストリートファイター』の時は漢字で「拳」が使用された。
「ケン・マスターズ」の由来は北米でハスブロから発売された『G.I.ジョー』フィギュアから。
どうやら他社のバービー人形のボーイフレンドの「ケン」が既に発売されていたため同名が使えなくなり、仕方なく新たな苗字を追加したらしい。
この設定がそのままアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』に流用され、本編に逆輸入された模様だが、日本ではこの映画が初出と長らく思われていた。
なお、初代開発時に設定されていた名前が「ケン・アンドリュー・飛鳥」だったという噂も過去に流れていたが、ソースは不明。
リュウがミスター格闘ゲームなら、彼はさしずめミスターライバルと言った所か。


キャラクター設定

アメリカ出身で、母方の祖父がアメリカ人のクォーター。現在はサンフランシスコ住在。
剛拳(ゴウケン)のもとへ弟子入りし格闘家への道を歩む。
武者修行のため祖国アメリカへ渡り、頼れる親族も友人も居ない地でイライザと出会い恋人同士になる。
上記のように「ケン・マスターズ」という本名設定*1や、
マスターズ財団の御曹司で全米格闘選手権のチャンピオンという設定が後に追加されたが、これらの設定は後付のため、他の設定と矛盾する点もある。
ストリートファイターIII』では家業を継いで社長になり、さらには弟子も持つ事になる。
また、自身の経験を一般向けにまとめた「マスターズ格闘術」を通信販売しており、
受講者達の実力(若葉ひなた・委員長など)を見る限り良質な内容である事が窺える。
ある意味、剛拳の暗殺拳を格闘技として昇華する路線を引き継いだと言えなくもないのだが、
当の剛拳が死んでいると思われていた時に勝手に門外不出の流派を通信空手にしてしまっていたため、
『PXZ』ではリュウに「師匠にバレたら事だぞ」と心配されている。
サイキョー流があるから今更じゃね?

同門であり主人公のリュウとは親友でもあり最大のライバルでもあるが、リュウとは育った環境も性格も違う。
CAPCOM VS. SNK』では、テリー・ボガードと試合開始前に演出が用意されており、SNK側ではテリーを親友兼ライバル視している模様。
またロバート・ガルシアのガルシア財団と大会の共同出資をしているため、ガルシア財団やロバートとは交友関係を持っているようだ。

余談だが、リュウよりも幾分軽めの性格のせいなのか、彼の勝利メッセージは面白いものが多く
特に『CAPCOM VS. SNK 2』では、スタッフたちのセルフ突っ込みとも見られるようなものもあった。
ゴッドルガールに対し、「自分のことを、神とか究極とか・・・・言ってて恥ずかしくねえか?」
暴走庵には「暴走とか殺意とか、いい加減にしろってんだよ!など。
原作が出た当初はよくネタにされていた。
もっとも両者ともニコニコMUGENでは人気が高いため、あまりこの発言はネタにされる事は無いが、
ごくたまにMUGEN動画で彼らが登場した時、ケンのこの台詞が書かれる事もあるようだ。
他にも春麗の『II』のEDをネタにする発言も多く、
『CVS2』の勝利メッセージにて春麗がここで負けたら捜査官廃業とぼやくと「普通の女の子に戻れるならOKだろ?」と突っ込み、
『IV』でも対春麗用の勝利メッセージで「普通の女の子に戻るんじゃなかったのかい?」と突っ込んでいる。

 髪の毛は元々黒髪だったが、自分で金髪に染めており(金髪なのに眉毛が黒いのはこのため)、肩の上まで伸ばしている。
 また本編とは異なる世界観で展開されたTVアニメ『ストリートファイターII V』では金髪ではなく茶髪となっていた。
 『ストリートファイターZERO』シリーズでは、アニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』の回想シーンに合わせ、
 さらに腰まで伸びており、赤いリボンで先の方を縛っている。
 また、映画では額を怪我したリュウへの手当てでリボンを使用しており、
 『ZERO2』のケンのEDでもこのリボンをリュウに渡し、これがリュウの赤いハチマキになったと思わせるシーンがある。

カプコンが1990年にファミコンで発売した『2010 ストリートファイター』の北米版であるNES版『Street Fighter 2010: The Final Fight』では、
主人公が初代『ストリートファイター』から25年後のケン本人という設定になっている。
海外版『2010』のケンに一体何があったのかはケビン・ストレイカーの項目を参照。

『II』のケンのEDはイライザがケンを追ってきて、最後は抱き合う…というものなのだが、
その際のグラフィックが凄まじいものだと当時話題になった(詳細は当該記事を参照)。

『ポケットファイター』では倦怠期に突入したので、モリガンとデートするというしょうもない事をしでかしてイライザに強烈な右ストレートをもらい、
『IV』シリーズではイライザが妊娠して安定期間に入ってから出産するまでの時期で、ケンがムービーでよくイライザをよく気遣い、
『III 1st・2nd』のEDでは息子のメルのトレーニングの相手をしてたら股間にパンチを炸裂されている。
しかし、実際はやはり家族思いの良い父親である。

そして中平正彦氏の漫画『RYU FINAL』では、冒頭でギルと対戦。一度は死を意識するほど追い込まれるものの、
「自らが一番大切だと思うもの」に目覚めた瞬間、起死回生の一撃でギルを叩き伏せている。
なお、この時に根付いた「家族に誇れる強い父親でいたい」という思いから、リュウよりも早く真の格闘家へと辿り着き、
それがさらに、リュウの成長のきっかけともなった。
……え、アレックス? まぁ彼は彼で、最終話で天帝と戦った描写がありますので。

その性分故か、リュウや豪鬼と同門であるにもかかわらず、殺意の波動に飲まれる可能性が一切無いようだ。
同時に殺意の波動に飲まれたリュウを生死を問わず止めるよう師の剛拳に頼まれていたようで、
暗殺拳の伝承者ではなく、格闘家として昇華された資質はリュウよりも高かったのかもしれない。

一方で実力はリュウより低いとみなされる事が多く、他キャラからの勝利メッセージではサガットからは「ハンパな拳(『CVS2』)」、
「あの男と似ていても、まるで及ばぬ未熟者(『IV』)」と酷評されたり、
『III 3rd』ではユンから「そろそろ現役引退しなよ 息が上がってるぜ?」、ヤンからは「炎の男か・・・ 燃え尽きる直前だったのかい?」、
紳士なダッドリーからも「全米一のタイトルホルダーも 私の前では形無しだな」と手厳しく言われたり、
『IV』のラスボスセスからは「同じ流派でも貴様はあの男より落ちる…自分でもわかっているのだろう?」
と、勝利メッセージとはいえリュウは他キャラから強さを称えられたり、敬意を表される事が多いのに対しケンは割と容赦無く罵られる事も多い。
本人もその事を自覚しているようで、家庭を持った代わりに修行が疎かになり、実力的にリュウに置いていかれる事で、
格闘家としての自分に悩んでいたようである。

NAMCOxCAPCOM』では、殺意の波動に飲まれたリュウを目覚めさせ、結果実力差が開いても悔恨を残さない情の厚いシーンを見せる。
ゲーム上での性能は、リュウは攻撃力がほんの少し高いが近接戦闘では物理属性(打撃)オンリーで、
ケンは近接戦闘に炎属性(昇龍拳)を所持しているためリュウよりも万能に戦える事もある。
ちなみに遠距離攻撃では弟子の技であるハドウバーストを使える。
さらにイベントシーン限定だが、リュウを目覚めさせるシーンでケンが真・昇龍拳を使う。
飛竜の「貴様らに~」のシーンとトップを競う、ゲーム中屈指の名場面であるとも言われている。
肝心のシーンは24分頃から。

また40話でもベガのサイコパワーに呼応する殺意の波動に惑うリュウに活をいれ、
リュウとの複合技である双龍拳でベガに致命的な一撃を与えるに至る。
その都度、殺意の波動に悩まされるリュウを精神的にずっと支えてきたのはケンといっても過言ではないだろう。
『IV』では迷いも吹っ切れ、格闘家としての答えもリュウよりも先に見付けたようである。

『V』では髪型がバナナポニーテールになり、道着の上半身を腰まではだけさせ、スポーツウェアのようなものを纏うなど、
ここにきてリュウとの外見上の大幅な差別化が図られる事になった。

『6』では首謀者JPの策に嵌められ、テロリストの疑いをかけられて追われる立場となってしまった。
この経緯については公式サイトで公開されている前日譚『Days of the Eclipse』にて語られている。
『6』開始前には疑いこそ晴れたものの失われたものは非常に大きく、今までの明るさも失われてしまった。
その決着を付けるために家族の元を離れ、工事現場に作業員として潜伏している。
衣装も薄手のコートにブーツを履いたストリートスタイルになっており、髪も従来(『IV』までの)より少し長くなっている。
なお、明るさが失われたと書いたが、勝利ポーズの一つではいつも通りピースサインを決めており、完全に失くしてはいないようだ。
また、リュウが受け取らなかった優勝賞金などの収益を代わって管理しており、その結果リュウが一生困らないだけの財産を築いている事が判明した。
その他、ワールドツアーモードでケンに弟子入りする時に「馬鹿野郎! 後先考えずに技を出すな!」というセリフが出てくるが、
同作のCPUケンは相変わらずドラゴンダンスなAIのため、プレイヤーからのツッコミが相次いだり……。

UDONのアメコミではリュウの回想シーンなどで出番は多いものの、
物語がリュウ対豪鬼、春麗・ガイル対シャドルーに絞られているため、活躍の場面は少ない。
お約束のように洗脳されるものの、リュウとの戦闘さえ無いまま洗脳が解けて出番終了。あんまりである。



「オレはオレのやり方でお前を倒してみせる!そう決めたんだ!」


キャラクター性能

『ストリートファイター』、『ストリートファイターII』では同キャラ対戦ができなかったため、リュウと基本的に同性能の2Pキャラとして登場していた
(ただし『II』ではキャラ毎に気絶ポイントが2倍入る箇所が隠し設定で入っており、リュウとケンとでは部位が異なっている)。
CPU戦でのケンは、強の「昇龍拳」と「竜巻旋風脚」を多用する豪快な戦い方で、「波動拳」を軸とし堅実に戦うリュウと好対照であった。

 しかし『II’』で同キャラ対戦ができるようになると、ケンの存在意義が問われるようになり、
 「波動拳のリュウ」「昇龍拳のケン」といった味付けで若干の差別化がされた。
 さらに『スパIIX』辺りから独自の通常技を得るなど、リュウとケンで技の性能の差別化が明確になり、
 以後もシリーズを重ねるたびに足技の増加など、リュウとは違う性能を持つようになった。
 上記の設定のように、一部のキャラからはリュウより軽んじられているようだが、
 実際のゲーム中の性能はそうでもなく、ダイヤグラム的にリュウとほぼ同格、
 作品によっては抜きつ抜かれつを繰り返しつつ、互いに大きく差が離される事も無い実力を示しており、
 正にシリーズを代表する、切磋琢磨するライバル関係と言っていいだろう。
 総じて、ケンの方が一撃は軽いが技のヒット数が多く、派手な連続技が成立しやすい。
 そのため攻め・ラッシュを重視するタイプであるものの、
 技の硬直がやや長めで、隙を作りやすい傾向にある。

 『III』では新たなスーパーコンボとして「疾風迅雷脚」が追加。
 これを選ぶとゲージが短くなり、『2nd』や『3rd』では3本までストックする事ができたが、
 『ZERO3』や『CVS』シリーズではレベル3専用に格上げされている。
 『3rd』では開発者自ら「意図的に強くした」との事もあり、2の次点に着けている。
 『IV』ではダイヤグラムでこそリュウには一歩届かない位置に甘んじてはいるが、
 相変わらずのラッシュ力の高さから人気が高く、強キャラ達と並ぶ高いシェア率を得ている。
 また、ウルトラコンボの追加により昇龍拳→昇龍裂破→神龍拳という繋げが出来るようになった為、
 壁際に追い込んだ場合、後述のケンの教えの通り「迷ったら昇龍拳・昇龍拳・そして昇龍拳」
 が現実的な選択肢となった。
 続編の『スーパーストリートファイターIV』で追加されたウルコンIIは「紅蓮旋風脚」。
 「トルネーイ!」っぽい見た目とは裏腹に、早い発生に発生時飛び道具無敵、
 立ち弱Pから目押しで繋がるなどの要素が相俟って中々に優秀。

『V』では、リュウとは全く異なるモーションや、竜巻旋風脚の挙動と性質の変更、
独自のVスキル・Vトリガーの実装などにより、今まで以上にリュウとの差別化が明確になっている。
炎を纏うEX版はそれぞれ、波動拳がファイヤー波動拳に、竜巻旋風脚が『MVS』~『MVC2』のような軌道になり、昇龍拳が昇龍裂破に変化する。
Vスキルは、ボタンを押し続けると蹴り技に派生可能なフロントダッシュの「奮迅脚」と、浴びせ蹴りを繰り出す「龍閃脚」。
Vトリガーは、足に炎を纏って前方にダッシュし、必殺技に炎属性を付加させる「ヒートラッシュ」と、お馴染み「神龍拳」。

『6』では中下段に派生可能な足技を繰り出す「迅雷脚」、低く跳躍して回し飛び蹴りを放つ「龍尾脚」が追加された他、
奮迅脚中に必殺技を繰り出す事で性能が強化される仕様が追加されている。
また、奮迅脚そのものにも派生技が追加されており、前作で使用できた前蹴りの他に「紫電カカト」落とし及び急停止に派生可能。
カカト落としは走り寄っての崩しに、急停止はフェイントやコンボパーツとして有用性が高い。
総じて『IV』~『V』で示されてきた横押しと攻めが強いキャラコンセプトがより際立つ形となっており、
前述の奮迅脚の仕様も相まって操作の忙しいテクニカルなコンボキャラの色が濃くなっている。
一方で発生30F前後ながらガード時1~2F有利な強龍尾脚・迅雷脚を用いた中下段の揺さぶりへの対処が難しい点、
画面端に追い詰めた方が有利になるゲーム性にも拘らず、差し込みからのコンボによる位置入れ替えが得意なために端背負いが苦にならない点などから、
シーズン1においては強キャラとして君臨している。
工事現場で作業員やってる奴はやっぱ違うな!

余談だが、リュウが格ゲー全体での主人公のステレオタイプとすると、ケンはライバルキャラのステレオタイプとも言え、
ケンと同じように足技が得意なライバルキャラというのは非常に多くなっている。
例としてはロバート・ガルシア廿楽冴姫(※厳密にはライバルキャラではない)等。
その後の格闘ゲームでも主人公と対になっているライバルキャラというのは非常に多く(対になりすぎていて橘右京はライバルを外されたが)、
リュウと共に格闘ゲーム界に与えた影響は非常に大きい。

+ 大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは
参戦PV

『for』ではリュウを購入するとケンのフィギュアも入手できたが、『SP』ではリュウのダッシュファイターとして参戦。
ただのコンパチではなく、機動力や一部動作での動きの違い、コマンド技の増加など、
本来なら別キャラとして考えた方が良いぐらいの差がある「サービス多めのダッシュファイター」としてデザインされている。
コンパチらしい所と言えば、全く同性能のワザが多い事や、重さが同じという事ぐらいだろうか
(他のダッシュファイターも元になったファイターと体重が同じ。ちなみに原作設定では『IV』まではリュウ<ケン、『V』ではリュウ>ケンである)。
後にDLC第4弾でテリー、第10弾で三島一八との再戦が実現する事になる。

+ 各種必殺ワザ
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • 波動拳(波動拳:NBまたは↓\→AorB)
お馴染みの飛び道具。強弱で速度や飛距離が変化する。
原作同様、画面に1つまでしか撃つ事ができず、その状態ではモーションをとるのみで不発となる。
リュウのものと違い、初代『II』を意識して波動拳の中に手が見える。

  • 昇龍拳/ファイヤー昇龍拳(上Bまたは→↓\AorB)
おなじみの対空技。こちらはボタン入力が長いと多段ヒットのファイヤー昇龍拳になる。
根元から当てた方が威力が高いのはリュウと同じだが、先端に当てるようにした方が吹っ飛びは強くなる。

  • セービングアタック(下B)
『IV』におけるセービングと同様のモーション、演出で繰り出される。この技のみコマンド版が存在しない。
リュウとの違いが最も分かりやすい必殺技だろうか(あちらが正拳突きに対しこちらは蹴り)。
原作通り墨を豪快に飛ばすエフェクトが発生するが、当たり判定があるのは蹴り部分のみなので、意外とリーチがないように感じられたりする。

  • 竜巻旋風脚(横Bまたは↓/←AorB)
空中で出す事も可能で、尻もち落下にならないため昇龍拳と組み合わせての復帰も可能。
リュウとの違いは連続ヒットし、あまり吹っ飛ばないという点。ダメージ稼ぎと昇竜拳に繋ぐ布石が主な使い方か。

  • 大外回し蹴り(←/↓\→A)
コマンド専用技。見た目や性能はリュウの弱(強)攻撃のものとほぼ同じ。ボタン長押しで稲妻かかと蹴りに派生できる。

  • 鉈落とし蹴り(→\↓A)
コマンド専用技。斜め上に蹴る多段技。当てにくいが昇竜拳に繋げられる。こちらもボタン長押しで稲妻かかと蹴りに派生できる。

  • 稲妻かかと蹴り(大外回し蹴りまたは鉈落とし蹴り中、A長押し)
大外回し蹴り・鉈落とし蹴りからの派生技。弱攻撃(強)の2段目と同じ要領のかかと落とし。

相手と離れていると縦方向に相手を巻き込む神龍拳となる。VSシリーズをイメージした火柱が発生する。
縦方向に攻撃する切り札というのは本作では貴重。攻撃判定があるのは2段ジャンプほどの高さまで。
ちなみにボタン連打でヒット数が増える。

  • 疾風迅雷脚(最後の切りふだ)
リュウ同様最後の切りふだを2つ持っており、近距離で出すと威力と吹っ飛びに優れた疾風迅雷脚となる。
ヒットするとステージを出て横方向に相手を押し出すので、場所次第では低ダメージでもバースト可能。
こちらは撃墜が確定すると『IV』と同様のフィニッシュ演出が発生する。
横方向に進んでいくため、見た目はどちらかというとショーンのハイパートルネードに近い。
脚に炎を纏わせる点では紅蓮旋風脚のエッセンスも含まれている。
ちなみにケン単独の紹介PVではシュルクが喰らっていた。…中の人ネタだろうか?

リュウと比べると、多段ヒットになった昇竜拳や竜巻旋風脚のおかげでコンボ火力では優れる。
多段ヒットの恩恵は大きく、出始めに昇竜拳を当てるなどの工夫が必要になったリュウと比べると、
根元や先端当てどちらにもメリットがあるため戦略の幅は広め。一方で、どの技も吹っ飛ばし性能が低めに設定されている。
しかし、この「コンボを絡めた火力が高いが、吹っ飛ばしなど『スマブラ』独自の要素が苦手」という特徴は元々リュウも持っていたもので、
結果として強み弱みともにリュウを拡大した性能となっている。
昇龍拳が強力な分、頼りすぎるとワンパターン相殺により弱くなりバーストに困ってしまうので、こればかりに頼れないという点も地味に痛い。
絶妙なバランスで『スマブラ』と格ゲー要素を融合させていたリュウに対し、コマンド専用技が増えているなど格ゲーの比率が高めになっており、
勝つためにはベヨネッタ並に練習が必要になる。

このような点から本作屈指の上級者向けキャラ。
一応バーストのチャンスが多い分、リュウよりは若干マシではあったものの、
元となったリュウの弱体化もあり、キャラランクはリュウと同じく下位という見方が強かった。

その後、Ver.3.1.0でリュウと共に大幅強化が施され
それまで「色々できそうで何もできない」だったのが、多くの強化によって解消され近距離のリターンが桁違いに上がった。
この強化を境にオフ大会等での活躍も増加しているが、使用難度があまりにも高すぎる点が響いたのか、
キャラランクとしては中堅に落ち着いている。
この他、横あるいは下方向にバースト(落下)した時のボイス(日本語版)の1つに妙に情けない悲鳴があり、ネタ的な話題にも事欠かない。
作業用BGMにどうぞ

余談だが、後述の「洗脳されたケン」の要素も拾われており、
「原作において洗脳されたキャラ」が味方として登場するダークサムスの「勝ちあがり乱闘」に3ステージ目にて登場する。


「いいか 迷ったら

        昇龍拳

            昇龍拳

                そして昇龍拳だぜ!」


洗脳されたケン



「こ・・・これが、真の強者の愉悦か・・・

 ク・・・ク・・・クックック」

  • 身長: 175cm
  • 体重: 83kg
  • 血液型: B
  • 生年月日: 2月14日
  • 出身国: アメリカ
  • 好きなもの: 血腥い闘い
  • 嫌いなもの: 退屈
(以上、「シャドルー格闘家研究所」より)

劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』では、リュウに置いていかれる事への焦りをベガに付け込まれて洗脳され、リュウに襲い掛かった。
このシーンは『ZERO3』のCPU戦でも再現されている。その際にはサイコパワーの注入により力を増しているような演出もある。

他にも漫画版(徳間書店版、神崎正臣著)、アメコミ版など、「ケンが洗脳されて敵に回り、リュウの説得で正気に戻る」展開があまりにも多かった為、
NAMCOxCAPCOM』では犯罪超人ドッペル(キャプテンコマンドーより)がケンに変身して現れた時、春麗は真っ先に洗脳の可能性を疑っていた程である。

「まさか…『また』操られているの!?」

以上の経緯を知っているといないとでは上記の台詞の受け取り方も変わってくるだろう。

ただし、TVアニメ『ストリートファイターII V』では、ベガによりサイバーチップを埋め込まれて洗脳されたリュウを、
ケンが渾身の波動昇龍拳で正気に戻すという展開もあり、必ずしもケンばかりが洗脳されているわけではない。
また、流石にマンネリになってきた為か、逆に殺意の波動に目覚めたリュウをケンが説得して正気に戻す展開の方が多くなっている。

これを受けてか、『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』では通常のケンとは別に、隠しキャラとして「洗脳されたケン」という形でも登場する。
これは『CAPCOM VS. SNK』シリーズにおける「殺意の波動に目覚めたリュウ」(以下、殺意リュウ)に相当する形になっており、
CPU戦ではこの「洗脳されたケン」か「ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ」が中ボスとして登場する。
英語表記は「Violent Ken」(バイオレント(=乱暴)ケン)となっている。

特徴として凄まじく速い前ワープの「羅刹脚」を使用可能。ジェネラル並のスピードである。
また、殺意リュウに対抗できるほどに技の性能が高められており、1回の連続技でのダメージが上がっている(超→超、超→EX)。
反面、歩きなどの移動速度が若干下がっており、また特筆すべき点として跳び込みの異常なまでの遅さが挙げられる。
このゲームにおいては跳び込みからの高威力の連続技を積極的に狙って行くSNK(プレイモア)作風の影響か、
地上戦の差し合いを重視する大半のカプコンキャラが割を喰う形で弱くなっている。
このキャラも跳び込みが極端に遅く、かつ移動速度も遅めなため、
前述の「羅刹脚」で相手を攪乱し、地上技から条件によっては超ダメージの連続技を狙っていく…
…と、SNK(プレイモア)とカプコンの作風の決定的な相違点を強調した性能となっている。

「神武滅殺」の最後に放つ昇龍拳に『KOF』シリーズのオロチ一族が見せるような髑髏の浮かぶ気を放っている事から、
オロチの力を持っているようにも見えるが、同作に登場するオロチ一族であるゲーニッツは洗脳ケンに対し特別な反応はしていないため、
オロチとは無関係である可能性が高い。
一方でシャドルー四天王のバルログはサイコパワーに言及しており、ここでもベガによりサイコパワーを注入されているのが分かる。
またゼロで洗脳ケンと対峙した際には、オペレーターのシエル(カレー好きの彼女ではない)がマインドコントロールを受けている事を見抜いている。


「リ、リュウ・・・ 俺、俺は・・・

     うう、うぁぁぁああっ!!」


 そして、Nintendo Switchにて発売した『ウルトラストリートファイターII』にて殺意リュウと共に洗脳されたケンが参戦。
 カプコン純正の格ゲーにおいては本作が初参戦となった。
 性能としては「羅刹脚」や「神武滅殺」の追加など『SVC』を踏襲したものになっているが、
 飛び込みは『SVC』とは一転して速くなっており、「鎌払い蹴り」や「鉈落とし蹴り」は通常技扱いになっているなどの違いがある。
 防御力こそ最低クラスだが、それを超越するほどのとんでもない高い火力・ラッシュ力を誇り、
 同じく本作で追加された殺意リュウ、そして豪鬼共々同作の対戦環境を荒らしに荒らす事となった。


「生まれ変わったような感覚だぜ・・・

      もう負ける気がしない!!」


(以上、一部記述をWikipediaより抜粋・改稿)


MUGENにおけるケン

人気キャラだけあって、原作準拠やアレンジも多数存在する。
改変キャラの数もリュウ豪鬼に次ぐ多さである。
以下、代表的なケンを拳げる。

ストリートファイター

+ MASA@DAS氏製作
  • MASA@DAS氏製作
現在は入手不可。
原作再現。リュウのスプライト替えキャラとして付属。

rei氏(公開停止)とel氏(公開停止)とペパーミント氏のAIパッチが存在する。
ペパーミント氏AIは2段階で調節でき、1では超火力かつ、着地時の1F以外無敵の昇竜拳を連発する。2では若干改変され、動作中完全無敵でctrl判定を無視し、
キャンセルしながらずっと昇龍拳を繰り返す。この場合当身か混線がないと倒すのが困難なので注意。

2013年11月にMUGEN1.1専用となり、デフォルトでAIも追加された。
レベル7以下ならまだ普通の動き方をするが、レベル8だとあり得ない速度で突っ込みつつ、近づいたら昇竜拳を連発する凶悪AIに変貌する。

ストリートファイターII

+ MASA@DAS氏製作 ダッシュ仕様
  • MASA@DAS氏製作 ダッシュ仕様
現在は入手不可。
こちらもリュウのおまけだが、細かい違いがしっかりと再現されている。
待ちガイルのAIで有名なmimimimi氏のAIパッチが公開されており、いわゆるドラゴンダンスをきっちり決めてくる。
2013年10月、同氏作リュウの更新と共にMUGEN1.1専用となった。

Passer-by氏(或いは339氏ことSchmidt Hans氏)による、SFC版『ターボ』の倍速モード(10倍)を再現した改変キャラも存在。
現在は氏のOneDriveにて公開されている。
10倍速と謳っているが、実際は3倍速程度であるとの事(readmeより)。
mimimimi氏によるドラゴンダンスAIがデフォルトで搭載されている。

+ MASA@DAS氏製作 スパIIX仕様
  • MASA@DAS氏製作 スパIIX仕様
現在は入手不可。
MUGEN1.1専用。やはりというべきかリュウ、豪鬼とのセットになっており、
見た目をそのままに、中身をリュウ、ケン、豪鬼、CPU豪鬼のいずれかに変える事も可能。
さらに別仕様として、4モードそれぞれに『X-MEN COTA』モードを搭載し、合計8モードから選べる。
リュウ、ケンの『X-MEN COTA』モードは当然アレンジだが、それ以外はかなり原作に近く、流石の完成度。
デフォルトAIも搭載されている。

+ G.D.T氏製作 スパIIX仕様
  • G.D.T氏製作 スパIIX仕様
基本的に原作再現だが、波動拳ヒット後スローモーション無し、あけぼのKO中BGMが止まるなどのアレンジが施されている。
外部AI製作は自由。
ぺりしぇ氏のAIパッチが存在したが、ニコろだの閉鎖により入手不可。

+ 諒介氏(ケン・カスタード氏)製作 降龍仕様
  • 諒介氏(ケン・カスタード氏)製作 降龍仕様
海賊版『II'』の一つ『降龍』を再現し製作されたケン。
昇龍拳を放つと同時に幾重にも重なった弾幕と化した波動拳が発生する。
食らうと多段Hitするので、アーマー殺し技としても非常に優秀である。
あと、やられポーズからの復帰が異様に早く、物凄いスピードで竜巻旋風脚を当ててくる。
この際のみ竜巻旋風脚の回転数・Hit数が異常で、運が悪いとそのままKOされる事も。
AIがデフォルトで搭載されており、その狂った性能(褒め言葉)と併せ凄まじく強い。
長い間公開停止されていたが、2013年11月17日にmugenファイルアップローダ2にて更新され再公開された。
現在はサイト消失で入手不可となっている。

+ N-Mario氏製作 降龍仕様
  • N-Mario氏製作 降龍仕様
同氏のリュウ同様ドットは『ZERO』だが中身は海賊版『II'』の『降龍』の再現。
ただし、リュウとは違いこちらは新MUGEN用しか公開されていないので注意。
AIがデフォルトで搭載されており、画面中動き回りながら無数に放つ波動拳など『降龍』らしいぶっ飛んだ性能が再現されている。

+ A.C.C.氏製作 TASケン
  • A.C.C.氏製作 TASケン
海賊版のSFC版『II』の一つ『DragonEdition』のTAS動画をイメージして製作された。
あくまで動画から受けたイメージがベースなので、性能は元ゲーとは別物。
7Pカラー以降は何故か体力が高速で自動回復する。
AIもデフォルトで搭載されており、謎の無敵を利用し、キャンセルして無理やり技を繋げたりとTASらしい実にフリーダムな動きを見せる。
常に食らいモーションも含めキャンセルしているためコンボを当てる事は困難で、AIレベルを上げるとキャンセル頻度も上がっていく。
これを見れば大体性能が分かる…かもしれない。

更新で3ゲージ技のドラゴンパンチが搭載された。
スイッチで使用可能になり、ONにすると昇龍拳に混じって唐突に即死をぶっぱするようになる。
なおプレイヤー操作でもスイッチONにしないと使えない。

+ ミマァ氏製作 DragonEdition仕様
  • ミマァ氏製作 DragonEdition仕様
A.C.C.氏製ケンと同様、『DragonEdition』を基に作られたキャラ。
こちらは原作再現となっている。
AIは搭載されてないが、斑鳩氏と蜂百合氏の外部AIが公開されている。
斑鳩氏のAIは喰らい抜けや永久の有無などの設定も可能。ただし最新版には未対応。
蜂百合氏のAIは11段階にAIレベルの調整が可能な他、コンフィグで細かい設定もできる。

ストリートファイターIII

+ GM氏製作 3rd仕様
  • GM氏製作 3rd仕様
現在氏のサイトは閲覧できない状態にあるため、交差氏によって代理公開されている。
搭載されているAIはブロッキング頻度が妙に高く、たまに「ウメハラ」と呼ばれる事も。
そのせいか3Pカラー(ウメハラも使用していると思われる白胴着カラー)を選択するとアルゴリズムが強化される。
DHQ氏がAIパッチを公開している。こちらにはカラーによる違いは無い。

+ rei氏製作 3rd仕様
  • rei氏製作 3rd仕様
こちらも『3rd』仕様。
AIもデフォルトで搭載されている。

ストリートファイターIV

+ rei氏製作 IV仕様
  • rei氏製作 ストIV仕様
上記の3rd仕様ケンのイントロ中にIVモードを選択する事で使用可能。
セービングアタック、リベンジゲージなどが忠実に再現されており、『III』ドットながら違和感が無い。
AIがデフォルトで搭載されている。
cafe氏の外部AIも存在したが、現在は公開停止。

VSシリーズ

+ Limited Moon氏製作 MVC1仕様
  • Limited Moon氏製作 MVC1仕様
『MVC1』仕様。
代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。

+ Reza氏製作 アレンジ
  • Reza氏製作 アレンジ
鬼畜1ゲージ技を持つサイクロップスを製作した方のケン。
竜巻旋風脚が斜め移動のものと横移動のものの二種類が使用可能、3ゲージ消費で「九頭龍裂破」が使えるなどのアレンジが施されている。
AIは入っていない。

+ うんこマン氏製作 XMENvsSF仕様+アレンジ
  • うんこマン氏製作 XMENvsSF仕様+アレンジ
MVCキャラに定評にある氏のもの。『XMENvsSF』に各種VSシリーズを足したような感じ。
もちろん永パも完備。
切干氏による外部AIも公開されていたが、現在本体・AI共に公開停止。

+ 悪咲3号氏製作 CVS2仕様
  • 悪咲3号氏製作 CVS2仕様
動画でよく見かけるケン。
氏の引退により長らく入手不可であったが、現在は2022年4月の活動再開に伴い再公開されている。
良AIがデフォルトで搭載されており、弱・中・強と昇龍拳を連続で繰り出す、所謂「ドラゴンダンス」も見る事ができる。
洗脳ケンも付属。

HEESEY氏により表裏両方に対応したAIが製作されているが、最新版には非対応。
ちなみに、HEESEY氏AIのケンを知っているか!と戦わせると……?

+ Hero氏製作 CVSアレンジ
  • Hero氏製作 CVSアレンジ
PotS氏風にエフェクトやカットインが追加された『CVS』仕様アレンジ。
AIもデフォルトで搭載されており、中々に強い。
PotS氏のリュウとのイントロ追加パッチも氏のサイトで公開されていたが、
サイト閉鎖に伴い、パッチ・キャラ共に公開を終了している。

+ Jmorphman氏製作 CVSアレンジ
  • Jmorphman氏製作 CVSアレンジ
『CVS』の技構成をベースに様々のシステムと演出を盛り込んだ、所謂PotS仕様。1.0以降専用。
PotS氏リュウと同様にノーマル、洗脳、マスターの3つのモードを搭載。
2020年10月14日に大幅更新され、垂直ジャンプ強パンチが『III』のものに変更された他、『III』の特殊技や竜巻旋風脚が使える「SFIII Ken」モードの追加、
『III』仕様と『CVS』仕様の疾風迅雷脚がモード別に分離、やや不自然だったドット絵の差し替えなどが行われた。
Lv3超必殺技として『IV』仕様の神龍拳(「Shonetsu Shinryuken」名義)、紅蓮旋風脚(「SFIII Ken」専用)が実装されている。
マスターケンはノーマル・洗脳の両モードの技が使用できるが、EX必殺技や「SFIII Ken」専用技は使えない。
また、洗脳ケンは被ダメージ1.358倍、マスターケンは被ダメージ1.45倍と、どちらも物凄い装甲になっている。
AIもデフォルトで搭載済み。

PotS氏のリュウとベガ、Vyn氏のテリーなどに特殊イントロを追加するパッチが同所にて公開されている。
リュウのパッチを適用すればタッグ時に合体技が使用可能になるという嬉しい仕様も。
合体技は挟み撃ちの状態からケン側始動で「双龍拳」、同じ方向を向いた状態からリュウ側始動で「ダブル真空波動拳」となる。
殺意&洗脳の組み合わせでも可能で、この場合はどちら側が始動しても、挟み撃ちで瞬獄殺を決める「Shin Goku Messatsu」なる技を繰り出す。

その他・アレンジ

+ Don Drago氏製作 4-in-1
  • Don Drago氏製作 4-in-1
SVCドットをベースにノーマル、クラシック、洗脳、殺意、オロチの5パターンのケン。
4段階調整可能なAIが搭載。
氏のサイトは閉鎖されているが、現在はMFGのフォーラムにて代理公開されている。

+ vyn氏製作 アレンジ
  • vyn氏製作 アレンジ
洗脳されたケン。だが見た目はぶっちゃけ色違いの『CVS』ケンである。
とは言えその綺麗なエフェクト、そして3ゲージ技の「神武滅殺」は一見の価値あり。
結構な強さのAIもデフォルトで搭載されている他、
Romeotantan氏によって勝利ポーズとイントロを2種類ずつ増やす外部パッチが公開されている。

+ God_Ryu氏製作 KOFXI仕様
  • God_Ryu氏製作 KOFXI仕様
『SVC』のスプライトを用いた『KOFXI』仕様。現在入手不可。
ドルジ氏によるAIが公開されている。

+ 白黒猫氏製作 アレンジ
  • 白黒猫氏製作 アレンジ
別府氏のサイトで代理公開されていたが、現在は公開停止。
GM氏のケンの改変で、性能に所々細かいアレンジが加えられており、リュウとの差別化もよりはっきりしている。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ kamekaze氏製作 Reject#253
  • kamekaze氏製作 Reject#253
イントロでCVS-IZM、MVC-IZM、V-IZMの3種類から選択でき、声が『ストEX』のカイリのものになっている。
CVS-IZMのみ使えるゴッドルガールとの合体技は一見の価値あり。

+ Tenshin氏製作 ケン&ギャング
  • Tenshin氏製作 ケン&ギャング
基本的には『ストZERO』シリーズのケンだが、リュウ、ダン、さくらをストライカーとして呼び出せる。
呼び出している間ゲージが減っていき、0になると退場する。
ゲジマユで使うとえらい事に……。
代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。

+ KAZ氏製作 ケン・マスターズ
  • KAZ氏製作 ケン・マスターズ
珍しく『1st』『2nd』の演出や声などを使用したケン。
見た目は『ストIII』のドットだが『MVC』風にアレンジされている。
システムも『ストIII』と『MVC』両方の良い所取り。
「真空波動拳」「真・昇龍拳」「電刃波動拳」といったリュウの超必殺技を何故か使える。
また、優秀なAIもデフォルトで搭載されており、10段階に調節可能。さらにこれとは別にブロッキング使用率の調整も可能。

+ 斑鳩氏製作 KOF'98仕様
  • 斑鳩氏製作 KOF'98仕様
『SVC』のドットをベースにして『'98』仕様にアレンジされている。
ボイスは『SVC』の前塚あつし氏のものと『CVS2』の岸祐二氏のものから選択できる。
レベル調整が可能なAIがデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作

+ しょうゆ氏製作 KOFアレンジ仕様
  • しょうゆ氏製作 KOFアレンジ仕様
『SVC Chaos』をベースとして、一部動作の差し替えやEX必殺技の追加などを行い、独自の『KOF』仕様にアレンジされたケン。
斑鳩氏のものと同じく、CVは前塚あつし氏と岸祐二氏の二名から選択可能。
同氏のリュウとのタッグ時限定の合体技が搭載されており、
リュウ始動の場合は劇場版アニメ『ストリートファイターII MOVIE』のベガ戦を再現した「双龍(ダブル)波動拳」が、
ケン始動の場合は『NAMCOxCAPCOM』の「双龍拳」が使用可能。

AIはデフォルトで搭載されている他、2020年9月にはホルン氏による外部AIも公開された。
ホルン氏のAIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルなどが設定可能で、没技も含む全ての技を駆使して襲い掛かってくる。
プレイヤー操作

+ しょうゆ氏製作 KOFアレンジ仕様 洗脳ケン
  • しょうゆ氏製作 KOFアレンジ仕様 洗脳ケン
上記のケンをベースとして、洗脳仕様にアレンジされたケン。
ベースは『SVC』であるものの、火力は大幅に上がっているわけではなく、
斜め上に飛び上がる「竜巻旋風脚」や「空中波動拳」など『MVC』風のアレンジが印象的。

AIはデフォルトで搭載されている他、2020年9月にはホルン氏による外部AIも公開された。
ホルン氏のAIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルなどが設定可能で、没技も含む全ての技を駆使して襲い掛かってくる。
プレイヤー操作

+ humi氏製作 ボウケン
  • humi氏製作 ボウケン
氏自身による某大会で(ある意味)活躍して以降話題となったキャラ。通称「帰宅部長」。
『III』ベースだがとにかく色々な面にアッパー調整が加えられている。
ブロッキング率が棒人間くらい高い。
それどころか相手が攻撃モーションに入った時点で(=攻撃判定が無くても)勝手にブロッキングし出す。
しかも成功時には勝手にゲージ技をぶっ放す事があり、
そうでなくともブロッキングに異常に高い回復が付いているため瀕死からあっという間に全快する事もある。
またゲージ技の持続がものすごく長い。レイの禁止技かと思うくらい長い。
というか無限ループの昇龍裂破以外は原理的には当の禁止技と近く、相手が食らっている限り無限に上昇し続ける事で永久化する。
並のキャラなら喰らい抜けやアーマーでもない限りそのまま10割という、完全に出し得な技と化している。
ただし神龍拳だけは違い、食らっている相手が徐々に離れるため、位置と相手によっては倒し切れない事もある。
11Pは弱体化カラーで、ブロッキングの回復量が減る。

過去には同氏によってさらに改変された「ダイボウケン」も存在していた。こちらは神クラス。
これ以外にも、ブロッキングが即死技になっている「ボウケンEX」(ワーグナー氏製)、
鬼穣子の昔話に出ていた「デスボウケン」(ni-san氏製)、狂最上位~下位神辺りを倒す「ゼツボウケン」(あおいろ氏製)、
カンフーメンジェネラルズの如くボウケンの大群が出てくる『BUNSHINBUCHO』(p0008874氏製)等々、
ボウケンフィーバーによって様々なボウケンが製作された。

また、改変キャラとは別に名無しのぽろろ氏からボウケン改変パッチが公開された。
適用すると一部ステータスの変更の他ブロッキング率、回復量を調整できるようになっている。さらにディスプレイネームが「KITAKUBUCHO」になる

+ SAMSARA氏製作 波動に目覚めたケン
  • SAMSARA氏製作 波動に目覚めたケン
ブチブティ氏の波動に目覚めたリュウを参考にして作られた。リュウは改変元が『II』ベースなのに対し、こちらはGM氏の『III』仕様。
リスペクト元と同じく、波動拳を弾幕のごとく撃ち続ける。
カラーごとに性能が変化し、1~6Pは波動拳以外元の性能、7~11Pは6P以下に加えて波動拳中は無敵。
12Pは11P以下に加え、常時ブロッキングで実質常時ダメ無効アーマーとなっている。

また、この波動に目覚めたケンが改良された「真・波動ケン」も公開されている。
こちらは上記波動ケンの性能にレジェンドゴジータのような分身、
そしてシン(北斗の拳)に乗った波動ケンが本体の周りを飛んでミニ波動拳を打っている…というキャラとなっている。
強さは狂最上位~下位神想定との事。

+ Most Mysterious氏(現・The_None氏)製作 Rox Howard Clones
  • Most Mysterious氏(現・The_None氏)製作 Rox Howard Clones
画面端から次々登場する謎のケン軍団。名前はロック・ハワードに似ているがどこからどう見てもケンである。
何故か小ポトレがオメガタイガーウッズな上に、プロトンキャノンをぶっ放してくる。なんなんだアンタら。
ただ無尽蔵に出てくるわけではなく、ボタンを押して1人ずつ、最大4+1人まで呼び出す形で、押したボタンによって使用する技が変化する。
現在はThe_None氏のサイト内にあるキャラ公開場所とは別の特設ページにて公開されている他、
海外サイト「MUGEN Database」でも古いバージョンが代理公開されている。
参考動画

+ Mulambo氏製作 Drastic Ken
  • Mulambo氏製作 Drastic Ken
MUGEN1.1専用。
ピングーなどの作者として知られるMulambo氏による、超カオスな改変キャラ。
単体公開はされておらず、同氏製作のコンプゲー『Street WTFighter』に収録されている。
波動拳で自らの顔グラを飛ばすなどやたら自己主張が強いのが特徴。


この他にも『III』版洗脳ケン(RIOT KEN)、ザ・ムービー版実写ケン等の原作アレンジケンから、
Evil Kenやホーリーケン、ゴッドケン、マスターゴットケンといった凶狂改変ケンまで幅広いケンがいる。
ネタ改変としてはHadoabuser氏の「波動拳」がおり、天昇脚やコマンド投げなど必殺技を一新、名前にもなっている波動拳はゲージ技。
攻撃判定のある挑発伝説が出せる。

なおゲジマユ2には21名のケンが参加し、続くFinalゲジマユではさらに5人のケンが追加され、計26名のケンバリエーションが出場している。
「改先生ケン」やハゲケンこと「M.B.Shotoman」といったレア改変ケンも拝める、さながらケン見本市である。





 「負けられねぇヤツがいる

    だから俺は戦うのさ!」

出場大会

+ 一覧
+ ケン
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ 洗脳されたケン
【洗脳されたケン】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
非表示
+ ホーリーケン
【ホーリーケン】
+ ボウケン
【ボウケン】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ Master God Ken
【Master God Ken】
更新停止中
凍結
削除済み
+ Hyper God Ken
【Hyper God Ken】
凍結
削除済み
+ TASケン
【TASケン】
凍結
削除済み

※Reuben Kee氏のエビルケンについてはEvil Kenを参照。

出演ストーリー

+ 一覧

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(「二代目Mr.カラテ」で他)
実況付きP操作 Tarie配信(149キャラ目操作キャラ(しょうゆ氏製)他)




 「イエイ!」


お勧めコンボ

+ 悪咲氏CvSケンの場合
コマンド 備考
J強K→近強K→強波動拳or大外回し蹴りor強昇龍拳or各種スパコン 飛び込みからのコンボ。大外回し蹴りは立ちくらい限定。またJ強Kの打点が低いと強昇龍がスカる。
J中P→空中竜巻旋風脚→屈中K→強波動拳 飛び込みからのコンボその2。ブロやJDF持ちに有効かも。洗脳ケンの場合、空中竜巻を着地寸前に出せばギリギリ繋がる。
J中K→(屈弱K)→近強K→各種必殺技orスパコン めくりからのコンボ。屈弱Kは確定する事が分かっている状況でなければ挟まない方がいい。
屈弱K→立弱K→鉈落とし蹴りor昇龍裂破 小足始動のダメージソース。しっかり成功させたい。
屈弱K→屈中K→強波動拳or疾風迅雷脚 波動拳の隙が小さいため、ガードされても反撃は受けにくい。ヒット確認ができたら疾風迅雷脚へ。
弱昇龍拳→神龍拳 基本的に画面端限定。弱昇龍拳の追い打ちに。
洗脳されたケンでもほぼ同様のコンボが可能。昇龍裂破のかわりに九頭龍裂破が搭載されている。
疾風迅雷脚が入る状況ならほぼ確実に九頭龍裂破も入る。九頭龍裂破後は昇龍拳や神龍拳で追い打ちが可能。
また疾風迅雷脚は神武滅殺と差し替えられている。出が速く暗転中に大きく前進するためこちらもコンボの〆に使いやすい。


*1
フルネームの初出は上記のように北米でハスブロから発売されたG.I.ジョーフィギュアから。
ちなみに『映画ストリートファイターIIメモリアル公式ファンブック』においては「人々は彼をケン・マスターズ(達人の事)と呼ぶ」と、
まるで「マスターズ」が称号であるかのように語られていたのだが、その他の関連書籍では前記のような設定には一切触れておらず、
アニメ映画本編ではケンの実家に関する言及もない一方で軍内部の遣り取りなど、通り名を使うには不自然な場面でも「ケン・マスターズ」と呼ばれていた。
なお、この本には「軍機密だがソニックブーム気の一種「ソニックエナジー」を使う技」とか、
「春麗のおだんごには発信器が仕込んであるというウワサ」とか所々怪しい設定が載ってたりする。
このため「マスターズ=達人」設定についてもそのまま鵜呑みにして良いのかは甚だ疑問ではある。








「昇龍拳の切れ味

    変わっちゃいないだろ?」


最終更新:2024年03月11日 17:51