仮面ライダー龍騎


 ■スペック
 身長:190cm
 体重:90kg
 パンチ力:200AP(10t)
 キック力:400AP(20t)
 ジャンプ力:35m
 走力:100mを5秒
 視力:15km
 聴力:15km
 FINALVENT「ドラゴンライダーキック」:6000AP(300t)
 (※1AP=0.05トン相当)

+ 他形態はこちら
「ブランク体」
 パンチ力:50AP(2.5t)
 キック力:100AP(5t)
 ジャンプ力:10m
 走力:100mを8秒
 視力:5km
 聴力:5km
 FINALVENT:なし

「龍騎サバイブ」
 身長:193cm
 体重:95kg
 パンチ力:300AP(15t)
 キック力:500AP(25t)
 ジャンプ力:45m
 走力:100mを4.5秒
 視力:20km
 聴力:20km
 FINALVENT「ドラゴンファイヤーストーム」:9000AP(450t)


「人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!」

「龍騎」「ナイト」「シザース」「ライア」「ゾルダ」「ガイ」「王蛇」  中央  「オーディン」「ファム」「リュウガ」「ベルデ」「タイガ」「インペラー」「オルタナティブ・ゼロ」

「戦わなければ、生き残れない!」

(0冒0)

+ 担当俳優・声優
須賀貴匡
『龍騎』『EPISODE FINAL』『13RIDERS』、『ジオウ』第21~22話、『RIDER TIME龍騎』『平ジェネ』『MOVIEバトルロワイヤル』
『超クライマックスヒーローズ』、『バトライド・ウォー』シリーズ
和田圭市
『13RIDERS』(榊原耕一)
鈴木達央
『ドラゴンナイト』『スーパーヒーロー大戦』
村井良大
『G』
塩野勝美
『ディケイド』第1話
水谷百輔
『ディケイド』第6~7話
笹沼晃
ウィザード』第52話
岡本寛志
『クライマックスヒーローズ』シリーズ(『フォーゼ』まで)
菅沼久義
『MASKED RIDER LIVE&SHOW ~十年祭~』

2002年に放送された平成仮面ライダーシリーズ第3作『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダー
「龍騎」の読みは「りゅうき」。『仮面ライダーディケイド』にも登場している(後述)。

+ 変身者
ネットニュース配信会社「OREジャーナル」所属の見習い記者「城戸 真司(きど しんじ)」(演:須賀貴匡)が変身する。
真司は、連続失踪事件の取材中に、偶然カードデッキを手に入れた事で、「ライダーバトル」に巻き込まれる
(このカードデッキの元々の所有者こそ、本来ライダーになるはずだった「榊原耕一」である。TVSP版では榊原が変身する龍騎も登場する)。

本来、主催者である神崎士郎から直接カードデッキを手渡され、個人の目的の為に戦う「ライダーバトル」にとって、
偶然デッキを拾った真司は「ライダーバトルのライダー」としてはイレギュラーであるが、従来の所謂「仮面ライダー」に相応しい正義感の持ち主。
変身直後に「っしゃあ!」と気合いを入れる癖があるが、これは演者の須賀氏のアドリブだった仕草が、
真司のキャラにも合っていたために設定として定着したものとのこと。
元は氏がアントニオ猪木のファンだったためと言われており、劇中では他にも猪木のモノマネをしたり「闘魂」Tシャツを着ていることもあった。
よって決して赤い彗星などではないぞ、北岡弁護士

かなりの熱血馬鹿、お人好し(上司曰く「お祭りの取材に行っていつの間にか御輿を担いでしまうタイプ」)であり
どんな人間でも何の疑いも無く信用してしまう為、そこを利用されて騙されてしまう事が多い。
ライダーバトルに疑問を持っており、願いを叶える為では無く、凶暴なミラーモンスターから人を守る為、傷つけ合うライダー達を止める為に戦う。
精神的に未熟な部分が多く、戦う事やライダー同士の戦いを止める事について、彼自身の性格のイメージに反して迷いを抱く事も多かった。
終盤になると笑顔もなくなっていくが、それだけ『龍騎』という物語が過酷だったという事でもある。
しかし彼の馬鹿正直に人を信じ続ける姿勢は敵であるライダー達を始めとして様々な人間に影響を与えて行った。

ちなみに家族が死ぬ、あるいは別れたり不幸な目に合う尊敬していた師匠が殺される怪人になり短命
実は存在自体が諸悪の根源等、暗く重い過去を持つ平成ライダーの主人公の中で唯一その様な面が見られない珍しい主人公である。
ただし、劇場版では少年時代の彼の行動によって「ライダーバトル等、全ての始まり的存在」と言う設定があり、
後述する『HERO SAGA』でも過去に自分を庇って死んだ双子の兄の存在が明かされている
(詳しくは後述するが、上記の設定はあくまで、その設定が出たメディアの世界観におけるものであり、
 それとは別のTV版などに必ずしも適用されるという訳ではない)。

ライダー同士での戦いでは苦戦が多かったが、これは上述の通り真司が戦いに消極的だった事も大きく、
倒すつもりになれば、実力差をあっと言う間に覆せるほどの有り得ない実力を発揮する事が可能であり、
事実、劇中ではサバイブにならずにあの王蛇を相手に優位に立ち回った事もある。
MEIMU氏によるTVSP版のコミカライズでは、自分を庇って死亡した秋山蓮の代わりにナイトに変身、
9人のライダーを心身共に傷付きながらもミラーワールドごと滅ぼしている。

OPテーマ。
歌っているのは『ポケットモンスター』のサトシ役で知られる、
声優の松本梨香女史

「俺は絶対に死ねない!ひとつでも命を奪ったら、
 お前はもう後戻りできなくなる!」
「俺は、それを望んでる……!」

+ 詳細な原作設定
この作品における「仮面ライダー」とは、鏡の中の世界「ミラーワールド」で行われている「ライダーバトル(後述)」の13人の参加者が、
与えられたデッキで変身した姿の事であり、所謂「ヒーロー」の事を指している訳ではない。
その為、普通に悪人がライダーに変身している場合も有る。所謂「偽ライダー」ではなく、本当の「悪のライダー」
仮面ライダー達は、初期状態(ブランク体)では大した力は持っておらず、
それぞれが所持する「カードデッキ」の中から「契約」のカードを使ってミラーワールドのモンスターと契約する事で初めてまともに戦闘が出来る様になる。
そして、契約モンスターの能力が付与された「アドベントカード」を「召喚機」に装填(ベントイン)する事で、様々な力を発揮できる。


+ 龍騎が所持するアドベントカード
ADVENT(アドベント)
「契約」のカードがモンスターと契約した事によって変化したもの。
自身の契約モンスターを呼び出し、攻撃や援護をさせる事が出来る。
龍騎の場合は召喚されたドラグレッダーが体当たりや火炎などを繰り出し、龍騎を援護する。
アドベントのAP(攻撃力)は5000と登場する(パワーアップ形態等は除いた)モンスターの中ではトップクラス。
このアドベントと後述のファイナルベントはモンスターと契約したライダーが必ず所持する事になる基本カードである。
契約の証でもあるため、このカードをデッキから失うとライダーはブランク体に戻ってしまう。
そして、このカードを破壊されるとデッキ(ベルトのバックル)を破壊された時と同様に、
契約無効となり契約していたモンスターに襲われる事になる(但し一部例外あり)。
SWORD VENT(ソードベント)
その名の通り、ライダーの武器となる剣を呼び出すカード。
一口に剣と言っても槍型や薙刀型など、契約したモンスターによって武器の形はかなり異なる。
龍騎はドラグレッダーの尾を模した青龍刀「ドラグセイバー」を使う。APは2000。
上空から落下しつつ斬りかかる「龍舞斬」を使えるようになる。
また、モンスターと契約していないブランク体においてもソードベントを使って「ライドセイバー」という剣を呼び出せるが、
APは300と極めて貧弱。
敵に斬りかかった際には呆気無くへし折れてしまった。

「折れたぁ!?」

実はこれ、撮影事故を物語に取り入れたものだとか。
GUARD VENT(ガードベント)
防具を召喚するカード。このガードベントに限り能力数値はAPではなく防御力を示すGP(ガードポイント)で表される。
龍騎のガードベントはドラグレッダーの腹部を模した盾「ドラグシールド」。GPは2000。
2つ召喚する事ができ、手に持つだけでなく肩にマウントする事も出来る。
本編では使用していないものの、ドラグレッダーが龍騎をとぐろ状に囲み身を守る「竜巻防御」なる技も存在する。
STRIKE VENT(ストライクベント)
契約モンスターの頭部、爪、角などを模した近接用武器を召喚する。
龍騎の場合はドラグレッダーの頭を模した武器「ドラグクロー」。APは2000。
クローを使った接近戦だけでは無く、ドラグレッダーに強力な火球を吐かせる技「昇竜突破(ドラグクローファイヤー)」(AP3000)を使用可能。
昇竜という名前で裂破とも似ているが飛び道具である。
と言うか、龍騎にはリーチがあって使いやすいドラグセイバーがあるので、クローの方は火球を放つ貴重な遠距離技として使う事が多かった。
場合によっては落としたドラグセイバーを回収する為の「オトリ」に召喚された事もある。
後の作品では、クローから直接ドラグクローファイヤーを発射するようになった。
FINAL VENT(ファイナルベント)
ライダーと契約モンスターが連携して放つ技を発動する。
その威力は正に一撃必殺であり、直撃すれば殆どのモンスターを倒す事が出来る。
龍騎のファイナルベントはドラグレッダーの吐く火炎を背に受けキックを放つ「ドラゴンライダーキック」
SURVIVE-烈火-(サバイブ-烈火-)
ライダーを強化された形態「サバイブ」へ変身させるカード。
龍騎が持っている烈火の他には仮面ライダーナイトが所持する「疾風」、仮面ライダーオーディンが使用する「無限」の合計3枚しかない。
元々デッキに入っていない特殊なカードであり、真司は黒幕である神崎士郎から手渡された。
ライダーがサバイブになると、契約モンスターと武器も同様にパワーアップする。
SHOOT VENT(シュートベント)
射撃・砲撃系の武器を召喚する。
ソードベントと同様、形はモンスターによって様々であり、弓型、大砲型等が存在する。
龍騎サバイブはこのカードを使い、昇竜突破の強化版とも言える技「メテオバレット」を使用する。APは4000。
STRANGE VENT(ストレンジベント)
ランダムに様々なカードに変化する特殊なカード。
龍騎サバイブのみが所持しており、作中では2度使用。1度目は分身し攻撃する「トリックベント」
2度目は相手の武器を奪い自分が使う事が出来る「スティールベント」に変わった。
設定によれば「その場面に応じて必要とされるカードに変化」すると言うチート性能。
いわば「必ず有利になるパルプンテ」である。

他にも龍騎が所持していなかったカードに、
  • 任意のアドベントカードの効果(ファイナルベントすら)を打ち消す「コンファインベント」
  • 敵の武器や姿を写し取る「コピーベント」
  • 敵モンスターを凍結させる「フリーズベント
  • コンファインベントなどで打ち消されたカードの効果を復活させる「リターンベント」(劇中未使用)
等、他数種類が存在し、カードの特性を利用した駆け引きも行われた。

カードそのものは使用しても無くなるわけではないが、1度の変身で1枚につき1回しか使えない。
つまり同じ武器や技は戦闘ごとに基本1度しか使えない為、特にライダー同士の戦いではここからも駆け引きが生まれる。
特にファイナルベントは強力な分阻止されると決め手を失い一気に不利になるという、文字通り「切り札」であると言える。
ただしライダーによっては同じカードを複数所持している場合もある。

ちなみにカードの強度自体は普通の紙同然らしく、一般人の手でも簡単に破ける程度だったりする。

基本的にカードは所持者の専用であり、他のライダーからカードを借りて(もしくは奪って)使用しても、
使用者はカードの恩恵を受けられず、本来のカードの所持者が使った物として効果が発揮される。
ただし例外的に上記のサバイブカードは、ナイトの所持する疾風が元々別のライダーが神崎から受け取ったものだったり、
『HERO SAGA』のエピソードでも王蛇やリュウガが本来の所持者から奪い取って使用、サバイブ化したりと、
本来の所持者でなくともカードの恩恵を得る事が可能と思わせる描写が幾つか存在する。

なお、仮面ライダーのデッキは(龍騎世界の)通常の科学技術の延長線上で作られているらしく、
理論さえ分かっていれば、複製品の製作は可能であるらしい。
実際TV版では神崎の技術を模倣して制作された「オルタナティブ(ゼロ)」という疑似ライダーが登場する。
疑似と言ってもモンスターと契約し、アドベントカードを使って戦い、スペックも強化態であるサバイブとほぼ互角と、
本物のライダーと比べても全く劣らない性能である。
ただし神崎製のライダーと比べてミラーワールドでも活動可能時間が若干短い他、
カードは使用する度に燃え尽きてしまう(使い捨て)であるという欠点も存在し、外見の印象やカードの仕様もかなり違っている。

+ ライダーとモンスターの関係
ライダーとモンスターの関係は「モンスターが力を貸す代わりに、ライダーは餌を提供する」という物。
一定期間餌を与えないで置くか、契約の証であるデッキ(または「アドベント」のカード)が破損した場合、
契約不履行と見なされてしまい、契約モンスターに付け狙われる事となる。
その為、複数のモンスターと契約する事でカードを増やして戦力を強化する事が出来る一方、
その分だけ倍の餌が必要となる為一概に多い方が有利というわけには行かない(餌に関しては後述のネタバレ参照)。

基本この手の「モンスターと協力して戦う作品」では、
モンスターとの友情や信頼関係が描かれたりするが、龍騎ではそういう要素は一切無く
(そもそもミラーモンスターにまともな感情があるかどうかすら怪しいがメタルゲラスの取った行動からして一応感情はあると思われる)、
契約が破棄されればすぐにライダーはその契約モンスターの餌として見なされる、という子供向け番組とは思えない様な殺伐とした関係である。
だが、ガイ、ライアの契約モンスターであるメタルゲラスとエビルダイバーだけは主人が殺された後、主人の敵を討とうと執拗に王蛇を狙っていた。
そして契約のカードで強制的に従えさせられた後も、
王蛇の変身者の浅倉が餌を提供できない状態になった時は進んで裏切ろうとする等、この2体のみは例外とも言える行動を見せている。
また、契約の時点でモンスターが既に誰か(契約者以外)を狙っていた場合は、元契約者よりもその人物を真っ先に狙う様になったケースも存在する。

契約ミラーモンスターは龍型の「ドラグレッダー」
召喚機は、左腕に装着するドラグレッダーの頭を模した「龍召機甲ドラグバイザー」。
ファイナルベント(必殺技)は、ドラグレッダーのエネルギーを背に受けながら敵に飛び蹴りを決める「ドラゴンライダーキック」。
デッキは白兵戦に特化したもので、特殊カードが存在しない。
後に「SURVIVE-烈火-」のカードを入手し、龍騎サバイブへの強化変身が可能となった。
サバイブ時にはドラグレッダーもドラグランザーに変化する。龍騎サバイブのファイナルベントは、
バイクに変形したドラグランザーが、まず火炎弾をばら撒きながら突撃する「ドラゴンファイヤーストーム」。
この時のデッキは通常形態時のものよりAPが強化されている他、ストレンジベントによりややリスキーだが、
相手の特殊カード等への対抗策が可能となっている。

モンスターの中でも最強クラスであるドラグレッダーと契約した為能力的には他のライダーよりも優れている面が多いが、
初期は荒事とは無縁な一般人だった事とライダーの中でも比較的新参で経験不足故に劣勢な描写も多かった。
また、「ライダーバトル」に対する意識の相違から、対ライダー戦では防戦一方になる事が多い。

ちなみにシャドー龍騎とでも言うべき「仮面ライダーリュウガ(龍牙)」もおり、
これはミラーワールドに存在する「もう一人の城戸真司」が変身する。詳細は当該項目を参照。

なお、龍騎ライダーズはスペックの計算上の関係から、歴代ライダーの必殺技の中でとんでもない威力になっている。


番組のキャッチフレーズ「戦わなければ、生き残れない!」が示す通り、
『仮面ライダー龍騎』は複数の仮面ライダー達による殺し合いを描いた、シリーズとしては異色のドラマである。
謎の男・神崎士郎が始めた「ライダーバトル」に勝ち残った最後の一人は「どんな願いごとも叶う」為、ライダー達は様々な願いを秘め、命を賭けて戦う。
主人公・真司はライダーバトルを止めたがっているが、植物状態になった恋人を生き返らせたい
不治の病で余命幾許と無い為、永遠の命を得るなど、他のライダー達の切実な願いを知り、戦いに迷いを抱く様になる。
主人公の目的である「戦いを止める」という選択が必ずしも正しいとは限らないのである。
恐らく、腹黒弁護士や脱獄した殺人犯、ゲーム感覚で参加した若者がライダーに変身するのは後にも先にも『龍騎』だけであろう。
……と昔なら言えたのだが、本作の大ファンだと公言している作家を脚本に迎えた『仮面ライダー鎧武』では、
多数の仮面ライダー(ビートライダー)がゲーム感覚で参加している(15作目記念という事でのオマージュ要素とも言えるが)。
さらにその後にはゲーム感覚どころか戦いそのものがゲームモチーフの『仮面ライダーエグゼイド』もあるが、
こちらは同時にゲームクリアがイコール救命医療に繋がる設定もあり、いささか様相は異なっている。
2022年放送の『仮面ライダーギーツ』でもライダー達の生き残りゲームが繰り広げられているが、
今日のご時勢にも合わせてかゲーム内でノルマをクリアしていく「競争」であり、ライダー同士で戦うのはむしろルール違反とかなりマイルド
(ただしルールの穴を突いたり、ハナから承知でルール違反するプレイヤーもいる)。
ともかく当時、子供向けとされる特撮番組でそれまで「正義の味方」という認識が強かった仮面ライダーが、
己の私利私欲、あるいは正義のためにガチンコでバトルロイヤルをするという設定は、放映当時大きな話題を呼んだ。

また、「人間は皆ライダー」というのが「龍騎」のテーマになっているが、
ここで言われている「ライダー」とは従来の正義のヒーローとしての「仮面ライダー」ではなく、
自分の願いの為に他のライダーと戦う龍騎世界における「仮面ライダー」であり、
「人間は皆自分の欲望の為に他の誰かと戦い、傷付け合っている」という、
それまでの『仮面ライダー』シリーズで提唱されてきた「どんな人間でも信念や魂次第で仮面ライダー(ヒーロー)になれる」
というテーマとは正反対な意味合いであり、龍騎が賛否両論たる理由の一つとなっている。

「ライダーの戦いは終わらない。人間は皆ライダーなんだよ!」


「死ぬなよ…蓮」
「ああ…お前もな」

+ 原作ネタバレ有り
契約したモンスターは定期的に食事(他のモンスターの生命エネルギーか人間)を摂らないと契約者を襲う為、
戦いから逃れる事すら出来ない。
実際に「願いは叶ったから」と途中で辞退しようとしたライダーの一人は、
契約モンスターに付き纏われやむなくバトルに復帰するも敗北。「俺は幸せになりたかっただけなのに」と言いながら消滅した。
生き残れないと言うのは文字通りの意味で、実際にライダー同士の戦いで死者が出いる他、
前述の餌の関係もあって悪のライダーはモンスターに人間を襲わせるし、そうでなくても野良モンスターが人間を襲う
(真司がドラグレッダーから契約解除されないのは、人間を襲う野良モンスターを倒す事で結果的に餌が足りているからに過ぎない)。
TV本編でのライダーバトルは関わった者は何らかの形で全員死亡して終了する。
こう書くと、主人公の真司は最後に死ぬ様に聞こえるが、彼は最終話1話前で戦死する
キャッチコピーはもう戦い抜いても、生き残れない!でいいのではないだろうか。
主人公が最終話を迎えずに死亡するという前代未聞…でもなかったりするが、衝撃的な展開には驚いた視聴者も多い。
ちなみに劇場版・TVSP版・HERO SAGA版は本編とは違う結末を迎えるが、やっぱり殆どのライダーが死ぬ
平成ライダーの中でも上位に入るダーク路線であった。

+ スクープ!ライダーバトルの真実(OREジャーナル発)
神崎士郎がライダーバトルを仕組んだ目的は「最後まで勝ち残ったライダーの強い生命エネルギーで妹の優衣(ヒロイン)の命を救う事」
優衣は10年前に既に死亡しており、現在は仮初の命で長らえているに過ぎず、妹を生き延びさせるさせる為にはそれが必要だったのである。
ライダーバトルも、実の所自分以外に勝たせる気は一欠片も無い。契約詐欺もいい所である。
尤も士郎があまりにも胡散臭かった事と「たった一人の勝者の願い一つだけが何でも叶う」と言う点から
真の目的までは言い当てられずとも「ギャンブルで言う親の総取りが目的」と予想する大友視聴者も少なくは無かったが
(よく比較されるこいつの場合は「一人につき一つ」であり、しかも契約の時点で願いを叶えている)。
自身の代理である仮面ライダーオーディンは、通常技でも超必殺技並の攻撃値に設定されており
一瞬で背後にワープして殴るわ、超必殺技はダメージ値カンストだわ、倒しても倒しても無制限に復帰してくるわで全く自重しない。
それ故の慢心から出た油断が原因で、劇中で何度も倒されているという微妙に情けない結果にもなっていたりするが、
最終決戦ではそのチート能力をフル活用して、相手に指一本触れさせない圧倒的な戦闘力を披露した。
挙句、オーディンが勝ち残らない限り専用カード「タイムベント」で何度も時間を戻してやり直す、という完全なる出来レースである
(劇場版もTVSP版もHERO SAGA版も「やり直された世界」の一つ、という説が濃厚)。
唯一の弱点は、勿体ぶりすぎて他のライダーに比べて圧倒的に戦闘経験値が少ない事。

復活に関しての種明かしをすると、オーディンはカードデッキが本体であり、
装着者は適当に選ばれた人間が変身させられてデッキに操られている状態なのである。
オマケにデッキは同じ物が大量生産されており、敗北してもまた新しい人間が変身させられる事により、
復活した様に見えるのである。私が死んでも代わりは居るのだ。八百長どころの騒ぎではない。
なお、操られていた人間は容赦なく死んでおり、完全なる捨て駒である。
要するに神崎士郎自身が負けを認めない限りライダーバトルは終わらない。汚いにも程がある。
ちなみに士郎もミラーワールド研究中の事故で死亡している。
したがって劇中で出てくるのはミラーワールドのいわば影であり、ライダー達とは逆に現実世界への直接の干渉がほぼ不可能な上に、
肉体もある様な無い様なあやふやな状態。当初はすぐ成功すると思っていた様だが、
やがて上手くいかない事に焦りオーディンを追加した訳である(劇場版の世界ではオーディンは存在していない)。

TV版最終回ではナイトとオーディンの戦いになるが(他にも2名生き残りがいたが共に放棄している)、
ナイトはオーディンのファイナルベント(結局TVでは映らず)を食らいKO寸前だった。
が、士郎がやっと優衣の説得を受け入れ、混乱しながらも初めて敗北を認めた
この時優衣が強く士郎を説得できたのは、ライダーの戦いを必死で止めようとする真司に影響を受けたからだと言われている。
真司はライダーバトルそのものを止める事は出来なかったが、結果的にライダーの戦いを止める切っ掛けを作ったのだ。
同時にオーディンは消滅し、蓮は勝者の証である生命エネルギーを恋人の病室まで持っていった所で目を閉じる。
そして士郎達はループする閉じられた時間軸を解放した。

これにより世界は正常な状態(ミラーワールドもモンスターも仮面ライダーも存在しない世界)に戻り、全てが無かった事にされた。
これによってライダー達も誰一人死んでいなかった事になり、最終回では元気な真司達の姿が描写されている。
ライダー達の事情もある程度良い方向に修正されている様で、不治の病に侵されていたライダーの病気が治っていたり
(この時登場した新聞の日時が、彼が病死する筈の日より後の物だった事から確認できる)、
脱獄した凶悪犯ライダーが犯罪者ではなくなり、ほんの少し性格も丸くなっていたりしていた。
また、ほんの僅かながら閉じられた時間内の事が記憶に残っている様な描写も存在しているが、
士郎と優衣はその結果、その世界では10年前に既に死んでいる様な描写もされている。

余談だが、後に登場した『仮面ライダーウィザード』の黒幕もほぼ同じ行動を取っている。
幹部怪人に下克上されて最終話を直前にして倒されたけど。まぁこちらは時間の巻き戻しはしていないが。

『仮面ライダー』シリーズは一般人を含め数万人単位の被害が出ている事は結構あったりするのだが
(最大は『RX』の敵の星まるごと60億人(なお、これにはRXに味方した反乱軍も含まれていると思われる)。
 ただしこの件は悪の皇帝が死ぬのと連動して星が吹っ飛んだからであり、しかもRXはそうなる事を知らなかった。完全に脚本が悪い)、
『龍騎』ではきちんとキャラが立った登場人物達(ドラマ面でもネタ的な意味でも)が次々と命を落としていく為、思い入れの分だけ衝撃は大きかった。
特に「死」の描写に関して『金色のガッシュ!!』や『ローゼンメイデン』に代表される所謂バトロワ形式中心の作品でも、
元居た世界に還るだけだったり、いつかは元に戻るなどの希望が残される等「本当に死んだ」描写を控えているものが多い中、
救いのない「死」を描いた龍騎は異端とも言える。

最終話の「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである」という言葉に象徴される様に、
真司の「ライダー同士の戦いを止めたい」という願いすら「正義」ではなく、
主人公の想いも所詮は戦いで他人を傷付けて叶えるしかない「願い」であるというヒーローの心まで全否定したドラマは
一定の評価と人気を得ている一方で、『龍騎』のテーマやドラマ性は抜きにして、
「正義のヒーローのはずの仮面ライダーが殺し合う事」自体に対して、
「子供番組としては不適切である」という意見も新聞投稿に出ている等、視聴者からは批判的な意見も少なからず存在し、
初代の中の人も、脱獄ライダーの人との対談で「正直、これはどうなのか」と語っている。
+ ただ…(ネタバレあり)
ただし仮面ライダーの原作者の石ノ森章太郎氏のヒーロー萬画は大抵同族の殺し合いが作品テーマとなる傾向にあり、
同氏のファンには今更な話だったかもしれない。
それこそ昭和ライダーや『サイボーグ009』の様な「主人公も悪の組織製」、一部平成ライダーの様な「主人公も敵と同種族」はまだ可愛い方、
人造人間キカイダー』は兄弟恋人に当たる人造人間(ロボット)を敵に洗脳されたからと自らの手で破壊し、
『変身忍者嵐』は倒したラスボスの正体が実の父親(本物のラスボスを倒した父親が記憶喪失を経て自分がラスボスだと思い込んでしまった)
と言う具合。

まぁ石ノ森氏の漫画を知らないライダーファンが増えた今となっては衝撃的だったのも事実ではあるし、
前2作が(ライダーと敵が同種の力を使うとは言え)「異種族との戦い」だったのも大きかったのだろう
クウガの敵は古代の戦闘種族、アギトの敵は天使(主人公はアギトと言う名の新人類))。
なお映像作品でも初代(1号)の時点で(改造され洗脳されていたとは言え)人間同士の殺し合いとも言えるので、
視聴者の年齢層に反してブラックな作品である
幹部怪人ならともかく、一般怪人だと元は能力が高いだけの善良な市民だった事も多い。ライダー自身がそうだし)。

尤も、前述の様に一応は黒幕・士郎が過去を修正する事を止めた事による全ライダー及びその周囲の人間達の解放といった、
いわば「救済措置」がとられる事によって、その辺に対する本来の対象者層へのフォローは為されてはいるが。

後に『仮面ライダー電王』『仮面ライダーOOO』等も手がける小林靖子氏によって描かれた、
平成ライダーシリーズの分岐点と言える作品であり、初のカード式ライダーでもある。
初めての試み(ただしバンダイ全体で見ると前年の『デジモンテイマーズ』がある)だけあってカードバトルのギミックは簡素だが、
武器・防具や契約モンスターの召喚だけではなく、分身や透明化、武器のコピーといった特殊攻撃や、
相手の特殊カードを打ち消す等の駆け引きも要所要所で加えられ、
そのノウハウが後の『仮面ライダー剣』や『仮面ライダーディケイド』、
果てはスーパー戦隊シリーズの『天装戦隊ゴセイジャー』にも活かされる事になった(本格的なカードゲーム要素はディケイドから)。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、これらカード使いヒーロー達が協力して戦うシーンもある。
そして『W』以降は、専用アイテム(ガイアメモリ、オーメダルアストロスイッチ等)へと財団Bウハウハな方向に変わっていった。
その為かカードゲーム的な要素は減り、強力なアイテムの争奪戦がメインとなっていった。

余談だが、『龍騎』は劇場版とTVSP版のみとはいえ、シリーズ初の本格女性仮面ライダーが登場した作品でもある。
また前作『アギト』の仮面ライダーG3で初採用された外部装甲装着型の変身をさらに大々的に取り入れた作品でもあり、
この変身方式は生体変化型に代わり以降の平成ライダーの主流となっていく。

そして『龍騎』から「明るさ」を引っこ抜いて代わりにグロを詰め込んだのが
同じく小林靖子氏が脚本を手掛けた『仮面ライダーアマゾンズ』である。
こちらは子供向けのフィルターが完全に外れており、ファンから「物凄く面白いけど、二度と観たくない」と評される凄惨な物語となっている。

派生作品での扱い

+ 『小説 仮面ライダー龍騎』
劇場版の脚本も担当したメインライターの一人、井上敏樹氏による2013年発売のノベライズ。
「モンスターと契約したライダー(仮面契約者)が願いを叶える為ミラーワールドで殺し合う」という基本設定は同一だが、
「カードデッキがなく手に埋め込まれたエンブレムで変身」「ミラーワールドには音や風がない」など設定の多くが変更され、
ライダーバトルのルールや登場人物設定もTV版と大きく異なっている。
小説という媒体もあってか『小説 仮面ライダー555(異形の花々)』同様、TVでは表現できない様な性描写やグロ描写も多数。
それゆえ、龍騎=小林靖子氏メインの作品、というイメージを持つファンからは非常に敬遠されている。これは仕方が無い所だろう。

本作における龍騎=城戸真司は雑誌記者ではなく「なんでも屋」になっている。
リンゴを名産とする山間の小さな町出身で、幼くして両親を失い祖母に育てられた。
人格者の祖母と周囲の用事を手伝う真司は周囲から慕われていたが、真司が高校生の時から町は過疎化。
それを止めようと張り切った真司は周囲から逆に嫌われる様になり、さらにリンゴの収穫祭で上げる花火の事故で祖母が左目を失う。
その事で自分を責めた真司は幼少期に遊んだ鍾乳洞で遭難するが、祭りの太鼓の音を頼りに脱出。
「それはお前の魂の音だ、お前は人に尽くすべきだ」という祖母の説得を受けて町を離れなんでも屋として活動する。
ある男のアパートへ掃除に向かった時、首を吊っていたその男を助けるが、その帰り道に謎の教会へ迷い込む。
その教会の中は血文字が書かれた鏡張りの部屋で、「願いを書け」という声に従い、
「宝くじが当たります様に」と書いた事で助けた男から龍騎を引き継ぎ、ライダーバトルに参加する羽目になる。
なんてひどい理由での契約、というか先に契約内容を教えないとか詐欺どころの話ではない
当初は漠然と戦いを止める事しか考えていなかったが、蓮や霧島美穂(仮面ライダーファム)の願いを知り、
蓮に対する信頼や両想いになった美穂との交流で少しずつライダーバトルに対する意識が変わっていく。

(城戸、お前には願いはないのか?戦いを止める事なんて言うなよ。
 お前自身の、お前のためだけの夢だ)
(あるさ。おれの故郷で、みんなに会うんだ)
(赤く実った林檎の木の下で、お前と、恵里さんと、美穂と、優衣さん、
 みんなと会うんだ。偶然だって構わない。そこでみんな初めて会って知り合いになる)

(いい夢だ)
(でもおれのは叶わなくていい。夢でいいんだ)

+ 『S.I.C. HERO SAGA』
小説『HERO SAGA』の龍騎編『アドベントカレンダー』では、真司に双子の兄・真一がいたという設定。
真二(真司の本名)とは正反対で粗暴な性格だったが、中学の頃に暴漢に襲われた真二を庇いこの世を去っている。
真一は弟と仲が良かったものの周囲の目は冷たく、真一の死を悲しむ者はおらずに真二の無事のみを喜んだ為、
真二は心に傷を負い兄の様な振る舞いをする二重人格になってしまう。
その後、真二は病気の治療のため、真一との関わりを絶った「真司」という名に改名された。
この経緯で、真司はリュウガの正体を自身の心の内に潜んでいる兄・真一と感じている
(ただし、真司の心境などが本編等と異なる描写もあるため、あくまでもパラレルワールドの1つと考えるべきか。
 実際、TV版以前のループである劇場版でも過去描写に異なる点が存在している)。

+ 『駈斗戦士 仮面ライダーズ』
食玩『駈斗戦士(カードウォリアー) 仮面ライダーズ』では龍騎が実質的な主役に抜擢。
設定自体はかなり違うものの、龍騎を意識してか仮面ライダーのみが存在するパラレルミラーワールドが舞台。
それぞれのライダーにはお供のライドモンスターが存在し、
合体して超変身(ライドアップ)する事でパワーアップできる。
また、そのギャグ漫画版ではかなりぶっ飛んだ設定になっている。
変身者は、異世界から現れたドラグレッダーにスカウトされた小学生の「竜生(たつお)」。
(ただし、変身して異世界へ行ってからは元の姿に戻る事はなく、「龍騎」としか呼ばれない)
その性格は外道の一言。彼についての詳細はアンサイクロペディアが詳しい(※紹介内容はほぼ事実である)。

+ 『仮面ライダーディケイド』以降
『仮面ライダーディケイド』の第1話冒頭で光夏海が夢で見た「ライダー大戦」では、
ドラゴン繋がりなのか「仮面ライダーキバ」に登場するキャッスルドランに乗っている姿が見られた。

「龍騎の世界」では役者・設定が一新されている。原典に比べてもっとも設定が変わっている世界かもしれない。
龍騎の変身者の名前は「辰巳シンジ」に変更され、職業も「ATASHIジャーナル」の敏腕カメラマンとなっている。
また、もう一人の主人公と言えたナイトの変身者も「羽黒レン」に変更されている。
本編の真司と蓮が一年の戦いを通して友情を育んでいったのとは対照的に、シンジとレンはかつて息の合ったコンビとして活躍していたが、
『ディケイド』における龍騎のエピソード開始時点では断絶した状態になっている。

また、『ディケイド』の龍騎の世界における「ライダーバトル」は刑事裁判における裁判制度に組み込まれているのだが、
「被害者の近親者や立件した検事、弁護士といった事件関係者が仮面ライダーに選ばれ、
  ライダーバトルに勝ち残ったライダーの主張が判決となる」

という実際に採用したら色々問題が発生しそうな代物であった。どこのセルハラだよ
(実は中世ヨーロッパの貴族達にも似た様な裁判法(?)があったりした。
 理屈としては力こそ正義「神は常に正しい者の味方」→「決闘で勝った=神が味方した=正しい者」と言う宗教的なもの。
 尤もあまりにも実力差があると話にならないので、女性や老人の場合は代理の騎士を立てる事も許されていた)。

実際に被告人を有罪にする事しか頭にない検事や、主義主張もなくただ戦う者、挙句の果てには真犯人が参加しており、
作中でも判決が恣意的になり過ぎるという指摘が為されている。
また、かつてのライダーバトルで契約モンスター以外のミラーモンスターが絶滅した為に、野生のミラーモンスターが人を襲う様子は見られない、
本来のカード所持者ではないライダーでもカードを使用する事が出来る、
ミラーワールド内での敗北は、どう見ても爆死してても判決決定権を失うだけで死亡ではない等の設定の違いもある。
なお、同作にはリュウガの代わりに新規デザインされたライダー・アビスが登場。
変身者の鎌田がいかにも冴えない感じの中年男ながらそこから超展開を発揮したのもあってネット上で結構ネタにされるに至った。

ディケイドの能力による超絶変形・ファイナルフォームライド形態は、ドラグレッダーそっくりの龍に変形する「リュウキドラグレッダー」。
龍騎の意志で自在に変形・飛行が可能であり、単体でも高い戦闘能力を持つ。
またFFR発動時にドラグセイバー・シールド2つ・クローが自動的に召喚されフル装備状態になるのも特徴。
リュウキドラグレッダーと共にディケイドがドラゴンライダーキックそっくりのキックを放つ「ディケイドドラグーン」がファイナルアタックライド。

映画『オールライダー対大ショッカー』ではライダートーナメントに登場し仮面ライダーZXと交戦。
メカニック忍者ライダーであるZXの武器の数々にミラーワールド潜行能力で対抗するというトリッキー能力対決を行った。
その後の大ショッカーとの対決にも参加している。

『仮面ライダーディケイド完結編』では仮面ライダーブレイドと共にディケイドに挑むが、
仲間であるブレイドをFFRされたブレイドブレードで倒されてしまった。
その後ドラスとの決戦にシンジが変身した龍騎が参加。ディケイド・コンプリートフォームの能力でサバイブに変身し戦う。

ちなみに『龍騎』は士役の井上正大氏の見たファーストライダーであり、
後述のアメリカ版の都合の為スーツの状況(経年劣化は避け難い)も良かったらしく、よくカメンライドされていた。

映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では終盤に処刑場に駆けつけ、
ショッカー傘下のミラーモンスターを斬り伏せる活躍を見せる。
その他、岩石大首領戦にサブライダーが駆けつける場面では、オルタナティブや『ディケイド』のアビスを除く、
(龍騎含めた)13ライダーズが勢揃いした。
他作品はTV版サブライダーのみで、劇場版ライダーまで揃ったのは『龍騎』勢のみ(劇場版のライダーもTVスペシャルに出演しているが)。

映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではディケイドが変身して、
ゴーカイレッドが変身するゲキレッドと大技を撃ちあう(おそらく龍虎対決+巨大召喚獣対決。あと先代が和田圭市対決)シーンがある。
終盤では、ディケイド、ブレイドとカードを使う仮面ライダー共同で大きな見せ場がある。

『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では平成ライダーのひとりとして登場。
終盤ではカードを使う仮面ライダーつながりで、ブレイドと同時にライダーキックを放つシーンがある。

『仮面ライダーゴースト』のヒーローショーでは眼魔の開いたゲートによって本編で死亡した直後の龍騎、ナイト、ゾルダが現世に実体化される。
あくまで記憶と人格を再現された存在である様だが、紛れもなく本物と同じ意思を持っている。
そのコラボシナリオは会場の龍騎ファンが狂喜の歓声に沸くほど原作愛に溢れたものであった。

2019年の『仮面ライダージオウ』では歴代ライダー達がジオウの敵役タイムジャッカーによって仮面ライダーだった歴史を奪われているのだが、
『龍騎』は上記の世界のリセットによってタイムジャッカーとは無関係に歴史から消えているという設定になっていた。
当然、ゲスト登場した城戸真司も仮面ライダー龍騎の事は一切知らない。
しかし、全てのライダーから力を継承したというオーマジオウは、龍騎が存在しなければ入手不可能なはずの龍騎ライドウォッチを所有しており……
+ 「仮面ライダージオウ」スピンオフ『RIDER TIME 龍騎』
『仮面ライダージオウ』のスピンオフ第二弾として放映から17年経って製作された完全新作
監督に龍騎撮影時は助監督だった柴崎貴行氏、脚本は龍騎本編にも参加した井上敏樹氏、主題歌も松本利香氏による新曲、
そして可能な限りのオリジナルキャストが集結した、事実上の続編である
しかし、ネット限定配信であることや井上氏参加である事からも察せられる通り、
流血表現や間接的なカニバリズム、男同士のベッドシーンなど色んな意味で地上波では放映出来そうもないディープな物語となっている。
因みにRIDER TIME第一弾は「ありえるかもしれない未来のライダー(ミライダー)」の一人、
2022年の仮面ライダー(という設定の)「仮面ライダーシノビ」を主役とした『RIDER TIME SHINOBI』であり、
当然、第二弾は同じくミライダーの一人「仮面ライダークイズ(2040年)」か、
「仮面ライダーキカイダー(2121年)」と思われていた中での「龍騎スピンオフ」という発表に、ファンは度肝を抜かれると同時に狂気乱舞した。

ある時、城戸真司が目覚めると、13人の男達と共に記憶があやふやな状態でミラーワールドなる異世界にいた。
そこに謎の女性・サラが現れて「7日間の間に最後の一人になるまで戦え。最後まで生き残った一人のみが現実世界に帰還出来る」と告げる。
突如としてバトルロワイヤルに放り込まれる真司であったが、何故か「変身」や「戦い方」、「謎の男に会う」という目的などは断片的に覚えており……。
一方、現実世界ではアナザー龍騎なる怪人が殺人ゲームを繰り返しており、ジオウらは撃破出来ないアナザー龍騎に苦戦していた。
+ ネタバレ
劇中では直接説明が泣いため視聴者の考察に委ねられている部分が多いが
本作の真司達バトルロワイヤル参加者はループのなかで消えた時間軸から召喚された死者であることが示唆されている。
サラがそれを裏付けるような発言をしているほか、ミラーワールドにいながら消滅しないのもTV版の神埼に近い存在だからと考えれば辻褄が合う。
TV版で真司とソウゴやゲイツと面識があったにもかかわらず、
RIDER TIMEの真司はゲイツを蓮と見間違うなど初対面のような反応をしているのも、
RIDER TIMEの真司とTV版の真司が別の存在のためと推測されている。

アナザーライダーは本来タイムジャッカーが生み出す怪人だが、
アナザー龍騎はウールがミラーワールドに干渉した際に偶発的に復活してしまったらしいオーディンの手で造られた存在である。
オーディンは事故の後遺症で意識不明となった恋人のサラを救おうとする加納達也という青年にウォッチを与え生命力を集めさせていた。
オーディンも加納もアナザーウォッチを単なる変身ツールとしか考えていなかったようだが、
本来アナザーウォッチも含むライドウォッチは仮面ライダーの「歴史」を奪い歴史改変を起こすものであり、
存在するオリジナルのライダーを消してアナザーライダーという同質存在を作り時間の帳尻合わせを行う普段のタイムジャッカーの行動とは逆に、
オーディンは「戦いが起こらなかった世界線」でミラーライダーの同質存在を生み出してしまったため、
「アナザーライダーがいるならその元となったオリジナルのミラーライダー達も存在しなければならない」という逆説的なタイムパラドクスが発生。
その影響でミラーモンスターまで消された歴史から復元し、同様の理屈でミラーライダーと切っても切り離せない存在であるゲームマスターの権限が、
歴史改変の帳尻合わせでサラにあてがわれてしまい、加納の暴虐を止めるために消された世界線から死者達を召喚し、
勝ち残った1名に残り少ない自分の命を与えて加納を止めさせようとしたのがこの戦いの真意である。

即ち、時間から消えたはずの仮面ライダー龍騎の力をジオウが継承したのは、
仮面ライダーとして戦った世界線の真司が最終回後の正史に召喚されていたからに他ならない。
そして、真司の仮面ライダーとしての力は、連から託されたアドベントカードと共に、龍騎とナイトのライドウォッチと化し、
なおもバトルロワイヤルを続けようとするオーディンとジオウ達の戦いで重要な役割を果たすことになる。

なお、ジオウライドウォッチIIが「オーマの日」においてオーマジオウに至るためのアイテムであると劇中で公言されているため、
タイムジャッカーの介入が無い歴史では、
やはり何らかの要因で戦いの無い時間軸に現れた「ライダーだった世界線の真司」及び「鏡のジオウ」との迎合、
つまりRIDER TIME及びTV版の龍騎編に近い出来事が最後のライダーの継承だったと思われる。

『龍騎』と同じくライダー同士のサバイバルが中心の『仮面ライダーギーツ』の劇場版『MOVIEバトルロワイヤル』でも、
龍騎20周年記念も兼ねてまさかの登場を果たしている。

+ 『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』
♪クゥァーメェンライダァー!ドゥラゲンッ!ナイッ!
その人気ぶりと話題性からか、当時としては既に昔の特撮だったのにも拘らず、
2009年にアメリカで『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』としてリメイクされており、それが日本に逆輸入されるという事態も起こっている。
登場人物の吹き替えは遊佐浩二氏(ウラタロス)や杉田智和氏(キバット)、山本匠馬氏(白峰さん大牙)等、
過去にライダーに出演された方が担当されている。
ちなみに仮面ライダーウイングナイト(龍騎での仮面ライダーナイト)の吹き替えは、龍騎で秋山蓮・仮面ライダーナイトを演じた松田悟志氏で、
ユーブロン・アドベントマスター(龍騎でのオルタナティブゼロ)の吹き替えは仮面ライダーオーディンの声、バイザー音声を担当した小山剛志氏である。

『ドラゴンナイト』でも役者・設定が一新され、さらにライダー名も全て変更されている。
ドラゴンナイト(龍騎)の変身者の名前は「キット・テイラー」(城戸→キット)で、1年前に父親が失踪した18歳の少年となっている。
キットは父親捜索の途中、自宅で父親の残していったデッキを偶然見つけた事から事件に巻き込まれていく。
また、もう一人の主人公と言えたウイングナイト(ナイト)の変身者もそのまま名前が「レン」になっている。
レンは元々は異世界「ベンタラ」を守るライダー戦士だったが、悪のエイリアン「ゼイビアックス将軍」に襲撃されてしまった。
レン以外のベンタラのライダー達は全滅してしまい、ベンタラはゼイビアックス将軍の支配下におかれ、レンが唯一の生き残りとなった。
ゼイビアックスは次にベンタラのパラレルワールドである地球に目を付け、侵略作戦を開始する。
姿と肩書きを偽って地球人に近付き、かつてベンタラの戦士達が使っていたアドベントデッキを地球人に渡して自分の手駒にしていく。

……という、原典の『龍騎』とは違ってバリバリの王道ヒーローもの路線となっている(アメリカの子供向け番組は日本以上に規制が厳しい為)。
このためミラーワールドの設定も大きく異なり、鏡の中に飛び込むと異世界(日本っぽいが気にしてはいけない)に繋がっている。
なお、レンは当初はド素人のキットを戦いには巻き込みたくはなかったのだが、彼の意思を尊重して特訓を施す様になる。
この為、原作の真司と蓮とは異なり、エピソード初期の時点での二人の関係は師弟関係に近い。

また、「ベントされた」という独特の言い回しや、
(※本作では倒されたライダーは死なず、アドベント空間に封印される
 こういう事しないと番組の対象年齢がTV-Y7-FV(7歳以上)ではなくTV-14(14歳以上)になってしまうのだ
ゼイビアックスが人間に化けるシーンの日本語字幕で名前が「○○(ゼイビアックス)」といちいち出たり、
そのゼイビアックスがほぼ全ての元凶である事が多く何でもかんでも「ゼイビアックスの仕業だ」と言われたりと、
海外作品でありながらネタにされる要素も多い。
特に「あいつはどうした」「ベントされた」「いつ戻る」「戻らない!」という劇中のやりとりは定型文化してよく見られる。

しかし、表現的にどう誤魔化しても実質的に人が死ぬような暗めの展開や、複雑な連続ストーリーのせいか、
明快な内容でアメリカの子供達から支持を得ていた『パワーレンジャー』シリーズほどの人気は得られず、
残念ながら肝心のターゲットであったアメリカではTV放送版は打ち切りになってしまった。
だが、『龍騎』で提示された「多くの人を救う為に一人を犠牲にする事と、一人を救う為に多くの人を苦しめる事と、どちらが正しいのか?」
という疑問に対して、キットははっきりと結論を示して仲間を牽引し、団結してラスボスを撃退し、見事な大団円を成し遂げている。
そのためか、逆に日本はそこそこ話題になり、日本版独自の続編小説『2WORLD 1HEARTS』まで出版された。

また、アメリカでは『クライマックスヒーローズ』をベースにした本作の格ゲーがWiiで発売され、
このデータの流用で後の日本版『クライマックスヒーローズオーズ』に龍騎の13ライダーズが勢揃いした。
この為『クライマックスヒーローズ龍騎』と言われる事も

最後に余談だが、日本語吹き替え版でキット役を担当した鈴木氏は後に映画『スーパーヒーロー大戦』でも龍騎の声を担当。
元々『特命戦隊ゴーバスターズ』のキャラでの出演であり、そのついでなのだが、
このおかげである意味『DRAGON KNIGHT』も参戦したと言えなくもなくなっている。
一方同時展開のネットムービー『スーパーヒーロー大変』では仮面ライダーオーズの声を務めていたりする。
その後、ゲーム『KAMEN RIDER memory of heroez』でもオーズ役を担当した。
まさかギャグ作品でのキャスティングが反映されるとは思わなかっただろう

+ 『ガンバライド』における龍騎
『ガンバライド』ではクウガなどと共に第2弾から参戦。レジェンドレアで登場。
装備や必殺技によってベントが違い、カード名が違っていたのだが、シャバドゥビ以降は一本化された。
(1枚のカードで複数の必殺技が使用できる様になったためだと思われる)
演出あり必殺技が3種類あるのだが、いずれも音声はあるがベントインシーンは無いのが残念。
(龍舞斬:ソードベント、昇竜突破:ストライクベント、ドラゴンライダーキック:ファイナルベント)
002弾HEXで先行登場した後、003弾で龍騎サバイブが参戦。レジェンドレアで登場。
演出あり必殺技「ドラゴンファイヤーストーム」は原作再現の轢き逃げアタック。
相手を炎に包んで分かりにくくする事でカモフラージュしている模様。
規制の関係でまともに再現されないゲーム作品が多い中、轢き逃げをしているのは珍しい。
なお、必殺技がドラゴンファイヤーストームのカードのみ「ファイナルベント」がカード名に付いている。こちらはベントインシーンもある。
004弾でバイクカードの1枚としてドラグランザーに乗った龍騎サバイブが登場。

龍騎の必殺技はドラグファング、セイバースラッシュ、龍舞斬、昇竜突破、ドラゴンライダーキック。
サバイブはドラグファング・ツバイ、ドラグスパート・ツバイ、ドラゴンファイヤーストーム。
ドラグランザーはドラグファイヤーとドラグファイヤー&キック。

シャバドゥビ弾のライダータイプは龍騎、サバイブ共に()

『ガンバライジング』では2弾から参戦。スーパーレアで登場。
上位必殺技は「ドラゴンライダーキック」。ガンバライドに比べて動作がテンポアップしている。

+ 『クライマックスヒーローズ』における龍騎
仮面ライダーのクロスオーバー3D格ゲー『クライマックスヒーローズ』では初代からずっと参戦。
大人の事情で声優が違うのは仕方ないのだが、初登場時はストーリー上で「真司本人が変身している」という設定なのにも拘らず、
技のキメ台詞で明るそうに「あんたが悪いんだぜ!」と、明らかに真司のキャラにそぐわない台詞を連呼していたため散々ネタにされていた。
そして続編『W』でも引き続きそのまま。さすがにネタにされ過ぎたのか3作目『オーズ』からは録り直されて修正となったが。
なお、『オーズ』以降は前述通り『ドラゴンナイト』の流用で龍騎ライダーが勢揃いしている。

その後、5作目『超クライマックスヒーローズ』ではオリジナルキャストである須賀貴匡氏本人のボイスになった。

+ 『バトライド・ウォー』における龍騎
オリジナルキャストである須賀貴匡氏を起用しており仮面ライダーWと戦わせると、
「さぁ、お前の罪を数えろ!」という言葉に「俺を朝倉と勘違いしてんのか?」と返す一幕も。

このゲームは基本的に「システムに粗が多いが再現度はライダーゲー屈指」という評価を貰っている。
そんな中で龍騎は再現度がダントツに低い
常にソードベント所持で徒手空拳で戦う事はできず、
何よりも表現規制の関係で「ドラゴンファイヤーストーム」が使えない(どのライダーでもバイクで敵に突撃すると敵が超回避を行う)。
そのため超必殺技はメテオバレットになっている。
またライドシューター及びドラグランザー・バイクモードの性能も全ライダーでトップクラスに低いという謎。
龍騎の性能そのものは割と扱いやすく強めなのだが…。

続編となる『II』では再現がある程度改善されている。
ソードベントは素手の状態と選択式になり、前述の「ドラゴンファイヤーストーム」も(始動部分の火球のみだが)超必殺技として使える様になった。
演出の仕様変更のお陰でボス敵にきっちりトドメも刺せる。
だがバイクの性能は据え置きな上、本作の目玉である「劇場版最強フォーム」が無いため(尤も一期のライダーは電王以外皆そうだが)、
ストーリーの出番は少なめである。
それでも、やはりと言うべきかライダー戦国時代を戦うビートライダーズとの掛け合いは用意されていた。

ニコニコにおいては、放映10周年を記念して生放送での配信が行われ、
更に全50話一挙生放送という暴挙イベントもあり、好評を博した。なおこの一挙生放送、
本来最終話放送後に2周目が予定されていたのだが、何故か2周目が放送されずそのまま終了した。そんな所まで原作再現する必要はない
また、2015年2月には期間限定で全話無料配信されるなど、何かと視聴出来る機会が多い。
ちなみに「カードバトルがある」「キャラクター達が鏡などに「出現する」」と何かと似た要素があり、
尚且つ「龍騎生放送の後に配信開始」となるアニメ『ファンタジスタドール』のOPや、
「カードゲームを使って少女達がバトルロワイヤルをする」アニメ『WIXOSS』、
カードバトルではなくても所謂「デスゲーム(殺し合いゲーム)」では、
「キィィィン・・・キィィィン・・・」や「戦え…戦え…」など龍騎関連のコメントが付けられる事が多い。
まぁデスゲームのゲームマスターとしてはプレイヤーが殺し合ってくれないと(戦ってくれないと)困るしね。


MUGENにおける仮面ライダー龍騎

+ qzak氏製作
  • qzak氏製作
平成仮面ライダーの製作でお馴染みのqzak氏によるもので、2000年代より存在していた最初の龍騎。
ソードベント、ストライクベント、ガードベントなどが使用できる。
また、氏製作の仮面ライダーディケイドに龍騎のストライクベント(昇竜突破)をディケイド風にアレンジした技が入っている。

+ 搭載必殺技

必殺技

  • 昇竜突破
    • 炎の弾を発射する。「昇竜」だが性能、コマンド共に波動拳
  • 竜舞斬
    • 空中から落下しながら剣で叩っ斬る。弱版は真下、強版は斜め前に落下。
  • 竜巻防御
    • 当て身技。
  • ドラゴンヘッド
    • 相手を掴んでヘッドバッドを喰らわせる投げ技。

超必殺技

  • ドラゴンライダーキック
    • とても地味な超必殺技。飛び上がって蹴りを繰り出す。
      ドラグレッダーもいないし、暗転もないので言われなければ超必殺技とは気付かないかもしれない。


エマノン氏のAIパッチも製作されており、通常攻撃でのガン攻めや昇竜突破での固めや、
ドラゴンライダーキックでのぶっぱを主体としたAIとなっている。

また、かぢゅみ氏によるボイスパッチが存在し、
日本語版ドラゴンナイト、TV版真司、辰巳シンジ、リュウガ、鳴滝が召喚したリュウガがセットで公開中。
リュウガのカラーパレットも同梱されており、炎の色も紫になっている。

+ ninefreeman氏製作
  • ninefreeman氏製作
多くの平成ライダー改変キャラを製作しているninefreeman氏による改変版。
雑草氏のリュウガをベースとして最大ゲージ本数が5本になり、
3ゲージ技のシュートベントやドラゴンファイヤーストームを搭載、コマンドも2ボタン同時押しオンリーとなっている。
またドラゴンライダーキック時後ろにドラグレッダーが出現するなど演出面も強化されている。
ゲージ技の発動制限が無いせいでゲージ次第ではドラグレッダーが双子になったり三つ子になったりするが気にするな!
AIは未搭載。

+ 雑草氏製作
  • 雑草氏製作
リュウガの製作者でもある雑草氏による改変版。
氏が改変したファイズ同様ハイジャンプやガーキャンに使える特殊ゲージのライダーパワーを搭載、
地味だったドラゴンライダーキックが超必殺技っぽくなっていたり、ドラゴンファイヤーストームが搭載されているなど、
より原作の再現度が高くなっている。
ninefreeman氏の同技と比較するとこちらのドラゴンライダーキックは相手の上空から襲い、
ドラゴンファイヤーストームはウィリーではなく普通に轢く。
AIは未搭載。

+ ななび氏製作
  • ななび氏製作
雑草氏の龍騎をベースにqzak氏のドットに加え、KRMC企画や独自製作の素材を加えて製作された新たな龍騎。
最新版は2019年4月14日公開版。
更新によりフォルダ名が「ryukik」から「ryuki7B」になり新MUGEN専用となったが、WinMUGEN用パッチが同梱されている。

KEI166氏のナイトを参考にしたシステムや演出などが搭載され、
更に攻撃を当てるかジャストディフェンス成功でポトレ下の特殊ゲージ「ベントインゲージ」が溜まる。
このゲージは全消費でソードベントかストライクベントのどちらか一つ(もう一方を使うと上書き)とガードベントが使え、
使用後は技が追加される(使用中のカードは下に表示される)。ただしベントインする事で増える技を当ててもベントインゲージは増えない。
またベントインゲージを通常ゲージに変換、逆に通常ゲージをベントインゲージに変換する事も可能。
各種ベント時専用技を除いたゲージ技は0.5ゲージの「突進」、2ゲージのドラゴンライダーキックとアドベント、
3ゲージ一撃必殺技のドラゴンファイヤーストームとなっている。突進以外はベントインゲージ全消費で、かつ1試合1度まで。
雑草氏版と比べると、ドラゴンライダーキックはドラグレッダーや攻撃前の独特な動きが追加、
ドラゴンファイヤーストームは突進前のドラグランザーによる火炎弾が追加と再現度は更に向上した。
アドベントはJaki氏により性能を一定時間ドラグレッダーが自動攻撃する様変更するパッチが公開され、2016年4月の更新で本体に取り込まれた。
現在はプレイヤー操作時ドラグレッダーをコマンドで動かすか自動攻撃させるか変更可能。
ただし効果中は各種ゲージ技が使用不可(例外はソードとストライクを両方使った際に使える2ゲージ技のドラゴン爆炎突き、および突進)。
ドラゴンライダーキックは相手最大体力の7割半固定の割合ダメージで、始動が外れたら使用回数にカウントされない。
ドラゴンファイヤーストームはラウンド2以降、体力5分の1以下、各種ベントイン発動後でのみ使える専用強化技「友情のバトル」発動後でしか使えず、
更に友情のバトル発動中はベントイン技も他ゲージ技も使用不可、かつ相手をドラゴンファイヤーストームでしか倒せなくなる。
その代わり発動時に体力が若干回復、かつゲジマシ化に加えゲージ上昇率が上がるため、まさに一発逆転用の切り札となる。
デフォルトで簡易AIも搭載。

ちなみに5Pカラーと6Pカラーは未契約状態のブランク体になる。
この状態だとソードベントしかベントイン出来なくなりゲージ技も突進しか使用不可、実質必要ないとはいえゲージ変換も使えない。
ソードベントで呼び出したライドセイバーはヒットしようがガードされようが空振りしようが、
一回使うと必ず折れてしまう上に、リアクションをするので隙だらけになる。
更新で折れてもベントイン解除されなくなり、威力も2割強と中々の物になった…のだが、
削りダメージはそのまま(50)の上リアクションによる硬直時間が4秒強に増えた
「折れたぁ!?」
また7P以降はAIが常時起動になる。
更に11Pか12Pを選択すると強化モードになりゲージ技の1試合1度制限とベントインゲージが消滅、
常に友情のバトルのデメリットを消した状態に加え全ベントイン技使用可能&常時アドベント状態になる。
そのためラウンド2以降の瀕死時は3ゲージのみでドラゴンファイヤーストームが使用可能。
このモードはAI前提のため、記述を弄ってプレイヤー操作してもベントインゲージが無いのでベントイン出来ない上ろくに技が使えなくなる。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



「俺さぁ…昨日からずっと考えてて…それでも…分かんなくて…でも…さっき思った…
 やっぱり、ミラーワールドなんか閉じて…戦いを止めたいって…
 きっと…すげえ辛い思いしたり…させたり…すると思うけど…それでも…止めたい…
 それは…正しいかどうかじゃなくて…俺も…ライダーの一人として…
 叶えたい願いが…つくれたんだ…」


最終更新:2024年04月13日 01:18