デアデビル


アメリカのマーベルコミックの『デアデビル』に登場するヒーロー。
タイトルにもなっているとおり、同作品の主人公である。
「デアデビル」は、英語で「向こう見ず」の意味。彼の通称とも関連している。

本名マット・マードック。通称「恐れを知らぬ男」。
ニューヨークのスラム街「ヘルズキッチン」にて、売れないプロボクサーである父ジャックと母グレースの下に産まれる。
幼い頃に母グレースは離婚し、修道女となった。その後、父の手によって貧困から抜け出すために勉強を叩き込まれる。
だが、放射性廃棄物を浴びたことにより両目を失明することになる。
しかし逆境にもめげずにその後も勉強を続け、コロンビア大学の法科大学院にまで進学する。
学費を稼ぐために父は八百長試合に手を出し、しかもボクサーとしての誇りから土壇場で拒否したためにギャングに処刑されてしまった。
マットは父の敵を討つことを誓い、全盲でありながら格闘技の達人であるスティックの下で忍術、柔術、ボクシング、棒術などを学んだ。
ちなみに、このときの兄弟弟子がウルヴァリンである。
法科大学院の卒業後、親友と共に弁護士事務所を開いた彼は、父を殺した犯人を突き止めたが、
証拠不十分で起訴出来なかったため、デアデビルとなって彼らを自白させた。
その後も悪を恐れず弁護士をする傍ら、法では裁けぬ悪と戦うためにデアデビルとなって夜を駆けるのである。

ヒーローとしての能力は、視覚を失った変わりに聴覚、皮膚感覚、味覚、嗅覚が
驚異的な発達を遂げたことで得た超感覚である。
嗅覚で人物を嗅ぎ分けられ、何かを口に含めば味覚でその成分の分析が可能。
音に関しての発達が特に著しいようで、相手の心音から嘘を感知できる上に、音の反射で
ソナー的な探知を行うという聴覚の域を超えた感覚、「レーダーセンス」を有している。
反射神経や平衡感覚も強化されており、スティックから教わった格闘術と合わせての白兵戦闘は強力。
しかし超人的なのは感覚器官のみで、それ以外では肉体的には全くの普通人であり、
パワーやタフネスは人間が鍛錬で到達できる程度のレベルにとどまる。超能力の類も持っていない。
また、当然であるが、視覚は失われているため色の判別は不可能である。
先端がフックに変形する杖「ビリー・クラブ」を武器として愛用している。これは普段は盲人用の杖に偽装してある。

基本的に「悪のミュータント」や「侵略宇宙人」ではなく「犯罪を犯す人間」を相手取ったその活動内容から見て
俗に「クライムファイター」と呼ばれるタイプのヒーローに属すると言えるデアデビルだが、
パニッシャーの様に完全な普通人と言うわけでもなく、かといってスパイダーマン並の
突き抜けたスーパーパワーを有するわけでもなく、ちょっと微妙なポジションのヒーローである。
そういった意味では、パワー不足も合わせて、(出版社は違うが)バットマングリーンアローにキャラクターとしては近い。

ヒーローとしての交友関係もかなり広く、先述のウルヴァリン以外にもスパイダーマンゴーストライダーとも共闘したことがある。
他にもファンタスティック・フォーに短期間在籍していた経験があり、
彼の親友も一時期ファンタスティック・フォーの顧問弁護士をしたこともあった。
ちなみにマット自身も弁護士としてヴェノムの無罪を勝ち取ったり、マーベルユニバースにおける最も優秀な法律家として活躍している。
また一部のif設定作品のみとはいえパニッシャーことフランク・キャッスルとは幼馴染だったりもする。

余談だが、上述の通り彼の母グレースは離婚した後ヘルズキッチンの教会で修道女となっており、
修道女としての立場から時折マットの相談に乗ることがある。
グレースは相手がかつて別れた息子であると気づきながらも自分が母であることを明かしていない。
マットは母親かもしれないと勘ぐっているようだが、確信が持てないでいる。
……嘘を見破れるデアデビルを欺き続けられるあたり、この母親もただ者ではなさそうである。

近年、クロスオーバーイベント「シージ」の終了後、彼は突如マツオ・ツラヤバ亡き後の忍者集団ザ・ハンドの首領となってしまう。
彼らの居城シャドウランドに君臨した彼は力による支配を始め、スパイダーマンらニューアベンジャーズと対立した。
+ ネタバレ

財産も住居も職業も奪い、精神までをも破壊し尽くした……。

最後にはキングピンが自らの手で叩きのめし、骨を砕いた。

だが……死体は無かった。

死体は無かったのだ。

これでわかった……。

希望を失った男は

恐れを知らぬ男なのだ。


MUGENにおけるデアデビル

Pandakurz氏とGotham Jason氏の合作のデアデビルが存在する。
フック型のショートワンドであるビリー・クラブによる打撃や投擲で戦うスタイルである。
……ただ、彼のスーパーパワーは外面に顕れないため、若干地味な印象は否めない。
尤も、実力は十分なものを持っているのだが。


出場大会




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