浦飯幽助


「伊達にあの世は見てねぇぜ!」

1990年から1994年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた冨樫義博氏の漫画『幽☆遊☆白書』の主人公。
名前は「うらめし ゆうすけ」と読む。名前の由来は「うらめしや~」のシャレと『オカルト探偵団』の幽子から。
担当声優は 佐々木望 氏。
テレビアニメから2017年のアニメ『のるかそるか』(テレビアニメ化されなかった原作終盤のアニメ化)、2018年のゲーム『JUMP FORCE』まで一貫して担当。
舞台版では後の『仮面ライダーギーツ』のパンクジャックこと崎山つばさ氏が演じた。

連載開始時14歳。皿屋敷中学校に通う2年生。
身長は150cm代後半から160cm代前半だと推測されているが、身長・体重・血液型の公式設定は無い。
母親の温子(あつこ)と二人暮らしの母子家庭(ちなみにこの母親、開始時点で弱冠29歳であり、つまり15の時に幽助を生んでいる)。

格闘技好きの心根は良い人間なのだが、未成年であるのにも拘らず
喫煙」「飲酒」「ギャンブル」(特にパチンコ)「万引き」「カツアゲ(ただし弱者からは取らない)」等をする生粋の不良であった。
また喧嘩っ早く、粗野で乱暴、短気で無鉄砲、手癖が悪いし頭も悪いと、死神であるぼたんですら、「悪の申し子みたいな人間」と呆れる程のワルである。
しかし、一度死んで生き返ってからは、「喫煙」「飲酒」「ギャンブル」は続けているものの、死亡する前に比べると大分更生している。
アニメでは原作での喫煙場面が視聴者層(子供)への配慮からか、タバコからアメに変更されており、
戦闘時に自分が吸おうとしたタバコを利用する(暗闇での戦いで相手にくっつけて目印にする)シーンでは、
原作で一度も喫煙描写の無い幻海がタバコを吸っていた事になり、これをどさくさに紛れて利用するという大幅な変更が為された。

正義感が強く、弱い立場の人間や一生懸命な人に何かと世話を焼き、仲間がやられた時や外道に対しては自らを奮い立たせる。
バトルを心の底から楽しみ、対戦相手や観戦者にも憎しみやしがらみを乗り越え勝負を楽しませる戦いをする。
その姿勢は敵である仙水黄泉までも影響された。また、一度死んだ事で母の愛を知り、若干成長した。
以降、人を惹き付ける気のいい人柄が目立つようになり、桑原和真蔵馬飛影を始めとする様々なライバル・敵と戦いを通して友情を結ぶ。
他方、「頭の軽さは母親ゆずり」と本人も発言している事から自他共に認める程頭が悪いらしい。

物語後半で2度目の死の時に魔族の混血児の末裔であった事が判明。
復活後は心臓の代わりに「核」が起動し、霊気ではなく妖気を放つようになった。
上の画像は魔族として生き返った後の仙水との戦闘中に手こずる幽助に焦れた本当の父(厳密には数十代前の先祖)、雷禅が無理矢理魔族として覚醒させた時の姿。
元ネタはうしおととらの蒼月潮だが、中の人繋がりだろうか?作者次回作の主人公の急激パワーアップではそれ以上の事態が起きたが

戦闘時は雷禅が操っていたらしく幽助の意識は無かったが、戦闘能力は人間の時と比べて圧倒的に強化されており仙水を一方的に打ちのめしていた
(なお、雷禅が操っていたときは白髪で、自我を取り戻した時に黒髪になった)。
なお、この姿を劇中で見れたのは仙水との戦闘の一回きり。
『幽☆遊☆白書FINAL 魔界最強列伝』では通常の幽助とは別にこの姿のものが魔人として存在する。
他のゲーム作品では戦闘中に変身したり、必殺技の演出で一時的に変身したりと、強化形態扱いの場合が多い。
ちなみに2度目の蘇生後の時点で既にS級妖怪としての実力を持っていて、雷禅はその時点の潜在能力を引き出しただけである。
アニメ版では黄泉戦で、髪は伸びないが身体に模様が浮き出ている姿になっていた。

魔族の血に目覚めて以後は、人間を食料として喰らう妖怪の存在や人間を喰らう事を認める発言が目立ち
(「そんなに腹が減ってるんだったら2、3人かっさらってきてやる」等)、
人間に恐怖心を抱かせる場面も有り、多少妖怪寄りの性格と化している。
戸愚呂(弟)の指摘するように、彼と同じ危うい人格であるためという側面もある。
但し食人妖怪である雷禅の「息子」であるにも拘らず、少なくとも本編においては、自分自身が人間を食しようとは思わない。
雷禅はこれを、自分を含む食人という嗜好を持つ魔族は「過渡期の突然変異」に過ぎないと考え、
人間界・魔界・霊界はいつか「観光気分で行き来」出来る日が来ると語っている。

最終話近くでは屋台のラーメン屋を営み、霊界探偵のコネを生かして、人間界と魔界と霊界のパイプ役を担うようになった。
……が、やってくる依頼は「アイドルデビューした魔族のサインを貰って来てくれ!」といったようなものが多いらしい。まあ平和なのはいい事です。
なお、ラーメン屋を営んでいる事からも分かるように、この手のキャラに珍しく料理が出来る。
暗黒鏡を取り戻す回でも温子に「今日の夕飯は俺が作る」と言っている。

能力

主に徒手空拳による格闘と気による必殺技を使用する、バトル物の主人公としてオーソドックスな戦闘スタイル。
得意技は、指に集中させた霊気を放つ霊丸(レイガン)の他、
同種の技として霊気を拳に集中させて撃ち込む霊光弾、その衝撃波で広範囲を攻撃するショットガンがある。
初期は1日に1発しか出せなかったが、後に1日に4発まで出せるように成長。
この回数は仙水編でも増えておらず、幻海ですら同じく4発までしか撃てなかったため、技自体の性質として決まっているのかもしれない。
……アニメの魔界編では連発しまくっていたが、原作でも割と前半の頃に「威力を調整すれば連発出来るようになった」と発言している。
いずれにしても制限がある事に変わりはないらしく、通常は喧嘩で鍛えた格闘能力による肉弾戦を行う。
暗黒武術会編では幻海より「霊光玉」(霊気を極限まで凝縮したエネルギー球)を受け継ぎ、霊光波動拳の正統後継者となった。
妖怪の血に目覚めて以後は妖丸(ヨウガン)とでも称すべき光弾技を放つ。
アニメ版の黄泉戦では霊気と妖気をブレンドさせ、霊気とも妖気とも聖光気(人間にとって究極の闘気)とも異なる独自のオーラを発揮。
ちなみに、体内の霊光玉がどうなったのかは不明。もし消えて無くなってたりした日には、色んな人が涙目になる訳だが……
(とは言え、幻海は霊光波動拳に関して、後継者を決めるトーナメントで「妖怪が勝ち残ったとしても後継者にする」と言っているので、
 実際は全く問題無いのかもしれないが)。
また、仙水編では中野浩一の如く、自転車で車を尾行するという身体的にも超人的な一面を見せていた。
他にも上記のタバコの件のように、咄嗟の機転で度々窮地を脱している。

原作での魔界統一トーナメント時の妖力は黄泉の息子である修羅と同程度であり、黄泉とは60時間にも及ぶ死闘の末に降参している。
テレビアニメでは黄泉との死闘で覚醒し黄泉並みの力を発揮し、最終的にはあわや相討ちという場面もあった。
よって、魔界トーナメント終了時の彼は黄泉とほぼ互角の力に達していたと思われる。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

+ 余談・幽助の父親について
上述の通り、幽助の「妖怪としての父親」にあたる人物は雷禅だが、劇中では「魔族大隔世」という現象だと説明されている。
つまり、雷禅が人間との間になした子供(人間)の子孫が雷禅の要素を強く持つ妖怪として生まれたわけで、
人間基準で見ればあくまで彼は遠い先祖にあたるのである。

当然ながら「人間としての父親」(=温子の元夫)はちゃんと別に存在しており、原作最終巻の19巻にごく僅かながら登場している(アニメには未登場)。
魔界トーナメントも終了して、幽助が人間界でラーメンの屋台を営業している所を物陰から温子と一緒に眺めるという形で初登場。
どうやら離婚後も時々会って交流していたらしく、元気そうに過ごしている幽助を見て安心していた。
名前や年齢は言及されなかったので不明だが、容姿は「幽助が中年になったら大体こういう風になりそう」といった感じ。
温子に対して金に困ってはいないかと気に掛けていたが、
彼女からは「たまに会うだけの関係に留めているから、お互い嫌な所を見ないで済む」として、本格的な復縁は断られた。
他にこの時の会話から分かる事として、幽助が3歳ぐらいの時までは三人で暮らしていたようだが、
どうやら当時は家庭内で暴力を振るっていたらしく(本人はこれを愛情表現のつもりだったなどと嘯いていた)、
今更幽助の前に顔を出したらぶっ殺されるよと温子に警告されていた。
そしてそう言われた通りに結局息子とは最後まで顔を合わせる事もないままその場を立ち去り、温子と二人で飲みに繰り出していった。

……以上3ページだけで出番は終わったが、そもそも温子が僅か15歳で出産した事なども合わせて考えると、
互いの若さもあろうが、大方父親としてはとんだロクでなしだったであろう事が読み取れる(今は反省しているのかもしれないが)。
幽助が不良になった原因にも少なからぬ影響があった事だろう。


MUGENにおける浦飯幽助

元々原作からバトル漫画だった事もあり、過去に多くの2Dスクロールアクションゲームや2D格闘ゲームが作られている。
そのため、そのドットをMUGENに転用したものが数多く存在する。
多くは主人公と言うだけあって遠距離も近距離もそれなりにこなせるオーソドックスな性能が多い。
なお、霊丸の最大の特徴である4発までという制限は再現されていない再現されても困るだけだが

+ Kamekaze氏製作 『幽遊白書2 格闘の章』版+アレンジ
  • Kamekaze氏製作 『幽遊白書2 格闘の章』版+アレンジ
原作ゲームと同様に「霊力メーター」が存在し、必殺技を使用する際に消費する。
ただしこれは通常のパワーゲージとは別勘定になっており、超必殺技を使用する際は両方のゲージを消費する事になる。
また、氏の幽白キャラは、体力半分以下で使用出来る特殊な超必殺技「Spirit Pulse(スピリット・パルス)」が80%版戸愚呂を除く全キャラに搭載されている。
これは『ヴァンパイアセイヴァー』の「ダークフォース」のようなもので、発動するとキャラによって様々な効果を得る事が出来る。
幽助の場合は「あらゆる技にキャンセルが利くようになる」というもので、
霊光弾→霊光弾→霊光弾→霊光弾→……というようなコンボも可能。いや、これはあくまで一例だが。
ただし、補正が掛かりすぎると最終的にダメージがマイナスになって体力を回復させてしまうので注意。
ちなみに氏は同作における14キャラを全て製作しており、その全てが新MUGENとWinMUGENに対応している。
しかもそれら全てにAIがデフォルトで搭載済み。……すごい愛だ。

+ GokkuHyper氏製作 『格闘の章』版+アレンジ
  • GokkuHyper氏製作 『格闘の章』版+アレンジ
原作よりコンボが繋がりやすく、二段ジャンプやチェーンコンボ、ストライカーとして桑原が追加されている。
ストライカーである桑原は最大で6回まで呼び出す事が可能で、攻撃の他にもカウンターやフェイントとしても使える。
そして忘れてはならない「パワーアップシステム」が実装されている。
これによって専用ゲージが切れるまでステータスを強化し、霊丸や霊光弾の威力を大幅に上げる事も可能となっている。
「スピードアップ」を使用すると霊丸が酎戦で放ったダブルショットに変わる。
一発一発の火力は低いが、パワーアップ状態ならば桑原の突進霊剣>霊光弾だけで一気に6~7割り持っていける事もあるので侮れない。
参考動画

+ ssw777氏製作 『幽遊白書FINAL』版+アレンジ
  • ssw777氏製作 『幽遊白書FINAL』版+アレンジ
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅し、残念ながら現在は入手不可。
パワーゲージを原作ゲームにおける「霊力/妖力ゲージ」に見立てており、必殺技を使う際に消費する。
ゲージ溜めもあり、ノリとしては『龍虎の拳』に近いだろうか。
また、オリジナル要素として前作『幽遊白書2 格闘の章』の隠し技だった「タコ殴り」が追加されている。
パワーゲージ無消費でありながら、3ゲージ消費の「超霊丸」に迫る威力を持つ強力な技である。
AIはデフォルトで搭載されている他、ペパーミント氏による外部AIが氏のOneDriveで公開されている。

ちなみに、ssw777氏は他にも「魔人幽助」を始め、『FINAL』の全キャラを製作していた

+ たるせ氏製作 GB版
  • たるせ氏製作 GB版
GBで発売されたゲームが元になっており、白黒でサイズも小さい
ゲージ技は無く、GB音源がやけに響く。
にゃん☆鬼龍氏が代理公開していたが、氏のサイトがトクトクのサーバー障害復帰後に消滅。
現在はhamer氏が許可を得た上で、にゃん☆鬼龍氏のキャラと併せて代理公開している。

+ PockeFreeman氏製作
CVS』の草薙京を改変したもので、ボイスも海外版となっている。
AIもデフォルトで搭載されている。

ちなみにこのキャラ、フォルダ名が「yuyu」となっており、栗氏製作の西行寺幽々子と被っているため、
登録の際には上書きしてしまわないよう注意しよう。

+ RajaaBoy氏 & ThaNewDude07氏 & Shomyi氏 & ThisIsGir氏 & Kamekaze氏製作
  • RajaaBoy氏 & ThaNewDude07氏 & Shomyi氏 & ThisIsGir氏 & Kamekaze氏製作
MUGEN1.1かつOpenGLモード専用。
複数の製作者による共同製作の幽助で、ThaNewDude07氏とShomyi氏の『CVS』風手描きドットを用いて作られている。
現在はKamekaze氏のサイトにて代理されている他、Ikemen GO用の修正パッチも別途公開中。

ボイスは英語だが、コンフィグをいじる事で日本語への変更も可能。
必殺技の霊丸はチャージ式になっており、諸条件で威力および演出が変化する。
ドットのクオリティは高く演出も作り込まれているが、その分容量も115MBと大きく、PCに相応のスペックが要求される点には注意。
AIは対人レベルのものがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(公開場所へのリンク有り)

出場大会

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出演ストーリー



最終更新:2024年03月28日 02:31