松平瞳子


「ありがとうございます。祐巳さまはなんてご親切なお方なんでしょう
  ──なんて、私が言うとでも?」

今野緒雪の少女小説『マリア様がみてる』の登場人物。
DKソフトウェア開発室による同人作品、 スール対戦型格闘ゲーム マリばと!』のVer2.0追加パッチと、
二作目『マリばと!+プラス』に出演している。
アニメ版での声優は『灼眼のシャナ』のシャナや『ゼロの使い魔』のルイズなどのツンデレキャラに定評がある 釘宮理恵 女史。

原作では、『チェリーブロッサム』より登場。新規の一年生として登場する。
これ以降のストーリーにおける重要人物であり、主人公の福沢祐巳と彼女の関係が軸の一つとなる。
性格はかなり猫かぶりな所が見られるが、あまり嫌味は感じさせない。
その本質は繊細で、自らが傷付くことを恐れて必要以上に自分を装っている。
そのため、他者の好意を信用できず、哀れみや同情を極端に嫌う。
また、他人を誤解して意固地になりやすく、自分の素の感情を素直に表すことがほとんど無い。

+ くもりガラスの向こう側(ネタバレあり)
祐巳の姉妹(スール)である小笠原祥子の遠縁の親戚として現れ、祥子を「お姉さま」と呼ぶなど親密な関係を見せ
祐巳を不安にさせるが、比較的短時間でその問題は解決し、祐巳と瞳子の(最初の)わだかまりも一応消えた。
その後も少々距離を置いてだが付き合いは続き、生徒会「山百合会」へのお手伝いとして参加することになる。
しかし、祐巳が瞳子を自分の姉妹候補として意識し始めたことで互いにすれ違いが生じ、再び関係は悪化する。
上記のセリフはその時のもの。イラストの血も凍るような笑みと合わせて、迫力満点であった。
最終的にはほぼ全てが瞳子の思い込みであることを自覚し、自分の抱えていたもの(後述)を全て打ち明け、
晴れて祐巳の妹、「紅薔薇のつぼみの妹」 (ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール) になった。


所謂ツンデレで、登場当初こそ祐巳のことは「祥子の妹」としてしか見ていなかったが徐々に意識し始め、
令嬢仲間が祐巳にちょっかいを出さないかと心配で、両親とのカナダ旅行をキャンセルしてまで避暑地に訪れたり、
ストーカーに対しそれとなく注意を促したり、自分の舞台を最初から見に来ていなかったことに腹を立てたり、
祐巳とフォークダンスを踊るためにわざわざ男側の列に参加したりしていた
(もちろん本人は全て否定している)。


ただし比較的容易にデレやすい昨今のツンデレと違い、そのツンっぷりは相当なものがあり、
上記のセリフ(ツンモード)から最終的にデレに入るまでに、単行本にして5巻、作中時間で2ヶ月、リアル時間で1年3ヶ月かかっている。
しかもこれは一瞬デレかけてから数えての期間であり、初対面から数えるともっと凄まじい。

これらの特徴のため、他人から誤解もされやすく、知り合いは多くても友人はあまりいないが、
同じクラスの「白薔薇のつぼみ」、二条乃梨子とは親友で、当初は犬猿の中だった細川可南子との関係も良好。
演劇部に所属しており、一年生ながら主役に抜擢されるほどのセンスを持つ。
また実家の松平家は東京近県の山の麓で小さな病院を経営している。

+ 家族との関係(ネタバレ含む)
実の両親とは生まれてすぐに交通事故で死別しており、現在の両親とは義理の親子である。
彼女の性格のかなり多くの部分はこの件に要因となっており、自分を演じるのも松平家に相応しい人間であろうとするため。
その事実そのものはかなり前から知っていたが、両親が「(重荷を背負わせたくないから)病院は継がなくても良い」
と言ったことを実の親子ではないから、自分は松平家にとって必要無いのだと誤解し、一時期親子関係がかなり悪化した。
祐巳からの姉妹の契りの誘いを断ったのも、これらの秘密を知った上での同情から来るものと思い込んだからである。
現在では誤解も解け、自分の進路についても色々と考えている様子。

外見上では、なんといっても一際目を引くのが見事なまでの縦ロール
実際、作中でも登場人物から{「ドリル」「バネ」)呼ばわりされていた。


『マリばと!+プラス』での松平瞳子


「主役は、瞳子のも・の♡」

外見の特徴かドリルキャラとして参戦。
髪、手、脚と部位を問わずに回転させながら攻撃する。超必殺技螺旋の剣だし。
っていうか、「トレース・オン!カラドボルグ!」とか実際に言ってるし!
また、投げ以外には無敵の移動技「女優技能・無音歩行」も持つ。
全体的にリーチが長く、突進技も多いためコンボを繋げていきやすい。



MUGENにおける松平瞳子

サクラカ氏が製作した『マリばと!』仕様のものが存在している。
技は原作準拠であるが、スール交代システムは搭載していない。
また、ストライカーとして、紅薔薇ファミリーである「福沢祐巳(傘で攻撃する)」「小笠原祥子(投げやキックで攻撃する)」、
クラスメイトである「細川可南子(ハリガネやバスケットボール、更には自分の髪で攻撃する)」「二条乃梨子(数珠で攻撃する)」を呼べる。
同時に複数キャラを存在させることもできるため、ちょっとした人間弾幕状態になることも。
特に二条乃梨子は特別で、積極的に呼ばなくてもピンチの時に 勝手に来る ことがある(ある意味原作再現)。
このため、タッグ戦だと先に瞳子が倒れても乃梨子がやってくるバグがあり、かなり厄介である。
AIもデフォルトで搭載されているため、今後の活躍に期待したい。

出場大会

削除済み

出演ストーリー



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最終更新:2020年12月21日 14:47