豪血寺一族


豪血寺一族シリーズ概要

豪血寺一族ゲーム仕様


豪血寺一族シリーズ概要

ニコニコで人気の格闘ゲームシリーズ (主にステージの一つが)
ゲームそのものよりもその背景とBGMの方が有名になったゲームはそうそうないだろう。
しかし、当然それ以前からも格ゲーファンの間では有名な作品であり、シリーズが今なお続く、色んな意味で話題にもなる名作である。
実際、他のBGMも名曲揃い。ちなみにサウンドを手掛けたのは「ギースにキッス」の作曲で御馴染み田中敬一氏である。
豪血寺一族2から、PCMストリーム再生を駆使してボーカル曲をふんだんに取り入れ、NEOGEOでは大容量ROMカセットと高速アクセスのメリットを利用して、全編ダイレクトPCM再生という、豪快な手法でボーカル曲を作り上げている。


この作品以降イラストレーターとして名を上げていった村田蓮爾が手掛けた「濃い」キャラ達も印象的である。
しかし、ぶっ飛んだ設定ややたらに甲高いボイス(それも殆どのキャラ)、
そして何よりまごうことなきババアが主人公といった所から、大人気にはなれなかった通の一品であった。

ちなみに
  • 「ステージには高さがあり広い」
  • 「全てのキャラに空中ジャンプ及び空中投げがある」
  • 「ダッシュ攻撃」
  • 「全ての通常技にキャンセルが出来る」
  • 「戦闘中の変身システム」(ただし変身可能なキャラそのものは先行作品にある)
  • 「先行入力型の防御システム」
というシステムは豪血寺一族シリーズが初であると言われている。

豪血「寺」というものの、寺ではなく財閥であり、
「一族及びこの財閥の長となる人物を一族の中から決める」のが
このシリーズの大まかなあらすじである。そのため「登場するファイターの殆どに血縁的な関係がある」という裏設定がある。
(ただし『闘婚』はシシー及びシシーの兄の結婚相手決め大会、『煩悩開放』はシシーが暇つぶしに開いた大会という設定である)

背景の人のお陰で、稀に退魔師一族と信じてる人や(確かに3で悪魔と対決したこともあるが)、
坊主キャラ(陳念)とタイトルのお陰で寺が云々と信じている人もいるが、それは間違いである。
ただし、同じアトラスが開発したRPG、『ペルソナ2罪』・『ペルソナ2罰』に
スタッフの遊びとして「豪傑寺」なる人物が登場する(豪血寺ネタに限らず、ペルソナ2はアトラスの過去作品ネタや内輪ネタが散りばめられている)のだが、
その人物は紛う事なき住職であった。生身で木々を飛び移る天狗のような人物である。

MUGENではそれなりにキャラが作られているもの、
キャラがコンプリートされるのは遠い先の事のようである。AIが入っているキャラも少ない。
ただ『闘婚』のラスボスであるプリンセス・シシーには強AIがあり、かなりの強さを誇る。

なお、具体的な作品の設定は以下の通り。
+ 豪血寺一族の設定


豪血寺一族シリーズ・ゲーム仕様一覧




豪血寺一族



『豪血寺一族』とは、1993年11月にアトラスからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。豪血寺一族シリーズの第1作目。
海外版のタイトルは『Power Instinct』。
翌1994年にはスーパーファミコンとメガドライブに移植された。

概要

独特の濃い雰囲気を持つ「豪血寺一族」シリーズの第一作目。キャラクターのイラストは村田蓮爾氏。
対戦格闘ゲームの世界では『ワールドヒーローズ』と並ぶ奇抜な格闘ゲームとして知られ、カルト的な人気を誇る。
使用できる全キャラクターが絶大な財力・権力を持つ大財閥「豪血寺」家の血縁という設定で、
その頭主の座を賭けて5年に一度開かれる一族主催の武闘大会に集まったというもの。
キャラクターの外見自体はそれほどイロモノ臭はしないが、設定や性格に問題のあるクセの強い人物しか登場しない。
特に豪血寺お種・お梅双子姉妹は、お互いを亡き者にしようと考える 老婆 という奇抜を通り越して
誰が得をするのかわからないキャラクターである。
しかも 投げ技で相手の精気を吸って若返る という前代未聞の能力を持っていた。

キャラクター

  • 使用可能キャラクター
  • CPU専用キャラクター
豪血寺お梅(現頭主、最終ボス)

システム

操作系はレバー+4ボタン。弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キックの4つに割り振られている。
全キャラに2段ジャンプと空中投げが搭載された初めての格闘ゲーム。
ステージはジャンプシステムに合わせて縦軸2画面分の高さがある。



豪血寺一族2



『豪血寺一族2』とは、1994年10月にアトラスからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。
海外版のタイトルは『Power Instinct 2』。
翌1995年10月には『豪血寺一族2 ちょっとだけ最強伝説』のタイトルでPSに移植された。

2の概要

  • ストーリー
前大会の闘いでお梅を倒し頭主の座に就いたのは、双子の妹のお種だった。
それから一年が過ぎたある日・・・事件が起こった。

            「しばらく留守にする。後の事は任せた。 豪血寺お種」

お種は一枚の書置きを残して失踪した。

            ――豪血寺家訓曰く、頭主のおきて第十三条
            頭主の座を一週間あけた場合。頭主の座を、退かなければならない。
            党首の座が欠落した場合五年を待たず、格闘技大会により次期頭主を決めなければならない。

再挑戦の七名に新たな五名、そして、前頭主のお梅を加え、再び熱い闘いが始まる!

内容は前作から一年後に急遽開催された頭主決定格闘技大会というもの。
前大会の優勝者は主人公のお種という設定になっており、宿敵である実姉・お梅を倒して見事頭主の座に就いたものの、
その一年後に書置きを残して失踪し、一族家訓により頭主の座が空位になったことで開かれた格闘技大会である。
ちなみに大会会場は「OTANE LAND」。
+ ネタバレ

キャラクターは前作に加えて5人増え、失踪したお種と入れ替わりにお梅が使用可能になった。
お梅の変身は健在で、新規キャラクターうちクララ、干滋、金田朗の3人もタイプは違うが変身能力がある。
変身も必殺技を当てて変身するもの、超必殺技で力を使って逆にヨボヨボになるものなどバラエティーに富む。
また、豪血寺シリーズの特徴の一つである「忍耐メーター」がはじめて実装された。
これは『サムライスピリッツ』の怒りゲージのように攻撃を受けることもしくはこちらの攻撃をガードされることで蓄積し、
MAX状態では一発奥義(超必殺技)が使用できる。
また、MAXになった瞬間に堪忍袋の緒が切れたことで怒りの叫び声を上げて相手を弾き飛ばすことができる。

同シリーズのもう一つの特徴である「BGMがボーカル曲」も今作からのもので
ステージ背景と歌が連動した独特の雰囲気は非常にインパクトがあった。
MP3等のコーデックが存在しない時代だったこともあり、データ容量の大半がボーカル曲に費やされたという。

2のキャラクター

豪血寺お志摩はお梅・お種姉妹の母親でありさらに高齢の老婆である。ただし変身はしない。
  • 使用可能キャラクター
  • CPU専用キャラクター
豪血寺お種(最終ボス)

2のシステム

操作系はレバー+4ボタンで、前作と同じく弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キックの4つ。
今作からシリーズの特徴とも言うべき「忍耐メーター」が追加され、MAX時に一発奥義(超必殺技)が使用できるようになった。

  • 忍耐メーター
攻撃を受けること及びこちらの攻撃をガードされることによって蓄積するパワーゲージ。サムライスピリッツの怒ゲージと同種のもの。
ゲージMAX時はゲージと引き換えに一発奥義(超必殺技)を使用できる。ストック上限は1本。
また、ゲージMAXの瞬間は怒りの叫び声と共にオーラで敵を弾き飛ばす。怒りモーション中は無敵。
この弾き飛ばしは全身に攻撃判定があり、通常攻撃並みの攻撃力を持つ。

  • 2段ジャンプ
シリーズの特徴の一つである全キャラ使用可能な空中ジャンプ動作。
1段目で攻撃を出しても2段目のジャンプは可能だが、その攻撃が相手にヒット(ガード含む)した場合は2段ジャンプ不可になる。

  • ダッシュ 「→→」
ダッシュ中に出した攻撃は通常時の2倍のダメージを与える。
ただし、ダッシュ中に攻撃を受けると倍のダメージを受ける。まさに諸刃の剣。
ダッシュ中に←で即バックステップに切り替えることができる。

  • バックステップ 「←←」
後方に素早く移動するステップ。発生時に無敵判定を持つため緊急回避にも使える。
前ダッシュと違い、攻撃はできない。(ダッシュ中に←で出した場合のみ攻撃が可能)

  • 変身
豪血寺お梅、豪血寺お種、花小路クララ、弧空院干滋、弧空院金田朗が使用できる特殊技。
一定時間キャラクター自体が変化して技性能が大きく変化する。
変身方法は、投げ技(お梅、お種)、飛び道具必殺技(クララ)、一発奥義(干滋)などキャラクターによって異なる。


豪血寺一族2 ちょっとだけ最強伝説(PS)

1995年10月にアトラスから発売されたPS用対戦格闘ゲーム。
AC版『豪血寺一族2』に次作である『豪血寺外伝 最強伝説』のタッグ要素を加えたもの。
外伝の要素や追加キャラも一部使用できるが、あくまで『豪血寺一族2』がベースである。
ただ移植度に関しては変身する度にロードがかかり試合が止まったり一部背景やキャラの通常技が欠如しており
お世辞にも良い移植度では無かった。
だから「ちょっとだけ」とタイトルに強調してるだと?



豪血寺外伝 最強伝説



『豪血寺外伝 最強伝説』とは、1995年にアトラスからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。
海外版のタイトルは『Power Instinct Legends』。

外伝の概要

前回の大会は、頭首返り咲きを狙ったお梅の陰謀だった。しかしそこまでして開催した大会で優勝したのは弧空院干滋だった。
新しく頭首の座に就いた干滋は、暇つぶしと称してタッグ形式の武闘大会を開催する。
今回は優勝者=頭首ではないため、シリーズ初の豪血寺の血族以外のキャラクター「地上最強の男・チャック」が参戦した…というストーリー。

今作はタッグチーム形式になっており、最初にキャラクターを2人選ぶが、
対戦形式は順番を決めて1対1で戦う勝ち抜き戦スタイルである。
使用可能なキャラクターは前作と同じだが、花小路クララは変身能力が削除され、
変身後のスーパークララと冥犬ポチは独立した別キャラクター扱いになった。そのため弧空院金田朗は冥犬ポチが独立した関係で違うキャラ(小悪魔的なもの)に変身する。
逆にサハド・アスラーン・リュートは変身能力が追加され、変身するとオウムになる。
また、同一キャラクターを2人選択することができるため(黒子、チャック除く)、必ずしも複数キャラの操作を覚える必要はない。

外伝のキャラクター

タッグのため2キャラを選択するのだが、なぜか同キャラを選択することも可能。
血族以外のキャラクターとして「地上最強の男・チャック」が最終ボスとして登場。
  • 使用可能キャラクター
  • 隠しキャラクター
チャック(最終ボスチーム及び同キャラタッグ不可)

外伝のシステム

基本は『豪血寺一族2』と同じだが、ボタン同時押しによる「ごっつい攻撃」「迎撃防御」が追加された。

  • ごっつい攻撃
強攻撃よりも威力の高い通常技。立ち、しゃがみ、空中版(主にジャンプ大Pと同じグラフィック)と3つ存在し性能も浮かし、吹き飛ばし、中段とキャラによっていろいろ異なる。
しかしこの空中ごっつい版相手キャラと当てかたによっては世紀末ゲーよろしくバスケが出来たりする困ったものでもある

参考動画

  • 迎撃防御
ガードキャンセルが可能な防御。ガード成立後に硬直を必殺技でキャンセルできる。また地味に必殺技のケズリも無効にすることが出来る。

  • ダッシュ必殺技
ダッシュ中に特定の必殺技を使うと残像が付き性能が変化する。溜めが必要な技の場合は溜めずに使える。


グルーヴ・オン・ファイト 豪血寺一族3



『グルーヴ・オン・ファイト 豪血寺一族3』とは、1997年にアトラスからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。
海外での呼び名は『Groove on Fight』。
サブタイトルは 3 だが、シリーズとしては 4作目 にあたる。
セガサターン互換基板であるST-V基板でリリースされり、のちにセガサターンに移植された。

GoFの概要

犬猿の仲だったお種とお梅の姉妹が年月を経て結託し、タッグ制の頭首争奪格闘大会を開催する。
その裏で、豪血寺一族を抹殺しようとする謀略が動いているのだった。
西暦2015年という設定になり、全登場キャラクターが血族であるという設定はあるものの
旧作のキャラクターはババア姉妹以外登場しない。
ただし、関係の深い人物として旧キャラクターの子供であるクリス・ウェインと花小路ポプラがいる。
最終ボスのブリストルは悪魔絵師こと金子一馬氏のデザイン。
豪血寺一族とは無関係で、慈善家を装ったデビルサマナーであり、大量の悪魔を召喚する必殺技を持つ。

+ ちょっぴりアレな話

前作『最強伝説』と同じくタッグチーム形式になっているが
タッグシステムそのものは『X-MEN VS. STREET FIGHTER』のような任意交代制に変更された。
試合は相手チーム二人ともを倒せば勝利となる。
控えキャラクターの体力ゲージが少しずつ回復する、援護攻撃、二人協力技のデュエルアタックなど基本は他のゲームと大差ないが、
倒されたキャラクターが画面内に倒れたまま残り、持ち上げて投げつける飛び道具として使えるあたり、やはり豪血寺である。

動作の硬直が長めで、自由に動かすにはやや慣れが必要。全体的にダメージは大きめ。
基本的なコンボで5割を超えたり、永久技があったりとやや大雑把なところはあるが
事実上の新作でありながら豪血寺らしさを損なうことはなく、バランスはともかく完成度は高い。

GoFのキャラクター

お種とお梅は背中合わせにお互いを紐で縛りつけた二人で一人のキャラクターである。&c
デミアン・シェイドはAC版ではサブキャラ(2番目の中ボス戦でルドルフとともに出てくるが、ルドルフ撃破→ブリストル登場イベント発生→出番のないままデミアン退場の流れ)だが、家庭用で使用可能キャラクターになった。
  • 使用可能キャラクター
ラリー・ライト、クリス・ウェイン花小路ポプラ乙霧レミソーリス=R8000、M.A.D(マックス=アックス=ダックス)
天神橋筋六、雪上火澄(ゆきのうえ・ひすみ)、豪血寺お梅&お種(中ボス1)、ファルコ(中ボス1の相方)、ルドルフ・ゲルトハイマー(中ボス2)
  • セガサターン版で追加された使用可能な隠しキャラクター
デミアン・シェイド(一応本編でも中ボス2の相方)
  • CPU専用キャラクター
ブリストル・ウェラー(最終ボス、実質別キャラの2つの姿を持つ)

GoFのシステム

操作系はレバー+6ボタン。(なお、他シリーズは4ボタン)
弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キック、ごっつい攻撃、回り込み攻撃の6つに割り振られている。
2段ジャンプ、ダッシュ性能は前作に準じるが、出始めなどに短い無敵判定が付加されている。
ストレスメーター(パワーゲージ)は前作までと同じくMAX時に無敵+弾き飛ばし攻撃判定がある。
ただし、ゲージストック上限は前作までと異なり事実上の無制限になっている。

  • ストレスメーター
いわゆるパワーゲージ。攻撃を受ける、攻撃がガードされる、タッグパートナーが倒される、挑発される等で増加。
ゲージストックを消費してストレスシュート(超必殺技)やデュエルアタック(協力攻撃)が使用できる。
豪血寺シリーズの伝統に則り、1ゲージごとのMAX時に怒り爆発し、全身無敵状態で相手を弾き飛ばす攻撃判定が発生する。
なお、 ゲージストック上限は無い
パートナーが倒されている時のみだが、ボタン長押しでゲージ溜めが可能。

  • ごっつい攻撃
通常攻撃よりもごっつい攻撃で、中段判定で吹っ飛ばし属性がある。追撃も可能。
前作まではボタン同時押しだったが、ごっつい攻撃ボタンで出せるようになった。

  • 回り込み攻撃
相手の後方に回り込むように移動し攻撃する。上段のみ無敵判定がある。

  • 超ごっつい攻撃  「ごっつい攻撃+回り込み攻撃」
ごっつい攻撃よりもごっつい攻撃。ごっついのでガード不能。ただしごっつすぎて発動が遅く使いにくい。
「ごっつい攻撃ボタン+回り込み攻撃ボタン」で出せる。

  • 迎撃防御  「強P+強K」
攻撃を受けると相手を一瞬だけ行動不能にする特殊防御。「弾き」に近い。

  • ダウン追撃  「(相手がダウン中に)↑+弱K」

  • 交代タッチ  「弱P+弱K」
ステージ背景で待機しているタッグパートナーと交代できる。
ただし、タッチ中に攻撃を受けると交代に失敗する。

  • ストレス溜め  「(パートナーが倒されている時に)弱P+弱K」
タッグパートナーが倒されている時のみ使用可能。コマンドは交代タッチと同じ。

  • 援護攻撃  「→+弱P+弱K」
ステージ背景で待機しているタッグパートナーが相手に攻撃する。
仕様上、弱パンチも出てしまうが、逆にそれを利用してコンボに組み込むことも可能。
またコマンド受付時間を利用したずらし押しで弱キックを出しながら援護攻撃を出すこともできる。

  • ストレスシュート
今作での超必殺技のこと。前作までの名称は一発奥義だった。
ストレスメーターのゲージを1本消費する。

  • デュエルアタック  「タッチ中に↓↓+P」
タッグパートナーと協力攻撃。
ストレスメーターのゲージを1本消費する。

  • パートナー投げ  「(倒れている味方の近くで)↓+強P」
体力ゲージがなくなり倒されたタッグパートナーを相手に向かって投げつける。敵のパートナーでも可能。
倒されたパートナーはステージ背景に残るため、その近くで使用できる 飛び道具 である。

  • 友情パワー
タッグパートナーが倒されると攻撃力が上昇する。また、ストレスメーターが大幅に増える。




新・豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-


『新・豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』とは、2003年3月にノイズファクトリーが開発・リリースしたNEOGEO用対戦格闘ゲーム。
海外版タイトルは『Power Instinct Matrimelee』。ROM容量は682Mbit。

闘婚の概要

舞台はGoFからさかのぼり『豪血寺一族2』の約1年後。豪血寺一族は、某国のイベントに招待される。
しかし、真の目的はその某国の王位継承者の結婚相手を探すことであった。

「GoF」から実に6年ぶり(話が直接つながる「2」からは8年も)の新作となった本作。
キャラクタードットは全て一新され、またこれまでアトラス自身の自社基板でのリリースから
当時はまだ現役稼働中であったMVS・NEOGEOへのプラットフォーム移行、開発もノイズファクトリーへと
変更となり、まさに「新」と呼ばれるほどの変化を持って登場となった。

そしてこれまでも「歌付BGM」としての知名度があったシリーズで、「PCM1チャンネルだけで
ダイレクトに録音した音源を流してBGMにする」という大胆なストリーム再生によって
かの「レッツゴー陰陽師」を世に広めたタイトルにもなった。

闘婚のキャラクター

グラフィックは新規だが『豪血寺一族2』のキャラクターの多くが使用可能。さらに新キャラクターが追加された。
今まであった変身能力は削除され、ジジイババアはもちろんクララはスーパークララに変身できず、金田朗は変身後の冥犬ポチのみである。
開発会社つながりで前年にリリースされた『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』から4キャラが隠しキャラとしてゲスト参戦した。
  • 使用可能キャラクター
  • 使用可能な「レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ」からのゲストキャラクター
  • CPU専用キャラクター
プリンセス・シシー(最終ボス)

闘婚のシステム

操作系はレバー+4ボタンで、A=弱パンチ、B=強パンチ、C=弱キック、D=強キックの4つに割り振られている。
ストレスメーター(パワーゲージ)のストック上限は最大3本になり、今回から挑発(正式名称手合わせ動作)でもゲージが増えるようになった。
超必殺技も1本消費のストレスシュートと2本消費の一発奥義の2種類を使用できるようになった。(ただし一部キャラによっては禁じ手という3本消費する技がある)
ストレスメーターMAX時の怒り爆発でモーション中無敵+相手を弾き飛ばすシステムは健在。
また吹き飛ばした際やられ判定が残るので当たったタイミング次第では追撃も可能で、
ラウンド終了時にゲージが溜まった場合開幕前のコール時に爆発し
今回から開幕前移動が可能になったので、間違って突っこんだら試合が始まる前からダメージを受けてしまう恐れがある。
変身システムと空中ごっつい攻撃と迎撃防御は削除され、ガードキャンセル、前転、後転が追加。
GoFの特徴を発展させたのか黒子を呼び出して、投げたり盾にしたり出来る
その他に、対戦中にお互いに挑発をすると 正しくボタン入力が出来るかを競う 「手合わせ」というのがある。



新・豪血寺一族 煩悩解放(PS2)

『新・豪血寺一族 煩悩解放』とは、2006年5月25日にノイズフィクトリーから発売されたPS2用対戦格闘ゲーム。
設定上の時間軸はAC版『新・豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』の続編にあたる。

煩悩解放の概要

シシーが暇つぶしに開催した格闘大会で、今回は優勝商品にシシーとの結婚権は無い。
最終ボスのボビーは、シシーの父である王様が彼女の機嫌取りに呼び寄せた最強の格闘家ということになっているが、
実在の外国人タレントのボビー・オロゴンをモデルとしたキャラクターで声も本人のものである。
さすがシシーの親が見つけてきた格闘家というべきか、トランクスにグローブ姿の格闘家らしい外見とは裏腹に、
攻撃手段は変な人型オーラや股間からビームなど格闘とは縁遠いものばかりである。

『闘婚』に無かった要素として豪血寺お梅お種、弧空院干滋、花小路クララ、弧空院金田朗の変身が『豪血寺一族2』及び『外伝』振りに復活。
豪血寺お梅お種、弧空院干滋(ヨボヨボ時のみマッチョ時はストレスシュートヒット後)は投げ技、クララは必殺技でスーパークララに変身できるようになり、
前作で変身後の冥犬ポチだけが参戦していた金田朗は変身前の姿として新たに参戦を果たした。
なお、ゲスト参戦していた『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』のキャラクターは版権の関係からか削除されている。

煩悩解放のキャラクター

『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』のゲストキャラクターが削除され、旧作キャラクターの弧空院金田朗とアンジェラ・ベルテが復活した。
弧空院金田朗は変身システムの復活により冥犬ポチと同一キャラクターになっている。
  • 使用可能キャラクター
  • CPU専用キャラクター
プリンセス・シシー(ボス)、ボビー・オロゴン(最終ボス)

煩悩解放のシステム

操作系は前作『闘婚』と同じ。黒子関係の削除、手合わせ動作の削除(普通の挑発になった)、変身システムの復活以外の変更点は特に無い。
ただし対戦時に限り煩悩カードというシステムが加わりCPU戦やミッションモードで溜めた煩悩ポイントでカードを購入し1回の対戦で3枚使用出来ることが出来る。
カードの効果は様々あり特殊カラー(原色や純白等)に出来たり必殺技キャンセル、各ゲージ回復等いろいろある。
ちなみに煩悩解放で削除された黒子システムはこのカードを使用することで代用可能(ただし使用制限あり)。
敵に攻撃がヒットしてもストレスゲージが溜まるようになった。



豪血寺一族 先祖供養



『豪血寺一族 先祖供養』とは、2009年7月24日にリリースされた、AC向け対戦格闘ゲームである。
TAITO TypeX基板を使用。開発はノイズファクトリー、発売はアトラス、販売はタイトー。
『煩悩解放』から3年、旧『豪血寺一族』シリーズから実に12年ぶりの新作で、そのうえ久し振りにアトラスが大きく関与している。
そして本作がアトラス最後のアーケードゲームでありアトラスもこのシリーズに思い入れがあるのだなぁと思わずにはいられない!
アンジェラ・ベルテの祖母および大伯母である双子の老婆サンドラ・ベルテ(姉)とエリザベス・ベルテ(妹)、礼児の従兄妹の大山凛、
才蔵の従兄弟の破鳥匠、シシーの兄だと思ったら別人だったプリンスが新登場する。
また、リストラされたかと思われた『闘婚』勢も隠しキャラとして全員存在している。
システムでは忍耐メーターの仕組みも変更となっており、これまでゲージが溜まれば完全無敵の衝撃波が入ってストックが1本溜まる仕様であったが、
今作では3本フルに溜まった時のみ、完全無敵の衝撃波が出るようになっている。
また、ゲージは攻撃・防御のどちらでも溜まるようになっており、攻撃してフルになったか、防御してフルになったで、ゲージ属性が変化する仕様となっている。
  • 攻撃してフルになった場合
攻撃力の増加で一発のダメージがでかくなる「攻め」を重視したタイプ
  • 防御してフルになった場合
相手のどのような攻撃をも跳ね返すスーパーアーマー状態となる「守り」を重視したタイプ
ゲーム自体もかなりスピードアップとなり、浮かせて攻める空中コンボがかなり充実しており、これまでのと比べて「空中コンボ」を最重点とした作りとなっている。
起点となる「ごっつい攻撃」は立ち状態としゃがみ状態の二種があり、発動中はスーパーアーマー状態となる。
ただし、使用時にはガードゲージの1/3を使用し、ガードゲージが無い場合はスーパーアーマーが解除され、ここで攻撃を食らうとガードクラッシュ状態になり、
反確となってしまう。
また出だしと終了直後もスーパーアーマー効果は無くなってしまうので注意。
また、アーケードでは珍しくお題となる技を出してノルマをこなす「手合わせ演舞」、
自由に攻撃を仕掛けてボーナス点を競う「フリー演舞」というボーナスステージが用意されている。
今までのシリーズとはかなりのシステム変更とゲーム性の転換が図られているようだ。

ストーリー(先祖供養)

豪血寺財閥頭首お梅の号令のもと、先祖供養祭の一環として「格闘技大会」を開催することを全世界の一族関係者に通達した。
大会の優勝者には、伝説とされる豪血寺家の「生き神様」のお姿を拝謁し触れることができるという。
伝説では「生き神様」に触れると望みが叶うと言われていた。
各々優勝を目指し、集まった一族たちで格闘技大会が開催された。伝説の幸運を手にするために…。

キャラクター(先祖供養)

  • 新キャラクター
サンドラ・ベルテ、エリザベス・ベルテ、プリンス、大山凛、破鳥匠
  • 隠しキャラクター
  • ボスキャラクター



ニコニコMUGENでは…

ニコニコMUGENで見るのはほとんどが『闘婚』のキャラである。特にボスのシシーの出番が多い。
旧作キャラも数多く作られており、中でも異様な存在感を放つ豪血寺お梅・お種姉妹は比較的活躍の機会がある。

独特の声とビジュアルを持つキャラが多く、性能やAIも異端な物が多い。
頻繁にバグるプリンセス・シシー、3ゲージ即死コンボを持つ花小路クララ、小パンループを扱う大山礼児、強いか弱いかよく分からないキース・ウェイン
そのほかも異様に一発が高火力なキャラや、アベバーポパペパプなどまったく自重していない。
あまりの暴走っぷりから名勝負製造機と呼ばれる事もしばしば。ある意味世紀末より世紀末である。
今後はシリーズ中最もマイナーな『グルーヴ・オン・ファイト』のキャラクターにスポットが当たることを期待したい。
ステージも『豪傑寺』の「レッツゴー陰陽師」はもちろんのこと『闘婚』のライブ会場ステージが国内で多く作られている。
ライブ会場は床の柄や背景で踊ってるアーティストの種類が豊富で動画での使用率も高く、それらを『』風にアレンジしたステージをAZAMI氏と柊竹梅氏が作っている(前者は閉鎖で入手不可能)。