マリばと!


2004年に同人サークルであるDKソフトウェア開発室から発売された姉妹(スール)対戦格闘ゲーム
2006年には続編である『マリばと!+プラス』も発売された。
今野緒雪の少女小説『マリア様がみてる』を原作としており、各々の技や絆(後述)を駆使して戦う。
独特のシステムと軽快なゲーム性からそこそこの人気を獲得した。


登場人物

  • 『マリばと!』
福沢祐巳小笠原祥子、水野蓉子、藤堂志摩子、佐藤聖、
島津由乃、支倉令、鳥居江利子

  • 『マリばと!』追加パッチ Ver2.0

  • 『マリばと!+プラス』
蟹名静、細川可南子、久保栞

もちろん、原作では剣道をやっている支倉令以外には戦闘経験などあるはずがないため、かなり格ゲー補正がかかっている。
その分魔改造されており、ハチャメチャ度合いでは『Eternal Fighter Zero』といい勝負である。

+ 自重しない山百合会の面々+α
実際に観てもらうとこんな感じである

また、オリジナルのCVも搭載されており、中々よく合っていて楽しめる。

システム

キャラクターは小さめで『The Queen of Heart』ぐらいのサイズしかないが、
ほぼ全員に空中ダッシュと2段ジャンプが搭載されているため、かなりスピーディ。
その他はかなり簡素であり、覚醒やガードキャンセルなどの細かいシステムはほとんどない。
せいぜい
  • ダウン後の1回のみの追い打ち可能
  • 吹き飛ばし攻撃はジャンプキャンセル可能
ぐらいである。
ガードを崩せる技も投げ技以外存在しないため、後述のシステムと合わせて、上級者同士だとかなりの長期戦になることもある。
必殺技ゲージは9本と多めだが、消費も激しいためあまり多用できない。

姉妹システム

このゲームが「姉妹(スール)対戦格闘ゲーム」と呼ばれる最大の理由が、このシステムである。
対戦する際に、キャラクターを2人選び、チームとするのである。
チームは2人とも同時に画面上に存在し、一人を操作し(アクティブ)、もう一人は後ろに付いてくる(パートナー)
基本的に当たり判定はアクティブのみが持ち、パートナーは当たり判定を持たない。
また、パートナーの位置にいると少しずつ体力が回復していく(ただし赤い部分まで)。

それぞれのチームは必殺技ゲージ以外に「姉妹ゲージ」を持ち、消費してワンボタンでアクティブとパートナーを入れ替えられる。
ゲージは自然に回復していくが、スールだったり仲良しだったりすると回復が速くなる
この交代は食らい判定の途中だろうが超必殺技の発動中であろうが交代可能
そのため、交代した相手にカットされるので、コンボを決めるのが非常に難しくなっている。
ただし交代しても少しの間は当たり判定が残ってしまうため、即座に無敵になれるわけではない。
また、超必殺技にはタメや持続時間の長い技が多いため、発動→即交代で同時攻撃を仕掛けることも可能。


MUGENにおけるマリばと!

何人かがMUGEN入りしているが、流石に姉妹システムを再現するのは難しいのか、
ストライカーを大量に呼び出す人間弾幕スタイルとして作られているものが多い。
まあ、原作通りに作ると全員セシリアみたいになってしまうから仕方ないのだが。


最終更新:2021年06月22日 19:56
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