タン・フー・ルー

「ありがとさん」


初出作品: 餓狼伝説
格闘スタイル: 八極正拳*1
出身地: 中国
生年月日: 1924年4月14日
身長: 163cm
体重: 46kg
血液型: A型
趣味: 瞑想
大切なもの: 弟子たち
好きな食べ物: 茶たまご
嫌いなもの:
なし(『餓狼SP』)
贅沢(『RBS』)
特技: 自然と同化すること
得意スポーツ: 太極拳
好きな音楽: 民謡
職業: 八極正拳総帥(『RBS』)
年齢:
69歳(『餓狼SP』)
72歳(『RBS』)
キャッチコピー: 八極聖拳を極めた老師(『餓狼SP』)
生涯現役「老黄忠」(『NBC』)

『餓狼伝説』シリーズに登場する老拳士で、八極正拳の創始者。
テリー・ボガードの養父ジェフ・ボガード、およびギース・ハワード(あと破門したチン・シンザン)の師匠。
漢字で書くと「糖胡芦」。由来はサンザシの実(今日だと他の果物も使うらしい)を水飴で塗した中国の菓子から…とされていたが、
KOFXIV』の中国語版サイトでの表記は 唐福禄 。って全然違うじゃないですかーやだー!
まあお菓子と同じ名前だとかシリアス崩壊もいいとこ(それこそ 鎮元斎を「青梗菜」って書くようなもん )なので、
この変更(?)もやむなしというべきかもしれない。

声は『餓狼SP』では『'98』柴舟役の逆木圭一郎氏、『RBS』『RB2』ではチン・シンザンと兼役の中井重文氏(『NBC』と『KOFXI』でも引き続き同氏)。
『XIV』では『ザ・ランブルフィッシュ』で二枚目キャラのアランを演じていた(と知って驚いた人も結構いるかも)鹿瀬ハジメ氏に。
アニメ版および電撃CD文庫版では『ドラゴンボール』 のドクター・ゲロでお馴染みの矢田耕司氏。

唯一つ、自らの肉体を一瞬のうちに強化させあらゆるものを粉砕する奥義「鋼霊身」*2だけは、
使用すると同時に多量のエネルギーを消費し自らの命をも絶ってしまう危険性があるため、誰にも伝えなかった。
ギースは八極正拳奥義を手中に収めようとしていたが、タンはその野心を見抜き、ギースを破門にするとジェフに継承権を譲った。
それを知ったギースが不服に思い、ジェフと争いを起こし、結果ジェフはギースに殺害されてしまった。
この事件を知り大いに悲しんだタンは生涯現役を決意し、弟子を採らなくなったという。
後の設定では、唯一の例外としてテリーもまたタンの元で八極正拳の修行を積んだことになっている。
『餓狼SP』以降はチン・シンザンも一時ギース・ジェフと共に師事していた設定になっているが、
禁止されていた掛け試合で八百長した事が発覚し、やはり破門されている。

テリーは一見タンの技を全く使っていないように見えるが、
片腕を突き出して突進する「バーンナックル」は「箭疾歩」の、
両腕を回しながら飛び上がる「ライジングタックル」は「旋風拳(旋風剛拳)」のモーションに似ている。
決してアニメパターンの使い回しなどではない。そもそもコンパチじゃないから使い回せないし
恐らくはテリーがタンから教わった技を独自にアレンジしたものといえよう。
逆立ちになって飛び上がる必要性についてはさっぱり分からん*3

先祖の霊に体を乗っ取られた秦崇雷秦崇秀の兄弟を引き取り面倒を見るなど、
餓狼世界でも一際だった人格者であり、登場人物にはおおむね「タン師父」と敬称で呼ばれている。
『餓狼SP』ではクラウザーを倒すべく老体にムチ打って参加するも、EDで無理が祟って入院している。
『RB餓狼SP』のEDで死亡フラグが立った気がしたが別にそんなことはなく、
NBC』では若者達に正しい気の使い方と戦い方を教えるべく参戦している。
『KOF』シリーズでは、家庭用『XI』で隠しキャラとして初参戦。青梗菜鎮元斎と長年の知己という設定が追加された。
『XIII』でもテリーとアンディがタンの知り合いということで、鎮元斎に敬意を払う場面が見られる。
『XIV』では新たな弟子シュンエイと明天君を引き連れ、中国チーム(事実上の主人公チーム)として二度目の参戦を果たす。
余談だが『バトルファイターズ 餓狼伝説』では第一作でお亡くなりになってたりする。
そう考えると『RB餓狼SP』のEDは結構シャレになっていない。

+ 初代の設定

八極正拳の謎

元はアニメ版から発祥したこの流派であるが、更なる後付によって一層ややこしくなっている。
アニメ版ではギースがジェフ殺害の際に八極正拳奥義秘伝書も盗み出しているのだが、
この設定も後にオフィシャル化している。
ところがこの秘伝書が『餓狼3』以降 3本に分かれた「秦の秘伝書」の内の1巻 という設定になってしまった。
3巻それぞれに気功・拳技・政治について書かれているらしく、
タンはどのような経緯からかは不明であるが、入手した秘伝書に記されていた数々の拳技を元に
八極正拳を編み出した事になる。
秘伝書を製作した秦王龍は「帝王拳」の開祖でもあり、恐らくはその奥義も秘伝書に書かれているため、
最終的には八極正拳の源流は帝王拳となっている。
その設定をゲーム中でも受けているのか、確かに両腕を回転させながら飛び上がる「帝王天耳拳」は
「旋風剛拳」のモーションに似ているし、崇雷の潜在能力「帝王龍声拳」は ファイナルフラッシュ 「衝波」の強化版といえなくもない。
『RB餓狼2』で帝王拳開祖の子孫である崇雷を引き取ったのには、何か因縁めいたものを感じずにはいられない。

鋼霊身を発動させると巨大化して肉体がムキムキになり服も破れるのだが、
技が解除されると服も元に戻ってしまう事に
プレイヤーからツッコミを入れられたせいなのか、
『餓狼SP以降』の技は「巨大化は気によって映像化されたものであり
タンの本体はそのままの姿で別に存在している」というこれはこれで少々無茶な設定になっている。
それなんてハイパー化?
余談だがゲーム中のグラフィックでは不知火舞より遥かに小さく見えるのに、
プロフィールに書かれた身長を比べると1cmしか違わないのだが、
これについては 身長を計る際に八極正拳奥義を駆使して詐称した 説が濃厚である。

+ ギースを殺りたければ闘うことじゃ!

+ 時間がない!自分の命はワシが一番よく知っておる!

+ テリーよ わたしたちの教えをわすれたのか


原作での性能

初代ではCPU専用キャラとして登場。通常は技のリーチが短く素早いキャラなのだが、
体力が一定以下になると鋼霊身が発動し、性能が大きく変化する。
腕を回転させながら突進する「旋風拳」や、一度に画面両側へ飛び道具を放つ「波動旋風脚」は
2人同時プレイでこそ強さがよく分かる技である。
そこから一定以下のダメージを受けると再び元に戻るのだが、鋼霊身発動可能直前の体力になった時に
タイガーキック等威力の高い必殺技を当てると、鋼霊身から一瞬にして縮むタンが見られる。
一種の初見殺しなのだが知ってるプレイヤーは上記の方法で対策し、あまり日の目をみることはなかった。
肉体強化の「鋼霊身」と派生技「波動旋風脚」を使用するのはこの一作のみである。
確かに設定上気軽に使えない奥義ではあるのだが…。

『餓狼SP』から 放置されたマイケルリチャードと違い、 ダックと共にプレイヤーキャラとして参戦したが、
  • 技のリーチが全体的に短い
  • 無敵技が咄嗟に出ず、当たっても最後の一撃以外ダウンしない
  • 全キャラ一気絶値が低い
等の理由により、最下位争いをする程の弱キャラになっていた。
CPUならば、大パンチ連打で出る無敵必殺技「撃放」を切り返しや、対空に使ってくるので結構強い。
人操作でも小攻撃を出した後に、大パンチ連打でかなり素早く出せるが、安定しにくく、切り返しには使いにくい。
また、全体的に技のリーチは短いが、屈大キックだけはそれなりにリーチも長く、発生も早く、くらい判定が小さいのでかなり強い。
タンだけではなく、ゲーム全体の中でも上位クラスの通常技であり、この技の使い方により、タンの強さは大きく変わるだろう。
ゲーメスト増刊号の餓狼伝説SPのムックでも合計値58というぶっちぎり。(3強のキム、舞、ビリー以外は数値的に71~63で団子)
ただし、偶然なのかダイヤグラムではダックに6:4、テリー&アンディ&ジョーには5:5だったりする。
面白いところでは、超必殺技の「旋風剛拳」が、ヒット時と全段ガード時のダメージが同じという性能も持っている。
これは、餓狼SPの削りダメージがヒット時の4分の1のダメージなので、4回削りダメージを与えると同じダメージになるのである。
体力が低くなってくると防御力が高くなり、ヒットダメージが低くなるので、削りダメージの方が高くなる。
だが、発生が遅く、くらい判定もでかく、攻撃判定も弱いため、普通に出しても潰されるのが落ちである。
うまくガードさせられても、2段目と3段目の間に大きな隙があるので、やっぱり潰される。
しかし、技後の隙はほぼ無いので、うまく終わり際の3段目と4段目のみをガードさせると優秀な削り技にもなる。

『RBS』で復活した際には挑発中にCボタンを連打するとそのまま乾布摩擦を続けたり(一応ゲージは溜まる)、
勝ちポーズで魂が抜けかけたり、台詞なども声優の変更も相まって全体的にコミカルさが増している。
また、口から気弾を吐く対空型の飛び道具「怒顔砲」が追加され、「衝波」は「大衝波」と名前を変えた。
「烈千脚」は普通の無敵対空技になり、コマンドも斜め下タメから昇龍拳に変わって使いやすくなった。
超必殺技の「旋風剛拳」は削りダメージこそ抑えられたものの、密着であれば弱攻撃から繋がったり、
スウェーラインにも攻撃判定があったりと、こちらもなかなか使える技になっている。
潜在能力は『餓狼SP』で必殺技だった「撃放」で、前作では屈んだタンの上に巨大化タンが出現していたが、
こちらは 「はっけよーい、のこった!」 の掛け声とと共に巨大化しながら突し──ん? 中国拳…法…?
どうみてもです、本当にごっつぁんでした。
ちなみにはっけよいの語源は八卦良いと言われ、行司が土俵の八卦良しという習慣から伝わったとされる。
故に八卦の思想は古代中国のものであり、中国拳法と関連が無いわけではない
「のこった」はどうしたって?知らんがな…。

また、ビリーやマリーと同じくEXキャラクターが存在するが、完全なボケ老人と化してしまった。

「はて?おたくは誰じゃったかのー」

性能の方もまさかの『餓狼SP』基準なため、コンビネーションアタック(CA)が無い。当然の如く弱キャラである。

『DM』で追加された隠し潜在能力「昇天旋風掌」は上昇しながらJCを繰り出し、当たればそのままJCのモーションで3回攻撃を行なうという、
他キャラと比べても屈指の地味さを誇る技。
見た目に反して対空技としては機能せず、外せば反撃確定である。

『RB2』では3回連続挑発後に追加ボタンを押して発動という変わったコマンドの「ブラボー烈千脚」と「ハラショー箭疾歩」が追加された。
前者は元々EXタンの潜在能力だった技である。というか何故フランス語(もしくはイタリア語)とロシア語
「撃放」は再び必殺技に格下げされた。代わって追加された潜在能力「大撃放」は巨大化して両腕を振り下ろす技で、
発生、攻撃範囲とも申し分無く、無敵もあり、浮かせてからの追撃にも使えると至れり尽くせりな性能。
通常技も強力なものが揃っていて、特にJBは打点を低くして相手の足元へ当てるとガード不能になる。
全体的に使いやすいキャラではあるが、CAの大幅削除により、潜在能力絡み以外のコンボが貧弱なのが難点。
そのため、隙の小さい遠立Aなどでチクチクと牽制しながら自分のペースを維持して戦うのが基本となる。

『NBC』は気で作られた巨大化タンとその下に透けて本体が両方同時に見えるように表現されていて、まるでスタンド使いか何かのようである。
また一部必殺技で腕だけを瞬間的に巨大化させたりもしている。
「ブラボー烈千脚」と「ハラショー箭疾歩」は普通のコマンド技になった代わりにゲージを消費するようになっている。
また空中から両腕を交差しながら突進する必殺技「天空ゲフン「十字拳」が追加されている。
超必殺技の「超・衝波」は撃放の巨大化タンから更に極太ビームと化した衝波が放たれる技。
その姿はどう見ても亀○人です本当に(ry
家庭用『KOF XI』ではリーダー超必殺技になり、発生もNBC版より速くなっている。

ちなみに エンディングでは『RBS』のEXキャラクターっぽい発言をしている。
「はて皆様はいったいどちら様ですかいのう」
「……」
「ところで飯はまだかいのう」
「先生、さっき食べたばかりじゃないですか」
「ほうじゃったかのう。ところで飯はまだかいのう……」
・・・勘弁して下さい。


MUGENにおけるタン先生

アレンジのタンはかなり少なく、原作再現のタンが多い。
以下のものが有名。
+ -リン&バット氏(餓狼1仕様)
+ MASA@DAS氏(餓狼SP仕様)
+ bad darkness氏(リアルバウト仕様)
+ トラ氏(RB2+RBS+DM仕様)
+ Raposo氏(NBC仕様)
+ run氏(アレンジ仕様)
+ Silencer氏(アレンジ仕様)

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー


*1
八極正拳の初出であるアニメやその関連書籍・資料、ゲーム餓狼伝説シリーズの各種公式攻略本、RBS、プレイモア公式携帯サイトの小説では八極拳。
プレイモア公式ホームページ、餓狼SP、RB2、NBC、タカラ餓狼の取扱説明書では八極拳。

*2
この名称はMDの移植版が初出である。

*3
一説によると失敗して逆さで飛び上がってしまったのをそのまま利用しているのだとかどうとか…
失敗は成功の母とでも言うべきなんだろうか。