マルコ・ロドリゲス


「見たか、極限流!」

  • 格闘スタイル: 極限流空手
  • 出身地: ブラジル
  • 誕生日: 9月4日
  • 身長: 183cm
  • 体重: 91kg
  • 血液型: A型
  • 好きなもの: 修行用の丸太小屋
  • 趣味: 絵本を読むこと(ディズニーの話はいつ見ても泣ける)
  • 大切なもの: 黒帯、看板
  • 好きな食べ物: チキンカレー、ラッキョウ、焼き鳥
  • 嫌いなもの: ゴキブリ
  • 特技: 裁縫
  • 得意スポーツ: 砲丸投げ

餓狼MOW』に登場する空手家。海外名は「Khushnood Butt(クシュヌード・バット)」(同名のサッカー審判との混同を避ける為)。
モデルは漫画『空手バカ一代』のウイリー・ウイリアムズと思われる。
若い頃サウスタウンの極限流道場に挑戦するも、リョウ・サカザキに大敗。そこで極限流の奥深さに感動し、極限流に入門する。
現在は極限流ブラジル支部門下生で、師範直々に師範代に任命されている。その実力は折り紙付き。
極限流総帥のリョウ・サカザキをして「例え百獣の王でも奴の前では猫になるだろう」と言わしめ、
「黒きビースト」の異名で広く知られている。

EDでは、師匠にKOFの優勝報告に行った所、
リョウの山篭り中に道場の看板が奪われてしまい、門下生も一人になってしまった事が発覚。
リョウが山から帰るまでに看板を取り返すため、道場破りを探しに飛び出していく…
という、やはり続編を意識した内容だった(道場破りとして怪しいのは牙刀の父だが…)。
…が、本項冒頭のマルコの勝利ポーズを見て分かる通り、
看板はマルコ自身が持ち歩いてるじゃねーかというツッコミ所があったりもする。
或いは奪われた今までのものに代わって宣伝用に新しく作った看板とかかもだけど…。

一言で言うと、濃い
カインに「脳まで筋肉で出来ている」などと言われるなど筋金入りの脳筋だが、実力は高い。
実際にストーリーではグリフォンマスクをトリと思って本当に食おうともした。
旧SNK公式サイトのキャラクター相関図では弱肉強食の間柄とされている
(実はそのグリフォンとは声優が同じ 花田光 氏である)。

一方でボス二人に勝利した時の評価では、カイン曰く「(一見馬鹿に見えるが)素晴らしい漢」、
グラント曰く「すごい漢」と、大絶賛されている(ついでにその「すごい漢」とマルコは誕生日が同じ9月4日である)。
北斗丸の勝利メッセージ「子供は寝る時間なり! 大人はムフフの時間なり!」など、
無駄に濃い外見と中身とのギャップが密かに人気。プロフィールの幾つかの項目に至っては文面だけを見ると一見「子育て中の親バカ」にしか見えない
(趣味が絵本読み聞かせ、裁縫が得意など)。
そしてそのプロフィールに書かれている修行用の丸太小屋がマルコステージであり、鉄球等の原始的な装置が確認出来る。
一体どんな修行してんだこいつ。
なお、試合前の演出で道着を着た熊と組み手をしている様子があり、
試合中も動物達が固唾を飲んで見守っている事から、リョウの言葉もあながち間違いではないだろう。
見守ってる動物の中にはもいる。早く逃げろ!間に合わなくなっても知らんぞ!

なお、極限流空手使いとして『餓狼』シリーズに正式出演したのはマルコだけ。
『餓狼SP』のリョウはあくまでドリームマッチのゲスト参戦だし。なに?『餓狼WA』?あ~聞こえんなぁ
ギースと並んで『龍虎』シリーズと『餓狼』シリーズの橋渡しをしている、何気に重要なキャラだったりする。

KOF』シリーズには背景キャラとして『2002』『2002UM』に出演。
XIV』では出場こそしていないものの龍虎チームのストーリーに登場し、EDではタクマの経営する「極限焼肉」での打ち上げに参加している。
だが、修行そっちのけで焼肉店の経営談義に盛り上がるタクマらと、それに対して静かにぶちギレるリョウ(龍虎乱舞発動すれすれ)、
という正に極限状況だったためか、『MOW』での破天荒な言動はすっかり鳴りを潜めていた。
XV』のEDではリョウ二代目Mr.KARATEの一喝により、タクマ達は「自分達は焼肉店経営にかまけすぎた」とやる気を取り戻して再修業をする事に。
マルコも喜んで修行に同行するつもりだったのだが「ワシらがいない間は頼んだ!」と、極限流空手ではなく極限焼肉の看板を任されてしまい、途方に暮れていた。

その他『KOFMIA』では、リョウが溝口の事を「顔の濃さはマルコと良い勝負」と評していた。
また、二代目Mr.KARATEのバックストーリーでは極限流道場を訪ねたテリーに無理矢理試合を申し込んで負けてしまい、
それを聞いたリョウから「俺が帰ったら特訓」と言われてしまった。


原作での性能

極限流らしく、虎煌拳、虎咆、飛燕疾風脚、覇王翔吼拳、そして龍虎乱舞が一通り揃っている。
ただし虎煌拳の隙が大きく、虎咆にも一切無敵時間が無いため、波動昇龍の戦法は使えない。
虎咆の判定は強いため出来なくもないが、空振った時が悲惨。

その実態は『MOW』でも有数のガン攻めキャラ。
虎咆はブレーキング対応技であり、ブレーキングすると追撃が入る。ここから虎煌拳や超必殺技の極限虎咆に繋ぐのがダメージソース。
更に虎咆はジャンプ攻撃、小足、そして『MOW』最強の中段である極限肘からノーキャンセルで繋がるため狙う機会が多い。
虎煌拳の威力が非常に高いため、基本連続技の威力は『MOW』でも1,2を争う。

他にも珍しい「移動する当て身技」である上段払い、下段払いを持つ。当て身成功時追撃可能で、発生がそれぞれ2F、3F。
更に当て身部分以外も上段(下段)が無敵になる、ゲージが溜まる、上下モーションが同じ、投げ無敵付加可能など、当て身技としては破格の性能を持つ。
守勢での暴れや、逆に暴れ防止に使える高性能技である。

超必殺技も性能が良く、覇王翔吼拳は通常版だと受身不能バグ(仕様とも)を用いて虎砲カウンターから追い打ちで当てる等の芸当が可能で、
潜在版に至っては発生8Fと、過去シリーズの覇王翔吼拳の中でも抜群に発生が速く長い無敵もあり、様々な場面で確定状況がある。
主に上段/下段払い後など、少し間合いが離れた時の追撃などに使う。
また虎咆の強化版である極限虎咆は発生0Fなので虎咆BRからの追撃に。無敵もあるのでリバサや対空にも。
画面端かつTOP中なら「近D→弱虎砲BR→弱飛燕疾風脚→超秘極限虎砲」で体力を半分以上吹っ飛ばす。

隠し潜在能力である龍虎乱舞は、リョウやロバートが使う物とは性能が違い、ロックしない乱舞技となっている。
この技は山崎のドリルのように、暗転中にボタンを連打する事でLv1からLv4へと性能が変化する。
Lv3までは発生0Fであり、主な用途は削り殺し。なんとガードしていても強制ガードクラッシュで2割5分持っていく。
Lv4は発生3Fと遅くなるが威力が激増する上、空中の相手にフルヒットするため、虎咆や上段払い後の大ダメージが欲しい時に用いる。
余談だが、乱舞発動の暗転の際に叫ぶ「ひっさーつ!」というボイスが「ピッカーン!」聞こえるため、
自分で効果音を叫びながら突進するという中々マヌケな状況に見えたりする。

これらの技の性質から、攻めた時がとにかく強い。
特に中下段の二択から全く同じリターンが取れるため、起き攻めだけで殺し切る事も可能である。
爆発力だけなら『MOW』でもトップ3に入るだろう。

弱点は「弱攻撃に一切キャンセルがかからない」という致命的な欠陥が存在する事。
一応弱攻撃連射キャンセルを空キャンするという難易度の高い入力でごまかせるが。
他に牽制技がいまいち使えなかったり、ジャンプ攻撃や中下段ヒットからのダメージは大きいが牽制ヒット確認からのダメージが低かったりと、
相手にペースを握られると途端に脆くなる所も難しい。
この辺の事情で、牽制技が強いカインキム兄弟牙刀、爆発力や体力の差の関係でケビンにはどうしても不利が付く。
かつてはグラントも辛いと言われていたが、ジャンプに合わせて上段払いを振っていくだけでかなりのプレッシャーになる上に、
グラントが実質中下段2択でダメージを取りにくいため、ワンチャンで逆転を狙える事が判明。それ故5:5~6:4なのでは?という声もある。
ダイヤグラム的には中の下程度だが、4強と2準強が強すぎるだけであって十分戦えるキャラに仕上がっている。





「ワシのカラテはまだまだ未熟…

 されど心は錦ゴイ!」

MUGENにおけるマルコ・ロドリゲス


+ M.M.R.氏製作 餓狼MOW仕様
  • M.M.R.氏製作 餓狼MOW仕様
現在は入手不能。
高い再現度を誇り「龍の教え」(極限流連舞拳)と「虎の教え」(極限流連舞脚)、
3ゲージ技「真覇王吼孔拳」「真極限虎咆」が追加されている。
T.O.P.位置は選択したカラーによって変わるようになっている。
DOS時代のキャラのためポートレイトが色化けしているのと、
何故かデフォルトのLIFEが1200、ATKが165になっている点に注意
(Projectileのダメージに関するDOS版とWin版の仕様の違いのせいで、
 Win版で使用すると真覇王翔吼拳フルヒットでTOP中でなくとも即死する)。

+ Thedge氏製作 KOFアレンジ
  • Thedge氏製作 KOFアレンジ
ディスプレイネームが、海外名の「Kushnood」になっている。
SEやスプライト、技の性能やコマンドなど、全面的にKOFの極限流キャラ風にアレンジされており、その完成度は高い。
龍虎乱舞は1ゲージ版がロック式、2ゲージ版がMOW風の連打式。
また、2ゲージ当て身技「龍虎断払い」が追加されている。

+ kn氏製作 餓狼MOW仕様
  • kn氏製作 餓狼MOW仕様
『MOW』キャラに定評のあるkn氏が作成したマルコ。
攻撃判定やフレーム数など殆どの面で原作再現で、例によって抜群の完成度。
何故か大ポトレは別のマルコになっているが、sffファイルの中に本人のものも登録されているので安心。
AIは誠治氏によるものが公開されている。
ジャストディフェンス確率やTOP位置も変更出来るよう作られている。

時々、通常投げの頭突きで相手が異様な方向に飛んでいく現象が起こるが、
marco_n.cns内の[State 810, turn 2]を探し、
[State 810, turn 2]
type = TargetFacing
trigger1 = time = 0    ←この行を削除すると修正出来る。
trigger1 = !var(2)
value = -1

+ R@CE AKIR@氏製作 CVSアレンジ
  • R@CE AKIR@氏製作 CVSアレンジ
MUGEN1.0専用。
2013年8月13日に公開されたマルコ。
「Infinite Fighting Forum」という海外サイトで公開されている。
海外製だがディスプレイネームは「Khushnood Butt」ではなく「Marco」になっている。
簡易ながらよく動くAIもデフォで搭載されており、非常に強い。


ちなみに、狂キャラ製作者の中で密かなマルコブームが起きており、『餓狼MOW』キャラの中ではカイン、グラントに次ぐと思われるほど改変キャラがいる。
興味が湧いたら調べてみるといいかもしれない。


「これぞ極限流! 絶対無敵のコブシだッ!」

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最終更新:2023年09月11日 22:38