アルフレッド

          格闘スタイル: 我流*1
          国籍: アメリカ
          職業: 冒険家になるつもり……
            (父と世話になっているじじい「ジョン」の影響)
          誕生日: 1980年5月25日(18歳
          身長: 176cm
          体重: 65kg
          血液型: A
          趣味: バードウォッチング
+ その他
好きな食べ物: 果物全般、ジャパニーズティ「お茶」
嫌いなもの: 船、車(なぜか酔う)
大切なもの: 愛機
得意スポーツ: スカイダイビング
好きな音楽: ジョン・ウィリアムズ
特技: 曲芸飛行

「メーデー! メーデー!」

餓狼伝説』シリーズのキャラクター。執事ではない。
『RB2』でCPU専用の隠しキャラとしてゲスト出演し、PS版『RBS DOMINATED MIND』で主人公として登場した。
認知度は低いが、ロックより一足先に正式に『餓狼』の主人公の座を譲られていたキャラである。
DC版 『THE KING OF FIGHTERS '99 EVOLUTION』 のエキストラストライカーにも登場している。
中の人は徳川慶寅役や数々のアニメでお馴染みの 結城比呂(現・優希比呂) 氏。
スレイヤーズNEXT』 では同名のアルフレッド役を演じていたようだが、関連は不明。というか本項のアルフレッドとは似ても似つかない小物である

冒険家を志す、プロペラ機乗りの明るい少年。飛行機乗りの師匠・ジョン爺と共に世界中を旅している。
飛行機乗りのジョン…はて…それにしては縮みすぎな気もするし、大体目をやっちゃって飛行機乗りとしては致命傷のはずじゃ
飛行機には幼い頃から慣れ親しんでおり、あるときジョン爺と複葉機で旅に出た際にロシア領空に侵入してしまい、
ミグ(ロシアのジェット戦闘機「MiG」。正確には航空機製作会社「ミーク(МиГ)」の事)に追いかけられ、命からがら逃げ切ったという経験を持つ。
この体験からジョンは「プロペラ機でジェット機に勝った男」として村の英雄となり、アルフレッドは空の魅力にとり憑かれるようになる。

余談ながら、史実でもプロペラのレシプロ機がミグのジェット戦闘機を撃墜した事はある
(ベトナム戦争中にA-1「スカイレイダー」がMiG-17F「フレスコC」を2回も撃墜している。
 なお「フレスコ」とはNATO側付けたペットネームであり、ロシア側は「MiG-17F」としか呼んでいない)。
超音速のジェット機に比べて、低速であるが故に圧倒的に旋回性能が高いレシプロ機の特徴を活かした結果で、
超A級スナイパーも敵地から逃亡する際、腕の良い老パイロットと複葉機を雇ったことがあり、
超音速の戦闘機とミサイルで複葉機を補足しようとすると失速しかねないという弱点をついて脱出に成功している。
この時の任務は「敵側に渡ったステルス機の残骸の破壊」だったが、「木と布で出来た複葉機はレーダーに映らないので実質ステルス機」というオチが付いた。
また遡れば第二次世界大戦中、米軍の撃墜王チャック・イェーガーはレシプロ機でドイツのジェット戦闘機Me262の撃墜を達成しており、
後に史上初めて音速を突破した際に「初めてジェット機を見た時どうしましたか?」と聞かれ「撃ち落としたぜ」と豪語している。
とはいえ、空中戦において交戦するかどうかの決定権は速度の速い方(ジェット戦闘機側)にあると言う事を忘れてはいけない
(そもそもベトナム戦争の話も言い換えれば「2回しか勝っていない」わけであり、4対1で勝ったのに勲章を授与されたほどの偉業である)。

父はアルフレッドが10歳の時に亡くなっており、故郷・サウスタウンに眠っている。
ギースの死後、ハワードコネクションはビリーが管理していたが、
そのビリーをマインドコントロールしたホワイトの手によって再び裏社会での力を付け始め、街は荒廃していく。
かつてサウスタウンを救った英雄・テリーの英雄譚を思い出したアルフレッドは、
父の故郷を守るべく立ち上がり、ジョン爺と共に愛機でサウスタウンを目指した。


『RBSDM』はともすれば黒歴史扱いされそうな微妙な位置にある作品だが、
公式サイトで正史に組み込まれており、時系列的にもストーリーに矛盾はない。
しかし、マイナー作品ゆえに印象が薄いのが現実で、
アルフレッドが『餓狼』の主人公と言われてもいまいちピンと来ない人も多いのではないだろうか。
むしろ『RB2』の隠しボスとしての印象の方が強いので、
「なんかよく分からないけどサワヤカな結城比呂の人」というのが一般のイメージのようである。
主人公(笑)という感じでもないのだが…。

なお、フルネームが「アルフレッド・エアホーク」とされることもあるが、公式のソースは無いので真偽は不明。
オロチ八傑集の二つ名のようにネット上で二次創作が広まった可能性もある。

余談だが、冒頭の台詞「メーデー(Mayday)」とは、フランス語の「ヴネ・メデ(venez m'aider)」(「助けに来て」)に由来する、
無線電話で遭難信号を発信する時に国際的に使われる緊急用符号語。労働者がデモを行う日の事ではない。多分音が似てる事からの当て読み
一般に人命が危険に晒されているような緊急事態を知らせるためにのみメーデー呼び出しが許され、
嘘のメーデー呼び出しを行うことは多くの国で犯罪行為(偽計業務妨害。要は「偽119番通報」と同じ扱い)とされる。
そもそも彼はどうして遭難信号を掛け声にしているのだろう?
厳密には遭難信号と見做されるのは3回繰り返した「メーデー、メーデー、メーデー」なので違法ではないと言えなくもないが…
(ニコニコでも人気の海外ドキュメンタリー『メーデー!:航空機事故の真実と真相』と言うタイトルが許されているのもこのため。
  フィクションじゃないのかよ!騙された! )。
なお所謂「SOS」は厳密にはモールス信号の「・・・---・・・」の事であり、口頭での「エスオーエス」は遭難信号とは見なされないのだとか
「SOS」を連呼する歌が許されていたのもこのため)。


原作中の性能

初出の『RB2』ではCPU戦で「ノーコンティニュー」、「1ラウンドも落としていない」、
超必殺技KOを7回または潜在能力KOを5回決める」の条件を満たすと登場。
ただし、あくまでも『RBSDM』のプロモーションとしての起用だったため、
ライン移動以外のスウェー動作が不可、コンビネーションアタックが無いなどの制約がある。
しかし、アルフレッド戦が1ラインステージで行われることを考慮すると、かなりの高性能になっていた。
PS2の『バトルアーカイブズ2』の『RB2』ではプレイヤーキャラとして使用可能だが、
近C攻撃とフェイントCをキャンセルし続けるだけで永久連続技になるなど、結構無法な性能をしていた。
しかし、『RBSDM』では空中の食らい判定が下に大きいため、対アルフレッド限定の連続技がわんさとある。

性能は突進技「クリティカルウィング」、対空技「オーグメンターウィング」といったオーソドックスなタイプの技と
特殊な空中必殺技・高性能な空中通常技を持っており、飛行機乗りという設定を意識した構成になっている。
発生の速い弱「クリティカルウィング」や発生が遅いがヒット・ガード後有利Fが付く「ダイバージェンス」、
出してから着地まで判定が出っぱなしになるジャンプAorB、隙のないフェイント技など、全体的な性能は悪くない。
空中発動の「メーデーメーデー」は回転しながら降下し、ボタン追加入力で最大4回攻撃を繰り出す技。
2段目止めで地上技に繋がり隙もない、ファイナルインパクト(『DM』でのスーパーキャンセルの事。の超必は無関係)対応、
昇り低空から出すこともできるなど、某ハリアウーマンの主力技の元ネタのような技だが、
追加入力するまでは攻撃判定が出ないため、立ち回りで使うにはあそこまで高性能ではない…ものの、
前述した2段止めだと着地からさらに昇りジャンプ攻撃が連続技になってしまい、
そこから更にメーデーメーデーが入ってしまうので、背が高い相手に対しては画面端で永久コンボになってしまう。
また、移動投げ「S.TOL」は698+Bという特殊なコマンドになっているため、かなり使いにくい。

超必殺技「ショックストール」は空中から急降下し、手刀から衝撃波への連続攻撃を繰り出す技。
発生が速いため様々な場面で頼りになる。 空中の相手に当たると技の構成が変わる。
低姿勢で突進後、サマーで蹴り上げる潜在能力「ウェーブライダー」は唯一地上から発動が可能なゲージ技。
手軽に連続技に組み込める分威力は低めだが、画面端では追撃が入る。
『RBSDM』限定の隠し潜在能力「ヘキサドライブ」は、ほぼ「ショックストール」の強化版といった性能。


MUGENにおけるアルフレッド

+ たるせ氏製作 RBSDM&RB2仕様
  • たるせ氏製作 RBSDM&RB2仕様
代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。
クイックアプローチやテクニカルライズ、空中振り向き、ファイナルインパクト時の演出や、
コマンド表といった細かい部分まで再現しており、非常に完成度が高い。
裏モードでRB2仕様を選択可能で、飛行機が墜落するデモまでしっかり入っている。
専用ゲージも持っているが、これはMAXからの減少中以外はバーは動かず、現在の状態を示すだけの模様。
デフォルトで簡易AIを搭載…しているものと勘違いされることがあるが、実際には搭載されていない。
AI戦闘時に技表機能の暴発を防ぐためだけに用意された、CPU起動コマンドを誤認されるためである。
わくわく氏からAIパッチが公開されている。

+ トラ氏製作 RB2仕様+アレンジ
  • トラ氏製作 RB2仕様+アレンジ
『RB餓狼』キャラに定評のあるトラ氏によるアルフレッド。
コケココ氏のサイトにて公開されていたが、氏のサイト閉鎖表明後はドルジ氏が代理公開を行っている。
基本性能は『RB2』準拠、システムは『RB2』と『RBSDM』の両方を使え、ウェーブライダーなどの技はファイナルインパクト時のみ『RBSDM』性能に変化する。
クイックアプローチも使用可能だが、『RB2』では移動のみ可能だったスウェー関係の動作は完全に撤廃されている。
RB2のボス性能だけあって全体的に技の有利フレームが大きく、永久コンボもきっちり可能。
AIは未搭載だが、ドルジ氏によるものが公開されている。

+ ぱんだごん氏製作 KOFアレンジ仕様
  • ぱんだごん氏製作 KOFアレンジ仕様
現在は公開停止。
OGG氏がKOF風のドットで製作したアルフレッドの改変キャラ。
元々は『The King of Fighters Zillion(KOFZ)』というコンプゲー用のキャラで、オープンソースである模様。
飛び道具の「ダイバージェンス」が蒙古気弾壁っぽい通常のものと、『RBSDW』OPでの地を這うタイプの2種類存在する。
どこでもキャンセルなどが可能で、中々手強いAIもデフォルトで搭載済み。
だが、何故かヒットエフェクトやSEが入っていない(下動画ではエフェクトやSEが入っている。理由は謎)。
あとダッシュのモーションが微妙にカッコ悪い

+ Vans氏製作 Alfred_WLS(KOF2002UM仕様)
  • Vans氏製作 Alfred_WLS(KOF2002UM仕様)
現在は「Trinity MUGEN」にて代理公開されている。
上記と同じくOGG氏のものを改変して製作された、『KOF2002UM』仕様のアルフレッド。
「ダイバージェンス」が地を這うタイプのみに固定されている他、「S.TOL」が削除され、モーションが通常投げに流用されている。
何故か「ショックストール」の技名が「ショック」のみに短縮されてたりするが、理由はわしにも分からん・・・・
また、オリジナルMAX2(兼3ゲージ技)として「Vapor Trail」を搭載。
これは突進から乱舞を叩き込み、〆に急降下からのすれ違いざまに無数の衝撃波を叩き込んで仕留める技で、中々カッコいい。
AIは未搭載。

+ くねくね氏製作 KOF風アレンジ仕様
  • くねくね氏製作 KOF風アレンジ仕様
たるせ氏のものを独自KOF風にアレンジしたアルフレッド。
「メガスマッシャー」「アトミックスマッシャー」も使える。
氏曰く「空中戦が強いキャラ」がコンセプトとの事。
AIもデフォルトで搭載されている。


この他「ナデシコッ!」など、どこかで聞いたことのあるボイスを発しながらオリジナル技を繰り出す、
たるせ氏のものを改変したと思われるアルフレッドも存在するようだが、詳細は不明。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー





 「みんなー、ありがとー!」


*1
(父親譲りのマーシャルアーツがベース。しかし、パワー不足を補うため手刀をメインにし、
 空を切り裂いて攻撃力に換えているなど、天性のセンスによるところが大きい)
らしい。長えよ!


最終更新:2024年02月27日 17:20