ローグ

「Now do I get a kiss, sugah?」

アメリカのマーベルコミックの代表作『X-MEN』シリーズに登場するヒーロー。
初登場は1981年。最初はヴィラン(悪党)として登場した。
「ローグ(Rogue)」とは実際「悪党」という意味。なんともひどい名前だと思うことだろうが、
これには「いたずら小僧」とか「一匹狼」といった意味合いもあり、悪い意味でばかり使われるわけでもない。*1
海外での多くのX-MEN関係のゲームにも出演してるほか、カプコンの『X-Men vs. Street Fighter』及び『MARVEL VS. CAPCOM 2』にも出演している。

余談だが南部訛りで話すため、原語では独特なスラングや短縮形を多用するので非常に読みにくい。
もしアメコミを原語で初めて読んでみたい!という方はローグとソーザ・シング、それからデッドプールが登場する話は避けた方が良いかもしれない。

本名はアンナ・マリー(アンナ・バキン演じる映画版『X-MEN』ではマリー・ダンキャント)。
ミシシッピ川近辺に産まれたが、反抗的な性質を持っていたため、「ローグ」のあだ名を付けられる。
成長した後に出奔し、彼女に目をつけたミスティークの下に娘として引き取られた。
その後に発現したミュータントとしての能力を活かすために、ミスティークからテロリストとして教育された。
だが、ヒロインのミズ・マーベルと戦った際、彼女の記憶を取り込んだ(後述)ことから運命が変わり始める。
信念と意志に裏打ちされたミズ・マーベルの記憶を取り込んだために正義の心に目覚め、X-MENに加入することになる。

映画版では原作に加えジュビリーのイメージを足したようなキャラクター造形になっている。
一般家庭に育ち普通の少女のようにボーイフレンドも出来たが、彼とキスしたときにミュータント能力(後述)で
彼を意識不明にさせてしまう。この事と謎の能力に悩んだ末に家出してしまう。
各地を彷徨いアラスカまで行き着きそこのバーへ入ったところでウルヴァリンと出会い、彼と旅を共にする。
後にセイバートゥースとの戦いに助勢したサイクロップスストームの手引きで「恵まれし者の学園」に入学、X-MENに加入することとなる。
なお、登場当初は茶色の髪だったが終盤でウルヴァリンの再生能力を借りて生き残る際にパワーを消費し、原作と同じく前髪が白くなった。

ミュータントとしての能力は、皮膚の接触を媒介とした侵奪能力。
奪える物は生命エネルギーや記憶、果てはミュータント能力など様々。
さらには戦闘経験や格闘技術といったものまでコピーできるため、キャプテンアメリカの能力をコピーし
悪役時代にはブラザーフッドの残党の指揮を執っていた事もあった。

幼少時に初恋の相手であるコーディとキスした時に、彼を昏睡状態に追いやってしまったことがトラウマになっている。
このため、普段は特殊な服を着て直接接触がないように気をつけている。
また、ミズ・マーベルから奪った(通常は奪った能力はすぐに消えるが、これは永続している)
体力、怪力、飛行能力なども使いこなす。
後にこれらのパワーは失われたが、その代わりにサンファイアのパワーを身につけた。




 現在はそれらの能力は失われた代わりに能力吸収能力を完全に制御できるようになった。
 素手で他人と接触しても平気なようになり、ついにガンビットと念願のファーストキスを果たした。
 まぁ実はファーストじゃなかったんですけどね。
 吸収能力を完全な制御下においた結果、吸収したほかのミュータントの能力を複合使用できるようになり、
 一人一人では微力な幼少ミュータント達の能力を複数吸収し組み合わせることで強力な能力として使用したり
 少数でしか活動できないような状況へと送り込まれる場合、他のX-MENの能力を複合吸収し
 一人でX-MENの能力を全て使うことも可能。
 ウルヴァリンの爪、コロッサスの生態金属と怪力、エンジェルの羽といった
 一線級ミュータントの能力を同時に発動した姿はまさに圧巻である。

恋愛関係は、やはり同じチームメンバーとのものが多い。
ガンビットとは相思相愛の関係だが、思想的な面もあってマグニートーにも惹かれるものを感じている。
AOA世界では実際にマグニートーの妻となり、息子(クイックシルバースカーレットウィッチとは異なる)まで授かっている。
マグニートー、老いらくの恋もあったもんである。

現在では正史世界でもマグニートーと相思相愛の間柄で残念ながらガンビットは振られてしまっている。
負けるなモナミ、代わりに黒髪ロング殺人鬼と良い雰囲気だぞ。

映画版ではアイスマンと恋仲になるも、アイスマンがキティ・プライド(シャドウキャット。物質を透過する能力を持つ)と
良い関係になってる場面を目撃(実際はプロフェッサーXを失い落ち込んでいるキティをアイスマンが慰めていただけ)、
「触れることの出来ない自分では、彼(アイスマン)の愛情を得ることを出来ない」と思いつめ(理由はそれだけではないが)、
ミュータント能力を失う治療薬「キュア」を求める行列に並ぶ一途な面も見せる。

格闘ゲームでは、先述の通り出場回数も多いが、やはりスーパーパワーを利用した技が多い。
中でも、キスをすることで相手の持っている能力を奪う技である「パワードレイン」「グッドナイトシュガー」が特徴的である。
このため、『X-Men vs. Street Fighter』では、X-MENで唯一瞬獄殺が使用可能。(もちろん豪鬼から奪う)
また、『MVC2』では流石にキャラが多すぎて対応しきれなかったのか、
技を奪うのではなく、相手に応じて自分のステータスを上昇させる技に変わっている。
ならばせめて過去に覚えたいくつかの技を最初から使える様にしてくれてもよかったのに。

+ パワードレイン補足


MUGENでは

現在、以下のローグが存在。

  • kong氏製作 MVC2仕様
基本的にはいつものkong氏仕様。一通りの必殺技以外には、「パワードレイン」でそこそこのダメージが
発生したり(本来は1), 飛行モードが追加されたりしている等のアレンジが加えられている。

  • Splode氏製作 『X-Men vs. Street Fighter』仕様
基本的には原作と比べマイルドな調整となっているがハイパーコンボの種類が増えている。
上述の通り特定のキャラから技を奪えるが、スタートボタンを押しながら選択することで
ランダムに技をコピーした状態からスタートできる。
(イントロでキスで技を奪われ投げ捨てられる男(たまに女)共は役得か……)
また、『MVC2』と似たパワーアップ方法のモードも存在している。

  • Thomas Hsieh氏製作 XVSF仕様
しょぼんの作者であるThomas Hsieh氏によるローグ。
4段階にレベル設定が可能なAIをデフォで搭載しており、攻守に隙が無くかなり強い。
DLは氏のサイトから。

  • Acey氏製作 MVC2+アレンジ仕様
MUGEN1.0専用。
Infinity Mugen Teamの同志であるkong氏のローグを改変。
スプライトをアメコミ原作『X-Men レガシー』版コスチュームへと打ち直した労作である。
作者によるAIも搭載されており、対人戦には程良い感じの強さとなっている。



出場大会

削除済み
更新停止中

出演ストーリー


プレイヤー操作

ローグでMUGENの武者修行(Splode氏版使用)

*1
実際、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ではクラスの一つ「シーフ」が
泥棒じゃなくてハン・ソロとかインディ・ジョーンズをイメージしてほしい」ということで現在は「ローグ」に改められたりしているので、
アメリカ人的にはそれほど悪人的イメージではないようだ。
デビュー以来ずっとこのヒーローネームを使ってるしね(元々はヴィランだったり、能力が能力だけど)。