サンファイア

アメリカのマーベルコミックの代表作『X-MEN』シリーズの登場人物。
比較的珍しい純正日本人のヒーローであり、元々はヴィランとして登場した。初出は1970年。
ティーンタイタンズの方はスターファイアーなので、間違えないように。

本名は「吉田 四郎」衛宮さんアマダさんではない。
ヒロシマで胎内被曝した結果ミュータント能力に目覚めた というチェルノブ並みにヤバイ設定を持つ。
母親の死後、親米的な外交官であった父三郎ではなく、反米活動家であった叔父トモに育てられたことにより、
自分の母親を奪ったアメリカに対して激しい怒りを抱くようになった。
テロリストとして長じた彼はアメリカの連邦議会議事堂に対してテロを仕掛け、X-MENと交戦する。
その過程においてトモが三郎を殺害する場面を目撃したことからアイデンティティを喪失し、トモを焼き尽くした後に降伏した。

その後、X-MENのメンバーがクラコア島に捕らわれたときには救出メンバーの一員として派遣された。
そのままX-MENに残る道もあったが、性格故にトラブルを起こし、結局は離反した。

彼の能力(後述)は彼の寿命を激しく削っていくため、死期が近いことを悟った彼は最期に日本へと帰った。
だがそこで、日本政府主導の日本人によるヒーローチーム「ビッグ・ヒーロー・シックス」*1の隊長として抜擢される。
(なお、サンファイアは 「マーベル・ユニバース内の日本」では最大の英雄 である)
そして、強大なヴィランであるエヴァーレイスとの闘争に身を投じてゆく。

+エヴァーレイスについて。こっちもツッコミどころ満載です
その正体は、 ヒロシマ・ナガサキの被害者の怨念が集まったアストラル体。
核の炎を投射する能力を持ち、飛行テレポートも可能。
さらに、幽体であるために通常の攻撃ではダメージを与えられない
愛国心が非常に強く、当初はアメリカに対する復讐心から行動していたが、
時が経つにつれて日本人から核の記憶が失われていき、日本が活力を喪失していくことに絶望する。
遂には、もう一度日本に核を落とせば再び強大な国家として生まれ変わるだろうと思い詰め、
そのためにサンファイアの力を利用しようとした。

復讐にしても日本復活にしてもつまり、この無残な怨念の集合体は「自らが死んだ意味」を強く求めていたのだ。
(裏を返せば、実際の核投下は意味の薄い虐殺・実験だった、ということでもある)

ミュータント能力は、太陽輻射を吸収して灼熱のプラズマとして放つもの。
放射性 と明言されているため、危険極まりない
また、周囲の空気をイオン化して身にまとうことで防御したり、噴射して飛行したりできる。
なお、現在これらの能力は戦いで両脚を切断された際にもう戦えないと悟りローグに譲ったため失われている。
更にその後アポカリプスによって誘拐され、別の能力が与えられた。
まあ、使うたびに命を削っていたわけだし、丁度良いのかもしれない。今度はローグの命が心配だが。

弱点は、非常に 短気 であること。X-MENとの共闘も度々あるがどれも長続きしていない。
同じ「ビッグ・ヒーロー・シックス」の行動隊長であるシルバーサムライとは従兄弟同士であり、仲も良い。

+『エイジ・オブ・アポカリプス』では
外伝クロスオーバー『エイジ・オブ・アポカリプス』(以下、AOA)では、サンファイアはX-MENのメンバーとして登場。
こちらの世界でも短気なのは相変わらずだが、生真面目で責任感の強い性格が前面に押し出されている。
AOAの世界観では日本はアポカリプス軍の核攻撃によって壊滅してしまっている。
そのためアポカリプスに対しては激しい憎しみを持っており、敵の非道には我を忘れて炎を振るうこともあった。
一方自分の弱みを他人に見せることはせず、前述のトラウマも(ローグに記憶を吸われるまで)誰にも話さず押し殺していた。

AOAのキャラデザは基本的に本編のデザインをベースに改変されているが、サンファイアは ほぼ別人
上の画像がそれなのだが、スーツではなくまるでヒューマン・トーチのように 燃え盛る炎そのもの で全身を覆い、
顔には能面をモチーフとした 日の丸マスク を装着している。
本編のダサさが嘘のように洗練されたデザインとなっており、人気は高い。
……ただし、自分の命を削る能力という設定が強調されているのであろうか、その肉体は焼け焦げており
炎を消した平常時の姿はさながら 動く焼死体 だったりするのだが…。

現在は両足を切断された後に「ハウス・オブ・M」の影響で能力を失い、隠遁生活を送っていたが
アポカリプスに捕獲されて新たな四騎士の一人「飢餓」に改造され、上記のAoA版と同じデザインになる。
そしてアポカリプスに洗脳されX-MENを襲うも、自らの意思とハボック・ローグ・エマの三人のアシストにより洗脳を解除、
X-MENやアベンジャーズと協力してアポカリプスを撃退する。
洗脳解除後も「飢餓」としての能力は残ったままで、両足も完治し新たな能力を獲得の上、
初期コスチュームから上記のAoA版コスチュームへと変更と丸儲けである。
……流石にあの初期コスチュームは本国でもダサいと思われたんだろうか。


MUGENにおけるサンファイア

海外の制作者であるJR6氏によるものが存在している。
公開されて大分経つが未だ製作中らしく、基本的な動作と弱中強の地上技しか搭載されていない模様。
なぜかどの技も下半身に無敵が発生する。デザインはノーマル版。炎を曳くダッシュがカッコいい。

また、Pazitivvv氏とArkady氏の共作による、AoA版及び現行コスチュームのサンファイアも公開された。
マヴカプのシステムを採用しているが、Win1.0専用なので導入の際には注意。

出場大会

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*1
このビッグ・ヒーロー・シックスを構成するサンファイアとシルバーサムライ以外のメンバーは、
  • 天才少年のヒロ・タカチホ
  • ヒロが作った人工生命体ベイマックス
  • イメージしうるどんな道具も出せる四次元ポケット「パワーパース」の使い手にして格闘技の達人ハニーレモン
  • 超高速移動スーツで戦う元レディースのゴーゴー・タマゴ
といった面々である。

さてもうお分かりだと思うが、ヒロの苗字が違うとかベイマックスを作ったのがヒロの兄であるなど違いはあるが
何を隠そうこれ、2014年のディズニー映画 『ベイマックス』 の原作である(というか本国では題名そのまんま『BIG HERO 6』だし)。
まあ、映画会社の権利関係の問題で四郎とハラダさんはこっちには出られないのだが…
『ベイマックス』では二人に代わってコミックでの現行メンバーである、
  • 剣の達人の寿司職人ってどこの侍戦隊だワサビ
  • 幻像のモンスターを作って攻撃させる能力を持つ スタンド使い フレッド(ちなみにアイヌ系)
の二人が登場キャラとして採用されるに至っている。なお、彼らのヒーロー名は『ベイマックス』の方ではフレッドがつけたあだ名という設定になっている。