ハニー


「はにほー」

エロゲ界随一の古参会社、アリスソフト*1を代表するキャラクター。
多くの同社ソフト内に登場しており、いわばアリスソフト版スライムとも言うべき存在。
アリスソフトのゲームを原作とした『BIGBANG BEAT』にも当然の如く参戦している。
無論ハドソンやフェイスのシューティングゲームの主人公ではないし、『ファイティングバイパーズ』のキャラでもΖΖガンダムに乗った賞金稼ぎでもない
(なお前者2名は本項と同じく「ハニワ」を捩ったものだが、後者2名は「蜂蜜(転じて「美人局愛しい人」)」が由来である)。

見ての通り、埴輪である。ハニ太郎とか言わない。
だが発声器官はちゃんとあるのか、「はにほー」や「あいやー」という珍妙な鳴き声を時折発する。
また時には人語を話す事もあり、知能に関しても決して低くはない事が窺える。

ゲーム内での主な役割は雑魚敵
興奮すると勝手に割れるなど、大抵は恐れるに値しない相手だが、魔法系の攻撃に対しては絶対的なまでの耐性を持っているという設定があるため、
その系統の攻撃が存在するゲームでは少し厄介。
特殊攻撃の「ハニーフラッシュ」は、絶対命中かつ防御無視な性能な事が多くとても厄介。
そしてやはりというか、種類も結構な数が存在しており、色違いで赤い奴がいるのは大体予想が付くだろうが、
他にもヤクザ双頭三つ首スーパーヒーロー自爆ハニーと、そのバリエーションはやたら豊富というかカオス。
果てはハニーキングという王様すらいたりする。
ハニーキングは隠しボス的な存在として登場する事もあり、その強さは概ね『ウルティマ』でのロードブリティッシュ並。
ワイルドアームズシリーズ』で言う所のラギュ・オ・ラギュラのような立ち位置と言えば、大体分かってもらえるだろうか。
それもそのはずで、このハニーキングは『ウルティマ』シリーズのロード・ブリティッシュと同類で、その正体はT・・・・おや、誰か来たようだ。
また、人間との間に子供を設ける事も可能な様であり、「ハニ彦」という人間との間に生まれたハーフハニーも存在する。
…どうやって子供作るんだとか考えてはいけない。
ハーフなため魔法の完全抵抗は持たないが、魔法抵抗値はかなり高い。

なお、作品によっては雑魚敵以外の役割を担う事もある。
その種類は戦国の世で天下を賭けて戦う武士やバーのマスター、果てはハニワ教という名の宗教の神(後述)など、多岐に亘る。


大番長におけるハニー

全国編序盤より登場するには登場するが、基本的に本編のストーリーに(雑魚としても)絡んでくる事はほぼ無く、
自分から会いに行って仲間にする以外は、ダンジョンに潜った際に敵としてたまに現れる程度。

ハニワ教の神。闘京近辺にある大量のゴミが捨てられた島「夢の島」に居を構え、素晴らしき教えハニワ教を広める為に日夜行動(?)している。
なお、夢の島に赴くとハニワ教の信徒であり眼鏡っ娘であるハニワ教の娘(本名:前田転子)がいつもいるので、
基本的にハニーの代わりに彼女が狼牙に入信を勧めたり説明してくれる事になる。

ハニワ教に入信すると、信者の義務として月に一度(ゲーム内では8ターンに一度)宴への参加を強制させられる。
この義務を破った場合、直後大量のハニーが聖城学園へ攻め込んできて強制的にバッドエンドになるので、入信する場合は良く考える必要がある。
逆にその月に一度の参加以外にこれと言った義務は無く、それどころか宴へ参加すると汎用ユニットのハニーが仲間に一体加わる事になる
(イベント内容次第で時々加わらない)。
ぶっちゃけユニットとしてのハニーは相当強い。魔法耐性はシステムの都合上ろくに再現されてないのに。
最初から信頼度(時間経過で低下し、これが下がり過ぎるとユニットが離脱してしまう)が低下しない「絆」状態で仲間に入り、
治安・収益の内政能力が高い上に給料もゼロなため軍団にいるだけで役に立ち、邪魔にも一切ならない。
戦闘面でも、宴に参加した段階で加入する強さが異なるものの、一貫してゲーム内で貴重な遠距離キャラであり初期能力も高い。
さらに、通常はレベルアップの度に増加する次レベルへ必要な経験値が全く増えないため、他のキャラと比べ異常なまでに成長速度が早い。
そんなユニットが、「イベントを起こすと自動的に」加入するわけである。もちろんユニット数の制限といった加入によるデメリットも殆ど無い。
ハニワ教バンザイ。

そして入信後に行えるもう一つのイベントを実行すると、宴同様ハニーが加入する他、
死亡時に消費されて体力・気力が全回復して即復活するアイテム「ハニージッポ」が手に入る。
戦闘による気力の消費を考慮して、各ユニットをローテーションさせる『大番長』のゲームバランスをガン無視出来る極悪アイテムである。
ただし1個しか所持出来ないので、消費する度にイベントで貰い直さなければならないという難点もある。
また、宴に一定回数参加すると眼鏡っ娘のハニワ教の娘が脱ぎます(普段の服的な意味で)。しかも二回発生し、その内一回は濡れ場に発展する事に…。
ハニワ教バンザイ。まぁ嘘はついてない

繰り返すが、そんな多数のメリットを得られるにも拘らず、ハニワ教を入信する事によるデメリットは月に一度のイベント参加のみである。
逆に言えば、色んなキャラクターとのイベントを起こすのが一種の目的となる『大番長』のゲーム性的には、行動が制限されるというのは案外煩わしい
(全国編は100ターンまでなので大体10~12回程度)。
ゲームに慣れて攻略が安定するとデメリットの方が大きくなってくるので、所謂初心者救済イベントと言ってもいいだろう。

余談だが、ハニワ教の初出は『闘神都市II』であり、入信する事で主人公が「ハニワ聖戦士」にクラスチェンジする。
これによって魔法習得イベントをスキップし、地味にハニーフラッシュが使えるようになったりもする。
ただ、ハニワ聖戦士になると戦闘の経験値と獲得資金の1割をお布施として強制徴収されるようになる上、
魔法習得イベントのスキップは同作屈指の人気キャラ「クライア」の出番を丸々スキップする事をも意味するので、
恐らく選択する人は少ない。概ね鬱イベントであるのでスキップしてあげた方が幸せだという意見もあるが

ちなみに、ハニーは設定上は「性別不明」だが、ハニワ教の娘との絡みなどその言動はどう見ても(ry
しかも結構性癖がマニアックであり、そして眼鏡っ娘好きである(アリスソフトの中の偉い人も眼鏡好きらしい)。


BBBにおけるハニー












隠しキャラで、見ての通りの人外ネタキャラ枠マスコットとも。
ちなみに原作のハニワ教の娘(前田転子)もちゃんとエンディングで(台詞だけ)登場している。

まんぼう同様体が小さく(むしろ陶器)。
剣装備と杖装備という二つのモードを使い分けるキャラ
剣モードはコンボ向けの必殺技が多い代わりに下段技が無く、
杖モードはかなり挙動に癖がある代わりに飛び道具が豊富で下段技やガード不能技があるという尖った性能。
剣モードで使える必殺技「埴輪炎の剣」が凄まじい威力を持つため、これを組み込む回数に比例して火力が増大する。
そのため、基本的に杖モードで崩すか剣モードで立ち回って事故らせ、コンボでごっそり体力を奪う事が主な戦法となる。

とにかく性能に癖が強く、全体的に性能が低い。
おまけにモードチェンジに当たる特殊技「装備変更」を使用する事でも少量ながらPゲージを消費してしまう上、
杖モードのある種独特すぎる挙動から常に現在のモードを意識した立ち回りが余儀なくされる。
言ってしまえば「火力だけのキャラ」である。
まぁ火力があるだけまんぼうよりはわからん殺しで食っていけなくもないとも言えるが…。

備考として、杖モードで使える「埴輪ファイアボール」「埴輪ライトニング」の最大タメはアギトの「蜂の巣」同様、『BBB』では数少ない削りダメージのある技。
あと、専用ステージと思われる夢の島に割り当てられているBGMが、お馴染みのテーマではなく何故か主題歌のインスト版逆に専用BGMが無いとも言えるか。


MUGENにおけるハニー

3種類のハニーが確認されている。

+ ⑨氏製作 『BBB』再現
  • ⑨氏製作
氏の他のキャラクター同様、原作再現重視の完成度の高いものとなっている。
ちなみに製作動機は「まんぼうと同じく誰も作らなさそうだから」だそうな。
最新版はMUGEN1.1専用になっているので注意。

shao氏による外部AIが公開されており、5段階のAIレベルや11段階のガードレベル、反応速度レベルなど10種類以上の設定が可能。
また、jackpack氏がWinMUGEN版用AIを公開している。
この他にはSongfu氏がボイスパッチを製作していたが、既に公開終了。

+ アナグラム氏製作 ゴールデンハニー
  • アナグラム氏製作 ゴールデンハニー
巨大だが移動出来ない置物キャラで、グラフィックは『闘神都市III』のものを使用している模様。
巨大置物キャラを勢作するための雛形という扱いで、技や勝利ポーズは搭載しているが、攻撃判定食らい判定も無い。
下記の動画で公開されていたのだが、現在は入手不可。

+ minoo氏製作 手描きドット
  • minoo氏製作 手描きドット
手描きの東方キャラに定評のあるminoo氏によるハニー。
最終更新日は2008年8月8日だが、実際に公開されたのは2022年5月21日で、物部布都と同時に公開されている。
WinMUGENでの動作を想定しており、公開当初はMUGEN1.0や1.1では動作こそするものの色化けを起こしていたが、
2022年7月9日の更新で修正された。
外見や技は『戦国ランス』がベース。

弱中強の3ボタン式で、地上と空中でチェーンコンボが可能。
見た目通りのちびキャラであり、LIFEが650しかなくかなり貧弱。
ただし、頭突きで突進する立ち強やジャンプ強、ヒットするとエリアルに持ち込めるしゃがみ強といった役に立つ通常技を持ち、
二段ジャンプや空中ダッシュにより機動力もそこそこある。

必殺技は前方に音波を発射する「音波」と地面からハニーを召喚する「ハニー呼び」の2つで、どちらも飛び道具。
超必殺技はハニーを大量に呼び出す1ゲージ技「ハニー大量発生」と、
原作では中性子ハニーという特殊な個体のみが放てる、3ゲージ技「中性子砲」の2つ。
全体的に火力が低く、3ゲージ技である中性子砲をフルヒットさせてようやく375ダメージが出せる。
チェーンコンボを成功させるとそれなりにゲージが溜まるので、リスクを承知で近付いていく事が鍵となる。
AIは未搭載。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー



*1
+ 余談:業界No.1
エロゲ創成期より存在し続ける会社、アリスソフト
(『リトルプリンセス』等初期作品の頃は「チャンピオンソフト」名義。題名から想像が付くかもしれないが、メインヒロインは後の魔王美樹である。
 そしてアリスソフトはチャンピオンソフトのエロゲブランドとして作られたもの(似たような例はアクアプラス社のエロゲブランドleaf等))。
同期で生き残っている会社の殆どが旧作の焼き直しに終始している中、新作をヒットさせ続けており、業界でも別格の存在感を示し続けている
10年以上新しい会社でも御覧の有様である)。
エロゲ会社の中では唯一自社ビルを持っており、その名も「ハニービル」
本当はビルの形もハニワ型にするつもりだったけど、建築基準法やらなんやらで駄目とかで壁のタイル画で我慢したそうな。
何なんだこの会社。

ハニーとは関係ない話だが、スパロボとかでハニワハニワ言ってると鋼鉄ジーグがやって来るぞ!全滅DA☆

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 l T! Tl'lT_-r-、ィ_‐_7´ l l! l!  |
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最終更新:2023年06月28日 03:34