レオパルドン


操作が面倒で速攻で過疎ってしまったお祭りゲー、『GUILTY GEAR ISUKA』のみに登場する白くデカい犬型(?)ギア。
決してダーマの愛機の無慈悲なまでの強さを誇る巨大ロボでもなければ(MUGEN入りはしている。ダーマの当該ページ参照のこと)、
キン肉マン』のマンモスマンに瞬殺された超人でもない。どちらも(恐らくこのギアも)元ネタは同じだが。
ポリタンクZに似てると言えば似てる。

公式プロフィールでは何もかも不明の一点張り。
その本体はギア自身ではなく、奥の方に乗り込んだギア操縦能力を持つ男「ソーサラー」(と、かつてギアに捕食され半融合状態にあるメス犬)。
ソーサラーはこのギアの能力を、極地で暮らす人達の為に活用しているらしい。
極寒の地で氷漬けになっている状態で内部から氷を弾き飛ばし、プレイヤーキャラ達に戦いを挑んでくる。
本作にはストーリーが存在しないので、彼らが何故プレイヤーキャラ達と戦うことになったのかは不明。侵略者とでも勘違いされたのか。

見た目は巨大だが、実は胴体が常時ガード状態で、上にいるソーサラーを攻撃しないと仰け反らない
AIはそれを認識できないので攻撃が殆ど通じず、胴体を殴っている間に反撃されやすい(ただ、超多段ヒットする必殺技なら胴体部でも案外削れる)。
また、登場作品である『ギルティギア・イスカ』にはギルティギアシリーズで唯一、
餓狼伝説』シリーズのような2ラインシステムが搭載されており、ライン間移動による攻撃回避が出来た。
だがレオパルドンは、その巨体故に相手がどのラインにいようと関係なく殆どの攻撃が当たるというトンデモ性能だったりする。
これはひどい。
アーケード版では使用不可だが、家庭用版では特定条件の解禁により使用可能になる。
ジャンプ、ダッシュ、バックステップ不可能と機動力は壊滅的だが、ぶっちゃけ技性能の高さで好きなだけ荒らし回れるボスキャラらしい超性能。


各種技性能

通常技のモーションは立ち攻撃としゃがみ攻撃の2パターンしか無く、ほとんどの攻撃が共通モーションである。
ダメージや発生の速さ、ダウン効果等の性能だけ違う。
この仕様により、立ちPですら攻撃範囲がかなり広いため適当に技を振り回しているだけで結構強い。
またモーションが共通であるにも拘らずきっちり中下段属性まで付いているというトンデモ仕様。
もし普通の格ゲーだったら物理的に見えない中下段とかいうレベルではない。
FDにより中下段の両方がガードできる『イスカ』だからこそ許された暴挙である。

ただし、ちなみにレオパルドンが中段(ダスト)を当ててもロマンキャンセルを使用しないと大したリターンは取れない。
何故かと言うとダストからの追撃には一部のキャラを除いてジャンプキャンセルが必須なのだが、
レオパルドンにはそもそもジャンプが無い。どうしようもないのである。
どうせレオパルドンの通常技には全て80%の基底補正が掛かっているため、
無理して崩しからのリターンを狙うよりは優秀な覚醒必殺技にゲージを割いた方が良かったりもする。

超ハイタッチ!
623+P。所謂昇竜系必殺技。リーチこそ短いが発生保障&無敵が付いており、追撃可なためリターンも高い高性能昇竜。
全ての通常技に基底始動補正80%が付与されているレオパルドンにとってこれが当たれば相当美味しい。
上への攻撃判定が強いため対空にも使えるっちゃ使えるが、リーチが短いので欲張らず通常技で対応した方が良い。
リバースリバー
214+S。口からリバースする飛び道具
発生も弾速も遅く、リーチもそれほど長くはなく、そもそも優秀な飛び道具が他に2種もあるため使いづらい…。
……と、一見思いがちだが、なんと(どれだけコンボ補正が掛かっていようが)ヒット時気絶確定という世紀末ゲロ。
適当に技を振り回し、何かに引っかかったらコンボの〆に当てるだけで相手はワンパン気絶。その後余裕の補正切りができる。
超お手
41236+S。お手のモーションで地面を叩き、目の前に3枚の壁を発生させる。リーチは画面半分ほどだが上へのカバー範囲が広く、牽制としてかなり優秀。
下記のキラーノートと交互に撃ってるだけでも相当強い。
パーフェクトレインボウ
421+K。斜め上への極太レーザーを撃つ対空砲。発生が遅い代わりにダメージが非常に高く、主にライン飛ばし攻撃等で浮かせた後での追撃に使用する。
レオパルドンの食らい判定を狙う相手への対抗手段としても使えるが、発生は遅く外した際の隙も大きいのでリスク高め。
飛び道具判定と打撃判定が同時に出ているらしく、攻撃判定の前半はRCが可能。
キラーノート(Lv1)
236+P。簡単に言うとノーゲージダークエンジェルとだけ言えばどれだけ酷い技かは分かるだろう。
キラーノートLv.1~2は画面に1つしか出せないが、超お手もあるため問題無い。
また、各種キラーノートは飛び道具を打ち出す際の腕にも打撃判定が存在する。
キラーノート(Lv2)
236+K。Lv.1の状態のまま少し前進した後、上下2つに分裂する。
分裂した後の性能は下がるものの、分裂したぶんカバー範囲も広がり、非常に避けづらい。

キラーノート(Lv3)
632146+K。強化版Lv.1。ダメージが非常に高いためコンボに活用できる。
牽制にも使えるが、ぶっちゃけ牽制だけならLv.1で十分なのでゲージがもったいない。
808
34123646+S。レオパルドンの左右に衝撃波を発生させる。飛び道具に見えて打撃技。
無敵時間が長く、発生が早いため切り返しに重宝し、しかもカバー範囲も広く、ついでにヒット時追撃可能という超高性能覚醒技。
コマンドが入力しづらいのが難点ではある。


MUGENにおけるレオパルドン

クロガネ氏のものとSUI氏のものが確認されているが、後者はサイト閉鎖のため現在入手不可能。
前者も公開サイトが消滅してしまったが、現在はhamer氏によって代理公開されている。
ここでは前者のクロガネ氏のものを説明する。

原作再現系だが、原作でも元々通常キャラではまず太刀打ち出来ない性能なので、普通の大会ではまずお目にかかることはない。
常時ハイパーアーマー状態の巨大キャラ(オンスロートなどマーベル系のボスやキングベヒんもス)相手でも、
アーマーの弱点である判定が持続する攻撃を持つため、有利な場合が多い。
おまけにレオパルドンが最強最悪のAI殺しといわれる一番大きな理由である、上述の特殊な判定まで再現されている。
格ゲー史上最強のボスと言われるジェネラル(カイザーナックル)ですら、これが原因で勝てない。
その上、基礎能力も非常に高い。原作再現系のキャラの中では間違いなく最強クラス。

しかしながら、上方からの攻撃を得意とするペットショップアステカなどが相手だと、たとえゴールドカラーであっても惨敗する事がある。
AI殺しこそが最大の強みであるキャラなので、その利点を生かせないヤツが相手だと脆いのだ。
また、凶・狂クラスの大会に出ると普通に全画面判定の攻撃が飛び交うため、
システム的には通常キャラ準拠故にでかいだけの噛ませ犬扱いだったりと、扱いが難しいキャラである。
よく分かるのが凶悪キャラグランプリ。MUGEN最初期の、まだランクが曖昧だった時期の凶悪キャラを集めたトーナメントであるので、
今での狂・神キャラの中に放り込まれたような印象なのがよくお分かりいただけると思う。

ちなみに「食らい判定が特殊」というこの仕様は、MUGENではどないや改変キャラの「世紀末台車」や、
お覇王改変キャラの「おラオウ」など、のりものキャラの一部も取り入れていたりする。
また、のりものキャラ以外ではメタルギアREXなどが当てはまる。
こいつらも、やっぱり普通のキャラでは勝つことは難しい。
挑むなら人操作、それもマーヴル系のように高所に大ダメージを与えられるキャラが望ましい。

出場大会

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出演ストーリー





最終更新:2023年07月07日 09:00