マクシーム・キシン

「キシン流奥義!」


『悪魔城ドラキュラ』シリーズの作品、『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』に登場したキャラクター。
主人公であるジュスト・ベルモンドの親友である。

マクシームが修行の旅に出てから二年後、突然彼がジュストのもとに傷だらけの状態で帰ってきた。
彼の口からは、二人の幼馴染であるリディーが何者かによりある城に連れ去られたことが語られた。
さらに驚いたことに彼はそれ以外の記憶をほとんど失っていた。
それでも傷ついた体に鞭を打ち、彼がジュストをその城へ連れて行ったところから物語が始まる。
声は同作品で死神ドラキュラファントムを演じるかわむら拓央氏が担当した。

+ 原作でのマクシーム(ネタバレ注意)

原作では一度ゲームをクリアした後に特殊な名前「 MAXIM 」と入力すると使えるようになる。
これは彼の名前の綴り「Maxim Kischine」より。無論MAXIMEMAXIMAMAXIMUMではない。

性能としては最初からスライディングや3段ジャンプが使える他、マクシーム独自の技も持っている。
ぶっちゃけると「月下の夜想曲」でのリヒターモードのようなもの。
当然ながら性能は高いが、店や各種アイテムの使用はできない。
また特殊な操作をすることでボスラッシュモードでも使用が可能。ジュストと比べて機動力や手数では勝っているものの、単発火力が低く防御力も低いキャラとなっている。

…だが 、「そんな原作設定や裏技紹介程度で彼を語った」という事は有り得ないと断言できる。
インターネット上では、彼は 変態 として名を馳せているからである。
そんな彼を 変態 たらしめている要因を紹介しよう。


まず、登場した段階で ドットが立ち絵と全然違う 。いくらGBAで解像度が低くてもせめて他のキャラ並に似せてやれなかったんだろうか。
それだけならまだ救いようがあったが、 操作したときの挙動がどうしようもないくらいの変態っぷりであった
+ 変態っぷりまとめ
…とまぁ、こんな感じ。ドットの荒さもあいまって変態さは更にパワーアップ!
ドラキュラシリーズの中でもかなーり異端なキャラとして、一部のドラキュラ好きの中では変な意味で有名となった。
特にジャンプの掛け声を端的に表した「 ムッムッホァイ 」はマクシームのあだ名として大百科も作られ、広く定着してしまっている。

「ムッムッホァイ!」

Movie end

「キシン流奥義!」

デヤア!ホァイ!ホァイ!ホァイ!ホァイ!デヤア!ホァイ!デヤア! ヴォー!

\デレデレデェェェェェン/

更にTAS(Tool-Assisted Speedrun。エミュレータの機能であるフレームレートの操作、ムービーの追記、
メモリビューアなどを最大限に利用して作成した動画。主にタイムアタックで、起動から最終キー入力までの時間の理論値を目指すもの)として
マクシームモードのTASが製作された際、急降下蹴りを当てた瞬間(1F)から攻撃を連発すると超高速でマクシームがカッ飛ぶバグを使い、
(これに限らずジュストのナイフとかいった特定の攻撃中は、何故か速度が維持される。よって、崖からダッシュしつつ降りた瞬間(またも1F)に攻撃してもカッ飛ぶ)
それにより壁にめり込みそのまま別座標の地点へワープを繰り返し、いきなりラスボスであるドラキュラファントムのところに辿り着き瞬殺するという、
視聴者からするとあ…あ…?20秒で終わった…だと…?という凄まじい変態ぶりを見せたおかげで、
ニコ動では 「ムッムッホァイ=変態的な動きをするTAS」 というぐらいの認知度を得てしまった。*1

+ その大まかな流れ
そのTASは何度も記録更新を続け、日々その変態度を高めている 比較動画(旧最速VS現最速)
歴代記録 まさかの手書きTAS動画
+ もっとじっくり鑑賞したい人はこちら

さらにはRTA(Real Time Attack。電源投入からゲームクリアまでの実時間(時計で計測した現実の所要時間)の短さを競う動画。
TASとは違い、こちらは実機によるプレイが基本である)でも、次々に新記録が生み出されて変態の度を高めており
プレイヤーたち (複数いる) は「キシン流伝承者」「マクシーム・キシン二世」と変態扱いされ賞賛の声を集めている。人は、キシンになれる。
any%RTA http://www.nicovideo.jp/watch/sm19710341 なお、過去には 30秒を切った 動画も存在していた。 全ボス討伐 http://www.nicovideo.jp/watch/sm21119101
そのあまりのっぷりや頭巾や鎖かたびらを着ているようにしか見えないドット絵、
「キシン流奥義!」などから時折忍者扱いされるが、そんなことは全くない…はず。
尚、キシンという姓もマクシームという名前も東欧圏で実際に見られる。日本人から見るが故の感覚、とでも言うべきだろうか。

余談だが、他のTAS動画でも各作品の主人公が凄まじい動きで悪魔城を駆け回る事から
悪魔城シリーズの操作キャラには変態しかいない 」なんて言われてしまってたりもする。
いや、元々悪魔城シリーズの主人公は本来こんな動きをするキャラではなかったはずなのだが…
どうしてこうなった。
その中でもマクシームは、前述の30秒クリアに加えて実はドゥエリストの資格も持ち、
バグを利用しているとはいえ 瞬間移動持ちをも上回ってぶっちぎりの最高速を記録する という、
悪魔城シリーズ変態の筆頭に推される 程の変態である。 自重しろ いや、やっぱりいいぞ、もっとやれ
アルバスよりも、ずっとはやい! http://www.nicovideo.jp/watch/sm17193690 本気を出すと、その世界すらも変態に・・・(1:52~) http://www.nicovideo.jp/watch/sm12993079
追えるモノなら追ってみろ http://www.nicovideo.jp/watch/sm23657027 ハックロムで弱体化されてもやっぱり変態 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23787464
さらにTAS界の新ジャンル「fastest crash」においてもキシン流は圧倒的な速さを示している。
*いしのなかにいる* http://www.nicovideo.jp/watch/1356527426
誤解なきようにいっておくが、ここまで読んでも分かるとおり、変態というのは
ゲーム中の狂った挙動からそう言われているだけで、 ストーリーや設定にそういった要素は一切無い
ジュストへのコンプレックスやリディーへの思慕によりやや複雑な想いを抱えてはいるが、
それを「変態」と言ってしまうのはあんまりだろう。

また『ギャラリー オブ ラビリンス』では彼の愛剣「ステラソード」が登場している。
ほとんどの敵に有効な聖属性が付いているため使い勝手がよく、必殺技発動で分身攻撃も可能。
ただ 今作にはステラという名の女性剣士が登場する ため、元ネタがマクシームの剣だと気づかない人も結構居るかもしれない。
なお、ステラの方は「Stella」ソードの方は「Stellar Sword」(「星の剣」とかそういう意味)で、語源は同じだろうが直接的な関係は無い。
一応説明文に「伝説の剣士キシンの剣」と書いてはあるが…そもそもマクシームの剣の名前を知っている人がどの程度居るのかは疑問である。
逆に「ステラさんはキシン流剣術の使い手」などという全くの風評被害が生まれる場合も。 どっちかと言うとデススマイルズである

バグを利用したワープのユーザー間での通称が「ホァイ」という辺り、
彼が与えたインパクトの大きさが改めて窺い知れよう。何やかんやで愛されている男である。
「キシン流ボーカロイド」なんてタグもあるし。

MUGENにおけるマクシーム・キシン

MUGENでは、ドラキュラキャラに定評のあるライグ・ギラル氏によるマクシームが存在。
氏らしく非常に丁寧に原作が再現されており、各種変態バグも完全搭載済み。
「原作を重視するためにバランスはあまり考えられていない」とのことだが、
飲尿 神の祝福が回復量2割で無敵ではなくアーマーとなっているなど、あまりにもチートすぎる部分は手を加えてある。

AIが起動するやいなや、やかましく叫びながら縦横無尽に駆け回る変態ぶりをしめしていて、
単発技は低火力ながら異様な手数を誇るため相当に強い。小さいのも地味に強いポイント。
また、ボスとして登場した時のキシン流奥義や「ジュストー!」とジュストやシモンを召喚するオリジナル技も搭載されている。
ちなみにこのストライカー、呼ぶとマクシームではなくストライカーの方を操作するのだがこちらも バグ含めて完全に原作再現
同氏の製作したドラキュラファントムにキシン流奥義を食らわすと 誇張でもなんでもなく死ぬほど減る のもあくまで仕様である。

その後の更新によりストライカーが勝手に出現するモードが追加され、人間弾幕の仲間入りを果たす。
このモードは凶キャラど真ん中を突っ走れる性能であり、
タッグを組ませるとカオスを越えて終末が近づく言わざるを得ない。

最新版ではAIレベルの5段階設定・特殊カラー・壁抜けバグ失敗による自滅などが追加された。
そして、試合が終わると「Movie end」の文字が表示されるようになった。これでこそマクシームである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11126648

+ 大会ネタバレ

また、STYM氏がこのキャラを改変した「変態30」を∞ロダで公開した(現在は氏のSkyDriveで公開中)。
名前の通り変態的な強さであり、変態レベル「無」・変態レベル「低」・変態レベル「並」・変態レベル「高」及び
変態レベル「ムッムッホァイ!」の5段階にAIレベルを調整可能(デフォはレベルMAXの「ムッムッホァイ!」)。
作者曰く「準神なんじゃないかな オーバーフローで死ぬ 宣告でも勝てる 旧基準なら神下位」とのことだが…
詳しくは自分の目で確かみてみろ(対人戦を想定していないので、その点は注意されたし)!

そして、直接マクシーム・キシンとは関係ないが(笑)氏が作成したMovie endというキャラがいる。
こちらは試合開始した直後エンドロールが流れた後強制的にキャラ選択に戻される防御論外である。


出場大会

+ 一覧

出演ストーリー


*1
その余りのインパクトから、 彼の名は時間を表す単位になってしまっている 。正確な区切りは
「ゲームを起動し、隠しキャラであるマクシームで遊ぶために特別な名前「MAXIM」を入力、悪魔城内をムッムッホァイと駆け抜け
ラスボスのドラキュラファントムを倒す最後の攻撃を繰り出すためのボタン入力をするまでの時間」で、
悪魔城突入から崩壊までの時間とは少し違うが、体感的にはそう違いはない。

1マクシーム:TASでの最短時間を表す単位。北米版を使用。 2017年05月19日 現在は22.73秒。
1フルマクシーム:TASで 全てのボスを倒しつつ クリアするまでの時間を表す単位。上記と同じく北米版を使用。 2017年05月19日 現在は7分3秒。
1リアルマクシーム: RTAによる 最短時間を表す単位。 2017年05月19日 現在は29.40秒。
1クラッシュマクシーム:「ゲームを立ち上げてから最短でゲーム進行不可能にするまでのキー入力の時間」という新ジャンル。 2017年05月19日 現在は6秒。もっと短くなるらしい……

いずれも変態的な記録であるが、これが 日々更新され続ける 事が何よりも恐ろしい変態たる所以である。