「んちゃ!」
『
ドラゴンボール』でお馴染みの鳥山明氏の連載デビュー作『Dr.スランプ』(ドクタースランプ)の登場人物で、事実上の主人公
*1。
1981年に『Dr.スランプ アラレちゃん』、1997年に『ドクタースランプ』として2度にわたってアニメ化されている。
アニメでの声優は1981年版は
小山茉美
氏で、1997年版は
川田妙子
氏。
1981年版と1997年版で髪の色が異なり、1981年版は冒頭の画像の様に
薄い紫色だったが、1997年版では茶髪になっている。
なお、1997年版ではキャラクターによっては髪型や顔どころか、
血液型が原作と違うキャラまでいる。
失敗ばかりの自称天才科学博士
*2、則巻千兵衛が作ったアンドロイド。
対外的には千兵衛の「妹」という事になっているが、一部の村人から「娘」扱いされる事もある
(千兵衛の祖父から母親の没年との矛盾を聞かされた際には「キャラメルのおまけ」だったと誤魔化されている)。
千兵衛の設計ミスに(1997年版アニメでは落雷による事故に)より、
地球や
月をも壊す怪力の持ち主となっていて、
特技は
「地球割り」。通常時の最高走行速度はマッハ1.5(推定時速1800km)だが、
本気モードだとマッハ3(推定時速3600km)にスピードが倍加する。
その強さは桁外れで、地球割り、
恐竜を投げて
月を破壊、パンチの圧力で太陽を破壊するなど
アメコミの上位キャラ並みの強さを持っている(公式の戦闘力は発表されていない)。
『ドラゴンボール』が終了した時に出たジャンプの特集でも
アラレちゃんのがベジットより強いとされており、
作者・鳥山明氏もアラレちゃんと悟空が戦ったら
アラレちゃんの方が強いと思うと語っている。
ただ、アラレちゃんは作中で言い訳しようのない完全な敗北を2度喫しており、最強という訳ではない。
*3
誰とでも友達になろうとする天真爛漫な性格(このため
心がきれいと判断され、純粋な者しか乗れない筋斗雲に乗れる)。
趣味は
「つおい」人と戦うことと、ウンチつつき。かなりのおとぼけだがアンドロイドゆえか数学の能力だけは優れている。
ロボットのために身体の成長が無く、
平らのままな胸に悩む場面もあるが、理由は
ブラジャーを着けたいためらしい。
リメイク版では
ヘソがない事で悩んだ事もある。
他にも、ロボットである事がバレないようにするために健康診断の前日に心臓の音を(地声で)録音したり、
検便では
千兵衛が出したものをアラレに提出させるなどしてなんとか誤魔化している。
なお、連載開始時の設定年齢は13歳で身長は139cm。
当初は4頭身あったのだが、
連載が進むごとに頭身が縮んでいき、最終的には2頭身程度になってしまった。
この事について、作中では「サイズの異なる複数のスペアボディを用意しているため」と説明された。
後期ほど小さくなるのは逆だろと突っ込みたくなるが。
実際の所は作者自身もよく分からないそうなのだが、「キャラを小さく描くとコマが広く取れるからではないか」と作者自身が推測している。
ちなみに続編『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』では、
ターボ君が作った「おのぞみ変身マシン」で高頭身の大人の女性の姿に変身した事もある。
チャームポイントとして眼鏡をかけているが、これは
「ロボットなのに眼鏡をかける」という作者のシャレ的発想によるもの。
作中では千兵衛の設計ミスにより、人間で言えば強度の近視に当たる事が理由として設定されており、
1997年版アニメでは落雷の影響で鏡に映る自分の顔すら認識できない程の近眼になっていた。
なお、このアイディアは業界の垣根を越えて、科学者やロボット工学者にも衝撃を与えたとか。
また、コスプレを趣味とするためコスチュームのバリエーションも豊富で、
セーラー服とブルマを組み合わせた姿にマントを纏ったり、
浦島太郎になったりする。
ネコ耳コスプレでの走りもあった。
作者の出身が愛知県という事もあり、
名古屋弁が作中で積極的に使用されている。
(ただしアニメ版では一部似非名古屋弁になっている)
また、
「ほよよ」・
「キーン」などのアラレ語は流行語にもなった。
上記の通り「人間的な悩みを持たない」キャラクターで、これは次作の『
ドラゴンボール』の
孫悟空にも通ずる。
感動話やシリアスな苦悩を極端に避ける傾向のある作者の、ある意味テンプレートと言える理想的な主人公である。
余談だが、本作で背景にモブとして度々登場する二頭身にデフォルメされた
ウルトラマンや
怪獣、シャアザクなどが横井孝二氏に大きな影響を与え、
後の
SDガンダムが生まれるきっかけにもなっている。
ドラゴンボールへの客演
悟空とは『ドラゴンボール』でも
共演しており、ゲスト出演したキャラクターの幾人かは話の大筋にも絡んでおり、特にアラレは大活躍を見せている
(第2期では、中盤におけるテコ入れの一環としてこの部分がペンギン村視点でリメイクされたりもしている)。
またTVアニメ『ドラゴンボール超』第69話で再度ゲスト出演、悟空と再会を果たしている。
なお悟空は当時とは違い年齢や背丈が大人であったため対面当初こそ誰だっけ?とお互い思い出せなかった
(そもそも出会ったのが30年近く前に少しだけなので覚えていない方が当然ではある)。
後に悟空が思い出して「おめぇ(お前)、アラレだろ?」と言った事で本人も「ほよ、孫悟空君」と思い出した。
この話ではカラーリングやデザインなどは1981年版準拠(=髪色「紫」、CV:小山茉美)で統一されている。
なお、同話に登場する千兵衛博士や
Dr.マシリトもデザインこそ1981年版に準拠しているが、CVは担当者が故人のため、1997年版の担当者がそれぞれ代演している。
この話では悟空以外にも
ベジータや
ビルスと初対面しており、ベジータを簡単にあしらっている。
ベジータはアラレが
ギャグ漫画キャラだと即座に察知するものの、健闘及ばず「アラレキック→頭突き」のコンボで退場を余儀なくされ、
後からやってきたビルスを「でっかい猫さん」呼ばわりするが、タイミングが悪かったのか、ビルスに危うく破壊されてしまそうになる。
…が、ビルスが腹痛を起こし退散したため事なきを得た。
もし破壊できなかったらと思うと実行しなくて良かった
ドラゴンボールのゲームでも悟空vsアラレというドリームマッチが実現している。
ファミコンの『ドラゴンボール3 悟空伝』ではエンディング後に好きな相手と戦う事ができるのだが、
ここでタイミング良くアラレちゃんのカードを引けば対戦が可能。
ゲーム本編はマジュニアを倒した所までなので、青年悟空との戦いになる。もちろんマジュニアより強い。
この時は「次のシリーズ(サイヤ人編)の敵」であった
ラディッツも隠しで戦う事ができるようになっており、
ラディッツの方が強いという数値設定だった。
『Sparking! METEOR』のIFストーリーでは少年悟空との対決が用意されている。
…が、
突然アラレと戦う事になってひたすら困惑する悟空という珍しい展開となっている。
あと界王神がアラレのファンとかいうどうでもいい情報も出てくる。
また、原作やリメイク版で因縁のあった桃白々やブルー将軍(あと面識の無いはずのナム)とは
特別な掛け合いもある。
ゲームにおける則巻アラレ
ゲームでの活躍としては『ファミコンジャンプ 英雄列伝』にも
仲間になるキャラクターとして登場。
最終決戦では『流れ星 銀』のラスボスである凶暴極まりないヒグマ「赤カブト」を
「あそぼ!」で1発KOできる。
……というか
懐かせて戦意喪失させる
事ができたりする。
ありえん……。
赤カブトともあろうものがアラレに懐いたりするはずがないだろうから、
赤カブト派としては「ここに出てきたのも影武者だったのではないか」という説を唱えるファンもいる
(実際この最終決戦にて普通に戦うと、倒しても子分の影武者だったことになり再戦するハメになる。
霊気はこれを察していたのか…?)。
あまりの戦闘能力の違いから命の危険を察したのかも知れないが、赤カブトならその場合服従より死を選ぶだろうし……。
しかし、一方で「
飢えた獣とて、時には
温もりに屈する」説を唱える声も少なくない。
(以上、Wikipediaより一部抜粋、改稿)
MUGENにおける則巻アラレ
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googoo64氏製作 |
世界のナベアツ、シーマン、 ザビーなどの変n……一味違ったキャラに定評のあるgoogoo64氏製作。
画像や ボイスは第1期のものが使われており、様々なコスプレでの攻撃や、
ペンギン村の 仲間達を呼び出して蹂躙したりと賑やかなキャラクターとなっている。
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A.T(Aoi Minazuki)氏製作 JUS仕様 |
- A.T(Aoi Minazuki)氏製作 JUS仕様
ABAB氏の ソニックをベースに製作されており、
超神氏の『ドラゴンボール』キャラ準拠の ゲージ溜めや、上記のgoogoo64氏版のペンギン村の仲間達蹂躙などが搭載されている
(勿論、それぞれの製作者に許可は頂いているとの事)。
一時期公開停止され、後に無限ロダで再度公開されたが、現在は同ロダ自体の閉鎖で入手不可。
キャラは再公開されて動画使用にも制限はないが、使わない方が賢明だろう。
詳しくは 過去の事件を参照されたし。
|
出場大会
*1
当初はタイトルの『
Dr.スランプ(不調博士=失敗博士)』が示す通り、
則巻千兵衛博士を主人公に据えて毎回発明品で
失敗するという方向性で連載開始されたが、
担当の
鳥嶋和彦氏の強い主張により、(鳥山氏は抵抗感を覚えつつも)主人公をアラレに変更して展開される事になった。
この時点で4話までのネームが完成していたため、結果として
4話までは千兵衛、5話以降はアラレが主人公という展開になる。
単行本のコラム漫画では、千兵衛が鳥嶋氏に「
おまえが主人公なら人気はゼロだっただろうな」と言われるネタがある。
ドラゴンボールも鳥嶋氏の一言で
天下一武道会をやってから人気が爆発しており、とても有能なお方である。
*2
ただし、宇宙船やタイムマシンなど凄い物も製作している辺り、あながち間違ってもおらず、
ドクター・ゲロやブルマにも負けない発明家とも言える。作者の鳥山明も『ドラゴンボール』の事を顧みた上で、
「独力でタイムマシン・人造人間・宇宙船を作った千兵衛って、天才ですね」と発言している。
一方で、『ドラゴンボール』では悟空の壊れたドラゴンレーダーを修理しようとした際は「複雑な構造だ」と苦戦し直す事はできず
(実際に修理したのは息子のターボ君)、世の中には自分以上の天才がいて、それも女(ブルマ)だと聞いて呆然としていた。
*3
明確に負けているのが
キャラメルマンシリーズに数回と茶ビンの精霊。
その他、エネルギー切れでピンチになったり、スポーツイベントやレースなどで負けた事もある。
レースに関しては、一回目とリメイク版では
スッパマンによる八百長だったが、二回目のレースでは正々堂々の勝負でボロボ(自我を持った車)に負けている。
だが審議の結果、運転手が乗ってない車の参戦だった事でボロボは失格になり、その後アラレ達で改めてボロボの優勝祝いをしている。
「ばいちゃ!」
最終更新:2023年05月29日 18:27