ジョーカー(バットマン)


「口が裂けるほど笑わしてやる」

アメリカのDCコミックの『バットマン』シリーズに登場するヴィラン(悪役)。
初出は1940年。『バットマン』の連載開始の1年後である。
同作品に登場する人物の中でも、バットマンの最大の宿敵として挙げる人も多い。
当初は一発キャラの予定だったらしいが、キャラがあまりにも濃すぎたためにレギュラーになった。
作者曰く、モチーフは『ああ無情』でおなじみのヴィクトール・ユーゴーの『笑う男』らしい。

バットマンの宿敵どころか、カリスマ的人気を誇るアメコミ界 最大の大物悪役 にして アメコミ史上最も危険な男

原作コミック、アニメ

来歴は作品ごとにバラバラであるため、大枠で一致している箇所を中心に書くことにする。
本名やジョーカーに到るまでの来歴は一切不明。
本人すらその時々で言うことが違う 上に狂っているため、彼自身覚えてなさそうである。
分かっている事は彼は元々は「レッド・フード」と呼ばれる怪人だったそうである。
「レッド・フード」と言うのはゴッサムシティの色んな犯罪者達が(自分の犯行だと隠す為に)好んで成りすましていた赤い頭巾の架空の犯人像で、
バットマンによって工場の廃液へと叩き落とされた、その時「レッド・フードを名乗っていた男」が後のジョーカーになったとされる。

薬品で漂白された顔と、同じく薬品で緑色に染まった髪の毛、引きつって笑っているように見える口元と真っ赤な唇がトレードマーク。服装は一定でないが紫色のスーツを着ている事が多い。
裏社会ではその名前を知られた犯罪者であり、非常に優秀な頭脳を以て犯罪を実行したり黒幕になったりする。
そのため、「犯罪界の道化王子」などの異名を持つ。

ヴィランとしての能力は、実のところそうたいしたものではない。
毒薬、酸、笑気ガスなどを噴射するコサージュ、高圧電流を流すスイッチ、旗が飛び出して相手を貫くピストルなど、パーティーグッズのような武器を使いこなす。
また、上記のように優秀な頭脳を持っており、極めて周到な犯罪計画を以てバットマンや社会に挑戦してくる。
要するに、バットマン同様、超能力の類は一切使えない「人間」なのである。
ただしバットマンが格闘技の修行と日々のトレーニングを積んでいるのに対しジョーカーは取っ組み合いは専門外。そのためバットマンと肉弾戦になると一方的にやられる。

真に恐れるべきは、彼の持つ 狂気 である。
平凡や秩序、既存の芸術をことごとく嫌い、犯罪を以て世界を混沌にたたき落とそうとしている。
秩序を嫌うという点では『スパイダーマン』シリーズのカーネイジと似ているが、
あちらが暴力的で本能的なのに対し、こちらは頭が回る上に劇場型犯罪者の傾向があるからなおさら始末に負えない。

実際、彼の犯罪計画は恐ろしく緻密で穴がないものの、全く意味のないものも多い。
そのため、何を考えているか、何をするつもりなのかを読むのが非常に難しいのである。
バットマンに対して挑戦してくるのも、「バットマンが苛立つのが楽しいから」という以上のものはない。

それ故バットマンを殺そうとするカーネイジに対し「だったらお前ごとゴッサムを壊滅させてやる!」と言い放ち、
あまりの狂気にカーネイジでさえ怯み、パニックに陥らせてしまった。

ただ、『バットマン・ザ・フューチャー』の主人公テリー・マクギニスの
「アンタは単にブルースを笑わせたかったんじゃないのか」という突っ込みに際して、
珍しく声を荒げて「やめろ!」と叫んでいる辺り図星を突かれたのかもしれないのが分かる。
最早彼の存在自体がバットマンに依存しているように見え、本人もそれを意識して無視してるのか、
或は無意識でも理解しているのかもしれない。
実写映画「ダークナイト」でもジョーカーは当初はバットマンの正体を暴こうとするも最終的には
「バットマンがいないと自分はただのチンピラに逆戻り、そんなのはおもしろくない」と考えるようになる。

殺人も彼にとってはただのジョークに過ぎず、
女子供、ヒーロー、ヴィラン、自分の手下ですら思い立ったら躊躇なく殺す。
目的のためなら自分の命すら平気で投げ出そうとする

そのために、 何の意味もなく 二代目ロビンであるジェイソン・トッドを母親ごと爆殺したり、
ゴードン警部を刑務所へ拉致し、彼の目の前で娘である初代バットガール=バーバラ・ゴードンを暴行。
結果的に命こそ助かったもののバーバラは半身不随となり、引退せざるを得なくなった。

他の作品に登場したときでも彼の凶行は留まるところを知らず、とあるイフの話では、
スーパーマンの恋人であった ロイス・レーンを殺害する というとんでもないことまでしている。
さらに、今回は地球を逆回転させる技も登場せず、死んだっきりである。

面白いと思えば凶悪犯罪だろうと、ジョークみたいな犯罪だろうと関係なく手を染め、
つまらないと思えば、バットマンを殺すチャンスも、大金を手に入れるチャンスも放り捨てる。
次の行動が全く読めない、恐るべきワイルドカード……それがジョーカーなのである。

「お前の気持ちはわかったが、期待はずれのクリスマスプレゼントを貰ったみたいでガッカリだよ。
 正義の味方を気取ってたみたいだが、ヒーローごっこしてパパ、ママって叫ぶガキじゃないか。
 痛々しくて笑えないね。……いや、構わないか。 笑ってやれ!」

 HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!



+ そのオリジン
+ ダークナイト・リターンズでは……

+ 二代目ジョーカー?

犯罪を行う際には手下を引き連れる事が多いが、
その殆どはジョーカーが持つカリスマに魅かれた狂人達ばかり。
もちろんジョーカーは捨て駒としか見ていない

宿敵であるバットマンについては、人気があるところを嫉妬している節があるものの、
「自分と同じ狂人であり、からかうと楽しいオモチャ」と認識しているようである。
実際、バットマンが戦う動機は「世のため人のため」ではなく、「両親が殺されたトラウマ」なので、
ジョーカーの発言も完全に誤っているわけではないかもしれない。

しかしまぁ、そんな彼を素で引かせるストーカーがいるのだから、世の中侮れない。

+ あるパラレル世界では……
+ 近親憎悪

実写映画

『バットマン』過去に何度も実写化されている。ジョーカーはその内、三本の映画に登場する。ここでは最初に出てきた『オリジナルムービー』以降の二本に出たジョーカーについて記載する。

+ 『バットマン(1989年)』

+ 『ダークナイト(2008年)』

ゲームにおけるジョーカー

やはりバットマン最大の好敵手ということで、ゲーム化されたバットマンのほぼ全作に登場している。
例外は登場しない映画のゲーム化作品くらいのものだろう。
最近では『アーカム・アサイラム』『アーカム・シティ』にも颯爽登場。
バットマンと共闘を繰り広げる などの活躍を見せてくれた挙句――――


あろうことか “Video Game Awards”2011年ベストキャラクター賞を受賞してしまった
しかもかなりノリノリで次回作の情報をバラしてる。
ちなみに対抗馬の『アンチャーテッド』のネイサン、『ギアーズ・オブ・ウォー』のマーカス、
そして『ポータル2』のWheatleyをぶっちぎっての受賞だったり。キャー、プリンちゃん素敵ー!

映画『バットマン:アーカム・ビギンズ』の公開記念で『パズル&ドラゴンズ』とコラボ。
音楽背景コラボ特別仕様となっており、ジョーカーはラスボスとして登場。
最初のコラボではジョーカーのみだったが、二度目以降は道中にベインをはじめとするヴィラン達が雑魚敵モンスターとして追加された。
仲間にすると、使うたびに効果が変わるスキル「キリングジョーク」を使い、リーダーにすることで攻撃後、五倍の攻撃力で凄まじい追い打ちをかける「イカれた黒幕」を発動する。


MUGENにおけるジョーカー

人気キャラのためか、制作者も多く、現在5体(改変を含めて6体)確認されている。
ただし、ニコニコ動画ではほとんど見かけることがない。

一人目は、Alexzig氏とDark Talbain氏によるもの。
風雲黙示録ジョーカーが元になっており、技の多くもそちらから取られている。
実際、あちらもジョークのような攻撃を多用するため、それほど違和感はない。

二人目は、Fervicante氏によるもの。
こちらも上記のジョーカーの技が多少採用されているが、ベースになっているのはオズワルドである。

三人目は、Larramones氏とJeff氏、Magus氏によるもの。
こちらはオリジナルであるが、まだベータ版。
原作どおりのコサージュやびっくり箱、おもちゃのピストルなどを使用する。

四人目は、Sic-1氏によるもの。
ドットは一部レミーが元になっており、システムはマヴカプがベースになっている。
上記のジョーカーと同じく、原作を元にした技を使う。
AIが入っているが少々変わった動きをするため、強さが安定しない。

五人目は、Axkeeper氏によるもの。
ベースはルガールであり、必殺技・超必殺技は原作を元ネタにしている。
Legends of the Dark Knight Teamによる改変版もあり、こちらはマブカプ風のシステムになっているほか、
必殺技が変更されている。
簡易ではあるが、AIが付属している。

出場大会

削除済み
更新停止中

出演ストーリー


別れってのは切ないもんだなぁ。けど、結構楽しかっただろ?


元気でな。外の世界でも……あのだだっ広い精神病院でも……。


辛くなったら思い出せよ。お前の場所はいつでも用意してあるからさ。