柊沢エリオル


CLAMPの少女漫画『カードキャプターさくら』の登場人物。
また、DKソフトウェア開発室の同人格闘ゲーム『カードハンターさくら』にも出演している。
CVは 佐々木望 氏。

木之本桜が五年生の時にイギリスから転入してきた少年で、眼鏡をかけた優しい顔立ちをしている。
だが実際の所はかなり悪戯好きで、クラスメイトと一緒になって法螺を吹いたりしている。
彼自身も桜同様魔法使いであり、2体の使い魔「スピネル・サン」と「ルビー・ムーン」を連れている。
ストーリー上では、桜の周囲で魔法絡みのイベントをしょっちゅう起こす謎めいたキャラクターとして描かれている。
また、 教師 である観月歌帆と相思相愛の関係である。
同作には教え子と相思相愛でしまいにはゴールインした(もしくはその見込みの)男性教師が、
桜の両親含め既に二組もいるため最早今更である。少女向け漫画雑誌ェ…

+ ネタバレ
その正体は、桜が持つ「クロウカード」を製作した 大魔法使い 「クロウ・リード」の転生者。
生前、極めて強大な魔力を持っていた彼はその事を鬱陶しく思っており、寿命を迎えそうなのをきっかけに自分の魔力を分割する事にした。
だがそれは失敗に終わり、クロウの肉体は桜の父である木之本藤隆に、魔力と記憶はエリオルになってしまった。

桜の周囲でイベントを起こし続けたのにも、二つ目的がある。
一つは、自分の込めた魔力で駆動する「クロウカード」を、桜の魔力で駆動する「さくらカード」にする事で魔力切れを防ぎ、
桜を一人前の魔導師に育てる事。
もう一つは、そうする事で一人前の魔法使いに育った桜に、自身の魔力をもう一度分割してもらう事である。
原作ラストでその計画は実行され、エリオルの魔力の半分は藤隆に与えられた。
その結果、藤隆に霊視能力が身に付き、守護霊となっていた桜の母の撫子と再会できたのだが、それはまた別の話である。
ちなみに、アニメ版では目的が桜の成長一つになっている。

+ クロウ・リードについて
世界でも最強レベルに数えられる大魔導師。
極めて強大な魔力を持ち、様々な分野の魔法を使いこなす。
自身の魔法を込めた53枚綴り(一枚だけ手に負えないので封印したが)のデッキ「クロウカード」を作り出した人物でもある。

また、予知能力にも長けており、数十年のスパンで予測が可能。
少なくともアニメ版第一期と第二期の内容は生前から知っていたと思われる。
桜が持つ「封印の杖」がピンク色で丸っこく、可愛らしい形状をしているのも、
後にそれを使うのが女の子である事を知っており、それに合わせて製作したからである。

余談だが同じくCLAMP原作のオカルト漫画『XXXHOLiC』にて、
メインキャラクターにして「次元の魔女」「極東の魔女」と呼ばれる存在「壱原侑子」とは、
かつての同業者にして旧知の仲であったとされ、「陰険メガネ」呼ばわりされていたりする。
尤も、侑子も決してクロウを毛嫌いしている訳ではなく、作中においてはお互いに想い合っていたらしき描写がいくつもあり、
こうした評価も的を得たものであると同時に、侑子の愛情の裏返しとも取れる形なのは間違いない。
この二人の関係が『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』における悲劇の根になっている等、
本人が望む望まないも含めて複数の作品のトラブルの元になっている。
また、弟に飛王・リードがいる。

名前の響きからして、実在したオカルティストで様々な創作作品にも力ある魔術師として本人や縁者が登場する人物、
アレイスター・クロウリーがモチーフではないかと思われる。
ちなみに、『カードキャプターさくら』を一部オマージュしている『斬魔大聖デモンベイン』のラスボス、
大魔導師マスター・テリオンもクロウリーがモチーフとなっている。

『カードハンターさくら』では、太陽のような形状の杖と魔法使いのローブ姿で参戦している。
小学生の肉体であるためか、体力と防御力が低く、動作も遅い。
その代わり攻撃力が高く、魔法ゲージの回復速度も高くなっている。


MUGENにおける桜沢エリオル

seravy氏によって製作されたものが存在する。
氏の木之本桜李小狼同様のアレンジが随所に施されている。
また、特殊技「魔力転換」により、通常ゲージをカードゲージに転換できるため、
上記のゲージ回復速度と合わせて、強力な魔法を連発できる仕様になっている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2024年04月13日 06:13
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