ニュートラルポーズ


キャラクターが何もしていない状態のポーズの事。「立ち絵」とも。
意外と「当たり前」で忘れがちな存在であるが、全ての技・行動の始動となり、
さらにはキャラクターのイメージも決定付ける大事なものである。
MUGENでは特殊なキャラクターでない限りairファイルの[Begin Action 0]に登録されている。
「構え」とも呼ばれる事もあるが、ジョン・フーン等のシステムと混同することもあるため、
スレッド等で使う際には注意しよう。
KOFXII』においては「ニュートラルモーション」という表現が使われている。

基本的にそのキャラクターの格闘スタイルに準じたポーズを取っている事がやはり多く、
実際の格闘技やモデル等がいる場合は、それを参考にドット絵が描かれている事が多い。
そのため別ゲームの同じ格闘技使いのニュートラルポーズが意図せず似てしまう場合もあったりする。

格闘技経験が無いキャラの場合は直立不動だったり、それっぽい構えをしていたり、
さらには出来るだけダメージを受けない様逃げ腰だったりもする。
また「帝王の拳に、構えなど不要!!」なんていうキャラもいたり、

基本的に続編に同じキャラクターが登場する場合、
戦闘スタイルを変えていたりしない限り前作と同じ様なニュートラルポーズでいる事が多いが、
中にはバイスの様に出る度にニュートラルポーズが違うキャラもいたりする。
また、試合開始時は必ずニュートラルポーズを取るため、印象を手っ取り早く変えるのに有効であり、
続編が出た際にニュートラルポーズのみ変更されることも少なくない(上画像のキムなどは典型例)。
なお、暴走庵等のEXキャラクターは差別化という意味でニュートラルポーズが違う事が多いが、
リュウケンユンヤンの様な(元)コンパチキャラの場合、一見同じ様なニュートラルポーズだが、
よく見ると体の動かし方やリズムのスピードがお互い微妙に違うなんていう事もある。

ニュートラルポーズはやはり製作スタッフ・ドット職人のセンスによる所が大きく、
上記のキャライメージ等ももちろん、呼吸の仕方やリズムの取り方等も考慮しないといけないため、その重要度は高い。
ギュンターガロンのニュートラルポーズの尻尾の動きは可愛らしいものがある。

なお、ニュートラルポーズで放置することで、特殊なニュートラルポーズに移行するキャラ
(『豪血寺一族』のオロフ、『MELTY BLOOD』の琥珀(しゃがみニュートラル)、『Party' Breaker』の南さん(温泉ステージ限定)など)、
ランダム性を持った特殊なニュートラルポーズを持ったキャラ(ザベル・ザロックキャプテンコマンドーミドラーなど)もいる。
また、大きな変化と言うほどではないが、
上のキム・カッファン(『RB餓狼』)やジョン・クローリー(『龍虎2』)、ラルフ・ジョーンズなどが、
周期的に普段のニュートラルポーズには無い動作を取るのも特殊と言えば特殊か。

スタッフのこだわりがあったり、味わいのあるものも多いので、一度じっくり眺めてみてはいかがだろうか?


最終更新:2022年12月30日 01:43