ブラッドヴェイン


「恐れ敬え!我が名はブラッドヴェイン!」

『ヴァルキリープロファイル』及び『ヴァルキリープロファイル・レナス』に登場するドラゴン。
担当声優は同シリーズでディランとブラムスも演じている 乃村健次
ちなみに同氏は『ロックマンロックマン』のガッツマンやイエローデビルも担当しており、どうも巨漢やトラウマボスに縁があるようだ。

元は冥界ニヴルヘイムに住んでいた邪竜で、人間の言葉を話す。
その腹の中には、最後の四宝である魔剣レヴァンテインが納まっている。
明言はされていないが、モデルとなったのは北欧神話に登場する竜であるニーズヘッグと思われる。
Bルートではスルト率いるヴァン神族の配下となってヨツンヘイム宮殿に登場するが無理に戦う必要は無い。
Aルートではロキの前座として必ず戦うことになる。

(以上、wikipediaより抜粋)

ゲーム中では、Aルート終盤もしくはBルート終盤で戦うことになる(Bルートでは戦闘を回避することもできる)。
だが『ヴァルキリープロファイル』を普通にプレイしている場合、Aルートラスボスのロキ
もしくはBルートラスボスのスルト以上に強いとまで言われることがある中ボス。
何故かというと弱点が無い、状態異常にかからない、図体に反して回避率も高い、攻撃力・防御力が高すぎる、直接攻撃のピヨリ率が高い、
「プリズミック・ミサイル」の15%の確率でランダム5種類状態異常付加が鬼畜、
普通に万単位のダメージを叩き出す炎ブレス(しかも全体4ヒット攻撃でガード不能・回避不可能)などが理由の一部。
更に、これらを1ターンの間に必ず3回も連続して繰り出してくることもあるから困りもの。
これだけでも厄介なのに10ターン毎に 回復 魔法のキュア・ブロッサムプラムスを使用 *1 するため、火力が無いパーティだとジリ貧になって負けやすい
(この後に出てくる中ボスのフェンリル*2とラスボスのロキは回復魔法を使わない)。
そしてHPが30%未満になると使用してくる大魔法「グラビティブレス」の威力が反則レベルで、対策を知っていないと確実に全滅する。
また、竜族でドラゴンスレイヤー(竜族に大ダメージを与える剣)が特効にならない敵の一体でもある。
一定確率で戦闘不能を耐える「ガッツ」、状況に応じて適切な回復アイテムを自動使用する「オートアイテム」という、
2つの反則的なスキルがあってバランスが取れるのがこのゲームなのである。

前述の通りキュア・プラムスが10ターン毎にのみ使用・ディジーズテンペストのボイスが2種類などボイスコレクション*3においても面倒なキャラである。
グラビティブレスだけなら、クリア後の隠しダンジョン「セラフィックゲート」に出現する同型種・ドラゴンタイラントでも代用できるものの
(ちなみにこちらもドラゴンスレイヤーは無効化される)、
それ以外は喋ってくれないので、自力でボイスを集めたいなら本編で全部聞き出すまでひたすら耐え抜かねばならないが、これが地獄。

『ヴァルキリープロファイル』におけるトラウマキャラと言われると、非常に高い確率で名が挙がるキャラクターの一人。
ちなみに同じくらい名が挙がるのがフレイ。フレイの場合はプレイヤーの自業自得の面もあるのだが…。
だが、この二名を上回る(というより論外な)強敵も居るわけで…。

原作での戦闘動画

なお、この高い生命力を以ってしてもセレスティアルスター3連発の前にはゴミ屑同然だったりする。「この私が…こんな虫けらに…!」
また、『ヴァルキリープロファイル2』には「ブラックペイン」というドラゴンゾンビ系の敵がいるが無関係。


MUGENにおけるブラッドヴェイン

MUGENにはDEMAN氏が製作したものが存在している。
キャラクターネームは海外版の名称である「D.Bloodbane」となっている。
元のゲームがSRPGなだけに、ジャンプやしゃがみが出来ない仕様となっており、格ゲー風にアレンジされている部分がある。

LIFE3000、各種攻撃がガード不能、アーマー付きで投げ技無効などかなり鬼畜な性能。
ちなみに、同氏が出している修正パッチをあてるとLIFE222000・DEF1(つまりLIFE2220)に変化する。
火力もやや高めで、炎ブレスに至ってはもろに食らうと8割は消し飛ぶ。
ファイア・ランスやプリズミック・ミサイル、イグニート・ジャベリンといった攻撃魔法どころか回復魔法のキュア・プラムス(3ゲージ消費)まで搭載。
さらに大魔法「グラビティブレス」まで再現されている(3ゲージ消費+LIFE50%以下で使用可)。
ちなみに、投げ技扱いなのか、夫氏のマスクドデデデ死門氏のロックマン系キャラなど、
投げ技無効化のステートが組まれているキャラクターには全くダメージを与えられない。
参考動画
プレイヤー操作
ブラッドヴェインの強さを検証した動画

動画を見れば分る通り、喰らいモーションがあり、攻撃で浮く分まだ有情ではある。
また、連続HIT系の技は数発で終ることが多いためコンボ系のキャラは不利。
ただし、連続HITの間隔が極端に短ければ当たり続けることもある。
いい意味でも悪い意味でも原作再現。『ヴァルキリープロファイル』のトラウマが甦ります。

また、ボイスを日本語版のものに差し替えるボイスパッチをNの日常の朝寝氏が製作。
アップローダーが閉鎖したため入手ができなくなっていたが、2012年4月末から氏のOneDriveで公開されている。

出場大会

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更新停止中

出演ストーリー

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プレイヤー操作



*1
キュア・プラムスの効果自体はパーティ全員の体力を最大値の80%回復するというものである。
原作では味方魔法使いも使用可。但し、再行動までに長いターン数を要するため、時間を短縮する装備をすること。

*2
大量の涎で川を作る、トールの腕を食い千切る、オーディンを飲み込む等の神話での暴れっぷりが嘘のような弱さである。具体的には、
  1. 作成アイテム「フリーズチェック」の装備か宝箱限定アイテム「マイティチェック」、
    アーティファクト「久遠の灯火」を所持する事で吹雪の凍結効果を100%無効化できる
  2. 火属性の攻撃が苦手なのでアーティファクト「紅蓮剣インフェルナス」の効果で(炎に弱い敵を即死させる)
  3. そもそもブラッドヴェイン程の火力が無い
などの理由により残念なボスになってしまっている。
唯一の強みとすれば「ガードが固い」程度だろう(まあ、それも全魔法ガー不なので関係ないが)。
因みに、ビーストスレイヤー(獣族に大ダメージを与える剣)が効かない。

*3
戦闘時の敵味方問わずキャラクターが発言した台詞を聞くことが出来るオプション。
魔法使い系のキャラは各魔法・大魔法毎に台詞が用意されている、
味方キャラの反撃台詞は各キャラ3種類あるが1回の戦闘に1種類しか発言されない、
一部ボスキャラの台詞は同型モンスターでしか聞けないなど、コンプリートにはとても膨大な時間がかかる要素である。
しかも中にはハードモード且つAルートでなければ聞けない台詞まである上に、データ間での共有もできないというおまけ付き。


最終更新:2023年04月10日 23:31