M・バイソン


「俺のこぶしは、勝利の味しか知らないのだ!!」

 初出作品: ストリートファイターII
 出身地: アメリカ
 生年月日: 1968年9月4日
 身長: 198cm(II~IV) - 193cm(V)
 体重: 102kg(II~IV) - 135kg(V)
 スリーサイズ: B120 W89 H100(II・IV) - B120 W86 H100(ZERO3)
 血液型: A型
 好きなもの: バーボン、女、金(Vで追加)
 嫌いなもの: 算数、魚、努力
 特技: ギャンブル
 ファイティングスタイル: ボクシング(CVS) - 喧嘩流ボクシング(IV)
 キャッチコピー: 情無用のハードパンチャー(II) - 炸裂メガトンパンチ(ZERO3) - 狂える猛牛(CVS) - 豪椀唸る(IV) - バイオレンスパンチャー(ストクロ) - 強欲豪力パンチャー(V)

ストリートファイターIIに登場するボクサー兼シャドルー四天王の一人。
フルネームは「マイク・バイソン」だが、↓と同様の理由で日本でも基本的に「M・バイソン」または「バイソン」が公式表記。
(ただし公式で「マイク・バイソン」の表記が完全に皆無という訳ではなく、ごく一部では存在する)。
実在するプロボクサー「マイク・タイソン」がモデルであるが、肖像権等の問題により、海外名バルログになっている。
この辺の海外版でのシャドルー四天王の名前変更のごたごたはベガの解説を参照。

また初代ストリートファイターにもマイクというアメリカの黒人ボクサーが登場するが、
ストII発売から20年近くの間、彼らが同一人物なのか別人なのかは長らく謎のままであった。
「マイク=M・バイソン」疑惑のその後の顛末はマイクの項目を参照。

声の出演は『ZERO3』と『CAPCOM VS. SNK』シリーズでは山寺宏一氏、『SVC CHAOS』では長代聡之介氏、『IV』以降では鶴岡聡氏。


キャラクター設定

スラム街の貧しい家庭に末っ子として生まれる。喧嘩に明け暮れる毎日を過ごしていたが、一攫千金を夢みてヘビー級のプロボクサーとなった。
ボクサーとしての訓練を受ける金がなかったため、ファイトスタイルは我流。
手加減することを知らずに数々の対戦相手を再起不能にしたため、対戦カードを組まれなくなり、ボクシング界から追放され、
やがてラスベガスのカジノのホールを本拠地として賭け試合で金を稼ぐようになった。
その後、異種格闘技大会で賞金を稼ぐために戦っていたが、サガットリュウに倒されたと言う話を聞き、シャドルーに入る。
上記の貧しい思いをした生い立ちからか、金銭への執着が非常に強い。
また、プライドが高く短気、そして傲慢。そのため四天王仲間のバルログやサガットとは険悪な関係にある。

シャドルーが壊滅した数年後、とあるバリートゥードの大会に出場して見事決勝進出を決めるのだが*1、そこで悲劇が起きる。
決勝の相手は、IIIの主人公であるアレックスであった。
バイソンは彼を相手に、1ラウンド目では23発ものパンチを浴びせ優勢に立つものの、2ラウンド目に強烈なロングフックをもらい、
一撃でKOされる というまさかの敗北を喫してしまったのだ。
これ以降の彼の経歴については、一切語られていない……。

そのあまりにも傲岸不遜な振舞いと金に汚い様は、彼に関わる者を悉く辟易させており、
CAPCOM VS. SNK』シリーズではSNKサイドのライデンルガールバイスに声をかけても相手にされず仕舞い(ギースには威勢の良さを買われてはいたが)。
挙句には二階堂紅丸に自分の美顔が際立つと言われるなど、両サイドの多くのキャラから顔の事などで馬鹿にされており、
更にエンディングでは賞金受け取りと勘違いして災害復興基金の契約書にサインしてしまうなどいいとこ無し。
まあ、本人にもアテナに関して ベガと同じ「サイコパワー」が使えるという理由だけ でビビるヘタレっぷりまで披露している。
いくらなんでも扱いが酷すぎないか。

家庭用『ZERO3』で追加されたストーリーでは一時的にバーディーと手を組むが、目の前に在るのがサイコドライブだと知らずに破壊してしまったため、
こっぴどく叱られるハメになるというおツムの足りなさも披露してしまっている。

と、このようにパッとしない位置づけであったが、
『ストリートファイターIV』ではそうしたコミカルな面は鳴りを潜め、本来の性格である凶暴性・残虐さを全面に押し出したキャラとなる。
とにかく相手を見下しコケにしまくりで事あるごとに金にこだわる。
相手が女性キャラであろうと兎に角「失せろ」「弱い」「もってこい」「をだせば許す」と罵詈雑言の嵐。
極めつけはやられボイス 「報酬が~!」 …好物の女を金に変えたほうがいいんじゃなかろうか(対キャミィ戦勝利セリフはそうでもないが)
…とか言ってたら『V』でプロフィールの好きなものに「」が追加された。
ずっと行方をくらませていたが、ベガの誘いが来たのでシャドルーに復帰。第一声が「ようやく来たか。になるんだろうなあ?」
主な仕事であるセスの監視を任されたときにも、
「どうしてこんな仕事を俺に?」→「何か重大な秘密が?」→「になりそう」
もうやだこのボクサー。
ちなみにバイソンのストーリーの一番の謎はシャドルー施設で彼が助けた謎の超能力?金髪少年。*2
また、この『IV』シリーズのアニメにおいてバイソンもと同じく 私生活で一切グローブを外さない のが明らかになった。
引き出しを開ける時も、カードやチップを取る時も、子供を抱える時も。

「金で買えねえもんなんざオレには必要ねえんだよ!
          有り金だしな そしたら一撃で終わらせてやる!」

上記の通り典型的な“悪の下っ端”的な扱いを常々受ける彼ではあるが、『II』シリーズのエンディングでは
拳一つで世界一の座を掴むというアメリカンドリームを復活させ、勝利に号泣する熱い男として描かれていた。*3
もっともダッシュ~ターボでは涙と一緒にヨダレを垂らしていたり、スーパー~エックスでは優勝賞金で豪勢なパーティーを開いたりと
脳筋描写も忘れなかったが。
そのため、同時期のメディアミックスでは、悪の組織に身を墜としながらもボクシングによるアメリカン・ドリームを夢見ていたり
(神崎将臣『ストリートファイターII RYU』及びCDドラマ『復讐の戦士』)、
シャドルー世界制圧後に 裏切ってレジスタンスの一員になったり (新声社刊『ストIIコミックアンソロジー』)、
むしろ シャドルーに所属せず敵対側に廻ったり (ハリウッド映画『ストリートファイター』)
と、“実はイイ奴”的な描写をされていた。
ちなみに「熱唱!!ストリートファイター」収録のテーマ曲(歌:ハイ・タイド・ハリス)では
一直線にチャンピオンを目指すハングリー精神に充ち満ちたボクサーとして描かれている。
以後の汚い性格や小悪党然とした立ち振る舞いなぞ何処へやら、といった具合である。

余談だが、普通のボクサーで攻撃も単純なので一般人でも頑張れば技を真似できそうだが、
ダッシュ系の攻撃で足が滑るように移動しているやはり常人には難しそうだ。


キャラクター性能

ボクサーだけに蹴り技はない。
しかし、ボクシングの基本的なテクニックを知らない上にボクシングを足が使えない喧嘩と考えているためか、肘打ちや頭突きと言った反則技は平気で使う。
ちなみにローブロー(腰から下を攻撃すること)をどのも当然のようにやっているが、これも実は反則。
これをしないと下段判定どころか下に弱くてしゃがまれるとやることが無くなるというゲーム上の都合によるものなので仕方ない
まあ、リングの上じゃないんだから別にいいだろってことで。
非常に高い攻撃力と突進力、タフさを持つ攻めキャラ。
中間距離が強いので、間合いを保ってタメを作り、ダッシュストレートやダッシュアッパーを常備する。
接近戦では連続技を狙い、ガード時は各種通常技への連係で固める。
『II』シリーズでは絞め技のヘッドボマーの威力が高く、連打で威力を上げれば、一回で体力の半分を奪える脅威の威力。
ダッシュストレートをはじめ、性能の良い技は打点が高い物が多いのが欠点。
座高の低い女性キャラクターなどにしゃがまれると辛いが、背の高い強キャラを食う力はある。

『II』ではCPU専用の中ボスとして初登場。
素早いダッシュアッパーを連発し、必殺技連発で削り殺されたプレイヤーも多いだろう。
しかし、接近戦主体のキャラなので飛び道具に弱く、リュウなどは遠くで波動拳を連発しているだけで勝ててしまうため、四天王の中では最弱であった。
ダッシュから新技のヘッドボマーと共に操作可能になるものの、やはり飛び道具に弱く、ジャンプ力も無いのでダイヤグラムにすると最弱クラスのキャラであった。
(しかしターンパンチの威力が高く操作は難しいが一気に試合を決める事ができる連続技など一部マニアを惹きつける十分な要素もあった)
そんなバイソンに転機が訪れたのは『ターボ』。
高い突進力がゲームスピード向上の恩恵を大きく受け、最大難易度にするとこちらが一回ピヨると負け確定なんて事も。
強さも最弱クラスから最強クラスへ一気に昇格した。
家庭用でゲームスピードを最大にすると鬼神の如きバイソンを見られる。
無双三段
↑の動画はSFC版ストIITURBOにおける、難易度・スピード共に最大にして挑んだバイソン戦。
ここまで辿り着き、且つあそこまで辿り着けたうp主には頭を下げざるを得ない
ちなみに最初CPU専用だったためか、『ターボ』までのバイソンは基本的にやられ以外で声を出していなかった。総統は本当にやられ声しか出なかったが
例外としてターンパンチで一応を声を出すのだが、これがどう聞いても ゲーム中のアナウンスの声と同じ *4なので、
バイソンが叫んでいるのかナレーションがしゃべっているのかイマイチ分からない。
(対戦後の勝ちセリフはあるが、当時はここで音声は出ない)

『スパII』ではダッシュ系の必殺技と投げ技にボイスが実装され、勝利ポーズ時の顔グラフィックが変更。
念願の対空必殺技である「バッファローヘッドバット」も追加された。
『スパIIX』では追加された必殺技「ダッシュグランドストレート」でローリスクに接近・攻撃できるようになり、
スーパーコンボの性能が高いこともあいまって上位キャラクターとして認知されるようになった。
また、当時のゲーメストの攻略では隠しキャラとして登場した豪鬼に対して有利が付いた唯一のキャラでもあった。

『ZERO3』で一部キャラクターの中ボス相当のキャラクターとして登場。
隠しコマンドで使用もできるが、ユーリユーニ同様ストーリーはベガと同じものになる。
AC版では通常技が『II』並に少なく、バッファローヘッドバットがZ・V-ISM限定な上にリバーサル専用技として扱われているため、
他のシリーズとは違った操作感覚が求められる。
そのため、家庭用では大きく性能が調整された上で通常キャラクター扱いになった。
なお、AC版準拠の性能もEXバイソンとして選択可能。

『IV』では、各種ダッシュ系の必殺技をEX技として発動すると一度だけスーパーアーマー属性が付加されるという特徴が与えられ、
突進中に相手のカウンターを受けて技を潰される危険性が少なくなった。これにより相手を攻め立てるのが容易になったほか、ウルトラコンボの突進力が高く、
様々な状況から大ダメージが狙えるなど高火力キャラになっている。また、比較的体力が多いのも強み。
『スパIV』になると、体力を減らされ(それでも平均値よりは高い)、割り込み技のバッファローヘッドの攻撃力が減らされる等
多少の下方修正は受けたものの、ストIVと同じ感覚で扱っていける。
またリーチ・判定に優れた通常技による牽制・迎撃力が非常に高く、隙あらば暴れて潰す「待ちバイソン」なんて物も対戦では見受けられる。
そしてUC2に2回転コマ投げの新技『ダーティーブル』が追加された。
頭突き、足封じ、肘と反則技を連続で浴びせるという、英国の紳士ボクサーが聞けば間違いなく紳士だけに士っ紳失神するであろう程にダーティーな必殺技である。
最大 700 と言う凄まじい気絶値 が光る強力な投げ技だが、暗転後1F故に見てからジャンプで避けられるため基本割り込みなどで狙う事になる。
なおスパIVAEでは2回転から逆ヨガ×2に変更された、何の因果かどうでもいいがバイソン将軍のUC2もコマンド変更されている。

『3Dエディション』ではタメキャラの例に漏れずLITE操作の恩恵はかなり受けているが、ダッシュストレートの亜種が多すぎるのが悩みどころ。
ちなみにLITE操作でのワンボタンターンパンチは「使わない間はボタン溜めせずとも勝手に溜まる」というなんだかズルい仕様。
しかしカプエス2EOでの「使う度にランクが上がり、最終的にファイナル連打可能」に比べれば調整はできている方か。


MUGENにおけるバイソン

MUGENでは海外製のものが多い。以下代表的なバイソンを紹介。

ストII

+ リン&バット氏製作 ストII仕様
+ OMEGAPSYCHO氏製作 スパIIX仕様

CVS

+ rei氏製作 CVS2仕様
+ Kamekaze氏製作 CVS2仕様
+ Jesuzzilla氏製作 CVS2仕様

アレンジ

+ ですからー氏製作 ストⅣっぽい仕様
+ Fido氏製作 MX仕様

改変

+ キャノン娘氏製作 ドリームバイソン

この他にも「クレイジーバイソン」なるキャラが居るが、何故か声がゆっくり
イントロでサガットをヘッドボマーでぶっ飛ばしたりスタンドが使えたり七星ゲージを持っていたりなどとにかくカオス。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6389319

また、悪役ボクサー繋がり一般的なヘビー級ボクサーという造形から、
画像の一部を加工してタイガー・M・マッタク・ツヨシが作られている。


出演大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
【ドリームバイソン】

出演ストーリー


*1
この時、バイソンが倒していった格闘家の中にキマラ・ザ・バウンサーの名がある。
リュウに一撃も当てられないアレックスに一撃でやられたバイソンの、そのまたかませである。
ヒューゴー関係のストーリーでも、2ndのエンディングでCWAタッグトーナメントに出場→3rdのストーリーで「前のトーナメントの圧勝ぶりがたたり……」と
マッスルボマー勢(特に高確率でザラゾフコルトのタッグ)があっさり蹴散らされたような描写がなされており、
どうもストIIIではマッスルボマーキャラの扱いが悪い模様。

*2
『V』で「エド」と名付けられ、ストーリーに関わる事に。
並行して運営されている「シャドルー格闘家研究所」で設定も公開されている。
ナッシュ編では目覚めたばかりのナッシュにちょっかいをかけつつ辛辣な一言を放っていた。
ユリアン編では取引に応じつつも報酬の上乗せを要求した結果ボコボコにされたが、
バイソン編ではバイソンに対し二人で名を挙げる事を提案、用が済んだらユリアンとも手を切るつもりでいると打ち明けている。
そして、追加キャラクターの一体としてまさかのエントリーを果たした。
…ストーリーモードで見せた姿と大きく変わっているが、彼に一体何があったのだろうか。

*3
が、GBA移植版の『リバイバル』では後の設定に合わせてかエンディングが刷新され、
しかもその内容が「シャドルー総帥になるも数ヶ月で崩壊させてしまう」というどうしようもない物に。
……何がしたかったんだ、カプコン。
『スパIIHD』及び『ウルII』でもエンディングが刷新され、こちらは賞金を使い果たした後再び格闘界に舞い戻る内容になっている。

*4
システムボイスがそのまま流用されており、ターンパンチの「ワン!~セブン!」(当時はまだ8と9は無かった)がコンテニューの残り時間カウントの声、
「ファイナル!」が最終ラウンド開始の「ファイナル!」の声である。
またバイソン自身のコンテニュー時の「ファイト!」も「ラウンド○ ファイト! 」からそのまま持ってきたもの。
一応『ターボ』までは男性陣の声は共用だったのと当時のナレーションの声質が低く野太いものであったことから違和感はなかったが、
各キャラごとに声が区別化された『スーパー』以降はバイソンも「オアー!」という固有ボイスを手に入れたまではいいが、
ターンパンチは相変わらずな上にシステムボイス(とガイルの声)が 若々しくやや高めな青年の声 に変わっていたため、
今度はガイルと合わせてキャラのイメージとは不釣り合いな印象をプレイヤーに与えかねなくなってしまった。
国外配信の『スパIIXHD』ではガイルのソニックブームが『ターボ』以前のボイスに戻される措置が取られ、ナレーションも新録されたが、
この作品でもバイソンのターンパンチの声は引き続きシステムボイスから流用している。