仮面ライダーアギト



    『目覚めろ、その魂』


 ■スペック(グランドフォーム / ストームフォーム / フレイムフォーム)
 身長:195cm
 体重:95kg
 パンチ力:7t / 右腕3t、左腕7t / 右腕10t、左腕5t
 キック力:15t / 5t / 7t
 ジャンプ力:一跳び30m / 一跳び50m / 一跳び20m
 走力:100mを5秒 / 100mを4.5秒 / 100mを5.5秒
 必殺技:グランドフォーム:ライダーキック(30t)
     ストームフォーム:ハルバードスピン(30t)
     フレイムフォーム:セイバースラッシュ(30t)
+ 他形態はこちら
平成仮面ライダーシリーズ第2作『仮面ライダーアギト』の主人公。
仮面ライダーディケイド』にも登場している(後述)。

+ 『既に仮面ライダーである男』津上翔一

パッと見では分かりにくい(主演俳優でさえクウガと同じクワガタだと思っていた節がある)が、モチーフは龍。
金色の体色を持つ基本のグランドフォームがこれ。
また、変身ベルト「オルタリング」にはフォームチェンジの制御を司る「ドラゴンズアイ」という部位がある。
これは後述する「人に智恵を与えた悪魔」サタンに通じるモチーフである。
そこから、身軽でハルバードを操るストームフォーム、パワーと感覚に優れ剣を操るフレイムフォームの三形態に変身可能。
これら三つのフォームの特徴を全て併せ持つトリニティフォームにも二回だけ変身したことがある。
トリニティフォームは「完全に記憶を取り戻したので変身できた」事になっており、
その後すぐにまた記憶を失ったのと、バーニングやシャイニングになれるようになったために、
体への負担がかなり大きいトリニティになる必要はなくなってしまったという事情がある。

劇中ではさらに進化することで、最強のパワーを持つバーニングフォーム、
そこからさらに殻を破るようにして最終形態シャイニングフォームへと変身した。
このシャイニングフォームの配色とデザインは、アギトの力の出所も合わせて後述する「天使」たちよりも余程それらしく見える。
シャイニングフォームは普通のキックの時点でノーマルアギトのライダーキックと同程度の威力という設定になっており、
相当高いスペックを持っていると思われる。
余談だがファンの中にはシャイニングの胸部がコンセプト的にはともかく見栄えがちょっと、などの理由もあるが
いかにも力強く見えるバーニングの方が良いという人も根強くいる。

ちなみにアギトに変身した後は無我の境地に至っている為、掛け声などを除くと殆ど喋らず、
変身する前のような天然ボケな部分は全く見られない純粋な闘士になるという、
変身者の性格や経験がバリバリに出ていた前作のライダー、クウガとは対照的なバトルスタイルを取る。
それが、AIが弱体化する前のG3-Xも難なく使いこなした理由になっている。
…のだが、実は1回G3-Xに変身した氷川と、アギトの姿で、それもよりにもよって戦闘中に漫才を繰り広げた挙句、
アンノウンに逃げられたことがある。勿論すぐに追いつき、息の合った連係で無事に撃破したが。
当然、無我の境地という設定をガン無視した描写のため、後付け設定として
「アギトに変身したのに素の翔一のままだった理由」が作られることとなった。

アギトは「アギト(AGITΩ)」とも書き、日本語の古語で「顎門」を「あぎと」と読んだことに由来し、
英字表記であるAGITOがラテン語において「覚醒」や「挑戦」を意味することにもちなむ。
さらにAGITΩは、聖書に存在する「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」の
フレーズを思わせる文字構成であることから、「最初で最後の作品」との意味合いが込められている。
本名に濁点つけてみたどこぞの番長様とは違うのよ。
余談だが、日本語の古語としての「あぎと」は、「アゴ」、「魚のエラ」(英語で言えばギル(ス))を意味している。



    「誰も……誰も人の未来を奪うことはできない!」

スーツアクターは 高岩成二氏 。前年までスーパー戦隊シリーズのレッドを担当していた氏が初めて担当した主役ライダーであり、
以降の現在の『仮面ライダーエグゼイド』に至るまでほぼ全ての平成ライダーの主役アクターを務め続けている。
(『響鬼』のみ不参加で再び同年の戦隊のレッドを担当、エグゼイドはSD体型のレベル1を除く)
ちなみに『アギト』開始時にはまだ前年スタートの『未来戦隊タイムレンジャー』が放送していたため、
ここから数週の間高岩氏演じるレッドとライダーが一度に見られるという貴重な期間になったといえる。まさにスーパー高岩タイム!

+ 「アギト」の真実 ※本編ネタバレ注意

+ 『仮面ライダーアギト』以降の客演

+ ガンバライドとガンバライジングにおけるアギト


MUGENにおける仮面ライダーアギト

+ qzak氏製
+ 琉衣氏&吾妻氏製
+ ennki氏製


この他仮面ライダーディケイドにはグランドフォームのライダーキック、ストームフォームの攻撃と
フレイムフォームのセイバースラッシュが技に入っている。

出場大会

出演ストーリー



*1
しかし、これは襲われた同族が本能的に発していたSOSの念波を受動的にキャッチしていただけであり、予知能力の類ではない。
事実、アンノウンの襲撃をこの能力で未然に防げたことは本編では一度としてない(といっても助かった者がいない訳ではない)。

*2
尤もこの事は本来「ショッカーの怪人バッタ男」に過ぎないはずの初代『仮面ライダー』の頃から言われており、
『真・仮面ライダー序章』の主人公、仮面ライダーシンは怪人バッタ男と呼ぶに相応しい姿にされ、
逆に初代のリメイク作である『仮面ライダー THE FIRST』や続編『NEXT』では、全ての怪人が仮面ライダーっぽいデザインで統一されている。

*3
アギトの舞台は「"未確認生命体4号"が"未確認生命体"を滅ぼしてから2年後」とされている。
この設定は前作『クウガ』での事件を思わせ、一見クウガから直接繋がった続編のように見えるものの、
実際には「クウガとよく似た事件が起こったパラレルワールドの2年後」であり、別の世界観の物語である。
例えば、アギト第1話の劇中時間は2001/1/30。このとき未確認生命体が滅んで2年経ったことになっているが、
クウガと世界観が同じならこの日はダグバとの最終決戦のはず。さらにG3のモチーフは未確認4号とされるが、
形状はそれほどクウガと似ていない(ただし『HERO SAGA』に出てきた“G1”は割とクウガに酷似している)。
また、思わせぶりな単語はいくつかあるものの、「クウガ」「グロンギ」という直接的な用語やその姿も一切登場しない。
これは、『クウガ』担当者の「クウガは『クウガ』で完結させたい」という思い入れがかなり強く、
「五代雄介がみんなを笑顔にして、世界は平和になったのに、また戦いが起こったら、彼が戦った意味がなくなってしまう」
という意思を反映して、「アギトはクウガの続編のようで続編ではない」という事を示すための意図的な設定である。
そして殆どの人が忘れていたこの舞台装置は、上記の『ディケイド』において意外な形で活かされる事になる。

一方、『HERO SAGA』の別作品では『アギト』と『555』の世界観が繋がっている設定のものもあったのだが、
こちらは後に修正され無かったことにされた。

*4
なお、『正義の系譜』のラスボス「邪眼」はゴルゴム出身の元世紀王で、自分が創世王になる為に
BLACKとシャドームーンのキングストーンを狙い、結城丈二(ライダーマン)の恩師を操って究極の肉体を作らせ、
ショッカーやゲルショッカーの怪人を操っていたという設定で、これだけ聞くと昭和ライダーとの接点しか分からないが、
彼の復活はアンノウンや「闇の力」のパワーに反応した為とされており、アギトとも関わりを持たされている。
『正義の系譜』のアギトパートはTV本編の最終決戦の三ヶ月後で、RXまでのライダーたちと世界観を共有しているという設定で、
さらに公式攻略本に記載された年表においては、明確にクウガとアギトが繋がっている設定になっていた。
(この年表では真、ZO、JもRXまでのライダー+クウガ、アギトと世界観を共有していることになっている)
なお、『正義の系譜』の設定では「2004年1月」にアンノウン達との戦いが終結したことになっており、
作中に登場するアギトはそれから3ヶ月後、「2004年4月」の設定である。
テレビ本編の『アギト』は「2002年1月」に終了したため、ゲームの設定とは2年ほどのズレがあるが、
実は『クウガ』を2001年終了として『アギト』をその2年後の2003年から開始と考えると符合する。
つまり、この世界のアギトは実際に昭和ライダーとクウガの歴史を辿った後のアギトと考えられなくもない。

また、翔一役の賀集利樹氏はこのゲーム以前にも、劇場版アギトで藤岡氏と共演している。
この映画で藤岡氏はチョイ役の警視総監役として出てくるのだが、翔一や氷川らアギトのライダー達に向かって
自身がかつて人々を守る戦いに身を投じていた(仮面ライダーとして戦っていた?)という意味深な発言をしている。
これについて製作スタッフは「この警視総監は、本郷猛(仮面ライダー1号)と思って頂いて結構です」と
公開当時の各関連雑誌のインタビューで答えている。
『正義の系譜』で(クウガと)アギトが昭和ライダーと世界観を共有している設定になったのも、この発言が絡んでいるのかもしれない。
映画公開後の本編の展開では、「アギトは進化した人類」「アンノウンが襲うのはアギトかアギトになり得る人間」と言う事が判明したために
現人類がアギトに取って代わられる事を恐れた警察が人を襲っているアンノウンを無視してアギトを捕獲という
乱心したとしか思えない判断を下してしまうわけだが(念のため、この判断に警視総監が関わっている描写はない)