アンダードッグ


"Underdog is here!"

+ 日本語吹替声優
近石真介
1964年アニメ版(フジテレビ版)
鈴木正和
1964年アニメ版(カートゥーン ネットワーク版)
落合弘治
『鉄ワン・アンダードッグ』

アメリカのカートゥーン『アンダードッグ』の主人公。2007年には映画化もされた(邦題は『鉄ワン・アンダードッグ』)。
見ての通り、黒い耳をしたビーグル犬である。
ちなみに、「アンダードッグ」は、「負け犬」という意味もある。なんともひどい名前である。

落ち毀れの警察犬だったシューシャイン。
ハムと爆弾を間違えるような大失敗を繰り返した挙句、落ち込んで歩いてる所を保健所の車に捕まってしまった彼は、
あろうことかマッドサイエンティスト、バーシニスター博士の実験材料として研究室に運び込まれてしまう。
なんとか逃げだしたシューシャインだったが、彼はその過程で誤って博士の研究していた超人薬液を浴び、
力は機関車より強く、弾丸よりも早く、高いビルディングさえも飛び越える、スーパードッグへと変貌を遂げていた!

かくしてシューシャインは「U」マークの赤いセーター、青いマントを身に纏い、
世のため人のため、美しいスパニエル犬ポリーのため、キャピタル・シティの平和を守るため、
そしてダメダメな自分を受け入れてくれたジャック少年とパパ達家族を守るため、
鉄ワン・アンダードッグとして、迫り来るバーシニスター博士と命を賭けて戦い始めるのであった。

とまあ、意外にシリアスかつ「大いなる力には大いなる責任が伴う」を地で行く展開なのだが、
いかんせんアンダードッグが「犬」である時点で、残念ながら色々と台無し…というかコメディにしかならない。

画像を見ればわかるように、赤いセーターに青いマント、胸には「U」の文字と、
どこからどう見てもアメリカで一番有名なスーパーヒーローをモデルにしているとしか思えない。
それもそのはず、もともとこの作品、「アメコミのかっこいいシーンを全部犬に変えたら面白いだろう」
という狂った発想の下に生まれた代物である。
当然、アメコミヒーローをパロったネタも多い(例えば、彼は犬なのにわざわざ電話ボックスで変身する)。

その能力も、怪力や飛行、目からビームなど、明らかに某超人を意識している。
また、異なる星から来たわけでもないのに空を飛べる理由は、鷲の遺伝子を注入されたからだそうである。
つまりキメラ(合成生物)と言えるかもしれない。鷲の遺伝子があっても翼が無きゃ飛べんだろ!

+ 映画版関連動画集
映画版トレイラー
映画版テーマソング
ワン・オブ・スティール


MUGENにおけるアンダードッグ

Derrick.D.Rowell氏によるアンダードッグが存在する。
ポパイマービンくんを製作した人、と言えば分かりやすいか。
カートゥーン風のかわいらしい絵柄だが、画面内を飛び回ったりビームを放ったり、
画面外から家を持ってきて投げ付けるなど、ハチャメチャな演出になっている。
全体的に、攻撃力はそれほどではないものの攻撃範囲が広く、拘束力の高い技が多い。
中でも家を持ってくる「Building Smash」(通称「家」)は凶悪で、ブレイジングスター並みに攻撃範囲があり、
100Hit以上を軽く叩き出し、おまけに瓦礫にも攻撃判定を持つ。
タッグ戦でこれをやられると二人まとめて拘束された挙句に壁に叩き付けられるため、追撃がほぼ確定になる。
実際、この大会にはと組んで出場し、拘束の強い犬と攻撃力の高い猫のコンビで大暴れした。
AIもデフォルトで搭載されているが、あまり見かけることはない。やはり、カートゥーンは受けが悪いのか。

この他、同氏による専用ステージ「Big City」も存在し、現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。

出場大会

削除済み


最終更新:2024年04月15日 21:19