武藤遊戯


「ぼく武藤遊戯の宝物は、じいちゃんにもらった”千年パズル”」
「これが解けたらなにか願いがかなうんだって。 よーし絶対完成させるぞ~!」

「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画『遊☆戯☆王』、並びにそれを原作としたアニメの主人公。「語られる怪力乱神」とは無関係。
祖父の武藤双六から譲り受けた、今まで誰も解いたことがないという「千年パズル」を完成させ、その身にもう一つの魂を宿すこととなる。
無類のゲーム好きで、実家で祖父がゲーム屋を開いていることもあり様々なジャンルのゲームを知っており、その腕前もかなりのもの。
やや気弱で優しい性格。当初はいじめられっ子で、千年パズルにも「親友が欲しい」と願うほどだった。
得意なはずのゲームでも追い込まれて裏人格の出番、という展開が多かったため一見裏人格に劣る印象があるが、
実のところ自分への自信のなさで委縮してしまい実力を発揮できないためらしい。
だが、芯の部分では裏人格や並み居る強敵にも負けない強さを秘めており、裏人格の危機を救うことも多々あり
その強さを認められている。裏人格の遊戯のことは「もうひとりのボク」と呼ぶ。

ジャンルを問わずゲームの腕前が相当なものである事から知能自体は高いはずだが、
学校の成績の方はあまり芳しくない様子(親友で元不良生徒の城之内よりマシな程度)。
まあ、勉強そっちのけでゲームばかりやってるからだろうが。


「さあ、ゲームを始めようぜ」


「これは、『闇のゲーム』だ」


こちらは千年パズルに宿るもう一人の遊戯。(初登場の時の相手は牛尾哲。あの5D'sに出てきた人である)
ファンからは「闇遊戯」「王様」と呼ばれることが多い。その他、「裏遊戯」「遊戯王」「アテム」「ATM」などとも呼ばれる。
(これに対して、通常の遊戯はファンからは主に「表遊戯」「相棒」「AIBO」などと呼ばれる)
作中では主に「遊戯」「もう一人の遊戯」と呼ばれる。表遊戯は「もう一人のボク」と呼んでいる。
一部のキャラ(アニメオリジナルキャラ)は「名も無きファラオ」と呼ぶ(彼は名前を忘れているのであって無いわけではないが)。
小説版では表人格の遊戯との区別として、「遊戯王」が通称として使用されていた。
表遊戯とは対照的に非常に自信に満ちており、どんな強敵にも臆せず立ち向かう。
原作初期では、目に余る行為をしている相手や怒りを向けるべき相手に「闇のゲーム」を持ちかけ、
持ち前のゲーム勘で相手を打ちのめし、今までの行いに対する「罰ゲーム」を与えて回っていた。

ちなみに、カードゲームばかりだと思われがちだが、初期ではそれ以外にも色々とやっていた。
古代エジプトではゲームとは神聖な儀式であり決闘法だったという設定から、
ジャンプ王道のバトル漫画でその勝負の方法がゲームという作品だったわけである。
やっていたものは幅広く、現代のテレビゲームやTRPGから将棋のような古典的な遊戯までおさえている。
デュエルモンスターズもここまで人気にならなければ一つの章で扱われるだけのゲームになったはずである。
しかし本作品のヒットにより、それまで大人の趣味だったTCG(トレーディングカードゲーム)が子供達にも知れ渡り、
ポケモンカードゲーム』等、次々と子供向けTCGが作られる様になった。
(但しポケモンカードゲームの最初のシリーズはまだヒット前とは言え遊戯王より古かったりする)。

作品のメインテーマとなったカードゲームにおいても、相手の裏をかき一発逆転を仕掛ける知力と、
欲しいカードを欲しい時に自在に引き当てる強運を持ち、劇中でデュエルに敗北したのはたった三回、
(しかも一回は相手が「お前が勝ったら死んでやる(意訳)」と自殺宣言して遊戯が降伏したことによる敗北で、
 デュエル自体は勝利が確定していた。その相手とは他ならぬ海馬瀬人である。
 ただ、海馬瀬人のページにも書いてあるが実際は海馬の勝利が確定していたのは有名)
アニメオリジナルのドーマ編ではラフェールに惨敗したのみである。
当初は冷酷さも顕著で敗者に容赦なく割と洒落にならない罰ゲーム(丸焼き・精神崩壊など)を仕掛けていたが、
(『ファラオの呪い』のイメージも前面に出したキャラだったため。だからこそ『闇のゲーム』なのだし。敗北者にかけることができる魔術はいつの間にか使われなくなった)
遊戯に影響されたのか路線変更の影響か、非道な言動はなくなっていった。
(龍札というゲームではルールの関係上、結果的に相手の魂を犠牲にせざるをえなかったが)
……ただし終盤で、表遊戯や友人たちがいないところで
相手の息子を人質にして攻撃をやめさせようとしたことがあるが(後に「和賀郡」と呼ばれる)。
付け加えるなら、後述するバーサーカーソウルなどのように、
後期以降でも敵に追い討ちを行う程度などはよくあることだったりする。
また、周りの人物は闇人格の彼のことを「かっこいい遊戯」や「名無しファラオ」と呼んだことがある。
なんで名無しなのかというと、彼自身が自分の本来の名前を忘れてしまっていたから。
自身について書かれた石版の一部が欠損してしまったことが原因らしい。
こちらは表遊戯のことを「相棒」と呼ぶ。
あと、どういうわけか言葉遣いが昭和テイスト。ナウい。
もっと腕にシルバー巻くとかよ(さ) !!

表遊戯と闇遊戯が意識して交信できるようになってからは二人で相談してデッキを組んだりしているらしく、お互いの信頼が伺える。
遊戯自身のデッキは「ブラック・マジシャン」を筆頭に「クリボー」「ギルファー・デーモン」など闇属性を軸としたデッキに
「エルフの剣士」「バスター・ブレイダー」「絵札の三銃士」などの戦士族を加えた物を主に使用。
また、「ブラック・マジシャン・ガール」「磁石の戦士」といった
『仲間との絆・結束』をテーマとしたカードも愛用している。
物語の終盤に表遊戯は自身だけのデッキを作る事になるため、そちらでは「ガジェット」や
「サイレント・ソードマン」「サイレント・マジシャン」といったレベルアップするモンスターを使用している。
特殊な構築故に癖が強く、一見弱そうに見えるが状況で爆発的な威力を発揮するタイプ。どこか本人らしい。
クリボーなどの弱小カードでも逆転の切り札になりうるなど、1つのエースカードに拘る海馬とは
対照的な性格のデッキとなっており、この傾向は以降GXや5Dsの主人公やライバルにも受け継がれている。

ちなみに、各登場人物と関わりの深い女性型モンスターカード、いわゆる「嫁カード」は、
闇遊戯が「ブラック・マジシャン・ガール」、表遊戯は最終戦でフィニッシャーになった「サイレント・マジシャン」と言われている。

なお、「こんな物全部突っ込んでデッキが回る訳が無い」とはカード物の漫画お約束のツッコミ。
でもカードとの絆を深めれば必要な状況で必要なカードを引けたり、
デッキに入れてないカードが助太刀してくれるのが『遊☆戯☆王』である。

とはいえ物語の進行における都合上、必要なカードが引けるまで
デュエルを長引かせるわけにもいかないので仕方のないことではあるのだが。
ちなみにどれほど重いかというと神含めて上級モンスターが10体以上入っているという、シリーズ通してトップクラスのヘビーデッキである。
それでもGXの主人公の十代曰く、この神3体が入っていた頃のデッキが「遊戯のデッキの中で最強だった頃のデッキ」だそうだが。
その神3体入りデッキを倒した表遊戯のデッキは?とか言ってはいけない
ちなみに、OCGでも欲を出さずエースカードを2、3種類までに絞れば遊戯風のデッキも十分構築可能。
難度の高い複合デッキも「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」はサポートの共有が可能なので比較的組みやすい。
逆に登場人物が現実的なデッキを使っているカードゲーム漫画もあるにはあるが、
こちらはこちらで「使い古された戦法」「有名デッキを自分が考案したみたいに振舞うライバル」なんてツッコミが入ったりする。
尤も作者が全国大会で毎回優勝出来るほどのデッキ構築の天才で無い限り、斬新克最強なデッキなんて無理な話なので。
そもそも『デュエルモンスターズ(原作漫画ではマジック&ウィザーズ)』自体、冒頭の通り一章限りのネタして適当にでっちあげた代物の為、
コナミが商品化するまではルールが酷過ぎて、TCGを知る者からは突っ込まれまくっていた。
当時の日本でTCGと言う物を知っていたのは「大きなお友達」だけだが。
(ちなみに下記の「東映版」の頃に発売されたバンダイ版TCGは、当時の原作通りのルールの所為でクソゲーそのものである)

声優は初期に放映されたもの(通称「東映版」など)では蔵馬役でも有名な氏、
再度アニメ化された『デュエルモンスターズ』や続編の『GX』ではジャニーズJr.のメンバーである風間俊介氏が声を演じている。
当初は声優経験皆無のジャニーズタレントが演じることに不安の声が上がり、
実際暫くはあまりの演技の下手さに視聴者も悶絶したが、約四年という長期に渡る放送期間で徐々に上手くなっていき、
終盤ではプロの声優顔負けの名演を一人二役で見せていた。*1

逆に緒方氏の場合は流石の演技力で「気弱な少年/恐ろしい何者か」を演じきっており、
そのあまりの迫力と格好良さから、初代遊戯の人気もかなり高い。
しかし初期闇遊戯は凶暴すぎるためか、こっちが悪役とも呼ばれたりする。
特に「ハハハハ 走れ走れー!迷路の出口に向かってよー!」と言った時には王様の目が完全に逝ってしまっていた。
しかも原作で王様が所謂馬鹿笑いをしたのはこの時だけである。
そのためか「初期の王様がこの調子なら史実の王様は暴君だったのでは…」と議論が酌み交わされるほど。
改心後はあまり悪どいことはしなかったが、記憶編の遊闘322「幻のNPC!!」にて悪人顔が復活した(先述の和賀郡)。
また「遊戯王ボーカルリスト」というCDではエレキギターを持ち表遊戯といっしょに映る光景がある。

またこの作品全般に言えることだが、「言葉のドッジボール」ともなるものがこの作品の伝統となっている。
例を挙げると「Q. 今のは? A. ああ」とか「Q. 伝説って? A. ああ!それってハネクリボー?」、「おい、デュエルしろよ」などが有名。

+原作ネタバレ注意
闇遊戯は実は3000年前のエジプトの王、正真正銘のファラオであり、
実名は「アテム」。名前の由来は古代エジプトの太陽神「アテン」から来ている。

父親が病で死去した後、若くしてファラオの座に着き、国が盗賊王「バクラ」に襲われた際には、
千年パズルの力を持って封印の石版から三体の神・三幻神を呼び出し操ったことで伝説のファラオとも呼ばれる。

バクラの襲撃を端に発した、闇に心を捉われ邪神ゾークとの契約を結んだ部下「闇の大神官アクナディン」と、
神と互角以上の力を持つ「白き龍」を従えた部下「神官セト」との三つ巴の大きな戦いの末、
ゾークに敗北してしまうが、最期に自らの魂ごと闇の大神官の魂を千年パズルに封じ、
千年パズルを砕き封印することで世界を守った。
(後付けではあると思われるが、初期の闇遊戯が凶悪な面構えで罰ゲームを連発していたのも、
 アテムの魂が闇の大神官の闇の力に影響されていたためと、後の文庫版で作者に解説されている)

なおこの時、“アテム”という名は彼の跡を継いだ神官セトの計らいもあって、石版や神殿等からは
ファラオの名が刻まれた箇所は殆ど削り取られており、千年アイテムと共に冥界の扉を開く為の「鍵」となった。

遊戯と共に前世から因縁がある多くの強敵との戦いに勝利し、
遂に千年パズルに封じ込められた「アテム」と「闇の大神官」の記憶によって投影され、
どちらの魂が現世に舞い戻るかを決定する究極の闇のゲーム「闇のRPG」による記憶戦争で全ての記憶を取り戻し、
最後は3000年前の因縁の敵を完全に滅ぼすことに成功した。
全てが終わった後、自身の魂を冥界に導き安らかに眠らせるための「戦いの儀」(デュエル)を遊戯と行う。
お互い今まで登場したカードを次々と繰り出す激戦の末最後の一手を遊戯に読まれて敗北し、惜しまれながらも冥界へと去っていった。

余談だがこの最終戦にてアテムは「自分の引きたいカードを引き当てる力」を発動させていたりする。
手札が0枚の時に「俺はビッグ・シールド・ガードナーを召喚する!ドロー!」と召喚するモンスターを宣言してからカードを引いている。
イシズさん曰く「ドローとは運命によって導かれるものだと思っていましたがファラオはその運命をも操っている」との事。
なんなんだこのカードゲーム

+その後の出演、影響など
アテムが去ったその後も元々の遊戯は決闘王(デュエルキング)であり続け、
数年後の世界である続編『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』ではアカデミアに彼が使っていた
デッキのレプリカが展示される(流石に神のカードは入っていないがそれ以外は全て再現されている)というだけで
整理券が配られるほどの好評を博するなど、最早その強さは伝説化している。
それ故に神楽坂というキャラがレプリカデッキを盗み、十代と対戦することとなった。
ちなみにこのレプリカデッキ、最終的には卒業デュエルの優勝者のプレゼント対象にされる程に至る。

またGX二期で十代達が童実野町に修学旅行に訪れた際には、バトルシティ編の舞台になった所が現実の聖地巡礼の如く
十代達に名所扱いされるなど影響力も大きく、十代達は遊戯に会いたがっていたが、
祖父の武藤双六から遊戯は旅に出ていると言われ、会うことはできなかった。
ちなみに上記の「旅に出ている」という設定からニート扱いされている。

デュエリストたちの憧れの存在として時折名前は出てくるが、本編にGX時代の遊戯が実際に登場したのは僅か2回、
物語の最初と最後のみである。
どちらも目元より上は陰になっていたり見切れていて表情は伺い知れないが、
DM時代より背が伸びて落ち着いた雰囲気を持ち、アテムとも似ていながらまた違う存在感を放っていた。
第1話では新主人公である遊城十代と偶然に出会い、役割を引き継ぐかのように「ハネクリボー」のカードを彼に贈っている。
その後GX最終回では現代の遊戯とハネクリボーの導きで十代はDMの時代にタイムスリップし、
当時の遊戯とデュエルすることになる。このデュエルを通じ失っていた大切な物を思い出した十代の全力の攻撃に、
当時まだ冥界に帰還する前のアテムの人格が現れ…

そして遊戯王シリーズ10周年記念映画『超融合 時空を超えた絆』では、
デュエルモンスターズが元で破滅した未来を変えるべく、ペガサスを抹殺してデュエルモンスターズ自体の
存在を消去しようと企むパラドックス相手に、遊星、十代と夢の共演&共闘を果たしている。
ちなみに『5D's』本編では遊戯自体は出演や話題は無いものの、この映画で遊星の時代においても伝説として
語り継がれていることが明らかにされており、遊星からも「さん」付けで呼ばれている。
この映画の物語は後の『5D's』本編にも大きく関わってくる。

+カードゲームではよくあること
不思議アイテムの力を借りてるとはいえ、創世神を呼び出したりと、
はっきり言って後付けとはいえゲームで勝負する漫画の主人公としては過大過ぎる設定及び能力な気がするが、
遊戯の後継者たる原作終了後も製作が続けられる続編シリーズの主人公たちも、負けず劣らずものすごいことになっている。

アニメにおける続編の『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』では主人公である遊城十代が、
半分人間やめた挙句精霊を実体化させる能力を身に付け、
敵役も運命を操る程度の能力ですら二期ラスボス、その次は十二次元宇宙の破壊を目論むヤンデレ
最後は宇宙の創造と共に現れた存在ゲッターレベルのインフレになった。

3作目『遊☆戯☆王5D's』では流石に次元や宇宙規模ではなくなったものの、バイク乗りながらデュエルとか
一つのモンスターを召喚するのに多くの人々の生贄が必要だったり冥界の王新世界の神とか別ベクトルでヤバくなり、
さらにはデュエルするためのバイクと合体までする奴まで現れたり、過剰なカード召喚が要因となり
人類がほぼ全滅した破滅の未来になるという事態になる程に至った。
最終的には主人公の不動遊星が飛行可能になったバイクに乗り生身で大気圏突破しつつ明鏡止水の境地を突破し全身金ピカになり
未来を変えるために発端となった永久機関ごと街を消そうとする人類最後の生き残りの未来人と死闘を繰り広げた。

4作目『遊☆戯☆王ZEXAL』では主人公の九十九遊馬が霊体のような相棒と合体変身し鎧を装着した上に
カードをその場で創造しドローする、直前のデュエルで創造したカードをデュエル外で武器として実体化させる、
ドローした(つまり既に確定している)カードを書き換える、相棒を失った完全に生身の状態でカード創造をやってのける、
ついには復活した相棒と合体し世界そのものに展開されたリアルダメージ付きフィールド魔法を別空間で塗り替える
と実に絶好調。
世界を創造し、現在・過去・未来の全てが記されあらゆる運命を決められるカードの存在が語られたり、
最終回では遊馬やガチ一般人のヒロインを含む仲間達が何の説明もなく生身で空を飛んだりしたが、
この頃にはもはや視聴者もその程度の展開は普通に受け入れていた。
それどころか終盤に登場人物の天城カイトが宇宙で宇宙服を着ていた事を視聴者に突っ込まれる始末…何かがおかしい。

5作目『遊☆戯☆王ARC-V』では主人公である榊遊矢が
第1話からカードを書き換えた上に新たにルールを創造する という前代未聞の事態を引き起こした。
また、遊矢が住む世界であるスタンダード次元と融合次元、シンクロ次元、エクシーズ次元の召喚法別に4つの次元が分かれており、 主人公である遊矢がその元凶の断片、つまりラスボスだったのである・・・。

6作目『遊☆戯☆王VRAINS』ではリンクヴレインズというネットワーク世界でアバターを用いてデュエルをすることが盛んになっている設定が有り、モンスターゾーンと魔法・トラップゾーンが3つの状態でデュエルを行うスピードデュエルと通常のデュエルであるマスタールールの2種類のルールがあるのだが、現時点ではスピードデュエルのみで条件が揃えば発動できる「スキル」が存在し、主人公である藤木遊作(Playmaker)のスキル、「ストームアクセス」はライフポイントが1000以下になった時にデータストームという膨大なデータからランダムにリンクモンスターを手札に加えるという歴代の主人公のカード創造能力をスキルという形で再現している。
また、データである「ストームアクセス」で入手したリンクモンスターは、ログアウトした後でも カードの状態で実体化し、以後のデュエルでも普通に使用可能。


むしろこんな連中がカードゲームで勝負しその結果に従うことが異常? 遊戯王だから仕方ない。
まぁ呪術的な物なのだろう。元祖TCGの『マジック:ザ・ギャザリング』の時代から(設定上は)カードデッキは「呪文の書」そのものである。
それこそ「カードゲーム以外では(通常兵器では)倒すことが不可能」と言い切っている作品さえあるし、
真面目なオカルト漫画でさえ麻雀で殺し合いをした事がある。
勝負が付いた後に落とし前をつけさせられるとかでは無く、
 悪霊が「陰の手牌」を揃えると体温を奪われて凍え死ぬ、退魔師が「陽の手牌」を揃えると悪霊が祓われる
 と言う様に麻雀そのもので殺し合いをしている(麻雀牌で八卦図を作って術を行使するみたいなノリ))
タロットカードを魔法の媒介に使う(間違ってもこういう使い方ではない)と言うのも古典中の古典である。


+……しかし昔どっかで聞いたような設定ですな。

ファラオがとおる!


連載開始当初の『遊☆戯☆王』は怪奇物の雰囲気が強く、明らかに『三つ目がとおる』を意識してた節がある。
(額に第三の目が浮かぶ、第1話で不良を廃人にするなど)
ただ誤解なきように言っておくと、決して安易な設定のパクりなどでは無く、
気弱な少年から人格が変わり、悪漢を様々なゲームで仕置きしていく……というストーリーは『遊☆戯☆王』独自のものであった。
対する写楽は、世界征服を目論んでおり(人間ではない(三つ目族)為当然の権利だそうだ)お世辞にも正義の味方だとは言い難い。
(また『遊☆戯☆王』初期の悪人はエゴの暴走で自滅するパターンが多く、その意味では喪黒福造の方が近い。
 写楽は変装してマフィアと交渉した挙句、決裂したら潰すなどもする)
後年になってカードゲーム路線に転向したものの、作者含め、初期の頃の雰囲気に愛着がある読者も多い。

+さらなる余談
今からすると信じられない話だが、カードゲームに移行する前の遊戯王は打ち切り候補にも挙がることがあるほど人気は低迷気味であった。
当時下ネタギャグ漫画「幕張」を連載中だった木多康昭氏は、担当編集者の瓶子吉久(現週刊少年ジャンプ編集長、当時高橋氏の担当でもあった)に対して「駆け引きとか増やしたほうがいいよ!これとか参考にしてさ!」と、「賭博黙示録カイジ」の単行本を手渡した。
が、なぜか参考にした結果は王国編における、スターチップと参加者の劣悪な待遇(羽蛾など大会の上位者は好待遇)という部分であり、「そこじゃねえだろ!」と呆れたという。
木多氏は、講演会において「もしも幕張をやめなかったら、ブレイク前の遊戯王が終わってたかもしれない」とも語っている。


ニコニコにおける武藤遊戯


「何勘違いしているんだ…!?

  まだ俺のバトルフェイズは終了していないZE!!」


ニコニコでは闇人格の遊戯は主に職業そのままに王様、本名からATMの愛称で呼ばれる。銀行の機械とは関係ない。
本来の遊戯もAIBOの愛称で呼ばれる。
こういう呼び名になっているのは、『遊☆戯☆王』のタイトルロゴの後ろに「YU-GI-OH!」という独特なアルファベットも綴られていることから。
『遊☆戯☆王』関係の動画のコメントには、半ば強引に☆やアルファベットを盛り込むことが定番となっている。
また前述の通り、初代遊戯の事を魔王様と呼んで区別する向きもある。

ニコニコ動画のデュエル対戦MADなどでは、だいたいの場合――
AIBO>>>>>>>>魔王様>>>>>>>>>王様
といった強さで表現されている事が多い。
確かに王様も原作では常勝無敗なのだが、メンタル面での弱さが目立っている為だと思われる。
(ニコニコでは豆腐メンタルなどと言われることも)
その点、常に威風堂々とした佇まいの魔王様、覚醒すると冷静沈着にデュエルを進めるAIBOの方が強く見えるのだろう。
但し魔王様の頃は自ら仕掛ける闇のゲームの関係上と、ピンチの場面でも物語序盤の為か
精神的に追い詰められる事はあまり無く、AIBOは、上記の様に元々芯の強く『遊☆戯☆王』の登場人物では
メンタル面最強と言われているので、王様と比べるのは少し酷である。
そもそも原作でも王様は精神の弱さこそ指摘されているものの、どんな状況でも決して涙は見せないなど
実際には王様は一般人よりも高いメンタル面を持っている。
こういった扱いをされる原因は間違いなく王国編におけるアニメオリジナルデュエルとドーマ編で泣きまくったことが原因だろう。
更に言えばこのシーン等はニコニコではネタ扱いされているものの、普通に見ればどんなに精神が強靭な人物でも
泣きたくなる様な醜い目に会っている。
あくまでアニメオリジナルや一つのネタでしかない部分を元に発言すれば、反感を買うだけなのは留意しておくべきである。

「覚悟しろよ! この虫野郎!!」

ニコニコでの遊戯王人気を不動にしたDM162話「ティマイオス発動せず」では、
インセクター羽蛾(通称:HA☆GA)がデュエル中に
「(表)遊戯の魂が封じ込められているカードを持っている」と嘘をつき、そのカードを目の前で破り捨てるという
卑劣な行為を行い、それにブチ切れた闇遊戯が魔法カード「狂戦士の魂(バーサーカーソウル)」で相手をメッタ切りにし、
ライフポイントが0になろうが、構わずダメージを与えまくった(しかもフィールド魔法の効果によりダメージ分の痛みを体感する状態で)。
それ以降、このネタは「ずっと俺のターン」と呼ばれている。
対戦格闘の動画やMUGEN動画においても、オーバーキルの状態が発生した時には、この様なコメントや、
「もうやめて! とっくに(やられている相手の名、または物)のライフはゼロよ!!」というコメントがされる事もある。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm117


「もっと腕にシルバー巻くとかさ!」

またDM50話にて、杏子と一緒に登校しようとする遊戯(AIBO)から
千年パズルを首から下げる服装は派手過ぎないか聞かれたATMが、
まだ地味すぎるからと「シルバー(ブレスレット)」を巻くことを提案したときのセリフから、
ATMはシルバーが好きという二次創作ネタが生まれ、上記のずっと俺のターン、
社長こと海馬瀬人のエネミーコントローラー、DM200話での井上作画並に定番のネタとして定着した。
ただしAIBO自身は、「ボクには似合わないよ」と断っている。
しかしのちに杏子とデートする際、そのアドバイスを覚えていたのかシルバーのブレスレットでめかしこむことになる。
肝心の王様は「あいついまいちセンスないぜ」と無情にもバッサリ切り捨てていたが…
http://www.nicovideo.jp/watch/sm777483

「爆☆殺!」

表遊戯(AIBO)も表遊戯で、下記の動画が投稿された頃から「闇遊戯以上に鬼畜な存在」として
ニコニコ動画に君臨することになる。
「闇遊戯はメンタル面が弱い」という二次設定(視聴者の印象)もこの頃から定着し始めたようだ。

+まだ俺のネタ解説は終了してないZE!
ちなみに上記のバーサーカーソウル、PSPのゲーム『タッグフォース3』に
ゲームオリジナルカードとして突如実装された。
OCGのルールに沿って多少効果の変更がなされているが、
「モンスター以外のカードを引くまでこの処理を繰り返す。」という効果テキストが入っているので、
相手のライフポイントが0になってもカードをドローし、ダメージを与え続けなければならない。
(たとえ相手のライフポイントが0であっても同時に自分の山札が無くなれば引き分けとなる)
Vジャンプの攻略本でも「もはや伝説となったカード」とまで書かれている。

ちなみにこの『タッグフォース』シリーズ、毎回流行のネタに便乗して登場人物に「人がゴミのよう」と言わせたり、
配信されたデッキレシピの名前が「ポポポポーン」や「僕と契約して決闘者になってよ!」だったりとフリーダムである。
デッキの内容も名前通り。

またこのゲームは続編である『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』のものだが、
その遊戯王GXでは遊戯王DMのバーサーカーソウルの回を再放送した週にGXでの放送でバーサーカーソウルの回同様、
魔法カードの効果で卑劣な手を使った敵に十代が怒りをぶつけるかの如くオーバーキルを行った。


更に、『デュエルターミナル』においても闇遊戯が特定状況下で、
「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」の台詞を言って速攻魔法を発動する模様。
いくらなんでも流行に便乗しすぎである。

そしてバーサーカーソウルの回の放送から10年が経過、アニメも5代目が始まる節目の年、
ついにバーサーカーソウルのOCG化が決定した。
OCGではモンスターの連続攻撃ではなく、バーンに変更されている(おそらく直接攻撃で効果を発動できるモンスターとのコンボを防ぐため)。
アニメに比べてダメージが減っているほか、回数制限が付いた。
ちなみに、OCGでは相手のライフが0になった時点でデュエルが終了するが、
TCG(海外版)では裁定が異なり、一連の処理が終わるまでデュエルが終了しないとされている(つまり相手のライフが0になっても効果が終了するまでダメージを与え続ける)。


そして2014年8月、DMがニコニコ動画で 待望の公式配信が開始された。
第1話以外は有料だが、興味がある方はこの機会にMADではない本編を見てみるのもいいかもしれない。
http://www.nicovideo.jp/watch/1406254067
またARC-Vも ニコニコチャンネル にて毎週土曜日に配信されており、第1話と最新話が無料で視聴可能となっている。
http://www.nicovideo.jp/watch/1405996527


「明日への遊☆戯☆王」?知らんがな(´・ω・`)


『ジャンプアルティメットスターズ』における遊戯

攻撃の殆どがモンスターの召喚やカード効果を駆使した攻撃となっている。所謂要塞キャラで、中距離遠距離が強い。
近距離がやや苦手で、知属性かつ体力低めなため打たれ弱いのが弱点。
必殺技で三幻神を召喚して攻撃させるが、無敵時間がないので途中で攻撃をくらってしまう。
そして三幻神のランクが原作と逆になっており、
オシリスの天空竜 > オベリスクの巨神兵 > ラーの翼神竜」の順番に強い。
遊戯の使用頻度という点から考えればこの順になるのも仕方ないかもしれない。
そして実際の遊戯王OCGでもほぼこの序列になった。

その他、一部のコマは死者蘇生が使用可能でデッキ内の他のバトルキャラを復活させる事が出来る。
とはいえ当然ならがデスマッチルールでは無効なため出番は少ないかも。

ボボボーボ・ボーボボでボーボボのアフロから登場したことがあるためか、ボーボボとは互いに相性がいい。
「ジャンプスーパースターズ」ではスーパータッグ技『澤井版オシリスの天空竜』も存在した。

MUGENにおける遊戯

樹(ju)氏による、『ジャンプアルティメットスターズ』仕様の遊戯にアレンジを加えたものが存在していた
現在は2016年のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可。
原作再現だが、4コマでの技しか搭載されておらず、死者蘇生はライフ回復・パワーゲージ満タンという仕様に変更されている。
更に、同じくJUSドットのキワミストライカーとして呼び出すことができる。
王様ボイスとAIBOボイスを選択でき、デフォAIも実装済み。

「俺の勝ちだ!!」

出場大会

更新停止中

出演ストーリー



*1
ただしアーケードゲーム『デュエルターミナル』では主人公にも関わらずまさかの代役起用となった。
おそらくは大人の事情だと思われる。
なおゲーム自体にエンドロールが無く、公式もキャストの公表はしていないためこの代役が誰なのかは不明である。

代役の正体について、まず「第4作である『5D's』の主人公、不動遊星を演じた宮下裕也の2役」説が最初に挙っていたが
後に声質の近い人物と言う点から「」説も挙っているのが確認されている。
勿論これらはあくまでも音感での推測であり本格的に検証をしたと言う話も特に無いので、この話だけを鵜呑みにするのはお勧めしない。
ニコニコにもデュエルターミナルの動画が幾つか有るので、気が向いたら実際に聴いて声利きしてみるのもいいだろう。
その場合は当然、動画にクレームを垂れ流したり代役の人にケチを付けるなどの迷惑行為をしないようマナーを守って視聴する事。