KOS-MOS








  「戦闘システム、オールグリーン」

ナムコのRPG『ゼノサーガ』シリーズのヒロイン(?)。正式名称は「対グノーシス専用ヒト型掃討兵器KP-X」。担当声優は 鈴木麻里子 氏。
物語中に登場する謎の敵性体「グノーシス」への反攻の切り札として、
ヴェクター・インダストリーが開発した青色の長髪と赤色の瞳を持つ女性型のアンドロイドである。
この時代には分子工学の発展により生み出された合成人間「レアリエン」が主流になっているにも拘らず、
完全に無機のアンドロイドという珍しい事は珍しいが存在意義の分からない代物のため、
プロジェクト外部からは「懐古趣味の道楽」などと、好奇の目と共に若干冷ややかに見られている
(その懐古趣味の産物が、対グノーシス兵器で最高のポテンシャルを持つというのはある意味皮肉である)。
また、開発中のアーキタイプが暴走し、何人もの人間を殺傷するという事件も起こっているため、
内部の人間からも「いつ暴走するか分からない存在」として恐れられていた。
実際、この事故によってKOS-MOSのブラックボックスを含む基礎設計を行った当時の開発主任、ケビン・ウィニコットが死亡しており、
彼と恋仲にあった主人公のシオン・ウヅキにとっては、恋人の形見であると同時に彼の仇であり、手塩にかけた愛娘とも言える複雑な関係にある。

物語冒頭では開発中の段階であり、実動試験にさえも至っていない状態であったが、
開発主任であるシオンと共に搭乗していた巡洋艦ヴォークリンデへのグノーシス襲来に対し、起動命令無しに自律的に起動してシオンの危機を救う。
その後はシオンらと行動を共にする事になる。

人間とのコミュニケーションの円滑化のために、いくつかのヒューマンインターフェースが実装されている。
その一環として「模擬人格OS」を搭載、人語を理解し、応答する事ができる。
外観は人間と変わらないが、その行動や態度の基本は「任務」「論理」「効率」に支配されているため、劇中では周囲の人間に冷徹な印象を与えている。
しかし、時として人間的な情動を思わせるような行動を取る事があり、その理由は物語中でも謎とされている。

(以上、wikipediaより引用、改変)

生い立ちや作中の活躍など、全体的にスーパーロボット的な立ち位置のキャラクター。
ブラックボックス化されたコアユニット以外の筐体(ボディ)は作中で何度も換装されており、
『エピソードI』で活躍した模擬戦試験用筐体のVer.1(このページトップの画像のもの)をはじめとして、
『エピソードII』で使用され、筐体各所にゲル状の耐衝撃材が使われているのが特徴的な実戦用筐体のVer.2、
外伝作品『ミッシング・イヤー』においてVer.3に換装する前の仮筐体として使用されたVer.1.1、
Ver.2をリファインした実戦用筐体で『エピソードⅢ』序盤に使用されたVer.3と続く。
そして本筋と無関係のギャグイベント担当と思われていたハカセ達エルデカイザー開発者のまさかの協力によって、
完成した最終筐体Ver.4では、スーパーロボット「エルデカイザー*1」のパーツをダウンサイジングしたものを組み込まれ、
名実共に人間サイズのスーパーロボットと化している。
+ しかも…(ネタバレ注意)
しかもVer.4の誕生イベントは、後継機として登場した黒いKOS-MOS「T-elos(テラエロステロス)」にボコボコにされ、
コアユニットの破損により再起不能とさえ言われた絶望的状況からの奇跡の大・復・活!である。
ついでに復帰第一戦は、初起動時と同じくシオンの危機を救う為の自律起動!あまりにもスパロボすぎる熱い展開である。
まあ『II』の時も動けない筈の状態からシオンのピンチに颯爽登場やらかしてるから毎度の事とも言えるが
なお、物語終盤に「T-elos」との再戦も実現するが、逆に圧倒的な力で以って叩き伏せている。
前回「T-elos」の相転移砲にズタボロにされたお返しとばかりに、後述のおっぱい相転移砲も初使用。

ちなみに、「T-elos」は『I』から名前だけはちらっと出るなど引っ張った割に、
活躍するシーンは『エピソードIII』序盤のトライアルで「私TUEEEEEEE!!」するシーンと中盤にKOS-MOSをフルボッコにするシーン、
そして逆にフルボッコにされるシーンのほぼ三箇所だけである。
せっかくコスチュームも無駄にエロいのに……報われないな、お前。
+ 余談 別作品での動向
……と思ったら、『無限のフロンティアEXCEED』で味方になる(支援攻撃専用だが)。
一気に最初は敵だが後に味方となる正統派ライバルキャラの仲間入りを果たした。
仲間になる動機もKOS-MOSとの決着を元の世界で付けるため、という実に正統派ライバルらしいもの。
……などと考えていたら、仲間になって早々に「で、誰を殺せばいいんだい?」と言い放ち、
戦闘時の掛け合いでも(KOS-MOSと仲直りしたのかと聞かれ)「は、仲良しごっこがそんなに好きか!」だの「すぐ楽にしてやる」だのとのたまったり
(おかげで味方からは「俺たちの印象が悪くなるな」とか「悪役の血が騒ぎますの」とか言われている)、
さらには支援攻撃の締めがどう聞いても悪役な高笑いを放ちながら倒れた敵をヒールで踏んづけての銃撃だったりと、
「お前本当に味方役のキャラなのか」と疑わせるような言動&アクションが目立った。
ついでに、支援に設定するだけで「私に頼るのか? 腰抜けめ!」などとプレイヤー(?)にまで喧嘩を売ってくる始末。
もう一人前作で悪役だった沙夜(某ニトロのヒロインではなくこいつのライバル)
というキャラクターは味方に加わってからノリノリで馴れ合っているので(使うだけ使ってからポイとかも言っていたが)、ますます味方と思えない。
他の味方キャラもみんな悪役っぽいというのは禁句。
なお肝心の支援攻撃の性能は高く、KOS-MOSと同じ場所から発射する相転移砲で相手を拘束するため、
当てにくい技のフォローに重宝する。そのため使用頻度は高いだろう。エロいし。
実際はとあるキャラの技と組み合わせるとヒット数とゲージ回収率が跳ね上がり、事実上最強の通常技と化すため固定の組み合わせとなっているが。
ちなみに序盤のボス戦で倒した際に『機密下着』を落とす。つまりそれ以降は仲間になるまで穿いてn(U・TENERITAS

なお、このT-elosだがセガ、バンナム、カプコン共同のクロスオーバーゲーム『PROJECT X ZONE』にて、
とうとうコスモスとタッグを組んでしまった。
『PROJECT X ZONE』では、初登場からヒルベルトエフェクトを展開して結果的にフランク達を救ったり(その後襲い掛かってきたけど)、
KOS-MOSとスペルブレード(元はシオンの技)を共同で出しつつ句を読み上げたりと仲いいなオマエラ、と言いたくなるくらい息ぴったりである。
余談だがKOS-MOSが彼女を味方に引き込む際にハーケンと零児の名前を出したり、
『ゴッドイーター』のリンドウに煽てられて戦闘能力向上(KOS-MOS談)したりと、いい男に弱いのではないかという疑惑まで浮上している。

なお、彼女達二体のモデルになったのは褐色肌の女性だったので、実はT-elosの方が本来の姿に近く、
白磁の肌をしたKOS-MOSの方が2Pカラーに当たる存在だったりする(設定上は彼女がプロトタイプだが)。

こうも毎度毎度シオンの危機に即応して大暴れするのには、実の所シオンがその過去において、
物語の中核に位置する無限のエネルギーの源泉「ゾハル」に、偶然にも接触を果たしていた事が大きく関わっているのだが…。

ちなみに、後述の邪神像はVer.2筐体を象った物なので、それ以外の姿をしたKOS-MOSを「邪神」と呼ぶのは厳密には誤りとも言える。
視聴者各位はTPOに気を付けよう。
何?Ver.1のKOS-MOSがナムカプで邪神呼ばわりされてるじゃんって?ムゲフロじゃVer.4が公式に邪神呼ばわりだって?聞こえんなぁ

彼女がスーパーロボット然としているもう一つの要素として、「ヒルベルトエフェクト」という機能がある。
シリーズを通して戦う事になるグノーシスは、この世界とは位相の異なる空間の存在であるため、
通常の兵器は素通りしてしまいまるで効果が無い(逆に向こうは平気で攻撃してくるが)。
そこで、グノーシスを無理やり通常空間に引っ張り込む「ヒルベルトエフェクト」という力場を発生させて、
物理的に殴れるようにしてしまうという戦法が対グノーシス戦闘の基本となっている。
艦艇に対グノーシス用として普及している百式観測器レアリエン達は、単体では最大でも半径数百m程度しかヒルベルトエフェクトを展開できないため、
複数体で連携して艦載の増幅器を通す事でようやく実戦に耐えるという状態なのであるが、
KOS-MOSは単機で効果半径数百天文単位以上という桁外れの範囲を瞬時に展開できる。対グノーシスの切り札は伊達ではないのである。
なお、後継機として登場したT-elosは、どういう原理かは不明だが、ヒルベルトエフェクトを展開しただけで雑魚グノーシスが消し飛んでいた。
まるでジャンプ漫画のパワーインフレ描写である。
NAMCOxCAPCOM』ではグノーシスも雑魚として登場するため、自軍が二手に分かれる際は、
ヒルベルトエフェクトを搭載するコスモスか、MOMO(&シオン)と分けて編成されている。
『無限のフロンティア』ではあまり話題にされなかったが、続編の『EXCEED』で初登場時にグノーシスにヒルベルトエフェクトを使用する展開がある。
また、『II』ではMOMOと同時にヒルベルトエフェクトを展開する「クロスヒルベルト」という合体技があり、
『III』では敵を弱体化させるエーテル技としても「HILBERT EFFECT」が存在する事から、
『無限のフロンティア』でも同様に攻撃力・命中ダウンさせる技としてヒルベルトエフェクトが採用されている。

D-TENERITAS


X-BUSTER
Ver.4筐体は「D-TENERITAS」という相転移砲を搭載しているのだが、発射口が胸部に存在するため、
発射時には胸の着衣をはだける。エロい。
それ以前の筐体にも臍から拡散ビームを放つ「X-BUSTER」という兵装があるのだが、
これがまた『I』では無数のグノーシスを吸い込んで胎内に回帰させるという謎の活躍をしたりと、いちいちエロい。
ちなみに「D-TENERITAS」は後述の『無限のフロンティア』でも使用でき、上記のカットインが作られている。
御覧の通りすっごい揺れる。エロい。

余談だが、前述の暴走事故を起こしたアーキタイプの胸部にも、封印処理を施された発射口らしき物が確認されており、
設計当初から相転移砲を搭載する予定であった事が推測できる。
KOS-MOSの後継機を標榜しているT-elosにも、勿論おっぱい相転移砲は搭載されている。
そんなにおっぱいが好きかケビン先輩。
『PROJECT X ZONE』では、遂にこの相転移砲で着衣をはだける事について突っ込まれた。
…が、本人達は、
  • T-elos「文句は私を作った奴に言え」
  • KOS-MOS「開発者の設計思想と思われます」
と返している。どっちもケビンじゃねーか
開発者のケビン・ウィニコットは故郷の星が危難に遭った際目の前で母親を失っており、
その事がKOS-MOSやT-elos開発の動機に深く関わっているらしいのだが……うん、これ以上はもう言うまい。

+ 外部作品での活躍
前述の通り、SRPG『NAMCOxCAPCOM』やRPG『無限のフロンティア』にも『ゼノサーガ』枠で参戦している。
『ナムカプ』では『I』の設定&姿で参戦しているが、「DRAGON・TOOTH」などの『II』の技も使用している。
たまに策略でネコミミを付けられたり、言語システムに異常が発生したりする。犯人は神出鬼没の守銭奴商人である。
プロローグ1話にて時空転移に巻き込まれて主人公達と遭遇、直後にグノーシスやシャドルーとの戦闘で共闘した事から仲間になり、
戦闘面では勿論、索敵や対グノーシス用の「ヒルベルトエフェクト」係、大切なツッコミ役として活躍した。
最序盤から仲間になるにも拘らず、高い攻撃力・防御力・移動力、使いやすい上に強力なスキル、繋げやすく簡単に攻撃回数を稼げる技など、
ほとんどのステージを単騎でクリアできる超性能を持ち、「有り得ないくらい強い」という意味で多くのプレイヤーに「邪神」と崇められている。
+ 具体的には
素の状態でも勿論強いのだが、Lv23になると覚える「戦闘データ収集」というオートスキルがコイツの最大のぶっ壊れ要素である。
これは「敵に与えたダメージの5%分MPを回復する」というスキルであり、攻撃力の高いKOS-MOSは当然、一回の攻撃でMP全回復がざらなのだ。
まずは「ダウンフォルス」や「S・CHAIN」で敵を弱体化。そしてコマンドスキル「モードA7」で攻撃力を上げ、
Lv26になれば「ブースト」で二回行動も可能に(スパロボ風に言うなら熱血と覚醒)。
これだけ大量にMPを消費しても、戦闘終了後にはMPは全回復しているのである。なんなんだコイツ…。
ちなみに、これだけ強力なKOS-MOSにも一応弱点はあり、
「一部の技が強化されると攻撃発生が遅くなる」「ステータスとしての速度が低い」のが欠点である。
前者はプレイヤーの腕次第でフォロー可能だが、このゲームでは「速度」が低いとターンの行動順位が遅くなる仕様であり、
しかもKOS-MOSは全ユニット中、最も速度が低いため、終盤になると彼女が行動可能になる頃には、
既に敵陣で飛竜が大暴れしてて出番は無い、なんて事がよくある。
幸い移動力自体は高めであるし、一度敵陣に突っ込みさえすればどうとでもなるのだが。

……このクラスの強さのキャラがあと(正確には四人)いるのが恐ろしい所である。
一方で、ザベルによって、量産化されたKOS-MOSが登場した事もあったが、
防御力はともかくスキルを使ってこないためにそれほどの脅威ではなかった。所詮は量産型という事か。

『無限のフロンティア』では『III』の設定&姿で参戦したが、零児&小牟とは知り合いであり、『ナムカプ』後の設定のようである。
装備品や特殊技に原作の仲間達のものがあるが、気にしない事。
アシストユニットを除けば一番最後に仲間になるキャラだが、その分安定感があり安心して前線を任せられる。
尤も、相変わらず素早さだけは低く、戦闘では大体最後に行動する事になる。
お陰で「魂」(火力アップの精神コマンド)が発動するスキル「ブラッドダンサー」もその発動条件(HP10%以下)と相まって宝の持ち腐れ状態である。
瀕死状態→KOS-MOSの出番が来る前に敵の攻撃を受けて死亡→次ターンでHP10%で蘇生するアイテムで復活させる→KOS-MOSの出番が来る前に(ry
なんて経験をしたプレイヤーは多いであろう。しかも同条件で発動する「聖母の器」(こっちはこっちで優秀だが)があるのでますます見る機会が無い。
ある意味、その火力は理論上最強。素早さ自体は補強は可能だし、仲間にパーティー全員を先制行動させる技を持ったキャラが居るので、まだマシか。

続編の『無限のフロンティア EXCEED』にも引き続き参戦。大まかな性能は前作から変わらず、
攻撃用の「突撃」「直撃」や回復用の「絆」「復活」、防御用の「鉄壁」と使いやすい精神コマンドを揃え、相変わらず攻守に活躍してくれる。
なお、『ムゲフロ』らしく通常技に味方の技が増えたり、必殺技で初代エルデカイザーの技を使ったりと、フリーダム成分も完備。
また、「ブラッドダンサー」は発動条件がHP30%と調整されたが、HP50%切ってる=即死圏内と言われるようなゲームバランスなので、
やはり狙って使うのは難しい。同じ条件で発動する特殊技能が例によって他にもあるし。
もっとも同条件の「ブースター」が発動すれば、次ターン先制可能になる=チャンスがもう一度回ってくるのだが…。
また、戦闘不能復帰アイテムがどれも最低でもHP50%は回復になったので、回復アイテム使用による発動も見込めない。
ただし、決め技ゲージ(Fゲージ)を消費して使う技の「スターアクション」により、熱血と気迫を味方全体にかける事ができる。
支援は同時に当てると一部の技のHit数が上昇するナハトやアルクオンがおすすめ。両者とも単純に支援攻撃としての性能も高い。
特にアルクオンは10%の確率で魂がかかるために更なる火力の底上げになる。

『PROJECT X ZONE』では前述の通りT-elosとのタッグで参戦。
序盤から敵としてでてくるT-elosと異なり登場はやや遅めだがやっぱり「元の世界で決着を付ける」という利害の一致によりタッグを組む。
足が全キャラダントツで遅いが、SPD二倍のブーストがあるため、ある程度は補える。
『ムゲフロ』から続いている「原作の仲間の行動パターン再生」だが、必殺技のダブルおっぱい相転移砲もとい「D&U・TENERITAS」の技の最中に、
原作での仲間の一人・ジギーの「サウザーバースト」が実装された事で、M.O.M.O以外の技を網羅した。
掛け合いでは、ソロユニットまたはT-elosがボケる事が非常に多いため、「全自動突っ込み兵器」と呼ばれたりしている。

……『ゼノサーガ』のスパロボ参戦は長年望まれていた事であり、しかしゲーム作品と言う事で半ば諦めかけられていたのだが、
まさかこんな形で参戦する事になろうとは、『ゼノサーガ』ファンの誰も想像できなかったであろう。

+ 穏やかではありませんね
2015年に発売された続編の『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では、
なんと任天堂発売の『ゼノブレイド』のフィオルンとペアを組む事に。
ちなみに任天堂は2015年時点でのモノリスソフトの親会社である。
同じメカ娘・娘メカとして気が合うのだろうか、二人でノリノリでスペルブレードの俳句を詠んだり、
「穏やかではありませんね、フィオルン」と『ゼノブレイド』の主人公であるシュルクの台詞を言ったりする。
戦闘ではこれまでのシリーズの系譜を受け継いで仲間の技を使用する他、遂にMOMOのスターウィンドを習得。
魔法少女服に着替えるKOS-MOSが拝める。
そして必殺技の〆では黒い背景に赤いXが描かれる。
まさかの再現に感涙したファンも多いのではないだろうか。

掛け合い集

またテイルズオブシリーズのMUGENドットによく使われる『なりきりダンジョン3』にも着替える服の1つとして出演。
ボイスこそ無いものの、まさかのゲストにファンも驚いたとか何とか。
X-BUSTERはビームではなく複数の光の弾を広範囲に発射するものとなっており、
密着して出すとボス、ラスボス含む作中に登場する敵キャラが全て即死する威力となっている。
ありえん(笑)

また、ナムコの他のゲームにもしばしばゲストキャラとして登場している。
『ファミスタ』ではver.4のアレンジ衣装で野球をしていたりする。その恰好で野球やって大丈夫なのか

他にはこんな作品にも
まぁ、このゲームに関してはKOS-MOSを仲間にできるというイベントをねじ込もうとした会社に対し、
開発陣が「それだけは辞めてくれ」と泣いて懇願したという割と笑えない裏話があるのだが。
後の本作のPSPリメイクでテイルズキャラが山ほど仲間キャラとして登場する事になろうとは、当時の開発陣もファンも思いもしなかったろう…。

+ 邪神
KOS-MOSといえば、この呼び名を一度は聞いた事がある人も多いはず。
この名が知れ渡る発端となったのは『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』の限定プレミアムボックスに同梱された、
KOS-MOSのフィギュアが異様な外観であった事から話題となり、某画像掲示板において、
「こんなのKOS-MOS(コスモス)じゃない!MOC-COS(モッコス)だ!」とファンに嘆かれ、
「邪神モッコス」という呼び名が付けられる。熊本弁とは無関係。
それ以降、粗悪な作りと評価を受けたフィギュアの事を「邪神」と呼ぶ風潮ができた。いや、できてしまった
(他に邪神として有名なのは中国製セイバーフィギュア、通称「バッセイ」など)。
それだけなら良かったものの、google検索で邪神と打つと候補の最上位にモッコスが来る他、
公式においてもRPG『無限のフロンティア』にゲスト出演した際、敵味方双方から邪神呼ばわり、
「(敵を)呪っちゃれ!」と言われる始末(なお、KOS-MOSは「その様な機能はありません」と返答した)。
また、任天堂発売のRPG『バテン・カイトスII』の闘技場で邪神降臨という名称のチームが存在し、
そこで登場する敵「試作型マキナアルマM」が「十字邪光線」というどこをどう見てもX-BUSTERな技を使用する。
図鑑での説明文も「自分の生まれを呪うかのように~」「己自身の存在を否定するかのように~」などという、
謎の自虐を踏まえたKOS-MOS(というかモッコス)を意識した内容となっており、他社にまでネタにされる始末である
(ちなみにこの十字邪光線、『ムゲフロ』にて某駄狐にネタにされた)。
一応『バテン・カイトス』の初代はナムコから発売され、『II』から任天堂が発売したという経緯はあるが…。
ああ、哀れKOS-MOS。
+ 邪神モッコス像(かなりアレなので注意)
「ルックス5%低下」とかいうレベルじゃねえぞ!
付属のバイクフィギュア(これも安定性が最悪)に乗せた後のゾンビキョンシーのようなポーズ、
肩や股関節、首は満足に塗装されていない、そして何よりその頭部のあんまりな顔付き…。
ナムコからの発注でエンターブレインが企画し、外注のフィギュア製作会社のバイスという会社で作られたらしい。
このバイスという会社、『CAPCOM FIGHTING Jam』のフィギュアも製作したが、現在は潰れていて存在しない。潰れて当z
担当した原型師も不明。こんなもの作ったと知れたら二度と業界で仕事がもらえなくなるだろう
ちなみに、通常版との価格差を考えるとこのフィギュアは一万円近い金額である。
下手な宗教詐欺並の金額は、確かに邪神像と呼ばれるに相応しいかもしれない。
なお、そのあまりに個性的なご尊顔から邪教徒ファンがいるとかいないとか。

+ 任天堂繋がりでもう一つ
任天堂のRPG『ゼノブレイド2』の発売日前日である2017年11月30日に、レアブレイドとしてKOS-MOS Re:が登場する事が発表された。
こちらは同作のレアブレイド「イダテン」や、同じくゲスト出演したシュルクやフィオルン、
そして『エピソードI』におけるKOS-MOSのデザインを担当した田中久仁彦氏が描き下ろしている。
さらにはマックスファクトリーからこのデザインでのフィギュア化が決定。

延期を重ねるもクオリティは非常に高く、
あみあみの調査によると2020年に発売されたフィギュアの中で売り上げ1位を記録。
名実ともに邪神の汚名を返上した。だがメインヒロインは数年間にわたり売り切れと再販を繰り返していた
後に『ゼノブレイド2』のアップデートや追加コンテンツでT-elos Re:、『ゼノブレイド』からシュルクと生身に戻ったフィオルンが登場している。
ちなみに掛け合いの1つでは「妖しい気配が」と言われてしまうネタがある。

余談ながら、本体である『ゼノサーガ エピソードII』自体も、
前作でのアニメ的なキャラモデリングを見直しリアルな造型にしようとして失敗しており、
特に女性陣や美少年キャラが軒並みえらい事になっていたので、邪神像と併せて前作ファンを恐怖のどん底に叩き込んだ。
もっとも、このデザイン変更の失敗はスタッフ内でもかなり危惧されていたらしく、
KOS-MOSのデザインを担当したCHOCO氏がこれはやめた方がいいのではないか、
変更する場合自分が全部デザインすると上伸したと自身の同人誌で述べていた
(この時のchoco案は氏の同人誌に収録されている。結局採用はされなかったが)。
実は『II』のKOS-MOSのデザインと比較すれば邪神も案外似ている、という評価も存在している。
さらに謎のスタッフ更迭・入れ替え事件の影響で、システムの劣化、遊び心地の退化。
それだけなら可愛いが、さらに『I』から張り巡らされてきた伏線などを思いっきり無視し
(酷い例として、前作で伏線を張りまくった惑星一つを思いっきり粉砕した)、ストーリーとしても破綻した部分が多かったため、
前作との整合性を合わせたリメイク『ゼノサーガI・II』がニンテンドーDSで発売されるという事にもなっている。
こちらでは『II』のストーリーに大幅手が加えられ、新たに起こされたアニメ系のキャライラストもこれはこれでいい感じなので、
これから『ゼノサーガ』をプレイする方は、DS版から始めるとよいだろう。
KOS-MOSver.2も、こうやって見ると案外悪くない、というかシャープな印象がSF作品にはこれはこれで合っている。
三部作の一区切りとなる『ゼノサーガ エピソードIII』ではCHOCO氏をキャラデザインに迎えた事もあって、
『I』と『II』の中間程度のバランスに落ち着いており、女性陣も普通に可愛いので安心である
(『III』版MOMOのブラウスのスタッフの気迫が鬼気迫るほどに篭ったブラ透け描写は一見の価値がある。
本来ご褒美の筈の水着コスチュームが相対的に手抜きに見えると書けばその威容が僅かでも伝わるであろうか)。


MUGENにおけるKOS-MOS

+ ドロウィン氏製作 NAMCOxCAPCOMドット
現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可。
技も一通り揃っており、シオン、MOMOとのMA(要するに合体技)「DUO・BUSTER」もしっかり搭載。
システムはドロウィンキャラ恒例の『MELTY BLOOD』風。
3ボタン式でチェーンコンボやシールド、さらにブロッキングも所持しているため、防御性能はかなり高い。
また、sボタンを押しながらキャラを選択した時、原作ナムカプのブランチシステムを再現したモードになる。
こちらは1ボタンで技が出るようになり、時間経過、もしくはパワー溜めやブロッキングをした分ブランチが増え、連続行動が可能になる。

蓬莱氏により外部AIが製作されていたが、こちらも現在は公開しておらず入手不可。
ちょくちょく意味不明なタイミングでシールドを張るが、反応速度やコンボ火力は高く相当な強さ。
なお、このKOS-MOSの「X-BUSTER」は、ダウン追い討ち以外の当たり方だと受身不能なまま高く浮き上がるため、
ゲージが続く限り連続でX-BUSTERが入り続けてしまう。
ゲージが溜まるとすぐに吐き出してしまうためそうそう見られないが、3ゲージ溜まった状態だとなにか1発入った段階でX-BUSTER×3で終了。
ゲジマユルールには気を付けよう。
X-BUSTERを自重しなかった結果がこれだよ…(5:15~)

+ バルバル氏製作 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3ドット
  • バルバル氏製作 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3ドット
Infoseekサービス終了に伴うサイト消滅により、現在は入手不可。

こちらにも蓬莱氏によるAIが存在していたが、現在は本体同様入手不可。
ウィスプによる弾幕で牽制しながらゲージを溜め、隙あらばゲージ技でダメージを稼ぐ堅実な戦い方をする。
ちびキャラなのもありAI戦には結構強い。


「シオン、痛みは私を満たしてくれますか?」

出場大会

更新停止中
削除済み

出演ストーリー



*1
完全に世界観から浮いたギャグっぽいサブイベントでハカセ達のロボット開発に協力すると、
彼らの開発したスーパーロボットがゲーム的な最強必殺技として使用できるようになる。それがエルデカイザーである。
『エピソードI』で初登場した「エルデカイザー」を皮切りに、『エピソードII』で登場した強化型「エルデカイザー烈」、
同作でハカセのライバルであるブラックハカセが造り上げた「ブラックエルデカイザー」、
そして敗北したブラックハカセが『エピソードIII』で命を賭して完成させた究極形、「エルデカイザーΣ」と続く。
ギャグイベントにも拘らず初代エルデカイザーは敵の能力に関わらず9999の固定ダメージという、
一部ボス以外を一撃で倒してしまえる問答無用の強さで暴れ回り物議を醸した。
続く「烈」も一万を超えるダメージを叩き出せるものの、『エピソードII』自体の難易度上昇により相対的に弱体化して見える。
ブラックエルデカイザーとエルデカイザーΣとはいずれも作中の敵では最大の力を持つ隠しボス的存在であり、
後者は倒す事で味方になるのだが、
「敵全体を問答無用の威力で蹂躙する超火力復活」「シオン以外もEPが続く限り使用できる」
「別の隠しボスの持つアイテムを装備すればEP消費が最小になるのでいくらでも連発できる」
という御無体ぶりなので、以降の戦闘が完全に消化試合になってしまう。
あと、イベントムービーで敵の物量に圧されて苦戦するシーンが完全に茶番に見えてしまう

──そんな『ときメモ』で言う所の世界征服ロボのような存在が、
気が付いたらメインストーリーの設定に食い込んできた時の衝撃も、察して頂けるかと思う。


最終更新:2022年04月17日 11:50