グラディエーター


アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』の登場人物。初出は1977年7月の『X-Men #107』。
テレビ東京で放送された1992年アニメ版の日本語吹替声優は 梁田清之 氏。
デアデビル』にも同名のヴィランが登場するが、別人。
初登場時はヴィランとして登場し、以降もしばしば戦う事になるが、時と場合によっては味方にもなる
名前は古代ローマ帝国のコロッセオ(闘技場)で見世物として闘わされた剣闘士(剣奴)を意味する「Gladiator」から来ている。
頭部も恐らく剣闘士及びローマ軍の兜(ガレア)をイメージしているのであろうが、
髪飾りではなく地毛であるため、モヒカンヘアーにしか見えない。

本名はカラーク。身長198cm。体重270kg。
地球人ではなく、宇宙でも三本の指に入る大帝国である銀河帝国シーアーの人間である
(シャイアとも表記されたが現在はこちらの表記が主流。某宇宙警察とは全く関係ない)。
シーアー皇帝の親衛隊チーム「インペリアル・ガード」のリーダーを務める。

彼自身は非常に謹厳実直であり決して悪人ではないのだが、シーアー皇帝に対して忠誠を誓っているので、
皇帝の命令が私欲に基付いたものであれ邪悪なものであれ、それをそのまま実行する困った人。
このため、初登場時は地球征服を目論む皇帝の尖兵として登場した。
以降も敵役としての登場が多く、ファンタスティックフォーのメンバーとも交戦経験がある。
ただし、全宇宙規模の問題などで利害が一致した場合には力を貸してくれた事も。

そんな皇帝命の彼だが、シーアーとクリーとの戦争において互いの皇帝が相討ちになった際の混乱の中で、
ふと杖を掴んだらそれが皇帝のもので、それを見た民衆に皇帝に祭り上げられてしまった。
権力欲などとは無縁であるため当然本人は辞退したが、
戦争に勝利したクリー帝国からも「あんたが相応しいよ」と言われて逃げ場が無くなり、遂に自身が皇帝に。
インカージョンの際は、銀河を救うため、地球の破壊を命じるも、アイアンマンに軍を打倒された。

ヒーローとしての特殊能力は、超人的肉体と飛行能力というオーソドックスなもの。
その力を以て隕石を投げ付けてきたりする。
また、口から冷気のブレスを吐いたり、目から熱光線を発射したりもできる。
だが、最大の特徴は、パワーの多くが意志に依存している事であろう。
それ故、皇帝のために戦っている時や意志が強固な時は無類の強さを発揮するが、
動揺していたり困惑していたりするとあっという間に弱体化してしまう
また、ある種の放射線物質にも弱い。

……ここまで読んだら分かるかもしれないが、能力のかなりの部分がスーパーマンと被っている
全身タイツのスーツに赤いマント、胸元には紋章という、ちょっと言い訳し辛いデザインの上、
本名は、カル・エルとクラークを足して2で割ったようなカラークである。
まだ著作権の概念がそれほど浸透していない時代だったので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。


MUGENにおけるグラディエーター

海外の製作チームである「Marvelvsdcu」が製作したものが存在している。
非常に丁寧なコマンド表が付属しており、チームの標準装備であるアマルガムアタック(相手はヴェイラー)も使用できる。
全体的には、近距離から遠距離まで戦える万能タイプと言える。
また、インペリアル・ガードのメンバー(マンタ、スターボルト、ハザール)を召喚する技も持っている。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2023年05月27日 05:36
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