バトルウィンドウズ

「おどりにんぎょうは、

        かくミサイルのスイッチをおした!」


星のカービィスーパーデラックス』(以下SDX)に登場するボスキャラ。
「洞窟大作戦」の水晶の畑エリア、「銀河にねがいを」の惑星ハーフムーン、「格闘王への道」で登場。
海外での呼び名は「Computer Virus」となっている。
ちなみに、『SDX』では「バトルウンドウズ」と、イの文字が大きいが、
リメイク版の『ウルトラスーパーデラックス』(以下USDX)では「バトルウンドウズ」表記となった。
Macintosh時代に見られたmacOSのFinderのウインドウの中からキャラが飛び出してくるような攻撃を行う。

こいつとの戦闘は他のボスとは少し違い、カービィと敵側が交互に攻撃を行う、所謂ターン制になる。
他にも敵のHPが数値で表示されたり、画面上部のウィンドウに文章が表示されるなど、
要するにRPGとアクションを組み合わせた全く新しい戦闘スタイルである。
また、このボスの戦闘曲はスーパーデラックスのボス戦のアレンジである。
召喚されるモンスターは場合によって異なり、
「洞窟大作戦」で登場した時は、スライム・おどりにんぎょうまほうつかい
「銀河にねがいを」と「格闘王への道」で登場した時は、まほうつかい・あくまのきしレッドドラゴンを召喚してくる。
ちなみにリメイク版ではこれらのキャラのデザインが一新された他、攻撃時や撃破時のグラフィックが追加されている。

スライムとおどりにんぎょうは基本意味の無い行動で何もしない事が多い。
+ ちなみに
おどりにんぎょうの行動の中には核ミサイルスイッチを押すというある意味ヤバい行動もある。
『USDX』では修正を受けており、「おどりにんぎょうは じばくした!に差し替えられている
……どちらも何も起こらないのだが。
余談だが、このボスが出る直前のお宝にも「ふはつだん」というヤバいものが混ざっており、これも『USDX』では修正を受けた。

なおバーチャルコンソール等の復刻版では特に修正されていない。

まほうつかいは炎の魔法や氷の魔法を使って攻撃してくる。
だが、HPは低いためそれほど強くはない。

あくまのきしは頭上からナイフを投げる攻撃がガード削りな上に多くの量が降ってくるので結構厄介。
相手を凍らせる視線で攻撃したり斧を振り下ろしたりと攻撃パターンは豊富
(『USDX』では凍らせる視線は氷結斬り、斧はソードに差し替えられている)。
他にも、気合を溜めて攻撃力を上げてくる。
言うまでもないが、竜王のためにロトの鎧をかけて勇者と戦う騎士ではない。
スライム、人形、魔法使い、騎士、ドラゴンと、恐らく元ネタはそのゲームだろうが)。

レッドドラゴン(『USDX』では体色が赤と限らなくなったため「グランドドラゴン」に変更)は5体中最もHPと体格が大きい。
大きく羽ばたく攻撃(横からカッターが沢山飛んでくる攻撃)は避けづらい上にガードを削られるが、幸いにもこちらの攻撃で打ち消す事が出来る。
他のレッドドラゴンについては

全ての敵を倒すと経験値や能力が上がったという表示が出る(「格闘王への道」では出ない)が、
本作はあくまでアクションゲームなので当然ながら意味は無い。表示にもしっかり「(いみがない)」と書かれている。
上がる能力は十数個の中からランダムに数個表示されるのだが、その中には、足の匂いやほっぺのお肉など突っ込み所満載の能力もある。
最後には必ず愛情(一人の時)か友情(がいる時)が何ポイントか上がる。
『USDX』では上昇するステータスが一部を除き変更され(最後が愛情か友情なのは同じ)、
またメタナイトを操作する「メタナイトでゴーDX」では専用のステータス(一部はカービィと同じ)が上昇する。もちろん意味は無い。

攻撃こそ回避困難なものの、ガードさえ固めればいずれもそれほど手強い相手ではない……が、
タイムアタックにおいては、自分のターンに最大のダメージを出す行動を確実に、正確に成功させる技術と、
相手のターンに、出来る限り時間のかからない行動をしてもらう運が必要になるため、新記録挑戦の壁となり得る。
すっぴん状態だと敵が飛ばしてくる☆や、羽ばたきや引っ掻きで飛んでくる斬撃を吸い込んで攻撃するしかなく、相手が出してくれるかどうかも運に左右される。
特に拘りがなければ自分のターンの際に画面端からランダムに出てくるコピー能力を得て戦おう。
スープレックス(バグジー)などの掴み・投げ技を持つコピー能力の場合、☆や斬撃を掴む事が可能。
すっぴんと違って他の攻撃手段もあるが、掴み技は攻撃力が高いため、
能力によっては掴めるかどうかで1ターンに与えられるダメージが大きく変わり、こちらも運に左右される。
さらに、敵の先制攻撃やガードなどで時間を消費する事もある。

また、受けたダメージを数値化してくれるという特性から、
やり込み派のプレーヤーの間では「カービィの技の威力を測る測定機」として重宝されており、
攻略サイト等で技の威力とされている数値も、バトルウィンドウズに与えたダメージがそのまま使われている
(バトルウィンドウズに通じない攻撃などもあるので全部がそうではないが、それもバトルウィンドウズに与えたダメージが元になっている)。
『SDX』と基本システムを同じくする『カービィWii』にも、ダメージを与えると『FF』的に数値が出る「メタルジェネラル」というボスが登場。
今後シリーズで『SDX』系の作品が出る時には、同タイプの敵で技の威力を測るのが新たな恒例行事となるかもしれない。

アニメ版には登場しておらず、『SDX』及び『USDX』以外の作品にも出演していない。


MUGENにおけるバトルウィンドウズ

無敵医師氏による『SDX』のドット絵を用いて製作されたものが存在する。
2016年のフリーティケットシアター終了に伴い、現在はOneDriveに公開の場を移している。
まほうつかい→あくまのきし→レッドドラゴンの順番で登場する。スライムと踊り人形は出てこない。
どのモンスターも原作に比べてHPが多くなっている上、原作同様召喚されたモンスターにも攻撃判定があるため、
近距離戦を挑む場合は気を付けよう。
原作同様、スープレックス等の投げ技が効かない。

また、このバトルウィンドウズ用に「洞窟大作戦」の水晶の畑エリアのステージを柊竹梅氏が公開している。
原作再現(?)動画


「プププが、

         3ポイント あがった!」

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2022年10月14日 14:58