パイロ


「俺の家族さえ拒絶したこの能力を、マグニートーさんは誉めてくれたんだぞ!」

+ 日本語吹替声優
鳥海勝美
『X-メン』(テレビ朝日版)
鈴木貴征
『エボリューション』
浪川大輔
『X-MEN2』『ファイナルディシジョン』(共に劇場公開版)
川島得愛
『X-MEN2』『ファイナルディシジョン』(共にテレビ朝日版)

アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヴィラン(悪役)。
初出は1981年1月の『Uncanny X-Men #141』。
「パイロ(Pyro)」は「」を意味する英語であり、後述する彼の能力にマッチしたネーミングである。
ニコニコMUGENwikiにおいても「パイロン」「パイロキネシス」「Pyros」「Pyra」といった同単語由来のキャラや必殺技が存在する。

本名はセント・ジョン・アラダイス。身長178cm。体重68kg。オーストラリアのシドニー生まれ。
幼少時より炎を操る能力を持つ先天的なミュータントであったが、自分で使い道を決められず、小説家として名声を得ていた。
その後、同じミュータントであるミスティークに誘われ、「ブラザーフッド・オブ・エビル・ミュータンツ」に参加。
犯罪者として大成し、マグニートーの部下たちを率いる実行部隊として活躍した。
しかし後にレガシー・ウィルスに感染。治療法は見つからず、死を待つだけの身になった事で、
初めて彼は命の尊さを感じるようになり、最後にはロバート・ケリー上院議員(反ミュータント派の政治家)を、
「ブラザーフッド・オブ・エビル・ミュータンツ」の暗殺の手から助け、死亡した。
この事件をきっかけにケリー議員はミュータント融和派に転身、「オペレーション・ゼロ・トレランス」では、
ミュータント殲滅を企むバスチオンの暴走を上院議員という立場から止め、
未来では人類とミュータントとの争いを無くす事に尽力した人物として語り継がれている。
パイロの死は決して無駄にならなかったのだ。
……と感動していたら、後のクロスオーバーイベント『Necrosha』で復活しやがった。マーベルにはよくある事
『X-Men Gold』Vol.2#1(2017年6月発行)からはジョンとは別人の2代目も登場し、こちらは現在はX-MENのメンバーとして活動している。
+ 2代目パイロ
本名はサイモン・レスカー
パイロキネシス(発火能力)を持つミュータント。
当初は精神操作能力を持つヴィラン、メスメロに操られ、新生ブラザーフッドの一員としてX-MENと敵対した。
だが、次第にメスメロのやり方に疑問を抱き、遂には離反。その後ローグの取りなしもあって正式にX-MEN入りを果たす。
ちなみに彼は先代と違い自力で炎を出せる(実際ヴィラン時代には何も装備していない)のだが、X-MEN加入後は先代同様の火炎放射器を背負っている。
増幅装置の様なものなんだろうか?

実写映画版では「選ばれし子らの学園」の生徒として登場、アーロン・スタンフォードが演じている。
出番が多く、アイスマンとライバルだったりと結構美味しいポジション。トード、ブロブ…
第2弾で反ミュータント派の人間たちに嫌気が差し、マグニートーのもとに走る。
第3弾ではマグニートーに完全に心酔しており、「あなたのためならプロフェッサーだって殺せる」とまで言い、
逆にエグゼビア教授の偉大さを説かれ窘められるシーンもあった。
戦いに消極的なアイスマンの前に現れて挑発するなど、彼に強い執着を持っている様子が描かれ、
最終決戦でもマグニートーを倒すため囮を買って出たアイスマンと激突。
戦いに迷いがない分火炎放射で圧倒するが、迷いを振り切ったアイスマンの能力が進化した事で形勢は逆転。頭突きを食らって敗れた。

テレビ東京でも放映されていた90年代のアニメ版ではミスティーク配下の1人として登場。
……していたのだが、吹き替え版では何故かオネエ口調で喋るという強烈すぎるキャラ付けをされていた。
そのため当時の視聴者には「パイロ=オカマ」という認識が脳内に深く刻み込まれたとか込まれなかったとか。濃ゆい作画のせいか違和感無かったし

ミュータントとしては、炎を自由に操る能力を持つ。
温度も、燃焼速度も、大きさも、形も、全てが自由自在という優秀な能力である
これを応用する事により、炎で構成された擬似生命体を作り出す事すら可能。
半分物質化しているため、物を持ち上げたりする事もできる。
だが、事は出来ないので、火炎放射器やライターを常に持ち歩いている。
ここがヒューマン・トーチとは決定的に異なる点である。
ただし前述したように温度や大きさは自在に操れるため、マッチ一本でもあれば強力な破壊力を行使できる。

ゲームではコナミ版『X-MEN』1面ボスとして登場。
最初のステージのボスらしくそれ程強くない…どころか、後半ステージでは彼のクローン通常ザコ扱いとして登場する始末


MUGENにおけるパイロ

2体確認されている。
いずれもコナミ版『X-MEN』のドットではなく、他キャラクターの改変という形で製作されている。

+ KillaCroc氏 & BlackJack氏 & SS5ACE174氏製作
  • KillaCroc氏 & BlackJack氏 & SS5ACE174氏製作
3名の製作者による合作のパイロ。
キャプテンコマンドーを素体としており、完成度合いは99%との事。十分に使用に耐えられるレベルである。
「パイロボール」や「パイロフレイム」などの飛び道具を使う遠距離タイプのキャラクターである。
原作通り、「ドラゴンブラスト」や「フレイムドッグ」など、擬似生命体を作り出す技も持っている。
特に「フレイムドッグ」は連射速度が速く、低い打点で飛ぶため相殺されにくい優秀な飛び道具である。
受身が取れないとこの技だけでハメ殺される。
間合いを取ってひたすら飛び道具を連発してくる、非常にウザい特徴を理解したAIが搭載されている。
90年代アニメ版ではこんな感じ(1:33~)
対戦動画

+ KillaCroc氏 & ZVitor氏製作
  • KillaCroc氏 & ZVitor氏製作
上記のものと同じく合作のパイロ。
こちらはBuyog氏が製作したキャラ作成テンプレートをベースに作られている模様。
ドット元はキャプテンコマンドー、飛び道具主体のキャラであることは変わらないが、
方向を打ち分けられる広範囲の火炎放射「フレイムスロウワー」、本体の周囲に火球をまといつかせる「ファイアオーブ」、
空中から斜め下へ放つ「ファイアファルコン」、床に炎を設置して擬似生命体を呼び出す「ファイアトレイル」など、技のバリエーションが豊か。
AIはトレイルを置きながら飛び道具で固めてきたり、オーブをまといファルコンを盾に飛び込んできたりと多彩な攻めを見せてくれる。
紹介動画

出場大会

削除済み
更新停止中

その他

私の好きなキャラ達(第28回、KillaCroc氏 & BlackJack氏 & SS5ACE174氏製)


最終更新:2023年08月23日 23:36