ホア・ジャイ



 「ひょっとして俺のこと知らねえのかい。

  じゃ、覚えときな。

  ドラゴンキックのホア・ジャイだ!」

 初出作品 : 餓狼伝説
 格闘スタイル : キックボクシング(ムエタイ)
 出身地 : タイ
 生年月日 : 1964年6月24日
 身長 : 181cm
 体重 : 70kg
 年齢 : 28歳
 血液型 : AB型
 趣味 : 魚釣り
 好きな食べ物 : コブラ入りトムヤムクン
 得意スポーツ : マラソン
 大切なもの : 優勝した当時の写真
 嫌いなもの : 飛行機
 声 : 長代之介(XIII)

初代『餓狼伝説』に登場するムエタイ使い。
かつてはムエタイチャンピオンだったがジョー東に王座を奪われ、酒浸りになって暴力事件を起こし、
ムエタイ界から追放された所をギース・ハワードに用心棒として雇われ、キング・オブ・ファイターズに出場する。
本編にてジョーに二度目の敗北を喫した後に和解。現在はジョーの専属トレーナー兼セコンドを務めている。
この設定は餓狼伝説スペシャルのゲーメストムックのキャラクター相関図でも言及されている。
そのため、その後は長らくゲームに出演する機会は無かったものの(下記参照)、ジョーのバックストーリーやED(餓狼2)など、
ジョー絡みのシーンでよく登場しており、主役級キャラと友好関係を築く事の重要性を証明した。解ったかいマイケル
ちなみに、彼の名前はタイ語で「心臓」という意味である。

ゲームでは5人目の対戦相手(準々決勝)。
ジョーのコンパチキャラで、ニュートラルポーズ以外はほぼ一緒だが必殺技は「ドラゴンキック」のみ。
一定以上のダメージを受けると背景からギースの部下が投げてくる酒(SFC版では「スーパードリンク」)を受け取りパワーアップ。
全身が真っ赤になり、強力な必殺技「ドラゴンキック」を連発してくる。
逆に言えば、酒を受け取らないとドラゴンキックを使ってこない。
しかし、ジョーがタイガーでホアがドラゴンと言うと、どこかで聞いたことが……
あとムエタイの王者日本人の挑戦者に負け、自分を打ち破った技を模した新必殺技を身に着けるというパターンもどこかで…そっちでも技名が龍とタイガー……*1

SFC版餓狼(ゲームの出来はともかくレア度で言えばお宝)ではコマンド投げ・ドラゴンバックブリーカーが追加された。
勿論、ムエタイにバックブリーカーなど存在しない
何故ムエタイなのにプロレス技が追加されたのかは永遠の謎。同僚から習ったのだろうか。
まあ、空手なのにバックドロップ使ってる人がいることを考えれば不思議なことではない…か?

そしてなんと、HD化したKOFTHE KING OF FIGHTERS XIII』にて復活
誰得 初代餓狼以降およそ20年ぶりのプレイヤーキャラ化…というか、
彼が操作できたのはSFC版餓狼伝説のみで、SNK謹製なら今回が初である。
XIIのデータの中にホアらしき名前があったため以前から出場の噂はあったのだが、
「まさか本当に出るとは…」というのがファンの心境であろう。
何故復活したのかは開発者のみぞ知るところだが、
もしも「ドットの手間が少しでも省けるから」というのが理由の一つならば、
改めてコンパチキャラの優位性を立証したと言える。お前もそう思うだろマイケル?
ドラゴンバックブリーカーもきっちり実装されているので全国のホア・ジャイファンも一安心である。
さて、気になるのはホアのストーリー、人となりである。
KOFにおけるホアのストーリーは餓狼シリーズの流れとは異なっており、
ギースと手を切った後は表舞台への復帰を目指しトレーニングの日々を送っている。
チャン・コーハンチョイ・ボンゲの企みで、キム・カッファンに目を付けられてしまい、
彼とライデンと組んでKOFに出場する羽目になる(全て強制的というわけでもないが)。
KOFで「正義の人」であるキムと共に出場することは、悪いイメージ払拭とカムバックのチャンスと考える。
次にホアの人となりだが、女とガキと色男がKOFに出るのはむかつく(格闘技なめんな状態)、
ムエタイ至上主義という状態。他の格闘技は勿論、キングのムエタイもムエタイじゃないとディスる。
(ちなみにキングのムエタイが正確にはムエタイではないのは本当。これはキングの項をぜひ参照されたし)
肝心のジョーとの関係については、彼のセコンドになっていないために未だホアはリベンジに燃えている。
戦闘前ジョーVSホアの掛け合い台詞を見てみると、
ジョー「誰かと思えば元チャンピオンのホア・ジャイの旦那じゃねぇか。こんなところまで何しに来やがったんだ?俺の応援じゃないよな」
ホア「てめぇも相変わらずだな。その減らず口もここまでだ。生まれ変わった俺の龍の牙がてめぇを血の海に沈めてやるぜ!」
ジョーがホアに勝利すると「リターンマッチはいつでもOKだぜホア!今この場でも、ムエタイのリングでもな!」
ホアがジョーに勝利すると「こるァジョー!因果はめぐるって言葉知ってっかァ?
今度はテメェが這い上がってくる番だってことだよ!」
と、憎悪というよりはやや過激なライバル関係となっていることが見て取れる。
ちなみにボガード兄弟とは、
テリー「あれ?あんたどこかで……ほ、ほわ、WHAT?」→ホア「ホア・ジャイさまだ!忘れてんじゃねぇぞこの野郎!」
テリー「思いだした!ジョーに負けた元チャンピオンのホア!」→ホア「てめぇ俺にケンカ売ってんのか!?」
アンディ「たしかおまえはギースのところの……何が目的だ!」→ホア「ギースとはとっくに手を切った。テメェを相手にしてる暇はねぇ!」
といった具合になる。

そして、いざXIIIで動き出したホアは異様なまでにやかましかった。
一言で言うと、とにかく高い声で叫ぶ。
対戦前の掛け合いも勝利台詞も「ヒヒヒ」「イヒヒヒ」「イヒャヒャヒャ」「ヒャーハッハッハ!」とよく笑う。
ゲーム中でも殆どの攻撃において、「イヤッハー!!」「ヒャッハー!!」と、下手したら世紀末モヒカンと見紛うかの様な雄たけびを上げてくる
同キャラ対戦なんかした際には、もうとんでもない事になっている。
カプコンのムエタイキャラとかぶってるとか言ってはいけない。
餓狼1で持ち出した酒もゲージ技で健在。 飲んだら飲んだで口からダラダラ垂れるし肌の色が紫になるしと昔に比べ色々ヤバい香りがするが
4:09より、ホアのコンボ動画 3:51より、音量注意
ちなみにホアの技名はアジア圏ではわざわざ「狂」の文字が付加されてる。
ドラゴンキック→狂龍蹴、ドラゴンテイル→狂龍擺尾、ドラゴンダンス→狂龍亂舞、ファイナル・ドラゴンキック→霹靂(へきれき)狂龍蹴
と、この徹底ぶり。
なかでもドリンク飲み→狂飲と翻訳した海外スタッフは色んな意味でキレてると思う。
その割には、唯一ドラゴンバックブリーカーだけ骨折。バックブリーカーの別名が背骨折りなので、背骨どころか竜の骨すら折る…
…という事なら竜骨折は納得の行く名称なのだが、何ゆえこの技だけ狂の文字が付いてない上に龍ではなく竜なのだろうか。
あるいは「竜・骨折」ではなく「竜骨・折」で船の竜骨(船の船首から船尾へ貫く頑丈な部材・英語のkeel)に背骨を見立てているのかもしれないが。

しかし……XIII稼働後、重大なバグが発覚する。
EXドラゴンキックhit→弱ドラゴンテイルにドライブキャンセル(またはHDキャンセル)をかけると ホアが画面外に飛び出してしまう のだ。

試合続行が不可能になるため、闘劇では 禁止ルール に加えられた。
そんなところまで世紀末にならなくてもいいのに
現在ではこれやバイスのバグなどを修正したパッチが配布されており、
ようやく安全に技を使えるようになっている。
パッチ適応は、XIIIタイトル画面時に、右下に「Ver1.1」と表記されている。
余談だが某ゲーセンの某プレーヤーがこのバグに出会ったとき驚いて「ホアジャイガキエタアアアアアアアアアアアアアアア」と叫んだら、
二階にいた店員が奇声に驚きやってきてしまったのは有名な話。
この動画のコメントがそれで埋まってるのはこのエピソードが原因。

そしてバランス調整がされた『KOFXIII CLIMAX』では移動投げだったドラゴンバックブリーカーの弱版が1F投げになる、ドリンク飲みの硬直の減少など、
かなりの上方修正を受けて強キャラの1角に名を連ねるほどに強くなっていた。
特にドリンク飲みの硬直の減少の影響が大きく、この技を出せる機会が多くなったおかげで強キャラになったと言っても過言ではないだろう。
ドリンク飲み中は10カウントの間攻撃力が上昇し、一部の必殺技が強化される。
この状態での固め性能、およびコンボ火力は凄まじく、ハイパードライブモード並の長いコンボで体力が半分以上減ることも日常茶飯事である。
さらにドリンク飲みのもう一つの特徴として強化中でも必殺技ゲージは通常通りに貯まる。
(ちなみに同じパワーアップ技であるシェンの爆真やアッシュのサン・キュロット中はゲージは貯まらない)
上記の通りドリンク飲み中はコンボが大きく伸び、それだけゲージ回収率も上昇し、
「1ゲージ使ってパワーアップしたのにワンコンボで1ゲージ以上回収している」という自体になる事もままあり、
ドライブゲージの量やドリンク飲みの残り時間次第では、
「1ゲージ使ってパワーアップしてコンボの〆に1ゲージ使ったのにパワーアップ前よりゲージが増えている」という、
もはや別のゲームなんじゃないかと思うような凄まじいゲージ回収能力を見せつけられる事になる。
これだけの性能があってリスクは防御力の微減少だけである。
よくわからない人にもゲージが貯まる幻影陣みたいなものだと言えばどれだけヤバイかは何となくわかるだろう。
このドリンク飲みのあまりの理不尽な性能から「13の歪み」などと呼ばれ、今作では下位ランクになってしまったジョーが「裏ホア」などと呼ばれてしまっている。
一応、ノーゲージでの立ち回りは厳しい為、ゲージが無くとも高い立ち回り性能と火力を持つ炎を取り戻した庵Mr.カラテよりはランクは下とされてるが、
研究が進んだ現在ではそもそもホアはゲージに余裕がでる2番手、3番手に置いておくのが安定な上、
今作は従来のKOFよりもゲージが貯まりやすく、ずっとノーゲージの状態というのがあまりない為、文句なしの最強キャラの一人とされている。

+ このおかえしはタップリさせてもらうぜえ……


MUGENにおけるホア・ジャイ

  • リン&バット氏制作 初代餓狼仕様
現在は入手不能。
原作再現だがSFC版の再現ではないのでバックブリーカーはない
ikki氏によるAIが存在したが現在は入手不能。

  • Lord Sinistro氏製作 初代餓狼アレンジ仕様
ドット絵は初代餓狼のものだが、ハリケーンアッパーや昇龍拳超必殺技などが追加されている。だがバックブリーカーはない
最初から酒を飲んだ状態で始まるので、原作での「体力が減らないと必殺技が使えない=ガードされるだけで詰む」という絶望的仕様は無くなり、普通に戦える。
普通のKOFキャラとは逆に、x,yでキック、a,bでパンチという独特の操作方法で、気になる人は変えた方がいいかも。
AIは搭載されていない。

  • MR.S&Misamu K Young&Shin Dio氏製作 KOF仕様
こちらは初代餓狼のドットではなく、KOFのジョー東を改変したもの。原作でのコンパチを逆手に取った発想である。
ハリケーンアッパーや昇龍拳、超必殺技などが追加されている。しかしバックブリーカーはない
緊急回避やスーパーキャンセル、ストライカーとしてサムチャイを呼ぶなどKOFのシステムを搭載しているので、
うまく使えば最近のキャラとも結構勝負になる。もちろんガードされると詰む絶望仕様ではない。
だがKOF13で現役復帰する前に作られたキャラだからか、雑魚認定を受けているらしく、LifeとDefenceが他キャラの90%になっている。つまり耐久力81%という装甲。
AIは搭載されていない。 ストーリー動画「餓狼・SPECIAL」において見事な動きを見せたが、あれはAIではなく手動。

  • Larno氏製作
上記MR.S&Misamu K Young&Shin Dio氏製を改変した、旧KOF風ドットのホア。
声がKOF13のものになり、旧ドットながら非常にやかましく暴れてくれる。毎度のことだがバックブリーカーはない
しかし「ドラゴンバックブリーカー!!」と叫びながらスクリューアッパーを繰り出すという奇行に走る。
AIは搭載済み。
「他のキャラとの釣り合いを考えるとKOF13の絵は使いにくいが、餓狼1のはさすがに古すぎる」という時に上記の奇行はともかく使えるかも。

  • アフロン氏製作 XIII仕様
原作再現系で、同氏又はor2=3氏製作キャラとの会話イントロや、
勝利メッセージなどの演出面や、家庭用版で大量に追加されたボイス等の再現度は非常に高い。
ただ、技の発生フレームや不利フレームが少し違っている等、性能は若干だが原作とは異なる。
語るスレ用ロダで7P以降に対応したAIが公開されている。
余談だが、大ポトレ ものすごくキレイなホア になっている。

  • Capone氏製作 XIII仕様
MUGEN1.1専用。
アフロン氏のシェン・ウーをベースに製作されたXIII仕様のホア。ちなみに大ポトレは普通である。
こちらも非常に再現度が高く、やかましいボイスはもちろんホアジャイガキエタアアアアアアアアアアアアアアア例のバグ技までも搭載している(コンフィグでON/OFF設定可能)。
AIは搭載されていない模様。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm24867579


出場大会


出演ストーリー

餓狼・SPECIAL(MOW後の設定、うp主による手動操作)
サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記(非戦闘・チョイ役)

*1
おそらくは、タイのムエタイ選手以外で初めてムエタイ世界チャンピオンになった日本人・藤原敏男の逸話や、
それを元ネタにした梶原一騎などの格闘漫画における「強大なラスボスであるムエタイ選手に立ち向かう日本人格闘家」というイメージが共通のモチーフで、
格ゲー同士がパクったのではなく、当時一般的なネタだったと思われる。