νガンダム

νガンダムは伊達じゃない !!!(画像サイズ的な意味で)

「ふざけるな! たかが石コロ一つ、ガンダムで押し出してやる!」

  • 型式番号:RX-93
  • 頭頂高:22.0m
  • 本体重量:27.9t
  • 全備重量:63.0t
  • ジェネレーター出力:2980kw
  • 装甲材質:ガンダリウム合金
  • 特殊装備:フィン・ファンネル
  • 武装:頭部バルカン砲、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、ニュー・ハイパー・バズーカ、シールド(ビーム・キャノン、ミサイル)
(HGUC 1/144 νガンダム 説明書より引用)

1988年の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した、主人公アムロ・レイの駆るニュータイプ専用モビルスーツ。
ν」はギリシャ文字で「ニュー」と読む。*1
フォントによっては見分け辛いが、「v(ブイ)」ではない。それはまた別のモビルスーツである
なお映画の略称は『逆シャア』、『CCA』(「逆襲のシャア」の英訳を略したもの)。

ガンダムタイプの機体では初めてファンネル(フィン・ファンネル。詳細は後述)を装備した機体で、その他の装備も高水準にある。
サザビーと同じく機体サイズは大型の25m。機体の構造材に金属粒子レベルでサイコミュチップを内蔵し、
機体の追従性を引き上げる新技術「サイコフレーム」を用いる事で、やっと完成した機体である。
また、技術以外にも製造期間(シャアの反乱直前~最中の3ヶ月間という短時間の突貫作業で完成、出撃の度に調整が続く)、
予算(次期量産MSのテストベッドという名目でなんとか予算を獲得)と色々とギリギリな状態で完成した機体である。
そんな状況で造られた機体でありながら類を見ないほど完成度の高い機体に仕上がったのは、
それまでのガンダムシリーズのノウハウを結集し、さらに当時の最新技術でブラッシュアップした賜物と言える。アナハイム社万歳。
設計にはアムロも関わっており、事実上のアムロ専用機。
そのため、初出撃の時点からシールドにはアムロの頭文字「A」と一角獣を模した彼のパーソナルマークが描かれている。
しかし、それ以前のガンダムタイプが大体が試作機やワンオフだったため整備面で難があったのに比べ、
νガンダムはサイコミュ関連などの特殊なものを除く部品の規格を当時の地球連邦軍のものに合わせているため*2
アムロ個人の専用機として造られたにも拘わらず運用性は良いらしい。

なお、「サイコフレーム」は敵軍のシャアから意図的に横流しされた技術だが、
アムロの了解を得ぬまま時間的にギリギリの状態で組み込まれたものだったため、
アムロは戦闘中に当の本人であるシャアに教えられるまでこの事実を知らなかった*3
(ただし、小説版『ベルトーチカ・チルドレン』ではサイコフレーム入手の経緯が違う為、対決以前から知っている)。

シャア・アズナブルの駆るサザビーを筆頭とするネオ・ジオンの軍勢を相手に激戦を繰り広げ、
最終的にはネオ・ジオンのアクシズ落下作戦を阻止したが、その余波でパイロットのアムロ共々行方不明となってしまった。
その際の敵味方の垣根を越えた地球圏からのアクシズ押し出しとサイコフレームの共振による光は劇中きっての名シーンである。
この現象は、3年後(『機動戦士ガンダムUC』)の時代では一部の人間からアクシズ・ショック*4と称されている。
しかし、漫画『機動戦士ガンダムF90』(約30年後)の敵大将は連邦軍人として共振に立ち会った事により、
「ガンダムの力」を欲して火星のネオジオン残党に寝返るという行為を取っており、悪影響も少なからず及ぼしている。
尤も、F90系は「御伽噺な超絶ニュータイプ専用機ではなく一般的なエースなら十分使いこなせる普遍的な強さを狙った機体」なので
サイコフレームどころかサイコミュ自体が搭載されていない(つまりユニコーンガンダムとはまったく逆の設計思想な)機体なのだが
(なお、ガンダムF91の限界駆動は高性能すぎてニュータイプでないと使いこなすのが難しいと言うだけで、
 オールドタイプのハリソン・マディンも使いこなしている)。
ちなみに、敵大将はカラバ時代からのアムロの戦友であることが後年『機動戦士ガンダムF90FF』で判明し、
「ガンダムとパイロットの悲劇」を知っている可能性が出た為、一概に短絡的な行動とも言い切れなくなった。




原作に登場したνガンダムはこの1機だけであるが、バリエーション機の設定として、
増加装甲を装備した「HWS(ヘビーウェポンシステム)装備型」、
左右にフィン・ファンネルを装備した「ダブル・フィン・ファンネル装備型」、
十分なテストを重ねて完成された「Hi-νガンダム」、
フィン・ファンネルの火力不足に対しハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの機能を追加し、
更に腕部にて保持することで巨大なビームサーベルとしても利用可能になった、
大型武装・ロングレンジ・フィン・ファンネルを装備した「RX-93ff」、
予算獲得の名目通りに設計された次期主力量産機として、
汎用性を高めるべくフィン・ファンネルをオプション化し、
さらにインコム(非ニュータイプでも使用できる有線制御式小型火砲)の装備を可能にした、
「量産型νガンダム」が存在する。
いずれもコストが高すぎて配備されなかった、シャアの反乱が早期に終結したので計画が立ち消えとなった、などという設定になっている。
左の画像はその中の「HWS装備型」のもの。
なお、Hi-νについては2007年以降は上記の「νの完成機」としてよりも、
「小説版でのν」としての側面が強くされる傾向にある。
要するにこいつコイツのような関係。

フィン・ファンネル(左や上の画像でνガンダムの背面に付いている板のようなもの)は攻撃だけでなく、
ファンネルを頂点として対ビーム・バリアーを張って防御シールドを展開する事が可能。
またジェネレーターを内蔵しているので、他のファンネルより機動時間が長い。
反面、機体と同じく急造品なので一度切り離すと再装着ができないため、
エネルギーが切れると回復する術がないという欠点があり、これが上記のバリエーション機の登場理由ともなっている
(DFF装備型は弾数増加、Hi-νは再装着可能にする事で欠点解消)。
なお、ファンネルとは英語で「漏斗」の事。
ファンネルの初出は『機動戦士Ζガンダム』並びに『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するMS「キュベレイ」が搭載していた武器で、
元々は形が漏斗に似ている事から付けられたものであった。
これはビットという同様の武器を発展・小型化したもので、ファンネル・ビット(漏斗状のビット)を略してファンネルだとされる。
しかしνガンダムのファンネルは、名前の通り放熱板(フィン)の形をしている。
一見すると武装には見えず、劇中でも人質を盾に武装解除を要求してきた敵に応じてフィン・ファンネルを切り離すと、
「放熱板なんか切り離してどうする!」と武装解除に従う気がないと見なされて攻撃され、
アムロの苦鳴にファンネルが暴発した結果、人質が殺されてしまうという事態を招いた
(放熱板云々以前に、遠隔操作兵器を切り離した所で武装解除にはならないけど。結局そのまま使ったし)。
この発言のせいか、『SDガンダムフルカラー劇場』では打付け用板代わりに使われた事があった。
尤も、ネオ・ジオンのファンネルも漏斗型ではなく筒状であったのだが、ファンネルには煙突という意味もあるので、間違ってはいないのかもしれない。
ファンネルとビットの違いは曖昧だが、ジェネレーターを内蔵しているのがビット、
そうでない小型の物がファンネルだとする解釈がある(前述の通りフィンファンネルはジェネレーターを内蔵しているが)。

『BB戦士三国伝』では劉備・曹操・孫権に次ぐ主役格の一人であり、
劉備の軍師となる孔明の真の姿である「天翔竜 孔明νガンダム」の演者となっている(前身の演者はリ・ガズィ)。
背中の羽のようなパーツなど、Hi-νガンダム要素もあるが。

『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにも、ΖガンダムVガンダムを始めとしたUC勢や、
ゴッドガンダムウイングガンダム∀ガンダムフリーダムガンダムインパルスガンダムらを筆頭とする、
後年の作品の主人公達と共に登場。どの作品でも強い存在感を放っている。

+ 『Gジェネ』シリーズでは
『Gジェネレーション』シリーズでは初代からの常連、シリーズを通して強機体として扱われている。
特に以前の『Gジェネ』ではサイコミュを防いだり軽減したりするアビリティが何も無かった為、
サイコミュ搭載機=強いという方式が成り立っていたのだが、νはそればかりか高い機体性能と、
Iフィールドによる堅牢な防御を兼ね備えており、誇張でも何でもなく宇宙世紀最強クラスの機体として君臨していた。
唯一の欠点が「空を飛べない」という点だが、これもSFSでフォローが可能。
アムロの能力も非常に高いので、『F』ではゲームスタート同時に逆シャアシナリオに突入し、
アムロ無双でクリアしていきなり強力な機体を手に入れるという事も容易だった。
Hi-ν、HWS、量産型といずれのバリエーションも強い。特に量産型は量産型の癖に下手なガンダムよりも圧倒的に強い。
後にSFSの廃止やサイコミュのバランス見直し、性能の弱体化、
挙句の果てにIフィールドも奪われて(代わりに防御時に任意発動のフィンファンネルバリアが追加)お手軽最強という訳にはいかなくなったものの、
高バランスによる使い勝手の良さは健在である。
…ただ、性能の弱体化は割と問題で、
『OVER WORLD』に至ってはνガンダムと同性能かそれ以上の機体(ファンネル付)が序盤から普通に手に入るので、
入手にそこそこ手間がかかるνガンダムにはやや厳しい時代になっている。
ただし、HWS装備型は脱出装置がなくなった代わりに、
新システムの外装パージで撃墜寸前やEN切れになっても任意でHP・EN全快の通常νガンダムになれるのでさらに使いやすくなっている。
さらに言えば、通常のνにビームサーベルのトドメ演出としてサザビーを殴り倒した格闘、通称殴り合い宇宙が追加されたので、
この演出見たさに通常のνやHWSをパージさせて使う人も多い。

+ 『ガンダムVS.』シリーズでは
初出は「『VS.』シリーズの世紀末とまで言われた『ガンダムVS.ガンダム』。
原作のアムロの戦いぶりを意識した、フィンファンネルと射撃を主軸にした万能機としてデザインされており、
原作でも見せた宙返りバズーカやダミー、そして他機体のファンネルより一段上の性能を持つフィンファンネルが優秀。
その反面格闘は控えめな性能であり、爆発力も低め。あくまで基本に沿って射撃でダメージを奪っていく事を要求される。
耐久力が少なくなると、射撃武器を防ぐファンネルバリアを張る。バリア展開中はFFが1基しか使えなくなる。
しかし、『VS.ガンダム』は通常の機体と一線を画す『7強』が支配するゲームであったため、
本作では7強に隠れた「普通にゲームやってれば強い」レベルの強さに甘んじている。
機動力はそれなりだが、機体がでかい(27mもあるので)のも地味に痛い所。
νが弱いのではない。他が強いのだ。

バランスが至極まともに調整された次回作『NEXT』でもその戦い方は変わらず、
基本に忠実に立ち回る事によって強さを発揮する万能機として優秀な性能を誇る。
バズーカの弱体化こそあったものの、NEXTダッシュシステムによって火力面も多少改善され、
強キャラには一歩譲るものの、パイロットの腕次第でその差を埋める事も不可能ではない、
ポテンシャルの高いハイスタンダードな機体に仕上がっている。
ランク的には、中堅上位に位置している。

『EXTREME VS.』でも、基本デザインは相変わらず。
格闘が全般的に強化され、どの距離でも臨機応変に立ち回れる柔軟さに磨きがかかっている。
フィンファンネルは前作同様ファンネル系武装最高峰の性能を誇り、機動力が高い相手にも引っかかりが期待できる強力な武装となっている。
また、前作では体力が低下すると自動的に発動する仕様であったファンネル・バリアが任意で発動できるようになり、
これを利用して積極的に攻めていく事も可能となった。
しかし『EXTREME』においては他にニュー以上に強力な機体が跳梁跋扈しており、
特に3000コスト帯では、特殊格闘による変則的移動とCSのコンビネーションが強力で、ダメージを稼いでいきやすい御大将
圧倒的な地上での機動力と格闘性能が光り、さらには明鏡止水時の爆発的火力で試合をたやすく引っくり返せるマスターガンダム
変則的に飛び、避けにくいブーメランに加えて高性能な格闘、
滞空距離を伸ばし、その後の攻撃の一手にも繋げられる残像ダッシュ持ちのデスティニーガンダムなど、
「強みを押し付けて戦える」機体が多い中、本機体はロック距離が短い上に、
ファンネルは牽制にこそ性能を発揮するが、能動的に即刺し込めるというわけではなく、
中距離で最も威力を発揮するため格闘に繋げる事が難しく、即大ダメージに直結しない。
かといって格闘でダメージが取れるかと言えば、初段性能・爆発力もあくまで3000の中の上程度のレベルで、
N格闘やBD格闘など光る格闘もあるが、横格闘が3000コスト最低クラスの弱判定など総じて格闘が優秀とも言い難い
(この「最低」とは冗談でも何でもなく、3000どころか下手すると下位コスト機体の「それなり」レベルの格闘とかち合わせても負ける)。
この器用貧乏さが仇となり、苦しい戦いを強いられる事も少なくなかった。
特に先ほど挙げたマスターガンダムやデスティニーなどの格闘を主軸にする機体との相性は最悪で、バリアが死に武器となるため大きな不利を背負ってしまう。
3000機体の中で唯一覚醒中限定の大技を持っていないため、爆発的な火力を出しにくいのもネック。
ただ、決して弱いわけではないので、プレイヤー性能次第では十分に戦果を上げる事は可能である。

『FULLBOOST』にも引き続き参戦し、3つの新武装が追加された。
射撃CSだったダミーバルーンは格闘CSに移動し、射撃CSには代わりに劇中で艦砲射撃と誤認されたBRの最大出力射撃が追加された他、
後格も前作の斬り上げではなく、前々作『NEXT』まで搭載されていた斬り抜け一閃に変更されている。
この後格の斬り抜けが大層な高性能であり、突進の発生早い・サーベルを振り始めるのが早い・よく伸びる・命中すればスタンとメリットの塊。
その上BRからキャンセルして出す事も可能…と至れり尽くせりの性能であり、
CSを絡めたコンボによる火力の上昇と強化ばかり受けていた本機は、
『FULLBOOST』移行時に前作末期の強機体達が大幅弱体化を受けたデフレ環境の中、かなり高い評価を得るに至った。
また、覚醒技改めバーストアタックが全機体共通のシステムとなった事を受け、νガンダムにも当然追加。
サーベルで2回斬って打ち上げた相手に下方からフィン・ファンネル6基→ラストシューティングの順に射撃を行う。
初段のみスーパーアーマーが付与され、コンボにも組み込めるので非常に扱いやすい技となっている。
稼働第二回目のアップデートにて、多くのプレイヤーが予想していた通り、後格は弱体化を食らって万能でこそなくなったが、
それでも各武装のシナジーが強力な上、未だ使い所さえ考えれば強力である。
上記の通り稼働最初期ではそれなりの高評価を得ていたが、バンシィの参戦から始まる解禁組みの環境破壊に加え、
ユニコーンガンダムやクアンタなどがその環境に追い付ける様大幅強化を受ける中、
稼動最初期の高評価を引きずり、さらなるファンネルバリアの弱体化により、キャラランクは中堅下位で落ち着く事になり、
最終的な評価は「3000としては突出した強い武装を持たない」「全体的に格闘が弱く格闘系の上位コスト機に対して不利」など、
弱点は相変わらずの内容となった。

『マキシブースト』でも基本的な扱いは変わっていない。
ただ、4月のアップデートで追加されたガンダムサバーニャが「普通のBR+高弾速CS+ゲロビ+オールレンジ攻撃(ビット)持ち」という、
νを食いかねない中距離特化型オールレンジ持ち射撃機だったため、一時はかなりその立場が危うくなったものの、
サバーニャの弱体化と5月のアップデートでの強化によって差別化がなされた。
νは2度のアップデートにより全体的に武装がFULLBOOST時代から一回り強化され、目立った強化点を挙げれば、
  • ネックであった格闘が強化。特にN格闘は一部の格闘機体とも勝負できるレベルの高性能技に
  • 「格闘CS(ダミー)→BR」のキャンセルルートが解放。これにより「ダミーで正面を向き、BRでそのまま落下・着地」という行動の幅が増えた。
    ダミーは必ず相手を向いて発射されるためどの方向を向いていても確実に落下して素早く着地に移れる
  • 特射のバズーカが強化
  • 前作までは「2基以上ファンネルを射出していると不発」という仕様だったファンネルバリアが、
    発動に伴い場のファンネルを回収して発動するようになり、不発が無くなった
  • 覚醒中は一時的にBR・CSの強化が行われるようになった
など、射撃CS以外全て上方修正されていると言っても過言ではない強化を受けた。
が、これでも3000上位陣に対しては一歩譲るという意見は多く、中堅上位~上位下位という評価が一般的。
同作で追加されたシステム「ドライブ」との相性はそこそこ。万能機らしく、どちらのドライブにも旨味がある
(試合開始前に射撃武器を強化する『Sドライブ』か、格闘を強化する『Fドライブ』が選択でき
 体力減少時に各ドライブに対応した行動を取る(Sならメイン射撃、Fなら各種格闘入力)事で選択したドライブの恩恵を受けられる)。
公式での推奨ドライブはSドライブ。大雑把に両ドライブの長所・短所をまとめると、
  • Sドライブ時はサブがノーモーションで撃てるようになり、キャンセルルートの開放によって足の止まる武装からメイン・サブで落下可能。
    また、要のファンネルバリアのリロードが加速するため追い詰められた時の粘りにも期待できる。総じて堅実な選択肢。
  • Fドライブは「バリアを張って格闘で押す」という戦術がさらに強力になり、機動力と格闘性能の向上により各種格闘をグイグイ押し付けていける。
    ダウン値減少によりコンボ選択の幅も広く、どの機体もそうだがコンボの瞬間火力が大きく跳ね上がる。
    格闘を入力しない限り発動を保留できるのでプレイヤーの意志でドライブを温存しやすく、切り札的な運用に向く。
…どちらのドライブに勝負をかけるかは、プレイヤーのスタイル次第といった所か。

『MAXIBOOST ON』では他機体同様に武装面で大きくリニューアルされ、
  • 格闘CSがシールドビームキャノンとミサイルを連続発射する新技に。メインへのキャンセルルートも健在
  • 特射のバズーカが
    「レバーNで弾速が早くダウン値の高い構え撃ち」
    「レバー左右でそれぞれの方向に移動しながら上下誘導の強いバズーカ」
    「レバー後入れで従来通りの宙返り撃ち」と3種のモーションを使い分けられるように。
    さらに横特射はN・横特射中に追加入力する事でもう一度発射可能
  • 横格・前格闘のモーションが新規に。横格闘は初段性能も向上
など大きな強化を受けた。
しかし、同作では全体的に最高コスト帯である3000の性能がインフレしたため、これらの強化を受けてなお高評価とは言い難く、
νと同じく中~近距離戦メインで強力な武器を揃えるトップメタ機体のホットスクランブルガンダム、リボーンズガンダムが幅を利かせているため、
高く見積もって中堅、というのが大方の評価。
再び覚醒(バースト)と一本化されたドライブシステムとの相性はまずまず。
新たな防御向けのエクステンドバースト(Eバースト)だと自衛能力が過剰になってしまうからか、攻撃向きのF、Sバーストが選択される傾向が強い。

『EXVS2 X BOOST』では新たにRX-93ffが参戦。ロングレンジ・フィン・ファンネル駆使した戦闘を行う。
その後2022年12月にはHWS装備が参戦。分かりやすい射撃寄り機体となっている。

+ むはー!

「この俺の強さ、正義の心! DNAに焼け! 伝説となれ!!」

対戦格闘ゲーム『ガンダム・ザ・バトルマスター』におけるパイロットは、筋肉正義馬鹿の「ケイジ・ダテ」。
たまに「リュウセイ・ダテ」と間違えられるが、それは別のゲーム(下記)である。
あと、別に主人公でも何でもない。

「健全な精神は、健全な肉体にこそ宿るものと知れ」という師匠である祖父の教えを都合良く解釈した彼は、
モビルスーツの操縦訓練だけでなく肉体の鍛錬も怠らなかった。
そして、「健全な肉体を持つ俺は即ち健全な魂も有している。つまり正義は我にあり
といった感じの……要はやたら暑苦しい脳筋色物キャラである。
悪を許さないとか常に強い相手を求めていると言えば聞こえはいい。

なお、続編である『2』(ストーリーに繋がりはない)では、彼の乗機はハンマ・ハンマに変更されており、
ストーリーモードで彼を倒すと「ああ……こんな時にニューガンダムがあればなぁ!」とか「機体が悪いんだ」とぼやく。
「こんな色物をよりによってνガンダムに乗せるんじゃねえ!」的な苦情でもあったのだろうか。
また、条件を満たすと前作同様νガンダムに乗ってくるのだが、それを倒すと今度は「ハンマ・ハンマがあればなぁ!」と言う。
だから機体のせいにするな。
さらに、対戦では彼に対して酷い事を言うキャラが多く、マーキュリーは「見ているだけで腹が立ってくる」
スミスは「原油並みにアブラ臭い顔」、シメオンは「滅んでよい!!」、ピクシーは「理想郷に君はいらないよ」
……言い過ぎではなかろうか。トドメに殺人狂のノイズからは「お互い、日陰者かも!」と同類扱いされた。
彼は腐っていないのに。彼が何をした。νガンダムに乗ったのがそこまで罪なのか。
賞金稼ぎのキャロルに惚れているが、強盗紛いの事をしている彼女を咎めている様子がない事を鑑みるに、
彼の正義は独り善がりな正義であり、本質的にはノイズと変わらないという事なのかもしれない。

ちなみに、このシリーズでは宇宙世紀が舞台ではないため、ニュータイプが云々といった話題は一切出てこず、
フィンファンネルはコンピューターによるオート制御だと思われる。
機体の性能はと言うと、必殺技の数が少なく、メガスペシャルアタックも無い。
どういう事かというと、1作目から必殺技が増えていないのだ。
『2』以降はファンネル全般が「コマンド入力で機体周囲に配置、再度入力で攻撃」になっているが、
フィンファンネルは配置中に射撃攻撃を防ぐ事ができる。

+ 『スパロボ』での活躍
『スーパーロボット大戦』シリーズでは多数のスーパーロボット軍団と共闘しているため、作品によっては「普通にアクシズ押し出せるんじゃね?」、
あるいは「普通にアクシズぶっ壊せるんじゃね?」なメンバーになる事もある。
しかも『スパロボ』だと稀にアクシズどころか月や地球よりでかい奴等を普通に倒す事もあるから…。
というか、アクシズを真正面から完全粉砕したスパロボが出てくる始末。
これに対抗してか、シャアの方も負けじとアクシズ以上の小惑星を落下させようと企む事も*5

多くの作品でガンダム系最高峰の機体に位置付けられており、
全パイロット中最強クラスのステータスを持つパイロットであるアムロと合わせて大きな活躍を見せてくれる。
原作では宇宙専用で、かつ牽制程度にしか使われなかったフィン・ファンネルが最高火力の武器になり、
地上でも使う事ができるのは所謂スパロボ補正というやつなので、
地球の重力下で一枚3~4tの物体をスラスターだけでコントロールするのは無理だろとか*6
武器の名前をスーパーロボット必殺技の如く叫ぶのはおかしい等とツッコんではいけない*7
…とか言ってたら、『T』では1年戦争時代に一緒に戦っていた甲児と竜馬に影響されて武器名を叫ぶようになったと理由付けられてしまった。

しかし、この機体の存在のために初代ガンダムはどうあっても序盤用の繋ぎの機体になってしまうという弊害もある。
+ 尤も例外も…
『A』では初代ガンダムがGファイターと合体し、強化パーツをちょっと付けるだけで、
「全地形対応・高機動力・2人乗りで「精神コマンド」的に有利・最強武器が高火力で斬り払い不可」
(フィン・ファンネルは火力に劣る上に斬り払いされる)
という万能兵器と化すため立場が逆転、アムロがνガンダムに乗り換えない可能性が高いという珍しい事態が発生した。

また、『GC』ではガンキャノン・ガンタンクとで高火力な合体攻撃が可能なG-3ガンダムや、
MS単機ではトップクラスの攻撃力を持つ「アレックス」ことガンダムNT-1などにまたもパンチ負けしてしまっている。
おまけにバグでNTレベルが高くてもフィン・ファンネルの射程が延びないという悲劇に見舞われている
(ただし、『GC』はバグがかなり多かったが、移植作の『XO』ではバグが修正されている)。
しかもクリアするかはプレイヤーの任意なサブシナリオを通過しないと入手できないため、
下手をすると早解きなどの理由でスルーされ入手する事すらない場合も有り得てしまう
隠し機体と言えば聞こえはいいが……。

『OE』ではDLC専用の追加機体として登場。性能こそ初代ガンダムを遥かに凌ぐものの、
4人分の精神コマンドが使えたグループ出撃が不可になるため使える精神コマンドが激減し、
そもそもアムロが強制出撃のステージでは初代ガンダム固定になるため使えないという哀しみを背負う事になった。

…念の為言っておくが、比較対象の長所が目立ち過ぎるだけで、決してνの方の性能が悪いというわけではない。

一部の作品ではνガンダムがHWS装備型やHi-νまでの繋ぎの機体になっている。
また、量産型νガンダムも何度か登場しており、『第3次α』では主人公の一人クォヴレー・ゴードンが序盤一時的に乗り込んだりする。

なお、『Z』では戦闘デモ中のグラフィックが妙に細っこい脚をした違和感を禁じえないスタイルになってしまっていた
『SEED DESTENY』のMSもそういうスタイルであるため、そちらと同じドッターが担当したんじゃないかと言われている)。
それをやっぱり気にしてか、『第2次Z』にて『Z』続投組では珍しくグラフィックが新調され、いつものような太めの脚に落ち着いた。
本作ではリアル頭身のカットインも実装された他、フィン・ファンネルのトドメ演出として、
1stガンダムの「ラスト・シューティング」を模した動きも見る事が可能。
また、移動後の攻撃がやや貧弱だったのを補うかのように、『再世編』において「連続攻撃」が追加。
バズーカ連射からミサイルランチャー一斉掃射、相手が怯んだ所を突撃して、
原作において披露した連続パンチを叩き込みサーベルで2回切り付け、
撃破確定なら相手を蹴り飛ばした後に頭部バルカンで追撃といった具合に、演出面での派手さが魅力。
また射撃属性(スパロボにおいては、パイロットの格闘・射撃の数値によってダメージが変動する)の武装なので、射撃値が高めのアムロに優しい仕様。
ただ弾数制限があり、弾数制限兵装の使用回数を増やす「Bセーブ」を所持してないと3回しか使用できないので、使い所に悩まされる。
なお、お約束と言わんばかりにクワトロを殴る機会がある

+ SDガンダム枠での参戦
『BX』では『SDガンダム外伝』から法術士ニューとして登場。
なお『ガンダムUC』が参戦しているため、かつてνガンダム自体は存在した世界観であり、
(宇宙世紀の方の)アムロ達の事もそれなりに知れ渡っている。
基本味方側に救助された騎士ガンダムや他のアルガス騎士団の面々と異なり、
『機動戦士ガンダムAGE』の敵組織「ヴェイガン」に救助され、リーダー格のゼハート・ガレットの行動に思う所があって参謀となっている。
その一方ヴェイガンで蔓延している風土病の治療も行い、不思議な術で病気を治す医者として噂されるようになり、
機動戦艦ナデシコ』の白鳥九十九の暗殺にもゼハートと共に密かに立ち会っていたため、
彼は一命を取り留めている。ところで回復魔法いつの間に覚えたんだ?
そのためポジションとしてはかなり重要なのだが、敵組織にいる事もあって参戦が他の面々よりかなり遅く、
本物の加入どころか顔見せ(OP除く)よりも前に偽物が登場し、加入が2番目に遅い闘士ダブルゼータよりも10話以上も加入が遅く、
この時点で残り10話切っており、3話後にはバーサル騎士ガンダムの最強技が解禁されるほど。
また、技が電撃魔法のファンネル系統の3つのみで、「ギガソーラ」はゼハートの加入に失敗した場合のDVEのみ。
他にも騎士団メンバーの合体技である「光の獣」もイベントで済まされているが、
ゲーム中の演出のベースとなるOVAに該当する場面が無かったからだとか。

性能としては近距離型の騎士ガンダム達と違い、長射程で移動後に使える武器も少ないため、
ユニットを組む相手は他に求める事に(隠しだがちょうどゼハート達の機体はそんな感じなので好相性だったり)。
ちなみに偽物のニューシャドウはそんなのお構い無しに他の偽物とPUを組むので、穴を突きやすかったりする。

なお、『BX』の開発部による前作にあたる『UX』では『SDガンダム三国伝』から孔明が登場しているのだが、
アニメ版では赤壁の戦いで話が終わっている事もあり、演者はνに変わらず前身のリ・ガズィのままである。

余談だが、作品の展開上1stや『Ζ』時代のアムロがνガンダムに乗る事も珍しくない
(この事はオリジナルストーリーのGジェネでもある)。
また、参戦作品に『逆襲のシャア』の名前があっても、νガンダムのみが出る事がある
(逆に『Ζ』の時代に『逆シャア』アムロが出る事もあるが、その場合νガンダムが必ず出てくる)。
この様に参戦作品の中でも出演機会が極めて高い機体ではあるのだが、その反動で「戦闘アニメの原作再現」が
(最低でも1クール、長ければ一年近く放送するTVシリーズと異なり、単発の劇場作品な事も災いしてか)
粗方済んでしまっており、現状では戦闘アニメの新規製作に苦労している側面もあるとプロデューサーが漏らしていたりする。

+ 戦闘デモまとめ
『α for DC』版
『α外伝』版
『第2次α』版
『MX』版
『第3次α』版
『AP』版
『Z』版
『第2次Z破界篇』版
『第2次Z再世篇』版
『OE』版
『第3次Z時獄篇』版
『第3次Z天獄篇』版
『V』版
『X』版
『T』版
『30』版

+ 『ガンダム無双』での活躍
『ガンダム無双』シリーズでは『ガンダム無双2』から登場。どの作品でも高性能で使いやすい機体となっている。

『2』では最強クラスの一角。
特にC6のファンネルバリアが、ほぼ全ての射撃攻撃を無効化する上に攻撃判定があり、非常に強力。
これを多段ヒットさせるだけでもエース機やMAに大ダメージを与えられる。
他にも広範囲射撃のC4(フィン・ファンネル)も強力。

『3』ではファンネルバリアの接触時の攻撃判定は無くなり下方修正されたが、C4などは強化された。

『真』ではファンネルバリアがSP攻撃となり、バリアを張りっ放しというわけにはいかなくなった。
C4は相変わらず強く、新たに追加されたチャージショットも使いやすい。

+ 『ガンダムトライエイジ』では
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では6弾「運命が紡ぐ未来」から参戦。
パイロットであるアムロ(CCA)やライバルであるサザビー、シャア(CCA)と同時参戦であり、
さらに登場と同時にPレアとキャンペーン枠を同時に持っていった。
同時に追加されたアビリティ「ファンネル」は通常攻撃時かつ単機ロックオン時という制限はあるものの
発動さえすれば問答無用で先攻扱いになり、追加入力に成功すれば防御不可ダメージを叩き込む非常に強力なアビリティである。
リ・ガズィ?ジオン4弾まで遅れた上に1枚だけですが何か?
傾向としてガンナータイプのカードが多く、ステータスは比較的高めで安定したものが目立つ。
また、参戦以来毎度のごとく1枚は新カードが出ており、入手自体は容易である(「ビルドMS 3弾」で皆勤は途切れたが)。
必殺技は「ビヨンド・ザ・タイム」。
ファンネルでのオールレンジ攻撃を牽制に、本命のビームライフルを叩き込む。
技名はサザビーの必殺技「オーバー・ザ・メビウス」と合わせると
劇場版主題歌の「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙(そら)を越えて~」になる芸の細かい仕様になっている。

なお、「ビルドMS 1弾」で排出されたMレア版はアビリティが武闘というシャアもビックリな1枚だった。
武闘は発動すると「敵の攻撃を完全防御、さらに格闘で防御効果無視の反撃をする」というものであり、殴りあい宇宙再現のため採用されたと思われる。
武闘はGガンダム勢専用と思われていた中での思わぬ伏兵であった。
νガンダム用にグーパンチからの斬り上げという新規モーションがわざわざ作られている力の入りようである。
ステータスバランスも露骨に武闘発動狙いの設定で極端な高アタック・低スピードのため、運用方法も他のνガンダムのカードとは大きく異なる。

「逆シャア」特集弾の「ビルドMS 5弾」ではマスターレア1枚とキャンペーン2枚が排出されている。
Mレア版とCP2枚目のアビリティは「ファンネル」。CP1枚目は2回連続で通常攻撃を行うアビリティ「連撃」を持つ。
この連撃はスコアアタック向きのアビリティのため、νガンダムは公式サイトのハイスコアランキング常連となっている。

「ビルドMS 8弾」では「U.C.コレクション」キャンペーンで登場。
HPの高さと必殺技のコスト比率の軽さが魅力的。
アビリティは先攻時に防御効果を無視した攻撃を行い、さらに1対1だとダメージが増加する「闘気」。
「U.C.コレクション」でチームを組めばスピードの底上げも可能になっている。少し心許ないスピードはこれで補おう。

「ビルドG 1弾」では「オールガンダムキャンペーン」の一枚として登場。
スピードが突出して高い分他の能力は平均的。
アビリティはバースト大成功時スピードアップし敵の反撃アビリティを封印できる「共鳴(スピードバースト)」。
また、このカードを使う事で特別なνガンダムをビルドモビルスーツとして開発できる。

「ビルドG 4弾」ではマスターレアの一枚として登場。
バランスの取れた能力値を持つ扱いやすい一枚。
必殺技威力が5800とνガンダムでは過去最高値を記録しているのも隠れた長所。
アビリティは通常攻撃時に仲間を呼んで同時攻撃を加え、更に攻撃に加わった仲間のステータスを引き上げる「トライブレイズ」。

専用機パイロットはもちろんアムロ(CCA、ファーストの両方)。
CCAアムロは6弾とB5弾の2回パーフェクトレアとなっており、AGE系以外では初の同一パイロット2枚目のPレア化。
ファーストのアムロも0弾でPレアが出ているので、そちらもあわせればB5弾時点で唯一の3度のPレアである。
当然のごとくHPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」持ちなので劣勢からの逆転も得意。
6弾はアタックバースト持ちでアタック上昇値が高めのバランス型。
ラウンド2突入時にスピードと必殺技を+500するパイロットスキルを持つためスピード勝負に強いのが魅力。

一方のB5弾はスピードバースト持ちでHPとアタック上昇値が高いパワーファイター。
HPが80%以上ならダメージを半減するパイロットスキルを持つため出オチになりにくく、回復スキルと組み合わせれば複数回発動も可能。
それぞれが特徴ある一枚なので状況に合わせて使い分ける事が可能になっている。

ちなみに、6弾パーフェクトレアと「ビルドMS 4弾」のCCAアムロのバースト成功時のセリフは「νガンダムは伊達じゃない!!」なのだが、
例えリ・ガズィに乗せていようがザクに乗せていようが「νガンダムは伊達じゃない!!」と言うちょっと微笑ましい光景も。
どうしても気になる人は……脳内変換でもしてみる?

関連機体ではHi-νガンダムが参戦している他、
ガンダムエースとの連動企画で『ガンダムビルドファイターズA』の主人公機νガンダムヴレイブも参戦している。
νガンダムヴレイブは書籍付属プロモーションカードとしても登場。

+ 『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』では
「マナー違反にアクシズ落とし! 抱け、心の南極条約!」

ガンプラを題材にしたアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』では、
νガンダムをベースに大幅な改造を施したガンプラ「ν-ジオンガンダム」が登場。
その名の通り、νガンダムにサザビーやジオン公国のエンブレムのようなパーツを足したガンプラで、
ビルダー(製作者)は「智将ロンメルキャプテン・ジオン」を名乗るアメコミヒーローのようなキャラクター。
舞台となるフルダイブ型オンラインゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」で、
マナー違反を犯す他プレイヤーを正義の鉄槌「ジオニックソード」で成敗する動画を製作・公開する活動を行っている。要は自治厨
作中では彼の動画は好評らしく、メインキャラクターの一人・カザミが当初「ヒーローのような活躍がしたい」と張り切っていたのは、
キャプテン・ジオンに憧れていたからである。
また、キャプテン・ジオンは「自分がかっこ悪く負ける」動画も敢えて公開しており、その動画を偶然から観た事がカザミの大きな転機となった。

後半からはνガンダムを解析した事で誕生した、「フェイクνガンダム」も登場。
主人公機「コアガンダム」を模した「アルスコアガンダム」が「フェイクνアーマー」を纏った姿で、
フェイク(偽物)ながらもフィン・ファンネルを用いたオールレンジ攻撃やバリアの展開が可能。
終盤まで主人公達を大いに苦しめた。


「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」


MUGENにおけるνガンダム

+ hyuga氏製作 SD頭身
  • hyuga氏製作 SD頭身
PS用シミュレーションゲーム『スーパーロボット大戦α』のスプライトを使用したSDキャラ。
元々は氏のサイトのキリ番入場者に限定配布されたキャラで、後にぶひ氏のサイトにて代理公開されていたが、
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅。残念ながら正規入手不可となった。

ジャンプができない代わりに「回避運動」というアクションがあり、
餓狼伝説』のスウェーのように画面奥に一時的に退避する事で喰らい判定と接触判定を消す事ができる。
またこの際自由に左右移動する事が可能で、固めからの脱出や無敵時間を利用しての奇襲に使用できる。
これは同氏のSDガンダムキャラ共通の回避システムである。
ビームサーベル、頭部バルカン、ビームライフル、ミサイルランチャー、シールド内蔵ビームキャノン、
ハイパーバズーカと設定の武装を一通り揃えているが、サーベルとバルカン以外はゲージを微量消費するため、
ゲージ管理が重要になってくる。
よって通常時の立ち回りは自ずと回避運動で回り込みつつバルカンで牽制し、隙を見て斬り付ける戦法となる。
もちろん本キャラの代名詞であるフィンファンネルもゲージ技として備わっており、
相手を追尾してビーム放つA軌道と自機の前に展開し水平射撃を行うB軌道の2種類を使い分ける事ができる。
ファンネル自体に喰らい判定はなく、コマンドが完成してしまえば攻撃発生保証のため、
スパロボのようにファンネルを攻撃されて無効化される事はない。
原作で使用したIフィールドバリアは実装されていないが、もし今後の更新があれば「作りたいですね」との事。
他にもイントロやファンネル使用時に『スーパーロボット大戦F』『α』や『GジェネレーションF』に出演時のアムロのカットインが入ったり、
効果音エフェクトなどの懐かしさも相俟って、原作ファンには感涙モノの作りになっている。

しかし、同氏の他キャラ達と比べてジャンプができないデメリットは大きく、
上空からの攻撃に対してはゲージ技のファンネルでの迎撃以外ほぼ無防備であり、
対空攻撃の手段が仕様上存在しないため、どうしても“記念配布のマスコットキャラ”の域を出るのは難しい。

+ 製作者不明 リアル頭身
  • 製作者不明 リアル頭身

製作者不明(author欄がElecbyteのまま、ただしサザビーも製作したパンプキン氏という説あり)の、
『ガンダム・ザ・バトルマスター』のスプライトを用いたリアル頭身のνガンダム。
基本的に原作再現であるが、原作には無かったビームサーベルで乱舞するメガスペシャルアタックが追加されている。

+ STG氏製作 リアル頭身
  • STG氏製作 リアル頭身
オルガ・イツカSans等の作者であるSTG氏が、製作者不明のνガンダムを改変したもの。
Readmeによると「スプライトの関係上再現できてない技もありますがとりあえず一通りそろえました」との事。
「まぁサザビー作ったならこっちも作らんとだめっしょ」ともあるが、
元スプライトの関係から、サザビーと対戦させるとこちらの方がちょっと大きいのはご愛嬌。
ランクは狂ランク全般で、サザビーの超必殺技に該当する強力な全画面投げ+垂れ流し技も搭載
(サザビーの超必殺技よりさらに高性能なので、オプションでON-OFF可能との事)。
ちなみに同氏製作のサザビーと対戦させると、アクシズ落としで強制DKOする原作再現も搭載(?)されている。

出演大会

削除済み

出演ストーリー



*1
仮名としてNEWガンダムと付けていたが、中々正式名が決まらず、読みはそのままで文字をνにしたという冗談みたいな話がある
(尤もγガンダム(リック・ディアス)、δガンダム(百式)、Ζガンダムと存在するので、その流れで開発された設定ではある)。
他にも富野監督作品にはトリアーエズという戦闘機や、ギロチン死刑執行人の家系のキャラが乗るザンネック(斬首)といった、
MSのようなもじりで付けた機体名があったり、コンティオなんて逆さ読み厳禁な名称のMSがあったり、
ライラ・ミラ・ライラ、ラカン・ダカラン、ジュンコ・ジェンコ、なんてネーミングのキャラクターがいた事もある。
このネーミングセンスはガンダムシリーズに限らず、
キッチ・キッチン(『伝説巨神イデオン』)、ゲラバ・ゲラバ、カラス・カラス(『戦闘メカ ザブングル』)、
ギャブレット・ギャブレー、ハッシャ・モッシャ、アマンダラ・カマンダラ(『重戦機エルガイム』。ただしアマンダラは偽名)、
ルブル・ウォン・ダラ(рубль・원・$、それぞれロシア・韓国・アメリカでの通貨)(『オーバーマン キングゲイナー』)など、
多くの作品でやっている。

なお、ブライト・ノアの息子ハサウェイのその後(但し一部パラレル設定)を富野由悠季が著した小説、
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主人公機Ξ(クスィー)ガンダムのネーミングには、
アムロ・レイが最後に搭乗したとされるνガンダムの意思を継ぐという意味が込められている。
その意思はハサウェイの友人となったケネスを通じ、『ガイア・ギア』へと繋がっていく事になる。

*2
ネオ・ジオンとの戦いが長期化した場合に備えて部品を容易に調達できるようにしておく事と、
νガンダムの完成を早めるために専用の部品を新造する手間を省く必要があったのが理由らしい。
史上初の量産型ガンダムと言われる陸戦型ガンダムも、試作機のRX-78の余剰パーツを使い回しただけだったため、
配備後どんどん部品が不足していき、結局ジムの部品で代用した(頭が丸ごとジムになった機体もある)事を考えれば妥当な判断である。

*3
νガンダム開発スタッフの間でも寝耳に水の事だったらしく、ロンド・ベルの技術士官チェーン・アギが、
冒頭いきなり「原因はなんです?重量が3キロ減った原因は!」と開発スタッフのオクトバーに食ってかかるシーンは有名。
PS版のムービーシーンではνガンダムの情報が設計図の時点で漏れていたのが確認できる。
4:24頃

*4
連邦政府の公式見解では「アクシズの落下は内部からの爆破によって阻止された」と発表されており、
分断されたアクシズの片方が地球に落下しかけた事、およびその後の不可解な現象については国民に伏せられた
(ただし虹色の光を地球から目撃した人々は少なからずいるが)。
だが、サイコフレームに秘められた未知の力は連邦軍の注目する所となり、
軍事利用を前提として極秘裏に研究が進められていく事となる。
その結実が、全身にフルサイコフレーム構造を採用した実験機「RX-0 ユニコーンガンダム」である。

+ 余談:20年の刻を越え明らかとなった巨神の影
なお、長谷川裕一氏が描いたクロスオーバー漫画作品『機動戦士対伝説巨神 逆襲のギガンティス』は、
『逆襲のシャア』ラストのサイコフレームの生んだ人の心の光と、無限力との関係を暗に匂わすラストで締め括られるが、
後に『ガンダムUC』作者の福井氏と富野監督の対談において、
「サイコフレームってつまりはイデオンと同じ原理なんでしょ」との福井氏の発言に対し、
富野監督の首肯が返されており、公式設定と20年越しでまさかのニアミスをしていた事が明らかとなった。

福井氏は当初から「サイコフレーム=イデオン」であると念頭に置いて『ガンダムUC』を執筆したと発言しており、
富野監督自身も後年の自作品に少なからずイデオンの影響が残り続けた事を認めている。
実際、イデオンとその母艦ソロシップの主要な構造材「イデオナイト」は、
金属粒子の間に人の意思を集める未知の粒子が内包されており、このメカニズムは後のサイコフレームのそれと酷似している
(物語的な話をすれば、ファーストガンダムにおいてニュータイプの存在が「人はいつか分かり合える」という、
 希望の象徴であったのに対し、『Ζガンダム』以降「たとえ精神感応があろうと互いのエゴある限り人は決して分かり合えない」
 という論調になっていったのは明らかに『イデオン』の影響が色濃い)。
『伝説巨神イデオン』は、正に巨神のように我々の上に長く大きな影を落とすモンスタータイトルだったのである。
直接関係はないが、「ジョニー・ライデンの帰還」に登場するキマイラ隊の紋章には「リベンジ・オブ・イデ」と書かれていたりする。

*5
そもそも「地球に何かを落とす」という作戦そのもの(質量爆弾)が、一年戦争時のジオン公国が行った「コロニー落とし」に端を発する物で、
その後も『Ζガンダム』のティターンズ、『ΖΖガンダム』のハマーン版ネオ・ジオン、『0083』のデラーズ・フリートが行っている。
(冗談交じりにではあるが)コロニーがマンネリ化し始めたため小惑星を落とそうとした等と言われる事も。
因みに上記のコロニー落としを行った勢力だが、ティターンズ以外は皆ジオン公国及びその残党によって構成された組織である
(「ティターンズ」が企んだのは地上ではなく月面都市へのコロニー落としで(ティターンズは地球育ち至上の組織)、
 他の組織の目的地は皆地球である)。
さらに、ジオン公国とティターンズによるコロニー落とし作戦以外はみな目的地へと着弾しており、どれもかなりの戦果を上げている。
シャアもアクシズを落とす前に小惑星「5thルナ」を目的地に落着させており、
アクシズ落としは「地球寒冷化作戦」の最終段階として用意された物であった。

上述のコロニー落としが「地球連邦軍本部を壊滅させる」
「穀倉地帯にダメージを与え、地球市民の食料供給における宇宙への依存度を上げ、コロニー市民の発言力の増大を図る」
「テロ組織支援団体の壊滅」「政治交渉用の示威行為」などの軍事・外交面での目的があったのに対し、
「地球そのものの壊滅」を企んだのはシャアのみである事からも、彼の身の程知らずな野望の大きさが垣間見えてくる。
とはいえ、宇宙世紀にはこの後、国民(木星移民)には地球を乗っ取る事を謳いつつ、実際には、
「成り上がりの自分の所に政略結婚で地球から嫁いできた良家の娘(しかも親子以上の差)が良妻だった事に嫉妬して、地球を滅亡させようとした」
というシャア以上にタチの悪い人物がでてくるのだが…
(政略結婚に愚痴を言いつつ自分を見下したのならかえって割り切れたが、
 その良い人ぶりに地球育ちの豊かさや、余裕を見せ付けられたとして逆ギレした)。
ちなみにスパロボでは、よりによってこの両者が手を組んだ事もある。
+ そんなに何かを落としたいのか
また、地球へ何かが落ちる、迫ってくるという構図は、絵としても栄えるのであろう。
別の作品でもクライマックスシーンで
  • 巨大モビルアーマー「ゾディ・アック」で地球連邦軍本部にピンポイントに落下(降下)して制圧しようとする。
  • 核搭載した巨大モビルアーマー「ディビニダド」を落下させて地球を死の星にしようとする。
  • 精神退行を引き起こす念波を発生する巨大なリング「エンジェル・ハイロゥ」を落下(降下)させる。
  • デビルガンダムがネオジャパンコロニーと同化。地球とも同化しようと触手を伸ばす。
  • 超巨大戦艦リーブラ+それに突き刺さった巨大輸送艦ピースミリオンを地球に落とす
    (尤もこれを実行したミリアルド自体がかなりシャアの影響を受けているのだが)。
  • 世界中に核反応を抑制させる装置が降下、核兵器を無効化するついでに原子力発電も停止し世界中が大パニック。
  • 軌道リング上の砲台の攻撃が誤射により軌道エレベーターを直撃、破片が世界中にばら撒かれる。
  • 月面からマスドライバーで岩石を発射し、地球の都市を爆撃。
などなど枚挙に暇が無く、お前ら地球に落とせれば何でもいいのか等と言われる事も。
最後は『機甲戦記ドラグナー』じゃないかって?(そうでもあるが)ゲーム版ガンダムの内容ですよ
挙句の果てに『機動新世紀ガンダムX』では第1話冒頭から(本編の15年前)40近くのコロニーが地球に落下。
結果、地上は絵に描いたようなチンピラがモビルスーツに乗って町を襲うわ、
それに対しオバチャンが鉄鋼弾でコックピットを狙って抵抗しようとするわ、という世紀末な世界に。
いや、製作会社的には『戦闘メカ ザブングル』か。

更にビグ・ザムや、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した巨大モビルアーマー「アプサラス」も、
地球連邦軍本部であるジャブローを大気圏外から突入・メガ粒子砲による一斉射によって焼き払うための機体であり、
もしアムロやシローがこれらの撃墜に失敗していた場合、スライムに足が生えたような機体や、
シュークリームにザクの顔をくっつけたような機体が大量に南米アマゾンに上空から飛来するという、
タチの悪い冗談のような光景が展開されていたかもしれない。
……『Gジェネレーション ギャザービート』では、大量のアプサラスの攻撃でジャブローが陥落するという展開になっているが。

*6
ただ、実を言うと『機動戦士ガンダムΖΖ』劇中にて、ファンネルが地上で普通に使用されるシーンもあり、
そもそも「ファンネルは重力下では使用不可能」という設定も明言された訳ではないので、
フィン・ファンネルが重力下を飛び交う光景も、あながちスパロボ補正とは言い切れなかったりする。
また、1/6(月と同程度)とは言え重力圏(イオ表層)で、類似兵器であるビットが使用された事もあり、
そもそも宇宙世紀科学を支えているミノフスキー物理学の中には限定的とは言え反重力推進も可能な為、
こと戦場に限るならば重力の有無は割と問題ではなくなってしまう
(元々は「ホワイトベースが浮遊(飛行ではない)しているのはおかしくね?」と言う疑問に対する後付設定
 ただし、MSに積めるほど小型化したのは『Vガンダム』(非映像化作品なら『閃光のハサウェイ』)の時代になってからのはずだが)。
ぶっちゃけこの世界、サイコミュとミノフスキー粒子が絡んだら何が起こってもおかしくないのである
この辺の事情についてはΖガンダムの項も参照すると分かりやすいかもしれない。
と言うかアクシズ押し戻せるぐらいだから、ファンネルなんて軽いものは余裕余裕。

なお、『Gジェネ』シリーズでは一時期、ファンネル系は地上では使用不可となった作品もあったのだが、
結局は元に戻っている。
アクション系のゲーム(ガンダムVSシリーズやガンダム無双シリーズなど)でも、普通に地上でもファンネル系を使用している。

*7
これはアムロの担当声優である古谷徹氏が、自分もスーパーロボットの様に何か必殺武器の名前を叫びたいと言い出したからという噂があったが、
寺田貴信プロデューサーがツイッターで否定している。
00』でファンネルと同系統の武器ファングを使うガンダムに乗るキャラを担当した(あれ?古谷氏ってナレーション以外の役あったっけ?)後に、
ラジオで「行け!フィンファング!って言いたかったんですけどね」と言っていた事からこの噂がされたのだろう。
ちなみに劇中ではファンネルを扱う際に「行け、ファンネル」「ファンネル、一番熱量の多いミサイルだ」と、
言って(念じて)いたパイロットは何名かいたが、アムロは一度も叫んではいない。スピンストーム!タキオンミサイル!
フィンファングも作中では言わなかったが、ゲームではノリノリで言っている。少しは自重しろ蒼月昇

尤も、古谷氏にとってはアムロ役が有名になりすぎただけで、
元々『巨人の星』の星飛雄馬や『鋼鉄ジーグ』の司馬宙(宙は少々バイオレンスだが)などを演じており、
アムロより後でも『聖闘士星矢』の天馬星座の星矢と言う様に、熱血主人公は得意中の得意である。
『スパロボ』で『鋼鉄ジーグ』が参戦した時にはスタッフが「これは怒られるだろう」と思いつつ、
「シャア・アズナブルめ!鋼鉄ジーグが相手だ!」「ガンダムめ!鋼鉄ジーグが相手だ!」という台詞をリクエストした所、
ノリノリで演じてくれたという逸話さえある。


最終更新:2024年01月28日 00:12