ソニック・ザ・ヘッジホッグ


「もたもたしてると置いてくぜ!」

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
古川登志夫
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』CM、『わくわくソニックパトカー』
草尾毅
『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』
中村正人
『CD』
菊池正美
1996年OVA版
金丸淳一
『ソニックアドベンチャー』(略称『SA』)以降のゲーム作品、
『ソニックX』、『シュガー・ラッシュ』シリーズ(日本語吹替)
関智一
『ワールドアドベンチャー』(ウェアホッグの声)
中川大志
『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ(日本語吹替)
寺嶋眞秀
『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ(ベビーソニックの日本語吹替)
川田紳司
『チップとデールの大作戦 レスキューレンジャーズ』(アグリーソニックの日本語吹替)

金丸氏は『すごいよ!!マサルさん』のフーミン(本名・藤山おこめつぶ)役などでも知られる。
と言うか金丸氏=ソニック、という感じ。自他共にそれを認めている事が、金丸氏のHPのメールアドレスからも窺える。
ゲーム内でソニックがフルボイスで喋りまくるのは『SA』が最初(ソニックCDに彼が言ったらしい格言が表示されるのだが)。
セリフが決まってから金丸氏をCVに選んだのか、金丸氏がCVと決まってからセリフを書いたのかは分からないが、
ソニックのセリフは英語がちょくちょく混じる
その英語からは全く日本語訛りを感じさせず(金丸氏は英会話講師の資格を持っている)、
かつ日本語も流暢なため、一度聞いたら忘れられないだろう。
金丸氏以外のCVはいずれも金丸氏と比べると日本語の比率が高い。
金丸氏がずっと演じていただけに、『ザ・ムービー』日本語吹き替え版での声優変更は批判の声も多かったという。
金丸氏自身もツイッターでショックを隠し切れず思わず無念をつらつらと語ってしまったレベルだし

『ソニック』シリーズのメインキャラクターであり、言わずと知れたSEGAのマスコットキャラクターの青いハリネズミ。
身長100cm、体重35kg、6月23日生まれ15歳

名前を直訳すると「音速ハリネズミ」。あまりにストレートなネーミングだが、かっこいい名前に思えるのは何でだろう。
その名の通り、彼の脚の速さは音速を軽く超える。時速500kmのスポーツカーを追い抜く描写があり、
公式も「秒速10mは超えている」「マッハ2の速度を出す」という発言をしている。そして、この脚の速さがそのまま彼の武器でもある。
弾丸より速い速度で走っている訳なので、少々の障害物は薙ぎ倒されるかソニックブーム(音速を超えると発生する衝撃波の壁)の被害に遭う事が多い
(初期の作品ではそこまで考慮がされておらず、壊れるものも特に無く、普通に走って敵に当たるとダメージ扱いではあったが)。
その速度を利用したシャトルループもとい一回転スロープの地形は2D、3Dを問わず健在であり、ソニックシリーズの名物となっている。

彼の主な攻撃方法は、ハリネズミが身を守るために体を丸める仕草を元にしたジャンプアタック体当たり
つまり、自ら弾丸になって相手にぶつかる。
3D作品からは追尾する体当たり・ホーミングアタックを使用し始め、
更にスライディング流星キック、リングなどのエネルギーを使ったソニックブーストも見られるようになった。
更には、円形にグルグル走り回って起こした風竜巻を発生させる事も…。
作品によっては相手の場所に(原理は不明だが)ピンポイントに竜巻を起こせる。
また、作品ごとに様々な力を得たり借りたり無理やり持たされたりする。

  • カオスエメラルドの力でワープしたり時間を止める(アドベンチャー2)
    • 同じ能力を使うハリネズミと協力して時空を移動する(CD&新ソニ)
    • 闇の力で全ての時間を遅くしてあらゆるものを見切る(秘密のリング)
  • 炎を纏う(秘密のリング)
  • 重力の向きを自在に変更し、ブラックホールを自在に発生させたり、加速ではなく「落下」する(ライダーズSSS)
  • 腕が伸びる力持ちの狼人間もとい狼針鼠に(ワールドアドベンチャー)
  • 喋る聖剣の使い手に(暗黒の騎士)
  • 宇宙人の力を借りて粒子化したり土掘ったりロケットになったり爆発したりバケモノになったりブラックホールになったりする(カラーズ)
  • 飛んだり鉄球になったり電気になったり音符になったり惑星になったり爆弾になったりする(ロストワールド)

+ なんなんだアンタ
「オレはオレさ、冒険好きのただのハリネズミ・・・ソニック・ザ・ヘッジホッグさ」

耐久力は本人が無茶をする事も多いため、イベントではかなり頑丈だが、
2D版のマリオと同じく、何も持っていない状態では敵に触るだけで1ミス扱いの作品も多い。
しかし『リング』(マリオで言うコイン並に配置されているゲーム中アイテム)のストックが1でもあれば、
ダメージと共にリングを放出する代わりにミスにならない上に、放出したリングは一部回収可能なため、
通常ミスの回数が多くてもクリアは出来るようになっている。
しかし強制ミス要素も多く、その難易度は決して低いと言えるわけでもない。
というかシリーズ通してミスの原因の大半は落下死で、3D作品のソニックアドベンチャーシリーズではその傾向が強い。
また初期では地形による圧死も結構あった。
ただし、マリオと違い溶岩に落ちても上記のリングがあればダメージ受けるだけで強制ミスにはならない、という意外な頑丈さを持っていたりする。
事実、初代ソニックの2面という早々で、溶岩が多い遺跡「マーブルゾーン」が登場してくる。
あちらも『64』とかの3D作品ならダメージ受けるだけですむのは内緒

性格は自由気ままなお調子者。少し短気でせっかちな所もある。
実際に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ CD』ではコントローラーを弄らず5分待たせると、ソニックが画面から出て行ってゲームオーバーになる
自分に正直な性格で、心に裏表が無いらしい。好きな食べ物はチリドッグ。
趣味はDJ。ユーロピートのようなテンポの速い音楽が好きで、隠れてこっそり自分にとってご機嫌な曲を組んでいるんだとか。
そんな訳で、ソニックはよくロックとかユーロビートといったアッパーチューンに結び付けられ、彼の動きはブレイクダンスを意識したものになっている。

人生は事件と冒険の連続だと考えており、曲がった事は大嫌いで、常識や周囲の正義といった何事よりも自分の正義を優先させる。
ジッとしているのが大嫌いで、彼曰く、

「悩む暇があったら走るんだ!」

だが、非常識かというとむしろ逆で、彼の周りが世界征服を企てるロボオタクに、
IQ300の8歳児と騙されやすい体育会系熱血バカ、加えて巨大ハンマーを振り回す妄想ストーカー、何も考えずいつも釣りしてるネコ、
宇宙人を撃退するために作られた究極生命体、大統領直属エージェントの宝石泥棒、排除排除と言いすぎのロボット、
家賃を滞納する探偵トリオ(音痴ワニ、忍者カメレオン、いたずら好きの6歳児の蜂)、頭が悪い盗賊団(一人除く)、
炎を操る異世界の皇女と未来人のサイキッカー、冒険を夢見る暴走気味の6歳児、亜空間から来た軍団の幹部といった、
非常識な面々が多いため、必然的に常識人のポジションをやらされる事になる。
あれ?まともなのってクリームだけじゃね?

どんなピンチにも飄々としているが、ここ一番では別人を思わせるほどの激しさと鋭さを表す。
そして困っているものを放って置けない性分でもある。約束は守るし、裏切らない。但し悪人に対しては騙す事があるのだが。
愚鈍や悲哀は嫌いだが、それ以上に「自由を束縛される事」を嫌悪する
故に、彼は基本的に自由を象徴する「風の体現者」という立ち回りをしており、彼を形容する際は「」が用いられる事が多い。

「翼なんか無くたって風にはなれるさ。Right?」

こんなものだから、彼は周囲を惹きつけてやまない。本当によくモテます。軽く受け流されるけど。

ちなみに、自称ソニックの恋人(未来のお嫁さんとも)の妄想ストーカー、エミー・ローズとは、
「理由の如何問わず特大ピコピコハンマー(たまに木製や鉄製に化けたり、更に巨大化したり)を振り回される度に、悲鳴をあげながら逃げ回る」状態なのだが、
エミーについてきて欲しくない理由が「束縛されたくないだけ」「自分が行く先は危険だらけだから、ついて来られたら守るのが大変」
という理由で、エミーと彼の仲自体はまんざらではない様子。
ただ『ソニックワールドアドベンチャー』ではウェアホッグ状態で
(エッグマンが星を割ったせいで発生したダークガイアのエナジーに被曝した結果、夜に前述した腕が伸びる狼針鼠に化けてしまう)、
エミーにソニックだと気付いてもらえなかった事に予想以上に落ち込み、
二度目の遭遇でエミーを助けた際は、何も言わずに立ち去ってしまったりもしていた。…男心って分からんもんだな。
また『暗黒の騎士』ではデート……と言っていいのかは分からないが、
一緒にチリドッグを食べる約束をしていたらしい(召喚術で異世界に飛ばされたため、すっぽかす羽目になったが)。何だかんだ言いつつも仲が良い様だ。
エミーとの関係が一番進んでいるのはアニメの『ソニックX』だと思われる。興味がある人は一度見てみてはいかがだろうか?

そんな彼の数少ない弱点は泳げない事。
水が苦手なのかと思われるが、息が続く限り水底を走っていたり(但し、途中で空気を補給しないと溺れてミスになる)、
板切れでサーフィンをしていたり、水上を走っていたりするのでどうも少し違うようだ。
『ソニックアドベンチャー2』(略称:SA2)での彼の言動から、狭い密室や水中といった「自分が思うがままに走れない場所」が嫌な模様。
なお、アニメ作品である『ソニックX』では完全にカナヅチのキャラクターとなり、
水に囲まれた航海中の船中(つまり、脱走出来ない密室状態)で「お願いだからもう帰ろう」と涙目ながら訴えた事も。
また、マリオ達とオリンピックで競う『マリオ&ソニック』シリーズでは、
水泳競技を行う際に全キャラ中唯一救命胴衣を着けている。しかも泳ぎ方は犬掻き正直カッコ悪い。

普段は自由気ままに旅をしている模様。そのための飛行機や自動車を所持しており、その操縦も出来る。
但し、飛行機の「トルネード」は相棒のテイルス(エッグマンとタメを張り得るメカオタクでIQ300の8歳児)の下に預けっぱなしにしていた。
で、その初代は『ソニックアドベンチャー』(略称:SA)の序盤で大破。
その後『ソニックワールドアドベンチャー』に出てくるテイルスが作ったらしいトルネードの3号機は、
飛行中に銃座を出して戦闘モードに変形する事が出来るが、この時銃座を担当してるのはソニックである。
操縦は完全にテイルス任せ。まあ、ソニックは面白がっているようだが。
また2014年発売の『ソニック&セガオールスターズレーシング』では様々なセガキャラとレースを繰り広げる。

エッグマンランド建設や世界征服を企むロボオタク「Dr.エッグマン」とよく対決するが、どうもソニックにとっては暇潰しとしか考えてない模様。
ただその退屈しのぎに宇宙艦隊をぶっ潰しに行く辺り、やはり彼も常識の枠では捉えられない部分がある。
また、エッグマンもソニックの事をどこか憎みきれない節があるようで、律儀に挑戦状を送り付けたりする事もある。
そして共通の敵を見つけた際には、共闘戦線を敷く事さえある。
シリーズが進むとエッグマンが「好きでソニックにかまっているのでは」と部下に聞かれ、口ごもるシーンも。それなんてツンデレ?

そんなソニックの旅路には「カオスエメラルド」という不思議な力を持つ宝石が長く関わって来る。
いくつかの秘境の島に共通して存在し、「混沌を呼ぶ宝石」という意味の名前を持つこの宝石は、七色集めると奇跡を起こすとされ、
ソニックはこの力を使って光速にも迫るスピードを出せる金色の「スーパーソニック」に変身出来る。
ただし、体力と精神力を激しく消耗するらしく、短時間しか保てない。
ゲーム内では同じくキーアイテムである「リング」のストックを消費していく事で表現されている。

シャドウが登場してからは、彼のお家芸だったはずの「カオスコントロール」
(一つのカオスエメラルドによる能力で時空を歪めたり時間を止める能力)を使えるようになった(があまり使わない)。
ストーリー中に出来た経緯も「シャドウとタイプが似ているからやってみたら出来た」という、能力を含めて奇妙な繋がりを感じる。
しかも、最初にこの力を発揮する時に使ったカオスエメラルドはテイルスが作った模造品(本物と同じ波長を持つフェイク)。主人公特権ですか?
(その後、どういう訳か未来から来たサイキッカー・シルバーもこの技を使っている。
 シャドウにカオスコントロールでボコられたので、むしゃくしゃして真似したら出来た、という有様である)

困難に直面すると燃える性格のようで、自分が不利になるのを分かっていながら、不慣れな乗り物でのレースに挑戦したり、剣を使って戦ったりもした。
ただし、やっぱり自分のやりたい様にやらせて欲しいらしい。窮屈なのは性に合わないようだ。
『ワールドアドベンチャー』の昼ステージプレイ動画。
彼の速さを少しでも体感出来れば幸いである


本来はSEGAが当時、欧米市場でメガドライブとスーパーファミコンで熾烈なシェア競争を任天堂と繰り広げていた頃、
マリオに対抗するため作ったキャラクターであった。
それまでSEGAにはマスコットキャラクターと呼べるものが無く、
辛うじて『ファンタジーゾーン』のオパオパがそのマスコットイメージとして存在していた程度であった。
それ以前にも、SEGAのマスコットとして「アレックスキッド」というキャラを推していた事もあったが、
造形としてマリオのようなコミカルさが無いため、自然と消えていってしまった。
アメコミテイストなキャラ造形で、初めはあまりSEGAのマスコットとしてのイメージが付きにくかったのだが、
次第にSEGAらしい彼の性格とスピードで看板キャラとして認知されはじめ、
メガドライブ、そしてSEGAを代表する、まさに「マスコットキャラクター」にまで上り詰めた。
ゲームBGMはSEGA製のUFOキャッチャーの筐体でも使われていたので、ゲームをプレイしたことがなくても聴いたことがあるかもしれない。

しかし、ドリームキャストを最後に家庭用ハード機事業撤退などのSEGA内部のゴタゴタがあり、今ではマリオと競演する事もしばしば。
あと日本より欧米の方で知名度や人気が高く、生物の発生に重要な蛋白質の一種が、
「丸まったハリネズミに似ているから」という理由で「ソニック・ヘッジホッグ」と名付けられた事もあった。

ところで、ソニック自身のネーミングセンスは、と言うと…
カオスエメラルドで動くロボットだから「エメル」、記憶喪失の生物には出会って最初に食べたのがチョコチップサンデーだから「チップ」、
自分の愛機は「トルネード」…とやはりストレート。

なおそのDC版以降、彼は何かと「生きているのが奇跡」と思えるトラブルに巻き込まれている。
  • 宇宙空間に放り出される事2度。むしろ宇宙空間で決戦を繰り広げたことも。
  • 高い所から落とされ地上にめり込む事3度。
  • むしろ自ら、遥か上空のヘリコプターから脱走。そしてその外装1枚をスケボー代わりに地上へダイブ。
  • 死の呪いをかけられた事や、実際に殺された事もあった
    (呪いは吸収、殺された事実はカオスエメラルドによって事なきを得、最終的に歴史を改竄して消去する事に)。
  • ブラックホールに吸い込まれる事2度。
  • 上手い事利用されて世界の破壊に2度も加担してしまった(相手はそれぞれ別)。

こんな事すらソニックは楽しんでしまう。本当に常識外れだ。

また主人公だけに悪運も強い。エッグマンもシャドウも、そしてソニック自身も「しぶといのが取り柄」と言っている。
上記以外にも、爆発・破壊した飛空挺から公女様を救出し、
脱出しようと飛散した上の残骸に手を掛けようとして届かず→下方で爆発発生→近くの陸地に吹っ飛ばされ無事生還…というのもあった。

ついでに言うと、ボールのように丸まって攻撃するため、ピンボールの球にされる事がよくある。
というか、そのギミックやモチーフは初代から殆どのシリーズで作中ステージにちょくちょくある。誰かに似ている?気のせいだと思う。
「エクストリームギア」というエアボードみたいなのに乗ってレースもしてるが、多分関係ない。
カーレースゲームや、ソニック自身が足で走るレースゲームも別に存在する。
また、ミニゲームで対決するボードゲームや、RPGもある。恐らく…関係ない、多分。
某会社のキャラクター達との一番の差異は、主人公名義での体力制格闘ゲームが出ている事だろうか。

1992~93年頃に別冊コロコロコミック及び小学館の学年誌で連載されていた作品群(いずれも原案は寺田憲史氏)では二重人格ないし憑依という設定になっていた。
普段はニッキという大人しい性格の少年だが、自身や仲間がピンチに陥って立ち向かうも敗れ去り「いつかきっと…!」と気絶すると、
ソニックに変身してエッグマンや配下のロボット達、あるいは町の不良を懲らしめるのがお約束。
ニッキはソニックになっている間の記憶が無く、周囲もニッキとソニックが同一人物だと気付いていない。
別冊コロコロコミックで連載されていた田中康一氏による漫画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』では、
偽物のソニックとの戦いでニッキ自身が気絶しないよう頑張ったため、変身後もニッキの人格のまま戦う事になり、
観客からの声援で「立ち向かう勇気」に目覚めたソニックは偽物を撃破。
その後、エッグマンから「ソニックの正体が未来の自分自身」である事を知り、勇敢なヒーロー「ソニック」として生きていく事を決意した。
なお、ニッキが未来でソニックになる理由及びソニックが未来と現在を行き来できる理由については、
1993年の『小学四年生』で連載されていた寺田憲史氏(挿絵は越智善彦氏)による『ゲーム読み物 ソニックの大冒険』にて明かされている。
ニッキが16歳の時、不良に追い詰められ崖から突き落とされた所を、
ニッキの父ポーリーの親友で光速を超えて消えたパイロットの「ソニック・ジョー」によって救われ、
光速を超えた世界・ソニックワールドの超光速エネルギー「ソニック・パワー」を悪用から守るための戦士に選ばれた事で、
時間も空間も自由に移動出来るようになったのである。
ちなみに、ニッキの物語としてきちんと完結しているのは別コロ版と小四版くらいで、
他の掲載誌は『ソニック2』発売に合わせてソニックとテイルズだけが登場するようになり、ニッキの出番は無くなってしまった。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるソニック・ザ・ヘッジホッグ

作品ごとのデザインの変遷

スマブラでは『X』にてスネークと共にゲスト参戦。
ダッシュでカメラのズームを振り切るという、ダントツの脚の速さを生かしてアイテムを回収したり、
中距離から一気に相手の懐に潜り込む戦法を得意とする。
ジャンプ力・空中機動力も上々で復帰技も優秀である為、復帰力も高め。
一方、その乱戦・アイテムありきのゲームバランスのために飛び道具の類を持たず、
尚且つ攻撃力が低めなので、アイテム無しタイマンでは撃墜にかなり苦労する。
その分スピンや恐ろしい速度による投げかDAか等の択を押し付けるのが得意。
しかし、あまりの速度にプレイヤーが付いていけず、攻撃判定も弱めなので置き技に突っ込んだりする事もしばしば。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • ホーミングアタック(NB)
少し浮いてスピンアタックの態勢に入った後、最も近い位置にいる相手へ追尾して攻撃。
どの相手も近くにいない場合は斜め下へ直進する。
またB連打により発生を早める事も出来る。
放物線を描くような緩やかなホーミングをするため距離が遠いと当たりづらいため、近距離で使うと当たりやすく読まれにくい。
『SP』では攻撃対象にマーカーが出るようになった。

  • スプリングジャンプ(上B)
どこからともなくスプリングを出現させ、上方向へ大ジャンプ。
尻もち落下にはならず、空中攻撃や空中緊急回避が使用出来る(必殺ワザは不可能)。
地上で発動するとスプリングは一定時間残るので、他の相手も利用する事が出来たり、ソニック自身も再び利用すれば必殺ワザも使用出来る。
空中の場合、スプリングは攻撃判定を持ったまま落下していくので、相手の復帰阻止にも使える。

  • スピンチャージ(下B)
その場で回転した後、一定距離を高速で転がっていく。左右の方向転換も可能。
Bを連打してチャージする事で威力と速度が上がっていき、スティック入力をニュートラルに戻す事で発動する。
連打しなかったり、スティックを下に入力したままにしていると発動しない。

  • スピンダッシュ(横B)
一度ホップ(小さく飛び跳ねる)した後で着地と同時に一定距離を高速で転がっていく。
Bを押し続けてチャージする事で威力と速度が上がっていき(少し後退する)、Bを離すと発動する。
左右の方向転換、及びBを押し続けている間で何度でも真上へジャンプが可能(後者はチャージが解除されず、溜めた時間もリセットされない)。

※スピンジャンプ(下or横Bでのテクニック)
地上にて下Bまたは横Bを発動中にジャンプを入力するとスピンした状態のまま(攻撃判定が残ったまま)ジャンプする。
この状態を空中攻撃、空中緊急回避、NBor上Bでキャンセルする事が可能。
空中または横Bでのホップ中に入力するとただの空中ジャンプになり、ダメージを与えられない。

カオスエメラルドを使い、スーパーソニックに変身。
無敵状態で超高速で飛び回り、体当たりした相手を斜め上に吹っ飛ばす。
ステージが広くて障害物が入り組んでいない限り、よほど操作が下手でなければ狙われたキャラは確実に1ミスを取られるというとんでもない鬼畜技。
高レベルCPUが使うとプレイヤーにぴったり張り付いてくるため、回避出来ない。
最後の切りふだの中でも最強との呼び声も高く、正しくソニックの主力である。
『for』では発動時間ともに凄まじい弱体化を受けたが、代わりに慣性が弱くなったため、操作のしやすさはむしろ向上している。
『SP』では変身系切りふだの廃止に伴い、高速で画面上を往復するものとなった。上下入力で往復位置の調整が可能。

+ 亜空の使者での活躍
『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では最終盤に登場
一度は大敗したファイター達が復活し、もう一度ラスボスのタブーに挑む。
タブーは、どんなファイターも一撃でフィギュア化させる「OFF波動」を再び発動しようとしたが、
唐突に現れたソニックの特攻によって羽根にダメージを負い、能力が弱体化してしまう。
そして弱体化したタブーとファイター達の、「この世界」の命運を懸けた最終決戦が始まった……。

……という場面しか彼の出番は存在しない。
また、そのムービーから続けて見ると、あたかも彼が単独でラスボスを倒して世界を救ったように見える
デデデカービィが涙目である。
尤も、スネークと違ってギリギリに参戦が決まったために、まともにシナリオが書けなかった事情があるので仕方がない
本編の出番すら皆無だったファイターも3名いる?聞こえんなぁ~

ちなみに『SP』のアドベンチャーモードでも進行上確実に加入するメンバーの1体なので、最終決戦突入時のムービーにいる。

続投が為された『for』では技構成そのものは殆ど変わっていないものの、細かな挙動が変化。
更に大きな変更点として、横B始動時のホップが鋭くなり、非常に使い勝手が良くなった。
二種のスピンも横Bのスピンダッシュが敵を斜め上に吹っ飛ばし、下Bは連続ヒットするなど性能の差別化も図られる。
スピンをヒットさせてからのジャンプコンボは決まれば楽々30%近くのダメージを持っていく高火力ぶりでダメージレースにはめっぽう強い。
一方、決定打の当てづらさは据え置きなので、相変わらず撃墜には苦労させられる。
一応横スマッシュや上スマッシュなどの決定力自体は上昇している。
空中下Aの急降下攻撃は出だしにメテオ効果が付くも一歩間違えば自滅しかねないので非常に扱いが難しい。が、決まれば極めて爽快。
走行スピードは当然と言うべきか、相変わらずのナンバーワンである。
掴み打撃や上投げ、空中前Aなど前作の主力攻撃が弱くなった代わりに他の部分がブラッシュアップされた格好。
ゲームバランス自体の変化により地上戦の重要性が増すなど仕様の追い風もあって、タイマンでのキャラランクは概ね上位にあり、かなりの躍進を遂げている。


MUGENにおけるソニック・ザ・ヘッジホッグ

海外で人気が高いせいか、MUGENソニックは海外製が多い。
しかし、国内製も少なからず存在する。

+ ABAB氏製作
  • ABAB氏製作
2009年に入ってABAB氏が『ソニックバトル』(ソニバト)を基にしたAI付きキャラクターを製作、
同年12月30日の日付が変わる頃にマスターアップ版が公開された。

+ ソニバトのシステムを少し解説
戦闘は簡単に言えばバーチャファイター+ストック制スマブラ-場外。
戦闘開始直前に、プレイヤーは自キャラの必殺技を2つ選ぶ事になる。
必殺技にはグラインド(地上技)、エリアル(空中技)があり、
更にショット(遠距離攻撃)とパワー(近距離攻撃)とセット(設置技)という属性が付く。

技の設定は属性が被らないようにしなければならず、例えば、1つ目にグラインドショットを選んだ場合は、
2つ目はエリアルパワーかエリアルセットのどちらかしか選べない。
自分が選んでいない属性の攻撃はディフェンド(防御)となり、その攻撃によるダメージを完全に受けなくなる。
ゲージがマックスになった状態で必殺技を出すと、ゲージを全消費する代わりに即死攻撃になる。
ただしディフェンド属性の即死攻撃を受けると、ダメージ無効化と同時にこちらのゲージがMAXになる、という仕様になっている。
なお、倒された場合に残機が残っていた場合、再び技を選択した上で復活する。つまり後出しジャンケンである。
ソニックバトルの対戦モード対com戦

遠距離から相手の攻撃の前後などの隙を突いて一気に相手の懐に飛び込む戦法を得意とする。
まさに「先手必勝、技を出される前に潰す」の体現者。そのため、有利な間合いを保つのが勝利の大前提となる。
ソニックお馴染みのホーミングアタックの他に、サマーソルト技踵落としハミングトップなど、
徒手格闘技は一通りある上にコンボの速度が速いので、一瞬で何発もダメージを与える事が出来る。
特に2Cからの連携技が高性能で、あっという間に150ぐらい持って行く。
無敵は無いが出だしが早いので見てからでは避けられず、ガードすると投げて来る。

間合いを調節出来る技としては、
溜め時間で射出角度を調節する体当たり「ソニックドライブ」や相殺判定が強い飛び道具ソニックウェイブ」があり、
これらを当てた後の設置技「ソニッククラッカー」(地面に設置するボム)を用いた起き攻めが主力。
なおボムは2つ目を置くと古い方が爆発するが、1ゲージ消費で2つ同時に設置する事が出来る。
上記の通り中距離戦だと強いが、無敵移動技が無いため弾幕はちょっと苦手。

1ゲージ技に吸い込み範囲が広い竜巻技「ブルートルネード」がある。
画面制圧力は1ゲージ技とは思えないほどの威圧感だが、終了直後の硬直が長い。但し、落ちてきた相手を色んな方法で拾う事が出来る。
1ゲージ技「メテオストライク」は、無敵状態で画面外に飛び去り相手の真上から急降下攻撃を仕掛ける技(ただし落下には無敵が無い)。
2ゲージ技の突進技「ソニックブースト」はガード不能技で、これの後に上記二つの1ゲージ技を繋げる事が出来るが、
メテオストライクは当たったのを確認してから追加入力では遅すぎるため、事実上二つのコマンドを間髪要れずに続けて入力する必要があり、
ブルートルネードはダメージが若干高くヒット確認も出来るが、ブーストが当たった位置によっては、追撃が難しかったりカス当たりしたりする。
これらの技の合計ダメージはどちらも5割弱程度。どちらの技も終了時の隙が大き過ぎるため、かわされると反確である。
3ゲージ技の「ライトスピードアタック」は、全画面を駆け巡る初段ロック系体当たり乱舞技。2012年11月15日の更新で演出が一新された。
初段さえ当たれば演出に移行する上、攻撃判定が見た目の通りになっており、タッグで使えば両方の相手を巻き込む事も可能。
ただし、タッグなどで初段の突進が手前の相手に当たっても、演出に移行する前に奥の相手にガードされた場合、
演出に移行せずゲージを無駄にしただけになるので注意(逆に手前の相手にガードされても奥の相手に当たれば発動するが)。
かつては上記の3ゲージ連携とダメージがあまり変わらなかったが、更新によりダメージが調整され相対的に強化された。
2ゲージの乱舞技「ソニックコンビネーション」(元はエメルの即死技)もあるが、
威力が高い代わりにロックしないためカス当たりしやすい、ガードされても外しても最後まで出すため下手すれば反確、と使い所に悩む性能。

2010年9月19日に裏モードとMIXモード、金カラーが搭載された。
裏モードは竜巻旋風脚ゴッドプレスよのかぜなど、どっかで見た風に絡む技からパクインスパイアされたものを使う。
MIXモードは名前の通り通常モードと裏モードの技を両方使う事が可能なAI専用モード。
金カラーは常時ゲジマユ、体力微回復、投げ無敵、攻撃力と防御力1.2倍などが付与され、狂クラスに届く実力を発揮する。
デフォルトAIも搭載されており、表モードはヒットアンドアウェイを主体とした戦法を、裏モードではセットプレイ気味のガン待ち狙いの戦い方をする。
プレイヤー操作で裏モードと対決

+ 大会ネタバレ
陣取り合戦TAG では窮地に立たされたルガール軍に参入し、ルガールとのタッグで敵の猛攻を防いでいた。
ソニックの技の特性上、ロック技を持つキャラとタッグを組むと制圧力で圧倒する事が多く、ルガール運送音速便」という愛称まで付いた。

+ RKDN氏製作 ブルースカイ・ヘッジホッグ
  • RKDN氏製作 ブルースカイ・ヘッジホッグ
ABAB氏製ソニックの凶悪改変キャラ。通称「天空ソニック」。
氏曰くナイトメアシャドウに影響されて作ったとか。
カラー差で強さが分かれており1~10Pまでは狂以下、12Pは中位神相当の強さになっている。
なお、11Pは付属のreadmeによると耐性以外は12Pと同じとの事だが、実際の中身は全くの別物で、
耐性が準論外~論外な上、%nF1+%nF5を使ってくる隔離キャラであるため、取扱いには要注意である。

なお、登場は神ナックルズより早いのでソニック系では2人目。
12Pの殺傷力は徐々に上がってきており、これからも期待がかかる。
ただその殺傷力大会は無くなりかけているのだが

+ SeanAltly氏 & HyperSonic氏製作 CvTWSonic
  • SeanAltly氏 & HyperSonic氏製作 CvTWSonic
2013年公開。MUGEN1.0以降専用。
SeanAltly氏とHyperSonic氏の共同製作である、手描きドットのソニック。
「CvTW」とは「Capcom vs. The World」の略で、元々はコンプゲー用に作られた。
現状β版だが、普通に動かして遊ぶ分には特に問題はない。
現在SeanAltly氏のサイトでは公開されていないため、「The Mugen Fighters Guild」の氏のフォーラムから入手しよう。

オリジナルのドットながら原作の動きやスピード感を忠実に再現しており、完成度は非常に高い。
基本的にはリーチの短さを高い機動力で補いコンボで相手の体力を減らしていくタイプ。
必殺・超必殺技は画面内を縦横無尽に動き回る攻撃範囲の広いものが多い。
特異な仕様として「ITEM BOX SYSTEM」があり、特定のボタンを押す事により、ランダムで一定の効果を付与するアイテムを使用する事が出来る。
アイテムはシンプルに体力を回復するようなものから、使用時のみ特殊な技を放てるものもあり、バリエーションは豊富。
また、超必殺技に「Item Super」があり、通常とは違う効果のアイテムを入手出来る。
デフォルトAIは搭載されていない。
Veanko氏によるAIパッチが製作されているが、MUGEN1.0以外では動かないため注意。
紹介動画

海外製故にボイスは英語だが、2019年にStarplatnum ALT 4658氏により日本語のボイスパッチが製作されている。
DLは下記の動画から

なお、本キャラをベースにした改変版が多数存在するため混同に注意。
ちなみにWinMUGENに対応するように改変されたものもあり、某所で入手可能。


ちなみに下記の動画は海外製のもの。
……海外の製作者さんは自重しないと言わざるを得ない
こちらはスマブラ仕様


「オレは薄汚いネズミなんかじゃない。ちょっとスゴイ、ハリネズミなんだよ」

出場大会

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出演ストーリー

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(420キャラ目操作キャラ、ABAB氏製)
ローグでMUGENの武者修行 その135 、ABAB氏製)


最終更新:2024年02月21日 15:09