コンボイ




                Autobots  Rollout !

  「サイバトロン戦士、出動!」


1984年(日本では1985年)に放送されたアニメ『THE TRANSFORMERS』(邦題:『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』)のメインキャラクター。

「トランスフォーマー」シリーズの歴史・背景事情


+玩具としてのTRANSFORMERSのはじまり
元々はタカラが販売していた玩具『ダイアクロン』『ニューミクロマン』の内、シリーズ終盤に発売された「変形ロボット」。
これを米ハズブロ社との提携により他社の変形ロボット玩具共々『TRANSFORMERS』として販売した事で、
北米を中心に一大ブームを巻き起こし、高い人気を獲得した。
上述の通り他社の変形玩具もリデコ(リ・デコレーション:塗装等の変更)されてシリーズ玩具として販売されていたが、
一部モロに版権的な問題がある(他のアニメ作品に登場した)ロボットが混ざっていたため、
スカイファイアー等の日本未発売TFもそれなりに居る。*1
それ故アニメ版でも、スカイファイアーの登場エピソードが日本ではカットされる等、海外版との違いも発生している。

アメリカでは放送開始当初から高い人気を獲得し(もファンの一人)、
ついで放送された日本でもメインターゲットの児童を中心に人気が拡大していった。
当初はあくまで米国製作の物を日本で吹き替えという形になっていたが、
第3作『ザ・ヘッドマスターズ』の脚本が日本製となり、後にも度々日本主導の作品が作られるようになる。
米国でトランスフォーマーシリーズがヒットを飛ばしている間にタカラが日本国内向けに開発したのが「勇者シリーズ」であり、
TF第5作『V(ビクトリー)』の総司令官スターセイバーは、ファンから「0号勇者」(「勇者シリーズ」の御先祖様)とも呼ばれている。
(なお『V』の主題歌でも「正義の勇者スターセイバー」と呼ばれている)
今やマジンガーZガンダムエヴァンゲリオン等に並ぶロボットアニメ作品である。

金属でできた惑星「セイバートロン星」出身の「トランスフォーマー」と呼ばれる金属生命体(超ロボット生命体)。
平和を愛する正義の軍団「サイバトロン」の総司令官であり、
宇宙征服を企む悪の軍団「デストロン」との戦いにおいては先頭に立って勇敢に戦う戦士でもある。

日本語版では「コンボイ司令官」と呼ばれる事が多いが、実はこれは日本語版オリジナルの名称で、
英語版では「Optimus Prime(オプティマス・プライム)」と呼ばれている。
Optimusはラテン語で最優秀の・一番のという意味、Primeも英語で最優秀の・一番のという意味
(転じて、主席や総司令官に与えられる称号でもある)。
日本語版では子供達が覚えるには長い事から分かりやすい名称に変更され、
トレーラー形態への変形から「コンボイ」という名称になった(コンボイ=輸送トラックの編隊を指す)。

+ついでに言うと
「サイバトロン」と「デストロン」も英語版では「Autobots(オートボット)」と「Decepticons(ディセプティコン)」であり、
「セイバートロン星」も「サイバトロン星」…と日本語版と英語版で名称の差異が存在していた。

2007年に公開された映画『トランスフォーマー』以降は日本語版でも英語版と同じ呼称を用いる様になった
(『アニメイテッド』では何故かこいつだけ例外だが)。
現在では公式の発表するキャラクター名はほぼ統一されており、コンボイもオプティマスプライム名義での登場が多い。

ちなみに。G1でのトイシリーズは特定のサイバトロン戦士は「○○・オートボット」とカテゴライズされていた
(例:ヘッドマスター・オートボット、ゴッドマスター・オートボット、ターゲットマスター・オートボット)。
これ以外にも「ミニボット」「ダイノボット」「エアーボット」「プロテクトボット」など、
「~ボット」という名称を持つサイバトロン戦士が存在しており、~ボットという呼び名は完全に無かったという訳ではない。

玩具的にはタカラが販売していた「ダイアクロン」シリーズの「バトルコンボイ」のほぼそのままの流用。
「バトルコンボイ」は人間が乗って操縦するタイプのロボットであり、しかも量産型である。
TFの作中で登場するコンボイの機能もこのバトルコンボイとほぼ共通している
(コンテナ型の移動基地「コンバットデッキ」、「ローラー」として登場する小型偵察ビークルなど)。
ダイアクロンのテレビCMではその名の通り旅団を組んでおり、
トランスフォーマーしか知らない(そして日本語が解らない)外国人がYouTubeあたりでそれを見て、
「なんでオプティマスプライムがたくさんいるんだ…?」という疑問を抱く事も。
TF世界で同型の別人(ただし色は違う)が複数居るなんて普通だけど。ウルトラマグナス(中身)も居るし。
当然、外国人でも濃いファンにとっては常識なので、コメント欄で解説が始まったりする。

原日本語版の声優は、原語版の声優はピーター・カレン(映画版プレデターの声とかしてるそうな)。
爆発してみたりバラバラになったりクローンを作られてみたり、敵でもなんでもない第三者に捕まってみたり、出番がなくなったり
彼女が居る事が明らかになったり、過去で自分の作ったトランスフォーマー(厳密には自作ではないが)に会ったり、敵に変装したり
死んでみたり、生き返ったりゾンビになったり日米で別人になってみたり、90年代にリメイクされてみたりなど、
波瀾万丈の人生、もといロボット生を送っている。
アメリカの公式ファンクラブ企画の善悪が逆転したパラレル世界『シャッタードグラス』だと「サイバトロン破壊大帝」をやっており、
子供番組の規制を受けないコミック作品だからか、 趣味が死体のコレクション だったりと表世界のメガトロンが裸足で逃げ出すほどの凶悪ぶりを見せつけている。
しかし、元々正史の頃から血の気の多い人物なだけに、ファン曰く「違和感がない」ともっぱらの評判である。

誤解されがちだが初代TFは群像劇であり、コンボイもあくまでサイバトロン総司令官であるだけで主人公ではない
作品によってはそもそも総司令官ですらない事もあるのだが、主役チームのリーダー・まとめ役としての立ち居地は共通である。
そのような都合上、コンボイ司令官が登場しないエピソードも存在する。

来歴・パーソナリティ

元々はセイバートロン星のエネルギー集積所で働く民間人「オライオン・パックス」で、
後にデストロンの破壊大帝を名乗るメガトロンの事もエリートとして尊敬を抱いていた。
しかし、900万年前のある日、突如としてメガトロンは部下を率いて武装蜂起し、エネルギー集積所を襲撃。
オライオンと恋人のエイリアルは瀕死の重傷を負ってしまう。
長老アルファートリンはこのままでは命を落とすのは時間の問題となった彼を改造し、
デストロン軍団と戦うリーダーに相応しい姿に改造した。
改造されて以後はサイバトロン軍団のリーダーとしてデストロン軍の戦いに勇敢に挑み、
デストロン軍によって制圧された領土の回復に貢献した。

セイバートロン星では数100万年という長いサイバトロン対デストロンの戦争が続いており、
その結果両陣営ともに深刻なエネルギー不足に陥っていた。
コンボイはサイバトロン司令官として、仲間を救うべくエネルギーを求め宇宙探索へ出発するが、
その動きをキャッチしていたデストロン軍による妨害を受けてしまう。
両軍は宇宙空間で交戦を始め、デストロン軍がサイバトロン軍の宇宙船「アーク」に全員乗り込み、
サイバトロン軍も全員が迎え撃ちに行って乱闘が始まるが、誰も操縦席にいなかったのが原因なのか、
宇宙船は地球の引力に引かれて制御不能になって墜落し、その衝撃でサイバトロンとデストロン両軍は全員機能停止状態になってしまう。

そのコント事故から400万年が経過した西暦1985年、人類が繁栄した地球。
火山の爆発ショックでデストロン軍のリペア装置が起動し、先にデストロン軍団だけが復活してしまう。
メガトロンはサイバトロンが目覚めぬうちに地球のエネルギーを奪うべく活動を始めるが、
自称「次期ニューリーダー」であるスタースクリームは、ボスの言う事を聞かずミサイル(見た目はビーム)で「アーク」を生き埋めにしようと攻撃。
この完全に余計な攻撃によりサイバトロン軍のリペア装置も作動し、サイバトロン軍も復活。
ずっと寝てれば平和だったのに1985年の地球に蘇ったサイバトロンとデストロン両軍は、
エネルギーを巡って実に迷惑な事に戦いを繰り広げる事になる。

サイバトロンのリーダーであり、先頭に立って戦う勇敢な戦士。
大らかかつ豪快な性格であり、人間や仲間達とバスケットボールに興じる事もある
(この時ドリブルをトラブルと言い間違えたり、ボールを指で回す芸当を見せた)。
仲間や人間に対する思いも強く、敵であるデストロンであろうとも闇雲に命を奪う事を良しとしない…のだが、
やや短気な部分があり、「撃ちまくれ!」というざっくりした指示を出したり、
ホイルジャック達が製作した新戦力「ダイノボット」達が手に負えなくなった際には、
「もういい!もうたくさんだ!ダイノボットを破壊する!!」と迷言を放ったりしている。
その言動とボディーカラーから、過激な言動行動で評判のサイバトロン赤組の筆頭であると言われる事もある
(アイアンハイド、ワーパスなどボディカラーが赤いサイバトロン戦士が物騒な発言をする事が多いため)。

仲間や人間に危害を加えた相手に対しては怒りを露わにする事が多く、
コンボイを誘き寄せるため仲間を誘拐した上に、拷問を行ったチャムリーという名の人間を追い詰めた時などは、
「我々の求めていた獲物は、こっちなんだ!」と完全にブチギレ状態だった。
チャムリーはその彼がソ連から盗んだ最新鋭戦闘機と共に赤の広場に送り返される…という、
一見鬼畜な行動に出ているが、当時はまた米ソ間では冷戦のムードが続いており、
下手を打てば全面戦争に発展しかねない事態だった事を考えると妥当な処理ではある
(そして、そんな事件を起こした彼の運命は…お察し下さい)。
また、『ザ・ムービー』で仲間達がデストロンによって大量に殺害された際には、
復讐の怒りをぶつけるかのごとく、並み居るデストロンを容赦なく轢き、撃ち、薙ぎ倒し、メガトロンまでも追い詰めた。
命乞いに対しても聴く耳を持たず、それまでどんな事をしても命だけは助けていたコンボイが、その時ばかりは本当に殺す気満々だった。

「私にいい考えがある」と言っておいて失敗する他、運に頼ったり力任せに解決するなど、
やや作戦立案能力に疑問がある…というか、かなりの天然ボケであるシーンがしばしば見受けられる
(ライバルであるメガトロンがエリートであり、冷酷で計算高い面を見せるのとは対照的である)。
反面、戦闘能力は非常に高く、先陣を切って突っ込んでいって敵を蹴散らしてみせたり、
味方の危機には危険を顧みず飛び込み助け出すという、リーダーに相応しい活躍も見せるため、仲間達からの信頼は厚い。
また、人事に関しては非常に優れた手腕を有しており、折り合いの悪い部下を敢えて組ませる事で、
お互いの長所を認めさせて関係を修復させる、トラウマを克服させる、部下の失敗も水に流して復帰させるなどしている。
デストロン軍では慢性的に(主にスタースクリームが中心で)クーデターが起きていたのに対し、
サイバトロン軍はコンボイを中心に、周囲の部下達がサポートして上手く回すという格好で、終始団結を保っていた。

+サイバトロン軍とデストロン軍の相違点
リーダーの性質の違いに関しては上述した通りだが、
実は各軍団の構成員達にも傾向が存在する。

デストロン軍の構成員は、元々クインテッサ星人が作った戦闘ロボットであり、
特に戦闘力を重視した個体が中心。いわば生まれながらの戦士である。
一方、サイバトロン軍はそれに対して立ち上がった市民を中心とする勢力のため、
研究者、技術者なども含んでおり、つまる所民兵に当たるメンバーも多く所属している。

この傾向は各集団の性格を決定づけており、サイバトロン軍はリーダーのコンボイ不在でも、
それぞれのメンバーが自主的に行動を起こす事が多いのに対し、
あくまでメガトロンによる独裁という形を取るデストロン軍は、
リーダーが不在になった場合、統制を欠いてそれぞれ勝手な事をし始めてしまう…という光景が見られる。

愛用の武器はレーザーライフル「コンボイガン」。威力・精度共に非常に高く、
一撃でターゲットを破壊したり、逆に威力を絞った狙撃ではスイッチを押したり生身の人間を傷つけずに、
拘束具の留め金だけを超遠距離から外してみせるなど、凄まじい精度の射撃が可能。
その他、トランスフォーマーにはよくある事だが、唐突に登場した新武装として、
右腕の手首から先を変形させるエナジーアックス、コンテナ部からの対空砲、目からビーム、
ビークルモードフロントグリル部左右からのビーム砲、ヘッドライト部分からのビームなどを装備している。
コンテナ部分には元になった玩具と同じく他のサイバトロン戦士を収納できる他、
小型自立ビークルのローラーを発進させ偵察・撹乱を行う事もできる。

多数の武装を備えているが、格闘戦を好み敵に肉薄する事が多い。
特に多数の敵を相手にする際は凄まじい戦闘力を発揮する。
通常のトランスフォーマーよりも大きなボディを活かし、ビークルモードでの体当たりで多数の敵を蹴散らす事もあり、
両軍中でもトップクラスのメガトロンに匹敵する戦闘力を持つ。

しかし、「司令官と言えば崖が弱点」と言われる程に、何故かよく崖から落ちてしまう、
あっさりと落とし穴のような罠にかかってやられてしまう事があるなど、ここでも天然っぷりを遺憾なく発揮している。
特に崖から落ちる際のリアクション芸は非常に有名である。
コンボイと言えば「いい考え」と「崖から落ちる」というイメージを抱くファンも少なくない…というか、
OPにて毎回崖から転がりながら転落するシーンが放送されていたため、印象に残らない訳がないのである。


大気圏から墜落しても無事、バラバラにされても生きているなど生命力に定評があるものの、
『トランスフォーマー ザ・ムービー』の劇中ではメガトロンとの一騎打ちによって双方手傷を負い、
コンボイはその傷が元で死亡してしまう。コンボイが持っていたリーダーの証マトリクスは、
ウルトラマグナスに託された後、若き戦士ホットロディマス(後のロディマスコンボイ)に受け継がれる事となった。

+コンボイが死んだキャンペーン
アメリカでは初代トランスフォーマーが放送された後、しばらくの間隔を空けて、
『ザ・ムービー』、そして『2010』が放送された。
しかし、日本では放送開始がアメリカよりも遅れた都合上、
初代が終了した直後に『2010』が放送開始してしまい、『ザ・ムービー」の公開が間に合わないという自体に陥る。

『ザ・ムービー』の劇中ではコンボイ司令官を筆頭とし、
初代の劇中でレギュラーキャラとして登場していたキャラクター達が次々と戦死、『2010』のメンバーに代替わりする。
しかし、これを見ずに『2010』が始まってしまえば視聴者は突然のメンバー変更とコンボイの死亡で混乱してしまう…という事で、
日本国内でのみ展開されたのが、タカラによって展開された通称「コンボイが死んだキャンペーン」である。

大々的に「夜空を残骸と成り果てたコンボイがヘリで輸送されていき、人々がコンボイの名を叫ぶ」という、
非常にシリアスな雰囲気で最後に新たなサイバトロン戦士のシルエットが映るCMが流された他、
「コンボイが何者かに殺された!その謎を解き明かそう!」
「新たなサイバトロン戦士は一体何者か!?」
「そしてコンボイの跡をついでサイバトロン司令官になるのは何者か!?」
という3つの謎が視聴者達に提示された。

このキャンペーンの一環として発売されたのがファミコンソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』である。
このゲームの位置づけとしては『ザ・ムービー』の内容を補完するという立ち位置だったものの、
実際の内容は…お察しください。詳しくはウルトラマグナスの項目にて。

『ザ・ムービー』にて戦死した仲間と共に墓所に葬られていたが、
『2010』の最終エピソードではトランスフォーマーを憎む地球人科学者によって、生物・トランスフォーマー問わず感染し、
凶暴化する伝染病「宇宙ペスト」を蔓延させるバイオテロの材料として、コンボイのボディが使われてしまう。
その後、事態を収拾すべくサイバトロン軍戦士「スカイリンクス」が、
かつてトランスフォーマー達を作り出し、奴隷として使役していたクインテッサ星人を脅し協力させコンボイを蘇生。
蘇生したコンボイは特殊合金コーティングによって宇宙ペスト対策を行い、感染したロディマスコンボイから力技でマトリクスを回収。
マトリクス内に記憶された先人との対話では答えは得られなかったものの、
コンボイはマトリクスの持つ叡智を解放する事で宇宙ペストを根絶出来るのではないか、といういい考えに至る。

結果、コンボイはマトリクスのエネルギーを解放、照射する事で宇宙ペストに感染した両陣営と世界中の人々を元に戻す事に成功。
この行動の前に狂気に蝕まれていたガルバトロンも一時的に理性を取り戻したような言動を見せ、
コンボイに敬意を表し、その場は握手を行い退却した。
以後はサイバトロン司令官として復帰しており、コンボイを先頭にサイバトロン戦士達は戦い続ける…という所で『2010』は完結する。

『トランスフォーマー』シリーズでも屈指の人気キャラクターであり、
以後のシリーズでも「コンボイ」の名を冠したキャラや外見がそっくりなキャラがほぼ確実に登場している。
そのため、新旧トランスフォーマーが集合する作品などでは、
他のコンボイと区別するため「G1コンボイ」(Generation 1 の略で、第一世代(初代)と言う意味)と呼ばれているが、
同一人物でも姿が違う(G2・キスぷれ等)や似た姿でも別人(実写版とプライム)というケースもあるので中々ややこしい。

挙句の果てにはオルタニティ版*2までいる始末。もうヤダこの人達…。

昨今だとやはり『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の主役であるゴリラの姿をしたコンボイが有名か
(原語版では「Optimus Primal(オプティマス・プライマル)」)。
+しまった!バナナを忘れた!

「先生怒るぞ!本気と書いてマジで怒るぞ!!」


日本では初代コンボイ同様に「コンボイ」と呼ばれるが、原語版では名前が異なる事から分かるように、初代コンボイとは別人。
第一話でゴリラをスキャンし、ゴリラに変身するようになる。後に何度かのパワーアップで姿が変わるが、
作中では一貫してゴリラ型のビーストモードとなる(トイでは例外あり)。
声優は日本語版では一括して氏が担当した。
初代コンボイと区別するため、日本では公式呼称として「ビーストコンボイ」が用いられている他、
ファンからは「ゴリラコンボイ」「子安コンボイ」とも呼ばれている。
さらに第3シーズンに当たる『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』の第14話OPから「イボンコ」とも呼ばれる。

サイバトロンの総司令官ではなく、探査船の一艦長に過ぎなかったが、
メガトロン*3がサイバトロンの機密情報が入った「ゴールデンディスク」を強奪した事件をきっかけに、
サイバトロンだけでなく人類やデストロン、セイバートロン星の命運をも担う大きな戦いに巻き込まれる事になる。
第2シーズンに当たる『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』では、第一話で特殊エネルギーを浴びて「トランスメタルス」に進化したり
(ただし治療中のキャラと地球生まれのキャラはメタルスになっていない)、
途中で危機に陥った初代コンボイを救う過程で彼のスパーク(魂)と一時的に融合、
巨大かつ4つの変形形態を持つパワードコンボイ(原語版ではOptimal Optimus)にパワーアップもした。*4

日本語版『ビーストウォーズ』と言えば、声優及び脚本のアドリブと悪ノリが有名である。
しかし主人公という事で、コンボイのアドリブに対してはスポンサーから抑止が掛かっており、子安氏にしてはかなり自重している。
本編とは関係が無い次回予告やリミックス版等では、バナナに異常な執着を見せたり
自分を先生と名乗って(ただし先生と名乗っているのはチータスも一緒)、説教を始めたり
主役である事をやたら強調したりのはっちゃけぶりも見せるが、はっちゃいるので*5
どちらかというとツッコミ役に回っている(例外はただ一人だったとか)。
まぁ、流石に司令官まで自重しなくなったら完全に収拾がつかなくなるので、当然と言えば当然の措置ではある。
一方で敵の親玉であるメガトロンの中の人は、北斗の拳のナレーター役などテンションの高さとアドリブに定評のある氏であり、
コンボイとは対照的に全く自重していない。

しかしこれ、実は原語版は話が暗く内容も複雑*6なため、メイン視聴者層である子供達に分かりやすく明るい番組にしようと頑張った結果だったりする。
そのため終盤の方では、明るいアドリブとは正反対にサイバトロン・デストロン双方死にまくる結構な鬱展開である。
デストロン側に至っては、メガトロン、ワスピーター、サイバトロンに鞍替えしたブラックウィドー以外全員死んでいる。

なお、『メタルス』のその後の話にあたる原語版『ビーストマシーンズ』は、
キャラデザインが怖かったり『メタルス』以上にシナリオが暗かったりで、アメリカ本国で人気が酷い事になってしまった
(その結果、次回作の予定だった『トランステック』の製作がキャンセルされ、
 代わって日本オリジナル作品の『カーロボット』が全米で放送される事になる)。
それを知ってか知らずか、日本語版である『リターンズ』では、子安、千葉両氏を中心とした声優陣が雰囲気を明るくしようと務め、
また初回放送は地上波ではなかった(移動体通信向け衛星放送局「モバHO!」で放送された)事もあって、
シナリオの暗さに反比例してアドリブ等がもっと「これはひどい」事になっている。
最終回でも、コンボイ対メガトロンの最終決戦の最中だというのに、メガトロン(というか千葉氏)の口から、
先述した子安氏に対するアドリブ制限を踏まえたメタなセリフが飛び出す始末である。

詳しくは「歴史的大暴走アニメの歴史」「声優無法地帯」タグで動画検索してくれれば、嫌でもお分かり頂けると思われる。

「イボンコペッタンコ、イェイ♪」

上記の台詞は偉い人に怒られたとの事。
まぁ、コンボイが死んだ(中盤でコンボイはメガトロンと共に一度消滅する)というのに、こんなノリの台詞を言っては叱られても仕方ないだろう。
後に日本でもオプティマス・プライムに名称が変更された理由ってもしや…でもその後もしばらくコンボイの名前は使われ続けていたし…

+私の名前を言って見ろ!
ビーストウォーズの後、設定を一新し過去作と繋がりを持たない新シリーズである『マイクロン三部作』が始まる。
特にその中で2作目『スーパーリンク』での総司令であるグランドコンボイははっちゃけており、
ウイングコンボイやオメガコンボイにパワーアップした後も、敵も味方も「グランドコンボイ」としか呼ばない事に不満を持っていたり、
ギャグ要素全開の「必見!夢の最強マッチ」の仮想空間でのトーナメントバトルでは、
パワーアップ後の名前で呼ばれない事から「私の名前を言ってみろ!」と言いながら無双したり、
決勝ではオメガスプリームとの合体を披露した勢いで場外に出てしまい、「宇宙一恥ずかしい負け方」をしたりとかなり天然ぶりをかましている。
なお「私の名前を言ってみろ!」発言の後も、結局ウィングorオメガコンボイと 呼ばれる事は無かった
ちなみにこちらのコンボイの英名も「Optimus Prime」である。

+合体だぼーい
今は亡きコミックボンボンで連載されていた、『Qロボ トランスフォーマー』ではやたらと子供っぽい性格になっており、
一日中ゲームで遊び呆けていたり、節分の「福は内」を「福は撃ち」と勘違いしていたせいでメガトロンが悲惨な目にあったり、
合体と称してグランドコンボイの股間に頭突きをかましたりと、様々な珍騒動を引き起こした。
ギャグ漫画故致し方なし。
その一方で細かい設定が原作準拠になっており、トレーラー(と女の子)がダメージを受けると本人もダメージを受ける設定だったり、
的当の練習で三発打って的には当たらなかったが、隠れていたメガトロン他二人には当たっていた、
といった形で射撃の名手の設定が活かされいたりしている。
あと、エアラザーがタイガトロンに恋する乙女だったりするが、これは海外版ビーストウォーズ準拠なんだとか。

2007年、2009年、2011年に公開された実写(TF達は全てCGだが)版映画でももちろん登場。
アニメ版の声優を担当したピーター・カレン氏および玄田哲章氏が起用され、ファンを喜ばせた。
最新技術で描かれた実写映画での司令官の勇姿がこちら。
+劇的ビフォーアフター

一作目では思慮深く可能な限り荒事を避けようとする穏便な司令官であった(それでも初代コンボイの性格を受け継いでいるのか、やや短気だった)が、
2作目『リベンジ』では「メタルの屑め!」「ガラクタが!」「私の手で、地に堕ちろ!」等の暴言を吐きまくり、
戦闘不能になった敵の顔面に容赦なくブラスターを撃ち込み、敵の顔を真っ二つに引き裂き、顔面の装甲(皮)を剥ぎ取った挙句、
背後から胸に手を突き刺してスパーク(トランスフォーマーの魂のようなもの)を握り潰すという容赦の無い司令官になってしまった
(でもまぁ、初代アニメでも「お前は年を取りすぎたロボットだ。スクラップがよく似合う!」とか言ったり結構過激だったのだが)。
一応、『リベンジ』前日談のコミックで「地球の人々の命を守るためには専守防衛だけでなく、敢えてこちらから戦闘を仕掛ける事も必要」
と覚悟を固めたのがきっかけなのだが、やはりあまりのキャラの変わりっぷりに戸惑う人は出ている。
一方で、昔の容赦の無い司令官を知るファンも多かったためか、やっと司令官らしくなったと安心した人も少なくない。
気性が荒くなるついでに戦闘力まで上がったのか、前作で圧倒されっぱなしだったメガトロン(一応前作より弱体化しているらしいが)を逆に圧倒したり、
メガトロン、スタースクリーム、グラインダー(前作に登場したディセプティコン、ブラックアウトと同じ姿)の3人を相手に善戦して見せるなど、
圧倒的実力の片鱗を見せつけた。
+映画第三作「ダークサイド・ムーン」ネタバレ注意
第三作目では、追加装備に変形するトレーラーを持っており、単独で飛行が可能となった。
が、最終決戦早々に不意打ちを受けてトレーラーと切り離される、という失敗も。
その後、ジェットパックを装備して飛翔し、味方を散々苦しめた巨大ワーム「ドリラー」を撃破するが、
直後に攻撃を受けて重機のロープに引っかかって身動きが取れなくなった。……昔から司令官は飛ぶとロクな事にならないらしい。
味方に救出された後は、「ドリラー」を操っていたショックウェーブと対峙。
米軍の援護を受けつつ、怒りの左ストレートで相手の左脇腹を抉り、トドメに眼球を抉り取って頭部を爆砕し、葬る。
そして、最後の戦いでは、オートボットを裏切ってディセプティコン側についた先代のリーダーにして師とも言える存在、センチネル・プライムと対峙。
右腕を斬り落とされるなど劣勢に立たされるが、メガトロンがセンチネルを不意打ちで半殺しにした事で形勢逆転。
戦いが終わった後に休戦協定を申し入れてきたメガトロンに対し、
「決着をつけるぞ」と言って彼の頭部を脊髄ごと引っこ抜いて殺害するという容赦のなさを見せ付けた。*7
その後、自分の裏切りはサイバトロン星の復興のためだったのだと命乞いめいたセリフを吐いたセンチネルに対しては、
「あなたは自分自身を裏切ったのだ」と、裏切り且つ甚大な被害を出した報いとばかりに止めを刺している。まあ、三部作の最終章だから仕方ないよね?

この他にも飢えた狼モンゴリドリルの兄貴むせる
闘いの中に答えはあるなどニコニコやMUGENで有名な方々が各シリーズのコンボイの声優を担当している。


MUGENにおけるコンボイ

海外名の「Optimus Prime」名義で、3体ほどが確認されている。

+Omega Supreme氏製作
  • Omega Supreme氏製作
トランスフォーマーキャラを多数製作しているOmega Supreme氏による、
カンフーマンをベースに製作されたオプティマスプライム。
グラフィックは手描きによるオリジナル。
ステータスがやや高めに設定されていて、LIFEが1550、ATKとDEFは 150 がデフォルト値になっている。
同仕様で同氏によるメガトロンも製作されており、恐らくテックスペックを参考にしたステータス設定の模様。

トラック形態への変形+突進、アニメ内で一度だけ使用したエナジーアックス、銃による射撃などの必殺技が搭載されている。
技の性能は概ねカンフーマンを参考にしており、各技の性能もカンフーマンのそれに似ているが
デフォルトのスタータス設定もあり、火力は非常に高い。

+The Sparker氏 & Kain the Supreme氏製作 SD頭身
  • The Sparker氏 & Kain the Supreme氏製作 SD頭身
SDD風手描きドットのオプティマスプライム。
こちらは3ボタン式で、ステータスは平均値である。
劇中で使用していたレーザーライフルやエナジーアックス、コンテナを変形させての砲撃、
そしてコンボイの十八番であるトランスフォームしての体当たり(通称轢き逃げアタック)などが搭載されている。
各技のモーションも原作と比べて違和感は無く、ほぼ二頭身のSDサイズではあるが再現度は高い。
なお、イントロの一つでは、多くの人のトラウマ記憶に残っているであろう、あのゲームの曲が鳴り響く。
AIは未搭載。

+Varia31氏製作 3Dモデル
  • Varia31氏製作 3Dモデル
新MUGEN専用。3Dモデルを用いて作られた我らが司令官。
こちらはヒューゴーのような巨漢キャラと同クラスの巨体だが、上記のSD司令官と同じくステータス自体は平均値。
イントロの一つでは実写映画版オプティマスを派手にぶっ飛ばして登場する。あと例のゲームの曲も流れたりする
なお、名義自体は「Optimus Prime」だが、フォルダ名は過去の名である「Orion Pax(オライオンパックス)」。

4ボタン式のMVC風仕様で、アドバンシングガードとエリアルレイブが可能。
巨体を活かした長いリーチに加え、レーザーライフルやエナジーアックスといった武器、
十八番の轢き逃げアタックなどを駆使して距離を選ばず戦える他、完全無敵の回避技も所持している。
移動起き上がりも可能なので画面端からの脱出も容易と、巨体ながら機動力も中々のもの。
また、6つある超必殺技には全て異なるカットインが実装されており、いずれも司令官のドヤ顔勇姿が拝める素敵仕様となっている。
……が、技のことごとくに削り能力が無い上に、全体的な火力も低く、ジャンプ強攻撃は何故かしゃがみガード可能。
さらに巨体故に打点の高い技が多く、ライフルなどの一部の技に至っては、立っている相手にすら当たらない事もあったりする。
3ゲージ技の1つである「Till All are One」は、マトリックスを開放し、自身の体力も1になる代わりにガード不能の全画面即死攻撃を放つ技なのだが、
発生が遅く無敵も無いため簡単に潰されてしまい、しかも体力が1になるのは暗転直後からなので、「潰される=死」というロマン技である。
演出に力が入っており見栄えも良いのだが、防御面はともかく攻撃面はちょっと頼りない司令官なのであった。

AIはデフォルトで搭載済み。
アドバンシングガードを多用し、エリアルもしっかり繋いでくるものの、簡易的なものなのか強さは控え目。
製作者による紹介動画。
2種類あるDLリンクの内、Dropboxの方は無効なので注意

この他、ですからー氏が製作したライオコンボイも存在する(詳細は当該記事参照)。

出場大会

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出演ストーリー



*1
スカイフィアーは『超時空要塞マクロス』に登場した「VF-1S スーパーバルキリー」の、タカトクトイス製玩具を買い上げた上でリデコした製品である。
なお、塗装の変更だけではなく(アメリカでの子供向け玩具の安全基準に基づき)機首も短く(丸く)なっている。

*2
次元を超えた全ての「コンボイ・オプティマスプライム(プライマル)の意識の集合体」の一部分が使う端末ボディ。
色違いで別人格の宿る数人がトイとして発売されている。

*3
これも初代メガトロンとは別人。日本公式呼称は「ビーストメガトロン」。他にファンの間では中の人に因んで「千葉トロン」も用いられている。

*4
なお時系列としては初代TFの宇宙船が地球に墜落して、まだ人類が道具を使い出す前
(というか武器を失ったビースト戦士の一人がとっさに作った石斧を見て作中で使い始めている)
の時代であり、初代コンボイは ここで頭を損傷したせいでボケた などと言われる事もあるとか……。

*5
初作第25話で某鼠はアドリブなのに解説の字幕が付いた事すらある。
しかもその場面で「隼」ことエアラザーが「バラエティじゃないんだから、テロップ出すなよ」とツッコミを入れた。なんなんだアンタら。
なお、この突っ込みをした当人は、そこまではっちゃけていなかった。

*6
話の根幹に関わる重要な設定が、日本では発売されていないアメコミ版G2に準拠しており、
視聴者はそれを知っている事を想定して製作されているため、劇中には一切説明が入らない。
当時は今のようにネットでなんでも調べられる時代ではなかったので、
子供どころか大人のTFファンでも、よっぽど濃い原語版マニアでもない限り理解不能だったのである。

*7
一方、小説版ではセンチネルを倒した後、メガトロンの休戦協定を受け入れており、
メガトロンは故郷を復興させるため他のディセプティコンと共に帰っていった。
そもそもメガトロンの休戦要請が小説版では「もう無益な戦いは止めよう…」な感じだったのに対して、
映画では「まだまだやる気満々だぜ!態勢立て直して俺がリーダーに戻る時間くれよ!な!お前もまだまだ戦いたいだろ!」
な感じだったので、断られた挙句その場でぶっ殺されてもしょうがなくはあるのだが。