スタースクリーム


「今日からこの俺様がデストロン軍団のニューリーダーだ!」


1984年より放送された米国アニメ(製作は東映動画)『THE TRANSFORMERS』のキャラクター。
日本では1985年より『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー』のタイトルで吹き替え版が放送されている。
金属の星「セイバートロン星」出身の「トランスフォーマー」と呼ばれる金属生命体(あるいは超ロボット生命体)。
宇宙征服を企む悪の軍団「デストロン」の航空参謀である。
吹き替え版での声優は鈴置洋孝氏が務めていた。
余談だが鈴置さんの死後持ち役を引き継いだ人物はトランスフォーマーに出演してる人が多い。
一方原語版の声優はクリス・ラッタ氏だった。
原語版では三枚目風の演技が中心だが、日本語版では皮肉っぽい二枚目要素が足されており、2.5枚目といった
キャラ付けが足されている。

F-15イーグルに変形するトランスフォーマー。*1
最初期の玩具はタカラが販売していた『ダイアクロン』シリーズの「ジェット機ロボ」の流用で、
「超高速戦闘タイプ」のカラーがスタースクリーム、「アクロバットタイプ」のカラーが同型のサンダークラッカー、
「トランスフォーマー」として発売する際に新たに黒をベースとしたカラーが加わり、それがスカイワープとして販売された*2
一部キャノピー部分がマイナーチェンジしているほかはほぼそのままである。

来歴・パーソナリティ

元々は科学者・探検家であり、様々な惑星に赴いて探査を行っていたが、戦闘のスリルを求めデストロンのメンバーになった。
No.2」「デストロン軍団の将来を背負って立つ男」などと自称する超自信家・ナルシストであり、
自身の能力を全く疑わないほか、リーダーであるメガトロンに対しても事あるごとにを繰り返している。

実際に戦闘能力・知力ともに高く、危険を察知する能力も非常に優れているため敵味方双方から一定の評価は得ているものの、
味方を出し抜いてでも手柄を自分のものにしようとしたり、失敗を他人になすりつけようとするため人望はほぼ皆無に等しい。
一応肩書は「航空参謀」であり、デストロン軍の中でもそこそこの地位+ジェットロン部隊のリーダーという事になっているが、
部下であるはずのジェットロンたちもスタースクリームのことをリーダーとしては認めていない節が見られる。

頭が切れる一方で、その機転をメガトロンの地位を脅かすために使う事やメガトロンの命令を無視した行動が多いため、
結果としてデストロン軍の作戦を妨害したり、利敵となるような行動をしてしまう場合もある。
「ニューリーダー病」という言い回しがファンの間で出来るほどメガトロンに成り代わろうという意志が強く、
度々メガトロンを裏切ってはお叱りを受ける…というのがお決まりのパターンである。
このような点と、どちらかと言えば正義陣営っぽいボディカラーから「影のサイバトロン戦士」「サイバトロンのスパイ」と
ファンに揶揄されることもある。

+ ニューリーダー病の一例

それと同時にかなりの ヘタレ でもあり、「臆病者」「口だけは威勢がいい」「この愚か者めが」
バカ」「頭がお粗末」「統率能力はガキと同じ」など、散々な言われようをしている。
「まったくこのスタースクリームめ」は スタースクリーム=馬鹿、愚か者 という新たな形容を生み出したフレーズもある。

「お許しください、メガトロン様ー!!」


このように三枚目な部分も多いキャラクターだが、非常に冷酷な面があり、働く悪事は洒落にならないものがしばしばある。
地球を爆破して エネルギーを得る+敵味方、地球人をまとめて全滅させようとしたり、
地球の科学者を本人の意思を無視して改造したり、
メガトロン含む負傷した仲間を何のためらいもなく宇宙へ放り出したりと(もっとも、この時は船の出力不足で負傷者を放り出さなければならず、
メガトロンの忠臣であるサウンドウェーブですらメガトロンを含めた負傷者たちを放り出すのに全く躊躇いがいない)かなり残酷な事をしている。
また危険察知能力も鋭く、サイバトロンの作戦を見抜きメガトロンに忠告するシーンも多数存在する(普段の行いが悪すぎるせいか聞き入れてもらえることは少ないが)。

使用武器は両腕部分に装備した砲から発射する「ナルビーム」、クラスター爆弾など。
ナルビームには機械類の機能を麻痺させる効果があり、トランスフォーマーのみならず地球の機械類に対しても有効である。
出力を弱く調整することで一時的に麻痺させる・暴走しているトランスフォーマーを沈静化させるなど、
なかなか器用な使い方が出来る武器だが、強く設定した場合には破壊することもできる。
しばしばメガトロンに不意打ちを仕掛け倒そうとするが、メガトロンに対しては威力不足なのか
ほとんどダメージを与えることができず、「へなへなレーザー」呼ばわりされることもある。
マッハ2.8というジェットロン中でも最速での飛行が可能で、この飛行能力に関しては
サイバトロン戦士のエアーボットたちにも一目置かれている。
その他、科学者・探検家という前職からか、手首部分が引っ込み、ドリルやペンチ状のツールを使用することも出来る。

+ その後のスタースクリーム

裏切りの面ばかりが目立っているが、元科学者という点や野心が高い故に行動力もある為に
他のデストロン兵士全体の欠点である「メガトロンがいないと何も出来ない」という部分が存在しない貴重な存在。
いろんな意味で 大人気であり、トランスフォーマーを語る上では外せないキャラクターである。
続編でも彼の系譜に連なるキャラが多数登場しており、実写映画版にも当然のごとく出演した。

アメリカの公式ファンクラブが企画した善悪逆転パラレルワールド「シャッタードグラス」においては、
真っ当な研究者でオートボットの勧誘を良心を優先して断り、そのために殺されそうになっていたところを
メガトロンに救われたことから自警団ディセプティコンに所属。
そうした経緯であるため、正史のギリワンぶりがカケラもみられない真面目で忠実な部下となっている。
なお、代わりに正史における忠臣サイクロナスがギリワン勢になっており、メガトロンを裏切り重傷を負わせ
ガルバトロンへと転生するきっかけになっていたりもする。

ちなみに、あの伝説のクソゲー「コンボイの謎」では、超高速で逃げていき、撃墜するとワープができると言ういわばボーナスキャラであった。

+ 歴代スタースクリーム

+ 生まれ変わったニューリーダー


MUGENにおけるスタースクリーム


トランスフォーマーキャラを多数製作しているOmega Supreme氏製作のスタースクリームが存在。
デフォルトステータスは氏の製作キャラの例にもれず、やや高めに設定されている。

原作でも使用していたナルレーザーを使用するNull-ray Laser、
ロボット形態の胸部分からミサイルを発射するMissiles、戦闘機にトランスフォームして
空中から爆撃するAltitude Bombingといった飛び道具技のほか、突進技・コマンド投げを備える。
三段ジャンプが可能であるなど、原作での機動力に優れていたイメージも反映されている。
チェーンコンボやスーパーキャンセルも搭載されており、小足始動で5割以上一気に減らせるなど
かなり火力は高め。

勝利ポーズで戴冠→ガルバトロンに黒焦げにされるなど、コミカルな演出もあり。

なお、氏により同型色違いキャラのサンダークラッカーとスカイワープも制作されている。

出場大会

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出演ストーリー



*1
スタースクリーム以外のジェットロンは、セイバートロン星では△←こんな形の戦闘機に変形していたのだが、スタースクリームだけは確認されていない。
それどころか、回想で本編より遙か昔に地球に調査に来たシーンではF-15の戦闘機に変形していた。
スタッフのミスの可能性が大だが、仮にもジェットロンのリーダーなので1人だけ別のものに変形していてもおかしくないのかもしれない。

*2
しばしば作画ミスや彩色ミスが生じている事で有名なG1トランスフォーマーシリーズだが、
ジェットロンの3人に関しては色違いで3人のキャラクターが存在しているという都合上、
特に彩色・作画ミスが頻発しており、セリフのないシーンで色を間違えられるのみならず
それぞれの特殊能力を使用するシーンですら色を塗り間違えられている という現象が生じていた。
それどころの話ではない作画ミスも頻発していたのだが
更に、原語版を日本で吹き替えというスタイルでのアニメ製作だったため、
吹き替え映像を作る段階でもスタッフに混乱が生じ、塗られているままの色で声を当ててしまっているシーンもある。

例:
  • スカイワープがワープして攻撃するシーンなのに色がスタースクリームなのでスタースクリームの声が当てられている
  • 同じ画にスタースクリームが2体並んでいる
  • 作業するサンダークラッカーの後ろに立っているサンダークラッカー
  • 3人のジェットロンが立っているシーンで全員サンダークラッカー
  • 3人の誰にも該当しない謎のカラーで塗られている

…など。これでも日本版では独自に彩色ミスを修正している部分もあるため、原語版よりも
ミスが少ないはずなのだが、それでもかなりの箇所で見受けられるほど間違えられてしまっていた。
後にソフト化されたものや各種映像配信サービスで配信されたものもこれらのミスは健在であり、
「作画ミスを探すのもトランスフォーマーの楽しみの一つ」と言われることもある。

これらの作画ミスが頻発したためか、シーズン2以降で新登場した
航空兵ラムジェット、スラスト、ダージの通称「新ジェットロン」の三人組は
翼のデザインがそれぞれで変更され、取り違えなくなった…かと思いきや、
やっぱりそれ以前のレベルの作画ミスがしばしば出ていたりする。

*3
ちなみに実写映画のトランスフォーマー達は1体数万以上の細かいパーツの集合体で構成されており、
製作当初は変形どころか、動かそうとしただけでアメリカ映画界の誇る視覚・映像スタジオILMの約300台のPCを一斉停止させたという冗談のような逸話がある。
そんな苦労を乗り越えて作られたトランスフォーマー達の動きは非常に活き活きとしたもので、
特に変形シーンは某進化する戦闘メカアクションのOPに比肩する超絶的なクオリティを誇る。